さて、E55の余韻には凄まじいものがあります。71kgmということはTTのゆうに2倍以上。40kgm増しだ(爆)!そいつをスーパーチャージドの恩恵でボトムエンドから路面に叩きつける乱暴さは憎たらしいほど(爆)。
たしかにこの荒々しさがAMGのテイストなのだ、という考察は「フツー」ですが、トクイチのドライビングテイストがカラダに染み込んでしまっている私といたしましては、なものジョーダンぢゃない。
1500万がところお支払いした挙句にあのテイスト、というのではまあ、いいところ350万円分程度しか味わったことにならない、というのがストレートな感想です。
71kgmならばそれを額面どおり路面に叩きつけてこそ、なわけで、この強大なトルクを71kgmぶん味わうには実はさまざまな時間と調整が必要だと思われます。時間というのは距離を走らなければ体感されないフィーリングが生まれる事実と、調整はもちろんトクイチのもつクルマの伝達系に施されるアライメント、油脂類その他のノウハウのことです。なかでもデンキは要ですね。
で、E55にシビレて(昭和のひと)、帰宅したのわよいのですが、このままですと、たぶん、きっと今夜の眠りは浅い(爆)・・・71kgmのシゲキはそれくらいキョーレツなわけで、戻りに乗らせていただいたW124の300Eが対極にある、といってもよい洗練を醸していたのにシゲキされて、「おいしい夕食をお客様に」といっていたのにもかかわらず、自分のTT3・2に火を入れてみますた(ばか)。夕食時間まであと2時間(もっとばか)
10kmほど暖機運転を行ったのちになじみの道をたどるのですが、リニアリティがよく出ており、あのゴル4シャーシが非常に身近かに感じられてくるのが特徴的。AMGにぶつけてもアレなんですが、最新のEBSはそれこそミリ単位のレスポンスといってもよいくらいに気持ちがよい。31kgmのトルクはE55のあとではじつは「子供の遊び」なわけですが、現実の路上で遭遇する過渡領域では必要十分ですから、ひたすらキモチよい。
暖気が終わって、それなりに速度を上げてみますと今度は静かさが際立ちます。なぜ静かなのか、というのをレーセイに観察してみますとタイアからのノイズが少ない。6シーズン目のスタッドレス(!)が静かなわきゃーない、のですが、静かです。タイア、ひいては駆動系全体がひたすら丸い(一部意味明瞭)のも実感できます。ブレーキもこの頃には暖気をおえて吸い付くようなリニアリティを帯びてきます。こうして距離を走るうちにクルマとの距離感がどんどん縮まって暖気終了、となるわけですが、この頃にはSモードのエンジンサウンドに聴き入る余裕さえも出てくる(ばか)・・・というわけでE55のシゲキをTTに乗ることで、和らげて帰宅したわけですが、効果は満点でした(爆)。なんと荒々しいクルマだったことか、と(爆)。
というわけでTTに施してある最新のEBSはトクイチオートで施工が可能です。最新のEBSと一連のエコノマジックが距離を経るにしたがってリンクしてくるあたりがキモでしょう・・・スキモノは急げ!!