嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

冬じたく2024  寒い国からきたタイア

2024-12-01 11:29:19 | 今日の逸品

画像は、今季第一波と思われる寒気の流入とみられる八ヶ岳界隈を望んでおります。このように雪雲に覆い尽くされているのですが、私のおります長野県東部の佐久市内ではご覧のような快晴のままなのは助かります。もうちょいとキツいのがきた場合にはこの雲が押し寄せてきて降雪ですね。

こりゃいよいよB子さんの冬タイヤの調達を急がなければ、というわけで岐阜県各務原のトクイチオートにご相談申し上げたところ、すばらしいセットをチョイスしてあるから出向いてきなさい、とのことです。

B子さんの冬タイヤは、新車時の商談で先代のポロ彦さんの下取り金額がつかないところへ、いってこいで(爆)、ディーラーさんに無理をいって下取りがわりにつけていただいたものです(爆)。

ミシュランのX ICEという、当時の最新型。なんと9年も履き続けてしまったので、いい加減にしておかないと、というわけで交換を予定しておりました。が、付属のVW純正アルミホイールの腐食が禿げしく、今回なんとヤフオクで新車はずしと思われる程度良好な個体を調達していただいて装着いたしました。

画像のポルシェライクなセットがそれですw。

なんと北欧のNOKIAという会社のタイアでして、私も全然知らなかったのですが、以前にマイスターと夏前の大雨の中、赤いゴルフ6でドライブした時に履いていたタイアがまさにこのNOKIA製だったときいて納得。

あの時のなんとも高レベルなバランスを持つタイアが今回の装着タイアです。しかもそいつの当然、スタッドレスバージョン。北極圏のスタッドレスなんですからそりゃあーた、って完全に未体験なんですからワクワクでございます。

第一印象は、「ひたすら丸い」。というのはトクイチのコアテクノロジー、テクノフィットの特徴ですが、その次にくるのは夏タイアみたいに扱える、というものです。速度を上げても腰砕けにならず、グリップもほどよい感じ。

見た目の印象としてはオールシーズンよりなのか、という感じですがとんでもない雪上性能を有しておりましたw

じつは、トクイチを辞してのちにラジオを聴いておりましたら、ちょうど折からの冬型の気圧配置で、日本海側を中心に降雪の模様w。こりゃチャーンス、とばかり進路を北にとって東海北陸道経由で飛騨高山から飛騨山脈、通称日本アルプスへと分け入る山道を辿ってみますたw。

なに、1時間プラスになるだけです。なんとももの好きなことですが、雪に出会うこともそうはない長野県中部のドライバーとしては、新品スタッドレスの初おろしの日に雪上ドライブができるとなれば、おそらく空前絶後でしょう。

ためらう理由はございやせん(あほ)、そこの角を右に曲がればいいんです。

東海北陸道ではタイアチェックが行われており、チラリと見ただけでも10台近くが排除されてました。交通量も普段の10分の1以下です。それにしても雪に対して甘い考えのドライバーさんたちの多さに驚きますw。

ここまで走ってくるのに何度となく掲示板で警告されていたのにヘーキで走っちゃう、ってある意味すごい。ちなみにこちらではオールシーズンタイアは走行不可でした。

濃尾平野を後にしながら標高が増すころから、すれ違う対向車はほぼゼロ。そりゃそうです。トンネルの連続をこなすうちにいよいよ路肩から白くなって、雨も氷雨に変わります。タイヤの轍がくっきり見えるやつねw。

このようなシーズン初めの高速道路では、ごくたまにチェーン装着車もいるので要注意です。60kmh程度で流しておられるのでそれと気がついた瞬間のブレーキングでリアが、のようなシーンもあり得ますw。下り坂のコーナーでブレーキングした途端に、なんてえこともないわけぢゃないっすw(あったのか)。

ところがそんな中でも安定感抜群。すぐに収束してことなきを得ました。こんなとき、定員フル乗車だったり、リアにタイア4本積んでるのが案外、効いたりもするんですよ。

画像では、ちょうど雲がかかっているあたりが昨夜の舞台となった飛騨山脈、通称日本アルプスです。雲の向こう側が富山県ですね〜。

気温3度の中、半袖のインバウンドのみがリュック背負ってウロウロしている飛騨高山では晴れていたのですが、標高が上がるうちに天気が怪しくなって降雨ののち降雪、積雪となってまいります。これに凍結、ってのが加わると無事に戻れない可能性が出てきますからw先を急ぎます。

高山からの登りにかかった時点で時刻は1630。気温2°C。日が暮れちゃうと気温が急降下する関係で平湯のお風呂は諦めて(涙)、通過するのですが、案の定、というか期待通りに平湯の手前5kmあたりから15cmほどの積雪に遭遇しました。

トンネルごとに5cmづつ積雪が増えてきます。路面はここらで真っ白。

高低差これでもかの急な登りヘアピンの連続をオンザレールでなぞるのには感動いたしました。対向車も5分に1台程度はあるのですが、さすがにこんな晩に山をおりてくるやつはいません(爆)。

私の前には観光バスが一台おられたのですが、平湯のお宿に辿り着かれたご様子で、さっきから前後にクルマがいらっしゃいませんw。さっきまで真っ白けで走りやすかった道は登りでおしまい。

頂上からの下りは気温が若干上がったのでしょう、シャーベット+部分的な雪。いちばんやっかいな路面でございます。

平湯から後続についたクルマも、B子さんを目標にしようと必死に追いすがってこられるのですが、世の中、そんなに甘いもんぢゃございやせん(爆)。トンネル内のビミョーなRを利用して見えないところでこっそり猛加速を繰り返しているうちにw、見えなくなってしまいますた(いぢわる)。

トンネルを抜けるごとに標高が下がり、路面が改善しますから、あとは松本の郊外まで100kmhコースです(運転はマナーを守って安全に)。

日本一の山岳地帯へはうちの旧ちゃんとつい先月お邪魔したばかりですが、とてもぢゃないけど同じ道とは思えない変貌ぶりでした。

というわけで、どうやら無事に帰宅して、今日はB子さんをきっちりリフレッシュして差し上げました。ブードゥーライドのフルセットで内装中心に磨き上げてしまいましたとさ(あほ)。

画像奥は、夕べ越えてきた立科界隈を望んでおります。このNOKIAのタイア、こちら長野県東部では90パーセントがドライ路面走行となるこれからの季節にはまさにピッタリだと思いました。

