嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

もしかして稀代の傑作かもよ? Aesop Hwylを気分転換につかってみる

2019-04-13 18:13:52 | ダルマさんがコロンだ!コロン裏街道

Aesopは、知る人ぞ知るのボタニカル化粧品ブランド。シャンプーなどのヘアケアからはいる場合が多いのですが、いまやAesopのプロダクツを店のどこかに置いておくのがミシュランガイドに掲載される条件のひとつに挙げられるほどのステイタス(ウワサにすぎません)。

良質なハーブをふんだんに使った、好印象、高性能なプロダクツを連発する目の離せないメーカーっす。HPをはじめとしたイメージ戦略がお上手で、非常に参考になります。ブランディングというやつか。

和製コスメブランドにMark's and Webb というのがあるのですが、明らかにAesopの後追い。じつにAesopの3分の1のプライスながらかなりなパフォーマンスを有しておられる関係で、私もこっそり使っております(爆)。

ハーブといってもぜんたいに控えめな香り立ちで、落ち着いたデザインセンスのお店とパッケージならびにボトルデザインで独特なブランドイメージ。お値段はそれなりなこともあってなかなか美味いところを突いておられるブランドっす。

普段使いのヘアケア、フェイスケアが中心でしたが、近年、コロンの展開もなさっておられ、期待して試したのですが、これがダメダメ(爆)。

歴代のコロンはどういうわけか、ド派手。香りがキョーレツすぎて使えやしない。明らかにメインラインとは一線を画しておられます。

殺虫剤かトイレの芳香剤(爆)みたいになのばかりで、テスターだけで十分。

一瞬で「ないわー」となってしまう「傑作」ぞろいだったのは、他のプロダクツがことごとく控えめな香りで秀逸なのに比べると不思議なほどでございました。

製品企画はオーストラリアなので、作り手がそういった原産地の風土を反映した結果なのか、と勘ぐるのですが、コロンに関してはフランス人の有名どころを起用しているので、あまり関係なさそう。

で、去年の秋にリリースされたHwylもその類なんだろうな、とタカをくくっていたのですが、ウェブの情報や、メルカリの中古品などのコメントを読んでいると、なんとなくですけれど、今までとは路線が違うみたい。

スモーキー、ウッディー、リッチな、と表現されているのですが、さらにHPより抜粋。

イソップのフレグランス、ヒュイル オードパルファムは、日本古代の森の新緑と静寂が合わさった香りです。重力を感じさせないスモーキーノートで始まり、コクのあるスパイスの香りと深緑のテクスチャーへと香りが降りていきます。

フランス人調香師のバーナベ・フィリオンとのコラボレーションにより完成されたヒュイルは、ヒバの木と苔が波のように起伏する日本の苔寺の庭からインスピレーションを受けています(引用ここまで)。

ううむ、なんのことだか、全然わからねーし(爆)。でもおぼろげにああ、あのタイプか、と想像だけはついてきます。

というわけで、例によってメルカリに出向き(爆)、ワンプッシュしただけの中古品(またかよ)に手を出してみました。いやあ、新品で買ってもいいんですけど、経験上、イソップのコロンだけは信用できないっす。本当に使い手を選ぶキョーレツさは類を見ないんです(きつぱり)。

で、試してみたところが、これがすばらしい!!

今までの一連のコロンのキョーレツな印象がウソのよう。ひたすら控えめなトーンで、ちょうど上の画像のボディスプレーのような印象です。ひとことで言って、使いやすい。メンズコロンはここがキモっす。

このスプレー、私の長年の愛用品でして、使っていることを忘れさせてくれるレベルに終始するのがお気に入り。仕事柄ちょうど良いわけです、はい。特に発汗の季節ね。

ベチバーと呼ぶ苦味を感じさせるハーブを中心にしたシブめの香りでして、メンズ向けの控えめなトーンです。

最後に残るトーンもビミョーな感じでわからなくなってゆく理想的なタイプです。ミョーなフローラルやシトラスが残ることもない。

Aesopのコロンではここまで3種類がリリースされたうち、前2作は明らかにレディース向け。が、このHwylは明らかにメンズ寄りの仕上がり。

これは長いおつきあいになりそうです。仕事柄、終業前に使うのは憚られるのですが、仕事を終えてお風呂にも入り、ビールでもやりながらくつろぐ、などという時にはうってつけ。

気分転換のヒマがない昨今。これは大いなる気分転換というものです。

メンズのコロンはここまでの私の経験では、ビンの3分の1程度までの間に大体飽きてしまうか、使えないことに気がついてしまう、というカナシー結末のものが9割以上でございましたが、これは別格。とにかく香りそのものを意識せずにいられる。他のイソップ製品にあるほのかに香る、という性能が備わっています。

失敗の多いメンズコロンの世界では(爆)、このような出会いは非常に貴重。お探しの方、オススメですよ〜!

