嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

JOHN LOBB MUSEUM CALFに色を載せるこころみ

2023-12-21 07:09:19 | 今日の逸品

画像は、おなじみJOHN LOBB JODPHUR。 旅先などにこれ一足で出向いて 集中的に履きこむことが多いこともあって、なかなかなヘビーローテーションが続いています。

深い履きジワに沿って、色落ちもみられるのですが、これが味なのかと考えて、ここ数年は放っておきました。

年末にさしかかって、若干時間ができたのでウェブ検索をしておりましたら、微妙な色合いに対応できる顔料入りの油性クリーム(=着色性が強め)を発見いたしましたのでシワの部分を中心に補色をおこなってみることにしました。

画像の背後のガラス窓をご覧ください。外気温マイナス7度w。寒い日のクツみがきを始めると、冬がきたーとなりますw。商品名、BOOT BLACK ARTIST PALETTE 。

みたこともない小容量(35g)のクリームが薄いガラスの器に詰められていて、ものすごい高級感ですw。一本2200円(!)。

量が少な目なのは、飽きやすいのと(爆)、あれこれ試してみたい私には絶好でして、色ごとについているネーミングがまた秀逸です。

左から、アズキビーン、ストーン、ダークチェリー、プルーンときたもんだ。商品名、外装デザインなどからして高レベルなオサレなセンスビンビンです。

ユーザーからの口コミも上々な模様で、半信半疑ながら夏のうちにブーツ用にダークチェリーのみ取り寄せておき、そのまましまい込んでおりましたw。

もともとこのブーツにはアルガンオイルと呼ばれる天然オイルでベースが作ってありましたから、指で伸ばしただけでツヤ出まくりw。履きジワのところにあった色褪せもわからなくなってしまいましたとさ。

というわけで、油性クリーム全開の仕上がり。

さらに

JOHN LOBB GARNIER 2 in Black Museum Calf。

これには、アズキビーンとストーンを使ってみました。ブラックの靴に黒以外の色を入れるのか、と思われるかもしれませんが、ジョンロブ謹製のミュージアムカーフ、それもブラックだけは特殊でして、ぱっと見グレーに見えるのが特徴です。

染料ではなく、顔料ですから、着色ではなく色のせなわけで、靴には優しいのも特徴です。ミュージアムカーフは指で塗り込んだだけで劇的なツヤが出てしまいますが、イヤだったら落とせば良いのです。

マダラな感じのところがグレーに見えるのと、屋外では全体にグレーっぽい感じ。光量が落ちると、ブラックに変色します。

油性クリームに特有のテラテラしたツヤが出るのが好みの分かれるところですが、ワックスのそれと違って、割れたりしにくいのが特徴。クツ全体も柔らかく仕上がります。

履き口のところに貼られたグログランリボンに注目w。このモデルだけの意匠です。現在はディスコンとなっており、後継モデルにはこのリボンがなくなってしまいました。

100均で売られているゴム紐は、それとわかりませんけれど使い勝手の点でオススメですw。リリースからは24年経過した、このラスト#7000は、いまだにジョンロブの中でもトップオブ木型w。全体のバランスが無上のエッグトゥは様々な服装との相性がよく、秀逸です。

冠婚葬祭はもちろん、ジャージ調のカジュアルパンツでもあわせが可能な柔軟性は意外なほどっす。

 


ROLEX EXPLORER 124270 早々にオーバーホールってなんだよw

2023-12-19 19:48:09 | 今日の逸品

画像は、泣く子も黙る(黙らねって)ロレックスエクスプローラー1。通称、エクワン(なんでも略するなよw)。

コロナ禍で生産工場停止の最中に奇跡的発掘を遂げた(爆)一本です。入手からは3年が経過したところなのですが、このところリューズの動きが重く、ふと見ると止まってる(!)ぢゃありませんかっ!

うへえ、リューズが緩んで水が入った(通称、水没)のか、といって真っ青になったのですが、ある程度手で巻きあげて復活させるとフツーに動いています。

いつもお世話になっている時計屋さんに相談しますと、6〜7年はお手入れ不要のはずなんだけど、まあ診てみましょう、ということになりお預けしたところが、どうやらこのモデルから搭載されている3230と呼ばれるメカに搭載されている72時間のパワーリザーブ(ゼンマイを巻き上げる機構で、満タンから72時

間は動き続けるメカニズム)がかなりな負担になっているようで、グリース減りが多い模様。

外して置いといても、動き続けるのは良いとして、その分メカには負担がかかっているというわけです。自動巻きのメカニズムは従来とは全く異なる新機構で、壊れにくくなっているそうですが、このようなネガティブな要素が出ている、というご報告。

んま、性能が上がっているんだから、オイル交換ぐらいは頻繁にやれや、とそういうことのようですが、オーバーホールの間隔はキャリバーの進化で長くなっている、というロレックスのコメントには反していますから、このぶんだと騒ぎになるのかもねw。エクワンオーナーの皆さま、ご注意ください。