例年、スタッドレスタイアを装着した時点で、走り方面の愉しみは春までおあずけという始末なのですが、これは違います。タイア全体にソリッドな印象が強く、そこへテクノフィットとエアソリューションの組み合わせですから、まあ無敵。

冬場でも走るのが楽しくて、待ち遠しい、とそんなタイヤです。

ブレーキの効きももちろん改善されますし、クルマ全体にも優しい印象です。この先数年、せいぜい色々なところへと連れていってもらうことにいたしましょう!これから春までは当ホテルも軟着陸体制w。

ちょいと骨休めに温泉にでも、と画策中でございますが、世のなか、そんなに甘いもんぢゃございやせん、てかいw。

 

 


嗚呼、旧旧壱への道 ドライビングスタイルを変えますた

2024-11-25 10:03:40 | 嗚呼、旧旧壱への道

みなさま、お元気でしょうか?わたくしもなんとかやっておりますw。今季初の寒波がやってきてあわてふためく毎日。画像は蓼科山と八ヶ岳界隈を望んでおりますけれど、うっすらと初冠雪のご様子です。

そう、こちら長野では冬じたくが肝心です。本格的なやつがくる前に、このあたりで慎重に備えておかないといざ寒くなってからでは困ることになるぞ、というやつ。

ブログの更新も滞りがちですが、なに本業以外の周辺の雑事にまみれて忙しいだけですw。

うちの旧ちゃんはリセット後、つまりトクイチオート整備からは2000kmほど走らせました。

オートマチックモードもさまざまなシーンで走らせるうちに違和感を感じるようになりました。特に街中。

低いギヤではほとんど引っ張ることなく、動き出した直後に2にいれて、60kmhまでには5速にはいっちゃう制御なのですが、トルクゾーンにほぼかからない回転域しか使いませんから全然楽しくないw。911に乗る意味がありません。

極低速の流れにも乗れず、肩透かしになっちゃうこと多数。

ここはMT流にシフトをおこなって、トルクをしっかり引き出してやりながらじんわり回転をあげてゆく、のようなことを繰り返しておりますと、じつは路上の流れにもマッチしていて望外に楽しいことに気がつきました。

クルマとの間に一体感のようなものも生まれてきます。

ただしこの変速操作をパドルでやったのではクラシックさに欠けます(爆)。ここはいっちょMT時代のお作法を思い出しながら現行モデルではなんと「廃止されちゃったw」いまや貴重なシフトノブをあやつるのはどうか?というあたりで検証中です。

964時代に乗ったのは2台ともにMTでしたから、当時の運転のお作法を思い出しながら馴染みのルートに連れ出してはご機嫌伺いをしているのですが、ステアリングとの兼ね合いや減速時の一定のリズムに乗りつつ、シフトアップやダウンをメカ任せでやっておりますとまったく楽しいことこの上ないです。

PDKがご披露くださるゲージツ的にうまいシフトダウンや、シフトアップごとに「ボフッ」というサウンドを伴うしつけもタマランチ会長w。

5000kmはラッピングのイメージで慣らし運転してみよ、との御託宣ですから、新車を買ったつもりでwせいぜい楽しんでおくといたしましょう。

 

 

 

 

 


嗚呼、旧旧壱への道 さらに走りこんでおく

2024-11-10 07:37:20 | 嗚呼、旧旧壱への道

画像は、秋晴れの日本海。そうです、またしても遠征w。とわいえ、午前中の仕事を終えてから3時間の空きを利用してのとんぼ返りドライブですから、あわただしい、っちゃそうですわね(汗)。

クルマ自体の変化を見極めるためです。ここわ集中的に乗り込んでおかないと10年後に後悔します。たぶんw。

街中での30kmh走行での旧ちゃんは、しなやかさに欠けております。19インチの巨大なホイールと薄っぺらいタイアが邪魔をしているのだと思われますが、まあ当然ですわね。

幹線国道の60kmh程度の流れではオープン、クローズドともに快適至極です。特にルーフを開け放ちますとボディのたわみがでて、乗り心地がさらに良くなります。2000rpmを下回ることのないようにエンジン回転に気を遣います。

100kmhの流れではDレンジのスポーツモードで2000rpmですから、眠っているのに等しいです。ギアは6速ですが、速度を少し上げてやると7速にも入ります。2000rpmあたりからのじんわりとしたトルクはCARRERAのみにある名物(トルクが細いともいいます)。

コーン、という後ろから聴こえてくる吸気音を聴きながら流しておりますと、間違ってもオーディオなんかいらないわ、となりますw。

画像にも写っている商品名「ウインドストップ」と呼ぶ防風ツールの効果はすさまじいくらい。

997までは有償の別体パーツ。991から標準装備になったこれは電動格納式なのが萌えポイントです。964時代にオプションとして販売されたのを買って長年使いましたが、機構的にはまったく同じものです。

おそらくネットのアミアミ具合やサイズなどに長年のノウハウが落とし込まれているのでしょう。簡易な構造になって、軽量化もできております。

当時はアルミのパイプに網を張った構造でしたけれど、樹脂とアミに変更されています。

964ではネジの締め方があまいと、超高速で「バタン」と倒れて、暴風に見舞われたこと数知れず(爆)。そのかわり、ボクスターにも装備されている樹脂製のプレートタイプに比較すると非常に効果が高く、風をほぼシャットアウトしてくださるのが特徴です。

991のこれは格納式ですから倒れる可能性もゼロです。スマートなのはボクスタータイプですが、911タイプはツール感満点で、いかにもドイツっぽい。無骨で道具感丸出しなのが萌えポイント(個人の印象です)。

生前の特大痔 徳大寺センセがおっしゃっていたのですが、ロードスターってのは屋根開きがデフォルト。カブリオレは屋根しめがデフォルトである、というのは今更ながらに感じます。

特にこの991世代になってからのカブリオレはホロのデザインが素晴らしく、場合によってはクーペよりもカッコ良いのではないか、と痺れることすうたび(個人の印象です)。

ロードスターとして、風じまいをあえて甘くしてあるのがボクスターだとすれば、この911カブリオレではこのように完全に遮断する方向でいけてるのがミゴトっす。

戻り道では馴染みの峠道を使えるルートをとって、上限の5000rpmまで回してみたのですが、カイカン(薬師丸ひろこフル)w。気をつけていないと一瞬で到達してしまいます。エンジンはこの先、ひたすら上の方まで回りたがっているのが感じられてキケンw。