 

 

 

 


今シーズンの大ヒット! Aesop Body Spray #17

2014-09-18 10:54:49 | ダルマさんがコロンだ!コロン裏街道

さて、シーズンが終わってしまう前に、というわけで、この夏に発掘したヒット商品のご紹介。

ご存知、AustrariaのAesopから、今シーズンリリースの新製品。

ここ20年ほど、ヘアケア方面でご厄介になって参りましたブランドですが、もともとつかわれている各種ハーブの質が高く、鮮度抜群なのが売り。

強すぎないが、しっかり香る使い心地で、特にシャンプーなどは全種類つかってみましたが、結局オーソドックスなclassicというモデルに回帰いたしました。

新宿のパークハイアットトーキョーのアメニティにつかわれているのも、たしかこのラインのはず。また、最近話題のデザイナー系各セレクトショップさまでは、軒並みこれをフィーチャーしており、その質の高さがうかがえます。

一時期、新宿のバーニーズなどでシャンプー一本7000円+Taxだ、などというふざけたお値段で売られておりましたが、ここへきて、こなれてきた印象。

このところの円安で、どうなるかな、と少し心配しているのですが、去年あたりからは、アヤシい並行輸入品よりもWeb経由で入手する正規輸入品のほうが安価である、という特殊な事態で、まことに助かります。

そんなAesopから今シーズンリリースされたボディスプレーが出色!ベチバーという植物のカホリだというふれこみですが、職業柄コロンをまとうわけにはゆかない私にはぴったり。汗まみれとなる職場環境もあって、ほんの2ヶ月ほどで1本消費してしまいますた。

コロンにはお世話になれないが、天然ハーブ由来のオトナ~な香りは秀逸。一度は試してみるべし、の★★★★★!


だるまさんがコロンだ(爆)ディオールオム・スポール

2009-01-17 06:57:31 | ダルマさんがコロンだ!コロン裏街道

000116_004 キター!!マダムに頼んで免税でゲットしてきてもらったご存知、CDオム・スポール・・・この1月1日発売のバリバリのブランニュー(狂喜)。定価ですとピクリとも反応しない(できない)価格レベルですが、そこはそれ、年に一度の贅沢ですし(ばか)。

私の場合は接客が仕事ですから、寝る前のほんの1時間程度にしか楽しめないのがアレですが、それでも気分転換にはこれら各種コロンはもってこいで、一種のアロマテラピーっすね(違)

存在感のあるボトルデザインと質感は意気込みアリアリ。コロンの印象の大半はカヲリ方面のあれやこれや、つまりは天然素材のブレンドとその比率が出尽くした感のある昨今、カヲリそのものよりも、じつはボトル・デザインとその使い心地にあると思うのは私だけでしょうか?

外箱を含めて全体を眺める→重量を感じつつ手に取る→期待をこめてキャップを取る→おそるおそるスプレーする、とここまでで印象のかなりの部分を左右されます。外装、つまりビンに予算を使っていない製品は使うたびに印象がいまいちで、カヲリ方面でかなりの高得点でもコレクションのなかでは登場回数が減ってゆくものです。ブルガリの一連のコロンなどはまさにこのパターンで、お茶をモチーフにした意欲的な作品群はたしかに印象深いですが、ブランドイメージにそぐわない安っちいビンと使い心地はなんとかならんか、と(まぢ)。

さて、こんかいのCDオム・スポール。カヲリももちろんですが、ボトルデザインとキャップその他の使い心地が満点に近い。加えてカヲリの持続というのか残り香となってからの時間が若干長く、お得感強し(爆)。スプレーの管(爆)にブラックのパイプをかぶせてアクセントとしてあるあたりにおフランスのサレっけも感じさせてくれるこのモデル。旬のいまのうちにせいぜい使っておくとしましょう。それにしてもなんでジュード・ロウなんだろう(爆)?


裏コロン街道(驀進中・・・爆)ヴァンクリーフ・エ・タペルのTSAR

2006-05-16 18:34:40 | ダルマさんがコロンだ!コロン裏街道
0515jpg_014JUNさんよりリクエスト頂戴しますたので、早速レザーノートの裏街道モノのご紹介でんがな・・・ヴァンクリーフアンドアペル・・・英語読みいたしますとこうなりますが、おフランスではリエゾーンいたしますのでヴァンクリーフエタペールと読むんでございますざんすのよ(ばか)。
これご存知だったアナタ、カナーリなマニヤさまですね(完全意味明瞭)。
さて、レザーノートの定番、といいたいところながら定番どころぢゃない、だいたいバンクリーフだなんて超高級宝石商さまですぜ。TSARは「皇帝」の意味らしいですが、このコロンは使い方に注意しなければなりません。できれば1mくらい離れた空中に散布して、そのミストをほんの少しだけ浴びる、位にしないとタイヘンなことになります(まぢ)。個人的にはカラダに直接、というよりもたとえばお気に入りの本にほんのりかすかにふりかけておいたり、手帳などにこいつの気配を忍ばせておくだけで存在感があります。そんなつかい方がニッポン人にはよろしいでしょう。
かなりドライなレザーノートにフローラル系が組み合わさってニク食べ過ぎて体臭きつくなったフランス人向けか・・・つけてから8時間ほどたった残り香が秀逸。私はトケイの革ベルトに残ったTSARの香りが好きです。売り場にはまったく並ばないとは思いますが、ヴァンクリーフのお店ではコロン展開は実は積極的らしい・・・間違えてお店にはいっちゃってもTSARはあるのかい、で万事解決でんがな、お客さん(爆)

ところでステキなレザートーンをリクエストしてくださるJUNさん、ってやっぱりあのお方ですか(爆)?