高性能化に伴って、メンテナンスもそれなりに要求されるのがこの世界。楽しみながら維持する根性がないとあかんようですw。


加齢なる遠足2023師走 今年もまた長湯温泉で長湯〜っ(爆)−2

2023-12-18 08:14:08 | ももちゃんの遠足

これが長湯温泉、全景です。久住山に抱かれた芹川のほとりにポツンとある集落ですが、世界有数の炭酸泉が湧いています。

各方面からのアクセスが悪いのがプラスに作用して、俗化していないのがさらによし。私の場合、九州に上陸したら、まばらな県道を流しながらの湯めぐりと地元グルメ食べ尽くしがテーマですからまさにドンズバ。今回も空港で借り出したレンタカーで1700km近くを走ってしまいますたw。

長湯のような名泉が滞在地にしっかりあるんだから、んなあちこち行かなくても、と考えはするのですがダメw。有名どころがこれだけてんこ盛りだとじっとしていられない貧乏性w。

豊後水道の佐伯という港町まで1時間、そこでマグロをはじめとする海産物や特大ネタのお寿司。さらに特産の蜜柑。合間にユニクロ寄ったり(アホか)福岡にほど近い柳川まで阿蘇の草原を流しながら2時間。

九州でしかいただけない、うなぎの蒸籠蒸しを元祖といわれる店で味わったり、経路にこれでもかとわいている温泉を行脚しているうちにどんどん日にちが経ってゆきますw。

宿の裏山には、新しく日帰りの温泉ができておりました。

キャンプサイト+貸切風呂+カフェさらにデザイナー空間wというものですが、眺めがすごい。

お風呂に浸かりながら、雄大な久住山を望める立地です。ありえないゴーカさと、センスのよいデザイン建築でもって極上気分となります。

今回の旅のお供にはおなじみのジョンロブ jodphur in plum 。 入手からは10年目となりましたけれど、ようやく味わいが出て参りました。ヒールのゴムが3枚目となりまして、そろそろオールソールの時期を迎えるようです。

今シーズン、新型のブーツがリリースされましたけれど、エラスティック+ベルトのハイブリッド。クラシックなエレガンスという点ではjodphurの様式に勝るものはないと思われます。

春には修理に出しますけれど、次はレザーではなく、ノベンバーと呼ばれるゴムのブロック入りのソールにしようかと計画中です。これにするとさらに履き心地が柔らかくて軽くなるんですよね。

というわけで、年末の恒例九州湯治たびは終了いたしました。年明け恒例のロンドン詣ではチケットを取り損ねたのでナシw。今年は、雪の東北をこれ履いて目指しますw。

 

 

 


加齢なる遠足2023 師走 今年もまた長湯温泉で長湯〜っ(爆)

2023-12-17 18:11:15 | 加齢なる遠足(爆)

どかーん、いよいよ師走なかば。みなさま、忙しくしておられる頃でしょうか?

そんな空気でわございますが、私はここらでお休みをば、ということで東京経由で大分県中部、長湯温泉へと出向いてまいりました。数えてみれば、年末恒例の九州上陸はなんと25年目(!)。

連続ではないのですが、相性がよいのと、好きなものがたくさんあるおかげでここまで続いてしまいますたw。25年とわ、まったく驚くしかないわけですが、今後も変わらず通い続けることでしょう。今回の旅もそれはそれはw。

上の画像は、日比谷の帝国ホテル。今回の旅のスタートはこのホテル!

といいたいところですがw、私の旅は滞在型な関係で、今回も2週間。早朝便の前泊のためにこんなところでをカネ使える余裕がないのでw、帝国ホテルのお向かいのこの画角の立地にあるレム日比谷っす。睡眠に特化したベッドを備える、業界でも有名なホテルで、阪急グループが展開する

ビジホプラスアルファのブランドです。

方々に展開しているご様子。それでも、有楽町駅まで徒歩5分。銀座へもそのくらい、という立地は素晴らしく、平日の夜着だったのですが年末の華やかな雰囲気を存分に味わうことができました。ギンザもインバウンド中心に盛り上がっててびっくりw。

古巣といってはアレですが、私の修行先のこのホテルにも出向いて、ご挨拶をばして参りました。総工費5000億円ともいわれるリニューアルを果たした老舗ですけれど、前途多難なはず。奥行きの感じられたウイング形式から、背の高いスクエアなビルに生まれ変わったのは良いのですが、今後の展開は未知数です

w。歩いてみた感じでは、立体感に乏しいのは構造上致し方ないかw。

それにしても画像のロビーは以前のものと寸分違わない空気が再現されていて驚くばかりです。メインバーでシグニチャーとされるカクテルを味わってみましたが、そこも不変ですた。

以下次号