タイトなワインディングでは登り、下りともに荷重を意識していろいろとやってみるのですが、RRの挙動ってなんかすごい。というか、わかりやすい気が一瞬いたしました。詳細次号w。

 

 

 


嗚呼、旧旧壱への道 911はウォームアップにも愉しみがある模様

2024-11-06 22:04:47 | 嗚呼、旧旧壱への道

911は、じつに演出の効いたクルマだと思います。技術的には、エンジン始動からもっとずっと静かな感じでスムーズに暖気終了まで推移させられるはずなのに、わざと初っ端からハデな演出と不安定さでもって暖気終了までを演出しているのが強く感じられます。

勘違いかもしれないんですけど、おそらく演出。オーナーとしてはすごくうれしい部分です。

リッタ−100hpを超えるハイチューンエンジンなんだから、そんな不安定なのは当たり前ぢゃ、というのもそうなのかと思うのですが、どうなんでしょう?どなたかおせーてください。

で、始動直後からアイドリングが落ち着くまでにほぼ50秒程度。その後はすぐに走り出しますけれど、ここからのタイアの暖気具合いのインフォメーションがまたすさまじい。

ゴロゴロいってたのがシャーン、という音に変わって、やがてシューンと変化してゆく頃に油温、水温ともに上がってくるころにクルマ全体が整ってきます。そういうプロセスがたとえばゴルフの4倍くらいの情報量でもって伝わってくる。これが911です。

このプロセスが如実に伝わってくるあたり、ボクスターにはなかった「濃さ」のようなものが伝わってきて非常に楽しいわけです。911に乗っているんだなあ、と実感する瞬間です。

この暖気のプロセスを味わうだけでも911に乗る価値があると考えるのは、すでにビョーキの証ですね(爆)。

 

 


嗚呼、旧旧壱への道 ペピータってなによw

2024-11-06 21:26:52 | 嗚呼、旧旧壱への道

画像は、KSYさんから、わざわざ送っていただいた私への納車祝いでございます。いやはや、まったく恐縮至極でございます。ほんとうにありがとうございます。

欲しかったものがドンズバで手に入ってしまい、おかげさまで一晩枕もとに置いて寝ますた(爆)。

な、なんとポルシェデザインのドライビンググローブとキーポーチが並んでおります!それもペピータ柄と呼ばれるクラシックパターンを使った純正品でございます。キーポーチは、SZKさんからのこれも納車のお祝い!

ペピータは356時代から純正採用されているパターンなのだそうで、ここへきておもに911のスポーツクラシックと呼ばれる限定モデルに純正採用されたことから騒がれている柄のひとつです。ブリティッシュでいうハウンドトゥースという古典柄のアレンジですね。

何年か前にカタログやwebで見かけてからいいなあ、とぼんやり考えておりましたんですが、このブログを読まれたSZKさんから画像右側のキーポーチをお祝いにいただいてしまいますた。そいつがここへきてKSYさんからのドライビンググローブとともにセットになってしまいますた。

いやあ、感謝しかございません。

このパターンは想像通り、悪目立ちしないし、かなり上品。なにより純正キーポーチのサイズ感ドンズバ。使い心地が最上で、ホレボレしているところです。

ポルシェデザイン純正グローブは複合素材の組み合わせで成り立っていて、機能を優先しながらもさりげなく凝りまくっている設計が見事な出来です。

ううむ、中古車買っただけw、とはいえ、QOL爆あがり!

驚きとともに感動しきりです。お二方、ほんとうにありがとうございます。


嗚呼、旧旧壱への道 学びの季節?

2024-11-06 07:19:35 | 嗚呼、旧旧壱への道

さて、ほぼひと月にわたってお騒がせしてまいりました「911まつり」ですが、ようやくクルマが手元にやってきてひと段落。

こちらのブログもあれだけ頻繁に更新していたのがウソのように鎮まりかえりましたけれど(爆)、なに出かけるのに忙しいだけです。

週末にはお客様が押し寄せておられますから、ウイークデイの昼下がりに繰り出すわけですが、周辺にイヤというほどあるなじみのワインディングに出かけてはみても、なんというかあっという間にドライブが終了しちゃうんですよw。

ううむ、キホン、快適性があげられているのもあるんですが、夢中になって運転しているせいなのか、気がつくとノンストップで150kmくらいは走っちゃってるw。

それも、ただ走るだけで目的地などなく、クルマに乗るのが目的。どこかに寄ったり、お風呂入ったり、あれ食べたり、これ買ったりとかいうのがない。さらに途中、クルマを降りて眺めてみたり、オーディオに手を伸ばしてみたり、というのすらないわけで。

もっと落ち着いて味わっておけば、とチラリ考えるのですが、これはこれでよい。911を存分に味わえている気がする昨今(ヘンタイですわね)。

ボクスターのtiptronicで習得したDレンジシバリドライブですと、かなり早い段階から高いギアへとシフトされてしまいますから、たとえsportsモードでもつまらない。ここは当然、MTモードの出番です。

マニュアルを詳細に読んでみるのですが、オートマチックモードとマニュアルモードのどちらかを優先にせよといったニュアンスはなく、必要に応じて両方使えば、程度。どう捉えたものかと思案しております。

オプションのスポーツステアリングに備わっているアルミ製のシフトパドルなんですが、ストロークが1cmほどもあろうかというアナログチックなレバーなのも前時代的。

アウディTT3.2やゴルフのようなクリック式の方がリズムがとりやすくてクルマの性格に合っているのではないか、と思う瞬間もあります(個人の感想です)。

エンジンのフィーリングや音、ボディサイズも手に負えない感じがなく、身近な感じですから運転中も違和感なく接することができるのですが、タイア周りだけは別です。違和感のカタマリ。

エアボリュームがギリギリな印象を走行中、つねに抱きます。ドライバーには関係ない見た目やデカくないと効かないカーボンブレーキ由来の流行にすぎず、ある意味進化の結果とも思うのですが慣れが必要な領域です。

端的にいってわっかがデカすぎるので手なづけにくいのです。昭和のドライバーにはオーバーパフォーマンスとしか映らないわけでw。

このあたりトクイチオート名物のテクノフィットで改善されるのかどうか、期待して待ちましょうw。

ああ〜、どこか遠くへいきたいものですのう〜、ひと月くらいw。


嗚呼、旧旧壱への道 ゼッコーチョー911まつり オーナーがやれること

2024-10-26 20:10:12 | 嗚呼、旧旧壱への道

画像は富山湾全景。たったの2日前のことですし、その気になれば2時間で着ける街なんですけど、もうすでに思い出深いですw。

おかげさまでなんとか無事に旧ちゃんをうちのガレージに運ぶことができました。それにしても、リセット後一発目からキョーレツな路上体験の連続で、まったく信じがたいほどw。走行距離は800kmほどです。

それも、ヒジョーに濃い整備プロセスを経たうえでのことでしたから、いろいろと学んだりしながらの体験となって楽しいことこの上ない出来事でございました。

画像ですと横幅がデカく見えておりますけれど、991のボディ幅は車検証上で1810。前型の997とまったく同サイズを守っております。フェンダーの造形を変更することでライトを外に追いやった結果、幅広に見せているのか?

横幅1800とくれば、なんとまあうちのVW B子さんや、先輩の僕さまと同寸なので、お手のもの。B子さんには毎日乗って、狭い路地でもどこでもさまざまに鍛錬を積んでおりますから(アホか)車両感覚には自信があります。センチ単位で寄せることもできる(なんのために)。

たまにゴムのポールに擦り付けたりしているくらいで(ダメじゃーん)。

さて、旧ちゃんの外観の状態は絶妙です。外装はおそらくプロのコーティング済みでシロートを寄せ付けない雰囲気。水滴の飛び具合をみていてもギンギンですから、しばらくは放置プレー。

手を入れたいのはインテリアですが、こちらもシート以外はどうやら12年落ちには見えないコンディションです。

大分の販売店さんの仕事なのかな、とも考えたのですが、それだけでもなさそう。12年落ちでも20000km乗ってあるのですから、その都度のあつかいがよほど丁寧だったのがうかがわれます。

ステアリングの状態を拡大鏡で観察しても極上w。おそらくドライビンググローブを使っていたり、ジーンズ履いて乗ったりしなかったんだろうな、という想像です。

シートには若干のテカリが部分的にありますので、例によってクイックブライトを使った水洗いをかまします。一度だけっす。

クルマの革の扱いは、塗装面を相手にしているのだということを忘れない限り、どうってことはないのですが、クルマのシートには重量が一部にかかり続けるのが特徴です。座面は当然として、乗り降りに際してかならず引っかかるサイドサポート部分のみにヤレがきます。

が、この個体ではそのあたりも最小限の使用感。余程、注意深く扱われていたらしい。感謝しかないですw。

ここまで見事な状態がキープされているのですから、私もそれに倣います。乗り降りに際してはイメトレが肝心。焦らず、両手をフリーに保って、ステアリングやコンソールで支えながらカラダをシートに落とし込むイメージですかねw。

コスレはほぼなく、テカリのみがサイドサポートに若干あるかどうかという感じでしたので、クイックブライトの一度洗いで済ませて、洗って使えるペーパータオルで拭きあげたのち、乾燥を待ちますと

こんな感じ。感触はよくわからないかもしれませんけれど、新車時のマットな風合いが戻っております。ご存知の通り、新車に特有のアブラとホコリがついていない状態です。

大分のクルマ屋さんで初見のときにシートの状態を見て以来、これがやりたくてやりたくて(爆)。おかげさまで、気になっていた手アブラ染みや小さなテカリなどはぜーんぶ落ちて良い感じに仕上がっております。

座面のクッションは距離なりですけれど、しゃーないw。というか、水を吸わせてレザーの張りを戻してやりました。レザーって濡らして乾かすとパンと張るんです。

ステアリングも同様。ここだけは擦れが激しいはずなので、特に丁寧に扱って、色ハゲが起きないように施工いたしました。完全にマットな仕上がりが戻ります。

クルマの到着を待つ間に、ワークマンで人工スエードの作業用手袋を発見。滑り止めもついているし、タッチパネルにも反応おけー。780円ですたw。色合いがビミョーでなかなかっす。

991のインテリアにはこれでもかとアルミや、従来のポルシェにはなかったほどよい質感のプラパーツが使われています。このあたりは安っぽいと揶揄されまくった先代997の反省でカイゼンした部分でしょう。

アルミインテリアは高額なオプションらしいですが、中古で買った私には無関係w。いい感じに仕上がっております。

最初はプラなのかと思ったのですが、触ってみると冷たいのでリアルアルミみたい。そいつが白色のLED照明にバエておりますw。

なので室内全般に

いま話題のブードゥーライド ディテイラーを使います。ホイールからボディ、内装までクルマほぼ全般に使える。ガラスとファブリック以外すべておけー。

テカテカしたり、ギラギラしたりがなく、素材の質感のみが際立つ。という売り文句は本当です。

この分野ではプレクサスが万能性、性能ともにピカイチで長年愛用してきたのですが、ここへきてなぜか入手不可になっちゃいました。困っていたのですが、ブードゥーがあれば互換可能でしょう。

これまで内装関連ではいろいろと薬剤を試し尽くしてきているアホの私(爆)のオススメですから、機会があれば一度どうぞ、とおススメしておきますw。

コロナ中は、入手困難でプレ値がついてたんですよw。

というわけで、991が手元にやって参りました!

嗚呼、旧旧壱への道は、この先多方面に展開しつつ、まだまだ続きますが、どうなりますやらw。

期待してお待ちください。

 


嗚呼、旧旧壱への道 911まつり絶賛開催中!

2024-10-26 12:43:15 | 嗚呼、旧旧壱への道

てなわけで、無事に各務原のトクイチオートに帰還。厚く、御礼を申し上げてまいりました。クルマ自体は完成形までは程遠い、まだまだ発展途上であるから、ちょーしこいて回転をあげ過ぎないように、とのご託宣でございますw。

なんだかこう、今後の成長も十分に予感させる仕上がりで、最高です。イニシャルDの新エンジン搭載のあとみたい(爆)。

911のインテリアに身を置きながらくぐり抜けた日本一の山岳ルートで味わったこの運転体験は私のドライブの中でも出色です。きっと今後、いくども思い出すんだろうなあ、というくらいなコワイ降り方ですた。タイアの役割を思い知らされた気がする昨今。

じつは前輪、後輪ともに巨大なため、エアソリューションまでは可能だったものの、肝心要のテクノフィットはまだ施されておらず、次回タイア交換以降になってしまうのですが、次の階段として楽しみにしておきなさいよ、とのことです。

ところで、同行のARさんのBMW330eですが「リニアリティに欠ける気がする」 とのことで、一晩だけお預けしたのですが、どうやらバッテリー端子の締め付けトルクが規定値を満たしておらず、そこが原因だった模様。

端子の締め付け不足とまではゆかない、規定トルクに足りない状態での使用に際して、端子の腐食などさまざまな問題が生じて、そこからコントロール部分に影響がおよび、リニアリティの遅れとなってクルマに跳ね返ってきていたとのことです。

電子コントロールの塊といって良い現代のクルマならではのトラブルなのかもしれませんけれど、一般ディーラーではこういうのは放っておかれるのでしょうか?。知っててやってるのだとしたら極めて巧妙。だって、買い替えにつながるもん。ディーラーさんも商売ですしね。

知らないでやってた場合には無知+低レベル整備なわけですが未確認です。とにかく改善されてよかったです。

ルンルンなARさんとはここでお別れして、いよいよソロで家路につきます。

ほぼドライ路面で、先ほどまでの恐怖がウソのよう。高速道路と一般道が絶妙に入り混じるルートをとるうちに長野に向けて標高がどんどん上がります。

この道は30年も通い慣れたいつものルート。ですが、991でははじめて辿る道でございます。これまでの歴代の相棒たちとの違いもまた面白いほど感じられて、疲れてるヒマなんざございやせんw。そういえば今日は700km近く運転しているのかw。

エンジンが3.4リットルもあるのですから、基本トルクは十分。長野への道は登り基調となるわけですからキモチがよい道理です。トルクの出し入れ、というやつですが高い自動車税を払うだけのことはありますってw。

深夜に通りかかったいつものワインディングでは「どおりゃ〜」とかいってがんばってみるのですが、なんにもおきない感じ。コーナーからの脱出時のトラクションがすごいのはわかるんですが、旋回にはコツがいります。

とてもぢゃないけど使いきれなそうなものすごい安定感と不安感(爆)、度外れたタイアのグリップにも戸惑うしかない。修行が必要とみましたw。

荷重移動ってなんだっけ?とか混乱したまま通り抜けてしまったとさ...以下次号


嗚呼、旧旧壱への道 911まつり最高潮 変化の兆し

2024-10-26 09:20:19 | 嗚呼、旧旧壱への道

画像は富山の郊外、滑川近辺の日本海岸です。エンジンを暖めながら、ほんの数キロのドライブなのですがこれがまた気持ちよい。

低速でのいなしはもちろんキツめなのですが、911名物、低めのギアの唸りとワーゲンに似たエンジン音を聴きながら進むうちに各部分の暖まり具合がしっかり伝わってくるのにびっくり。

ボクスターでもここは十分にあったのですが、その情報量が911では段違いに濃密です。特にタイヤからのインフォメーションがすごい。音も振動もでかいのはタイアサイズなりですが、なんというか表面のゴムの様子まで伝わってきます。暖気終了の信号が明らかです。

911はこの情報量の多さがシゲキにつながっているんですね。ひとこと、濃いw。

画像は富山湾全体を眺めておりますが、正面に見えているのはおそらく能登半島。少しでも早い復興をお祈りしつつ、現地をあとにいたしますた。

北陸道から海を背にして、またしても日本一の山岳地帯へと向かいます。

このあたりですでにエンジン音に変化が感じられます。爆発が気筒ごとに均等な感じに(個人の印象です)そろった場合には静かに感じられるものだ、とすればまさにそれ。

991名物の吸気音も第一章の大分からのドライブの時と比較すると「まったくの別もの」に変化して、耳障りな感じが失せ、静かーになっちゃってます。コーン、という感じ。

さて、今日のお天気「も」大荒れでございます。朝は湿気も控えめで気持ちよく、青空も拝めたのですが、東海北陸道を進むうちに湿気が立ちこめてきて、予報通りに待ち構えていた降水帯につっこみましたw。

こんなときに一番影響が大きいのがタイアの状態です。

画像をご覧ください。旧ちゃんのタイア。刻印1522、つまり2022年第15週生産...比較的あたらし目のセットが組み込まれていたのはなんといってもラッキーです。距離も2000kmいってないはずです。

結果、ワイパー最速でも全く追いつかない、周囲のクルマが全員ハザード焚いて徐行するくらいの条件でもリアタイアの巨大な岩のような安定感に助けられて不安定な感じは皆無でした。こんな条件下でも安定感を感じられたのはまたとないよい経験だと思います。

軽めのフロントも分厚い水膜に突入した際には泳ぐのか、と覚悟するのですが、ここもしっかりと食いついてビミョーなステアリングコントロールを受けつけます。大したもんだ。

よく、スポーツカーの軽さは正義だ、と言われてはおりますけれど、そんなこと赤ん坊にだってわかりますぜ(わかんねーし)、けどねクルマってのは晴れた路面ばかりを走るわけぢゃないわけでw、こんな時の車両重量が安定感に直結するのは中学生だとわかるw。

この場合の情報量の多さは非常に助かります。安全にも結びついているんだなあ、と。

おそらく各所で線状降水帯に近い分厚い降水帯が形成されてタイヘンな騒ぎ。SAについても周囲のクルマは降りるのをみんな躊躇してました、そんな降り方です。テストドライブとしてはこれ以上ないか、という条件。

トンネル内だとか、雨が小降りになったタイミングでアクセルを開けてw。この危険なくせに有料の一本道をやり過ごします。周囲のクルマも同じように新鮮なタイアを履いてる保証はないし、視界がこれでもかと悪い。

よりにもよってこの悪天候のなか、日本一の山岳地帯のど真ん中を越えてゆこうってんですから、場所によってはみたこともないような濃霧も立ちこめて、完全な(雨版)ホワイトアウト。リアフォグまで焚く始末です。

この日本でリアフォグを必要に迫られてちゃんと使えるなんて、もしかして空前絶後?

このぶんだとなにかあったら深夜まで通せんぼを喰らうパターンです。おお、こわー。

と大騒ぎしながら各務原まで戻ってまいりました。信じられないことに無事w。他では決して得られないよい経験ができました。怖かったけどw。

高速道路を降りてホッと一息。一般道路の信号停止でハタと気がついたのですが、エンジン音がまるで違います。というか、背後からコロコロいってるだけでエンジンそのものの音がよく聴こえない?

ううむ、どうやらエンジンはじめ各所に変化の兆しがあらわれ始めているようで...詳細次号。

 

 

 


嗚呼、旧旧壱への道 911まつり最高潮 山岳地帯にて

2024-10-24 15:27:47 | 嗚呼、旧旧壱への道

トクイチオートのマイスターからはひとこと、「911になるまでちょっと待っとってちょーよ(一部脚色を含みます)」とのことでした。

レブは5000rpmがリミット。まあ、6速でそこまで回せば...以下自粛。

行きに乗った最新型のBMW3のあとでは分が悪いってもんですけれど、静粛性ってなに?のエンジンの主張がすごい。情報量も4倍くらいはあるし、音、振動、路面の様子などなどがドバドバ伝わってくるあたり911なんだなあ、と感涙にむせびます。

リセットの一時限目を終えた、とはいえクルマがいきなり変わるはずもないか、と思いきやまずブレーキが違います。60kmh程度で信号が黄色に変わり、停車に向けて少し慌て気味に踏む、なんてえときに目標を1mはオーバーしていたのが50cm手前で止まっております(!)。

911の運転で大切なのは油圧を落とさないこと。空冷時代にはこれが必須だったのですが水冷ではどうなのかな?

ボクスターの時は気にも留めなかったのですが、エンジンの主張がこれだけ強いと2000rpmを下回らないように、という空冷時代の不文律を思い出しながら転がすようになります。Dレンジだとスポーツモードが好適です。

なんといっても正面に並ぶ5連メーターにも油圧計、油温計があるあたり、これまたウレシーときております。

マルチディスプレイのほかにアブラ関連のメーターが2個装備されているのですから推して知るべし!なんかキンチョー感が漂いますぜ、このコクピット。渋滞気味の低速走行では96°とかを示したか、と思えば順調に流すと84°とか結構リニアに振れております。なんかうれしい(またか)。

じつに20年ぶりに911のコクピットに戻ってきたのです!空冷時代からはずいぶんと時間も経ったことだし、設えにはずいぶんと違いがあるのか、と覚悟していたのですがまちがいでした。911は911のまま。

アルミが随所に飾られていたり、センターコンソールがカレラGTみたいだったり、ドリンクホルダーついたり(爆)してますけれど、背後で唸ってるのはあのフラット6です。シャリーン、という1速の音がまた懐かしいっす!

これでしたら、わざわざ履いてきたCAR SHOEも甲斐があったてなもんです。スポーツモードではアクセルレスポンスも気持ち良い方向へと振られており、軽く老けて 吹けてくれる印象。

登り坂の登坂車線などでは期待以上に軽く吹け上がるので、そのまま踏んでいると全車の前に出ちゃいます(爆)。そんなつもりないんすけどw。

登りはリアのトラクションましましなもので、カタパルトのように出ちゃうわけですね〜(狂喜乱舞)。

というわけで、飛騨清見ICから国道41へと抜ける山岳路にはいります。ここは山ひとつ登坂車線つきの雄大なワインディングがいくつもある日本一のコースですw。

おりからの荒れた天候でだあれもいやしないのをよいことにマイスターの伝言どおり5000rpmを守りながら急な下りを振り回している(つもり)なのですが、リアタイアが巨大すぎて、私ごときでは、そんな簡単に思うようにはゆきません(爆)。

ヘタレがちょいと攻めたくらいでわ、岩のようなグリップのリアタイアが動かない。ヘアピンでもなんでもオンザレール気味の旋回しかできないわけでw。

ここでのPDKがまたすごくて、Dレンジのままで4→2→1なんてえことまでご披露くださるのです。

Dレンジのスポーツモードのまま、ドライバーはフルブレーキングしているだけでドンドンドーン、と鮮やかに決めてくださるのに感銘。急な下りの旋回中のブレーキングでもリアエンジンってのが効いてます。

さらに雨の中、横断歩道の手前で咄嗟の急ブレーキ踏んだら1に落ちました!車両姿勢がつんのめるのではなく、全体に沈み込むような動きとなるのが特徴的です。911の特技ですね。ブレーキ、完全に戻ってるしw。

小雨の中、そんなことやってるうちに着いたのがこちら

高山本線 猪谷駅。80年代の山田太一ドラマ「ながらえば」のロケ地となった山深い駅です。笠智衆、宇野重吉ほか豪華出演者でなんとも味わい深いドラマなんです。

40年以上前にTVで観たのをいまだに覚えている私も私ですが、なにもこんな時に行かなくてもと思いつつ、もしかしたらこんな日本一山深い場所、2度と通りかからないかもしれないぢゃないか、と思い直して同行の友人にワガママいってよってみますた。

期待通りの鄙びまくった駅で、感動。ドラマは現在YOU TUBEで観ることができますw。味わい深い、ちょっとほろ苦くもこころに残る名作です。

ううむ、似合わないねえー(爆)。

以下、次号。

 

 

 


絶賛更新中w 嗚呼、旧旧壱への道 おまつり最高潮 いよいよ引き取りの旅へ

2024-10-24 07:27:16 | 嗚呼、旧旧壱への道

画像は、夕暮れの立科、八ヶ岳界隈。いよいよ明日は岐阜県各務原にあるトクイチオートに出向いて初期リセットをお願いしてあったうちの991カブリオレを引き取りに行ってまいります。

地元のお馴染みの神社で「良い旅になりますように」といってお願いしたところでございますw。

今回は長年のお友達と一緒に出かけます。クルマはBMWの330e。ハイブリッドの個体ですが、運転そのものがアシストのかたまりで、ドライバーの役割がよくわからなくなってくるという今風なモデルです。自動運転の要素が徐々にクルマに入りこんできている過渡期のモデル。

僕も運転させていただいたのですが、苦もなくものすごい速度域まで連れていってくれるスーパーマシン。911の対極にあるようなロボタイズドマシンです。

トクイチオートに整備を依頼するのが目的でございますが、これにつきましては別記事でw。

旧ちゃんとカンドーのご対面ののち、試運転をするのですが、8月15日の晩にボクスターの行き先が決まってからはや70日。ここまでずいぶん待った気がいたします。

思い起こせば、さまざまな不安を振り切って、キヨミズジャンプでかけた一発目の問い合わせ電話から、迷走台風に阻まれ続けた挙句の大分へのフライトにはじまり、のぞみ号での陸路の超高速移動と大分の温泉群に後ろ髪引かれまくりのなんとも皮肉な入浴なし温泉県ツアー。

九四フェリーで渡った涙の佐賀関...私なりに思い出に残るずいぶんと「長くて遠いたび」だった気がしております(しみじみ)。

始動一発目の「ドシャーン」も軽く決まります!どちらかというと軽い。うるさい感じが失せて、完全に霊感始動 もとい冷感始動だったのですがアイドリングが落ち着くとどうやらエンジン音がだいぶ静かに変化した気がいたします。

とはいえ、まだまだ成長してゆくのはこれからだ、ということでこの911で富山までドライブがてら出向いて、明日またトクイチオートへと戻るお約束となりました(なぜ)。

できるだけさまざまな条件下で長距離を一気に走り込むことで刻一刻、クルマの変化を見定めてやろう、という作戦です。こんな機会、おそらく2度とないはず。

お天気は例によって前線にむかって東シナ海から吹き込んでくる湿気が加わるあのパターン。未曾有の荒れた天候になっちゃうらしいんですが、もう「おなじみ」。

というわけで、岐阜県から日本一の山岳地帯へと更に旅立つのでしたw。

画像は、手入れを終えたブレーキ。ジマンのモノブロックキャリパーにドリルドディスクが光ります。911シリーズの中でもピンからキリまでブレーキのグレードがありますけれど、こいつはそのベーシックw。

赤や黄色のキャリパーつきのセットも、そりゃあすごいんでしょうけれど、ちゃんと磨き続けた基本の個体がどこまですごいのか。期待はいやが上にも高まります。

果たしてポルシェのブレーキは蘇ったのでしょうか?

詳細次号w。


嗚呼、旧旧壱への道 中古車QOLwさらに?

2024-10-20 06:39:10 | 嗚呼、旧旧壱への道

画像は、秋晴れの立科と八ヶ岳遠望。このところ、秋晴れが続いてサワヤカなのか、と思いきや、またもや南方由来の妙な湿気が立ち込めたりして不安定な空模様がやってきたりしております。

そんな中、いよいよトクイチオートから連絡があって、リセットの第一段階終了とのこと。

ううむ、一刻も早く引き取りに向かいたいのは山々なのですが(できれば泊まり込みで見学したいくらいです)、秋の行楽シーズンとやらでまたしても足止めを喰らっておりますw。

その間、たしかボクスター納車のおりにも手に取ったキヲクがある

こんなのとか、

こんなのにも手を出して楽しんでおります。kindle unlimited をぼんやり検索しておりますと、無数に出てくる911本がまたいけない(あほです、ハイ)。

手当たり次第にダウンロードしては読み漁る始末ですが、しまいには既読と未読がごちゃ混ぜになるカオスw。これQOL?

というか、911の歴史、というか経緯は当然のこと、年式ごとのスペックまでもうぜーんぶ暗記しちゃってるのでw、この手のガイド本がいかに浅薄なものかを確認するだけに終わっております。

さらに

新しく、とわいえメルカリですけど(爆)、こちらの新品未使用の個体を見つけてしまってソクガイ(爆)。

このCAR SHOEというドライビングシューズに特化したブランドは、80年代の終わりからずいぶんと目立っておりました。それまではドライビングシューズといえばレーシングシューズのことで、ソリッドな板のようなソールと編み上げのシューレースがお約束。

歩行はまず不可能なものだったところへ、スタイリッシュなモカシンやデッキシューズ由来と思えるティテールをもつローファースタイルにドライビングに特化したイボイボソールを組み合わせることで新しいジャンルを築いた嚆矢。

近年PRADAグループに買収されてしまってからはブランドカラーが変わってしまって、機能を果たさないモデルばかりで辟易していたのですが、これはPRADA買収以前のものです。未使用の個体はいまや本当に貴重。

ソール部分の作り込みが現行品とは段違いに凝っていて、耐久性もあるのが特徴です。PRADA以降はただの接着式のプレートのようなソールになってしまっていて、手の込んだ造りがどこかへいっちゃったw。

申すまでもなく、コストダウンでしょうなあ。職人さんも嫌気がさして辞めていったことでしょう(涙)。

画像は20年履いてるアフターPRADAの個体です。ハラコと呼ぶ、希少な素材をふんだんに使ったゼータクな一足ですが、ソールに貼られたプレートが踵まで回り込んでいないのに注目。

これですと長時間のドライビングでいちばん負担がかかる踵部分の圧力分散がうまくゆかず、ドライビングシューズとしては機能がイマイチなことがわかります。

コストダウンの弊害ですね。というか、元祖CAR SHOEが編み出して、守ってきたコアが失われているわけ。

もちろん履き心地にもひびいてまして、良心的な作り手がまたひとついなくなったかという印象。知らなきゃそれでいいんすけどw。なので、ビフォーPRADAの個体は本当に貴重です。

踵部分のC A R の刻印に注目でございます。

売主さんからは外装ブラックということだったのですが、日光の下では実質ダークネイビーです。旧ちゃんのインテリアには、さらによし!!

素材のすばらしさは買収されても(たぶん)極上で、やわやわな革にみせておいて吸い付くような履き心地をみせるのは相変わらずです。イタリヤモノに特有の使い心地ですね。

90年代当時、6万円に迫った定価を知る身としましては、目を疑うような安価で転がっておりましたので、思わず手を出してしまいますた(汗)。もちろん911に乗るときのための一足です。車内に置いておくか、とw。

クルマの引き取りまであと2日です。余計な買い物しないようにしないと(おわかりでしょうw)。

肝心のうちの旧ちゃんなのですが、なんでもブレーキキャリパーに蜘蛛がタマゴを産みつけていたんだそうな(爆)...次号へ

 


嗚呼、旧旧壱への道 マイスターからの電話(戦慄)

2024-10-12 10:51:21 | 嗚呼、旧旧壱への道

秋晴がつづいているなか、連休が重なって、当ホテルも大賑わいでございます。

とはいえ、ギチギチに予約を入れていたのでは体力が保ちませんから限定的にお仕事をいただきながらこなす毎日。おかげさまで、年内は地元企業様の長期研修の拠点としてお使いいただけることになりました。

WEBからの予約は現在、ブロックしておりますが悪しからず、ご了解いただきますよう、お願い申し上げます。

さて、そんななかディナーの調理の真っ最中、ちょうど極上カルビを網焼きにしているときに電話が鳴り、なんとトクイチオートのマイスターからの電話だというではありませんかっ(驚愕ののち抜腰w)。

極上カルビの網焼きは火加減、それぞれのスライス具合、ときどきの網の状態などなどを勘案して焼き上げる、私なりに集中力のいる作業ですw。画像の繊細なアブラの状態をご覧ください。今夜は特に地元産の松茸(通称、まっつあん)も添えられております。

「な、なんだとう〜、マイスターからの電話だってえ〜」

といって、一瞬で気もそぞろ(爆)。すぐ掛け直しますので、ということで電話を切ったのですが、動揺のあまり思わず焼き損じてしまったのは宜なるかな(ダメぢゃねえか)。

うは〜、どうしよう!まさか隠れていたトラブルなのか、こんな911、ウチではみられんからこのまま返品してこいとかいう話ぢゃ...といってビビりまくりますw。

デザートまで出し終えて落ち着いたところで、深呼吸してから電話をいたしますと、マイスター曰く、うちの旧ちゃんはどうやらものすごく大事に扱われすぎていろいろありそうだ、というお話です。

つまり点検ごとの距離が短距離しかこなさないクルマに特有のもので、カレンダーのみに頼ったオイル交換やら、保管状態などなどのリセットに時間がかかりそうだ、という印象を語っていただきました。

どこかが悪い、というわけでもなさそうで、ただ本来の姿に戻してやるためには独自の処方が必要である由。

というわけで、ホッとした秋の夜長なのでした。ああ、よかった〜w。さらに次号へ。


嗚呼、旧旧壱への道−4 中古車QOLその2 有害図書の発掘w

2024-10-10 19:28:29 | ももちゃんの遠足

10月10日は晴れの特異日、と呼ばれるくらいな晴天率を誇る、いわば秋晴れの日です。例に漏れず、快晴。でしたので近所まで往復5kmの散歩にでかけてみたんですが、すっかり秋の空気に支配されていて気持ちよさ全開。

これから少しづつ寒くなるので、オープンカー乗りとしてはいろいろな楽しみが増える季節でございます。

さて、先日来お騒がせしております、911祭り(爆)ですが、ここへきて更に驚くべき出来事がw。

これ、ついさっき、うちの地下室にある本棚から発掘された、991.1のカタログ!とプライスリスト。それもModel Year 2012と書かれているので、まさに旧ちゃんのものです。

さらになんとまあ、他の図書がカビカビだらけになる中で装丁もしっかりしたままバリバリの状態で発見されますた。

本棚の一角で発見した時には目を疑いましたけれど、ぜんっぜんキヲクにない、ということは手に入れてからも読まれていなかった証。今になって考えますに、ボクスターの商談の折にお邪魔したポルシェセンターでお友達の営業さんからもらったのがそのまましまいこまれていたのか、という想像です。

もちろん、当時はボクスターのみが視野に入っていたのですから991なんて雲の上、想定外の存在。キヲクにないのはそういう経緯かと思われます。

忍耐強く本棚に残されていたのは、モノ、特に書籍類を捨てることができない私のサガですけれど、本当にラッキーですた!

このカタログ、というか解説書はホンキモードのお客さんでないともらえないやつですし、いまごろになって手に入れようにも絶対に不可能なやつです。全115ページ!専門書といってよいもので、読み応えありだなんてえもんぢゃない。

さらに

この名著も発掘。じつは、これを探しに地下室へと出向いたのですがw、911乗り必携といわれるマボロシの一冊。いかがです?年季入っているでしょうw。熟読したもんで。

あれ、手近な本棚にないけど、捨てちゃったんだっけ、というノリで探しはじめて(しょうがないねえ)、地下室に出向いたらカタログともども大量発掘という始末でございますよ。

今回、納車時にクルマに付属してきたトリセツってのは、みなさまご存知のとおり、どちらかといえば事務的な内容と文章で構成されているので、緊張感をもっていちいち注意を払いながら読む感じのものですが、最初から読み進めようとすると3ページでイヤになって放り出すタイプの読み物です。

日本語もどこかヘンw。

ところがこちらは愛嬌たっぷりな文体で、買わせるための美辞麗句がこれでもかと散りばめられております。オーナーとなった暁に読む読み物としては最上の仕掛け。このタイミングで発掘するなんて、神様からのプレゼントか、と(マジです)。

手元にあるってのをすっかり忘れていたのは、じつに991を手にいれることを夢にも思わなかった当時の自分を語っておりますねw。

更に長年の911友達から

このようなさらに有害な図書wも頂戴してしまいますた。ううむ、また睡眠時間削らないと(爆)。


嗚呼、旧旧壱への道-3 中古車はQOLに効く?

2024-10-07 17:31:11 | ももちゃんの遠足

さて、2日間にわたって手に入れたばかりの911で800kmほどを夢中でw走ってみたわけですが、手持ちのCDを50枚も持っていったwわりに、気がつけばオーディオなんぞにはいちども手を触れておりませんでした。こんなのはじめて。

ひたすらクルマからのインフォメーションに注意して、神経を研ぎ澄ませて運転に集中、と。ううむ、何年ぶりでしょう、こんな運転したのw。ビール飲んでからベッドに横になりますと、肩がバキバキでしたしw。

キンチョー気味だったのはもちろんですけれど、それ以上に楽しいわけで...まだまだ自分のものになった実感なんてゼロ。借り物みたいにしてじんわり転がしてみた、という調子です。

ですが、今回のこのドライブの目的地はトクイチオートなんです!中古車を手に入れた最初のドライブでここに向かう、ってのはある意味最高だったのだ、と今頃になって気がついた次第!

ここまでほとんど中古車ばかりwを何台も乗り継いできて思うのですが、そういえば手に入れたクルマが落ち着きを見せるのは入手以前にそのクルマが使われた期間と距離を経てからです。経験則というのでしょうか。

これトクイチオートに通い始めて30年のあいだに学びました。実際のところ、ほぼ事実と思われます。手に入れた時点でダメなわけでもないのですが、トクイチのクルマに特有のフィールを手に入れるのには、という但し書きつきです。

今回も同様、トクイチオートにはこれまであたらしく手に入れた個体を運び込むたびにストーリー性を帯びた整備計画が提示されて、距離を経るにしたがってコンディションが上げられていった事実にあらためて驚きます。これ、ほんとう!

たとえオイル交換のような日帰りの整備であっても入庫と出庫の時点で「かならず」コンディションが上げられているのも特徴です。これも、ほんとう。

中古車ってのは買ってからが勝負。リセットにかける時間とここからの整備内容で、QOL(Quality Of Life)が大きく変わります。

んな、大げさな〜と思われるかもしれませんけど、このあたりじわじわくるので気がつくのに時間がかかるだけです。

って、肩バキバキにして、なにをそんなにビビってんの?と思われるでしょうが、中古車の買い物なんて「賭け」。結果が出るのは10年後。そいつをワクワクととらえるか不安ととらえるか。QOLですぜw。

以下次号