嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

くるまにあ 2001年2月号

2017-08-01 08:25:08 | ドラテク

本棚の整理をしていて、偶然発掘してしまった「くるまにあ」。

よくありますよねえ。一読して本棚へ、その後思い出されないまま17年間本棚に放置。発掘ののち読み返してみて、懐かしむ、と。おじさんの日課というものでございます。フツー雑誌は読んだら捨ててしまうところですけれど、私の場合は資料的価値を重んじて、取っておくことが多いです(資源ごみという呼び方もあります)。

おかげさまで、こうしてとってあった図書を発掘する中で、次に乗るクルマが決まっちゃったりして、まったく侮れません。我が家では「有害図書(爆)」と呼んで丁重に扱っております。

この号のハイライトは、画像の通り。

雑誌としては異例に長い、単一車種に限った特集を組んで、徹底したバイヤーズガイドに仕立てるのがこの当時のくるまにあ名物ですが、当時の輸入車の人気モデルはほとんど網羅していたのではないか、というくらいにこのシリーズは人気。

90年代に編み出された手法ですが、未だにオークションなどでは高値で取引されるのがくるまにあ版バイヤーズガイドです。場合によっては定価の10倍以上の値段がついたりします。

フェラーリを始め、ポルシェ、アルファロメオなどなど、さらにMBのW124はもちろん、500Eに特化した特集などもありましたっけ。MBのCクラス特集なんてまだ手元にあるし。

この当時はすでにHPやブログの黎明期〜全盛期で、普通にHPを閲覧することも可能でした。この数年後にブログがブレークして、さらにみんカラなどが定着。こうしてネットを中心に誤った情報が容易に拡散するようになって、現在に至る、というわけでございます。

動画方面では、YOUTUBEは誕生前。PCのディスプレイで動画を見ようにもよく固まってましたっけ(涙)。

カーグラTVをビデヲに録画して、有名な348のフィオラーノサーキットのテストドライバーの周回を擦り切れるまで繰り返し再生しては、脳裏に焼き付けた記憶がございます。

まったく興味深い変遷です。

こんかい私が注目したのは、馬の記事ではなくこちら

編集部のみなさまが、仮免許検定試験に挑む、というものです。

さよう、実際の教習所のコースを舞台に現役バリバリの教官に仮免許検定そのものの試験を実施してもらい、採点してみるという非常に興味深い特集。

自動車教習所の場内なんて、現実の路上とはかけ離れた世界であるとか、道路交通法が現実の路上で現実的ではない、などとホザくのは勝手ですが、例えそうだとしてもドライバーの責任を果たす意味での安全運転というものを考えたときに超えてはならない一線というものが必ずあるはずです(オメーが言うのか)。

この記事では安全運転とはなんぞや、というあたりにテーマがありそうですが、実はベテラン、どころかそれを生業にするプロドライバーといっても良い人たちの現実の路上での運転にはどんな評価がつくのか、というあたりが見どころのいじわる〜な企画です。

結果、期待どおりに全員不合格となるわけですが、記事として読んで本当に面白い。

日頃の自分の運転に置き換えてみても、まさにこのまんま。福野センセの遠慮会釈のない文章もグサグサに刺さりまくります。

慢心過信のカタマリと化している私にこの特集はとにかくひびきました〜。

黒沢ガンさんや、ドリキンの二ュルブルックリンク動画ばかりを眺めてはわかった気になって(ばか)本当に危ない状態だったと思いますが、この記事を読んで目が覚めました(しみじみ)。

あらためて免許更新の折に頂戴したまま陳列してあった「交通の教則」を同じ本棚から(爆)取り出して読みふけったことでございました。

 


回転計の正しい使い方2

2004-10-17 16:02:32 | ドラテク
DSC0224エンジンにとって最もやさしい運転とは…そう、効率よくまわすことである。そのために回転計がある…識者のみなさま、すみません当たり前のことをぐだぐだと…^_^;

エンジンのスペックで真っ先にチェックするのは…出力?まあそうだろう、パワーウェイトレシオ?…ムカシはそうだった(爆)、が、実用に効いてくるのはトルクである。そしてそのトルクが「どのように」発生されるのか、これで結構見えてくるものがある。でだ、クルマはこの最大トルク発生回転近辺で走らせてやると最も効率がよい。…つうことはどういうことか…極端に言えば「踏まなくても走る」、のである。TTには瞬間燃費計、という胃によくないものがついている(爆)。床まで踏んでると瞬間的には2・4km/lなどと表示されることもあってあわてるが、かといって踏まなければ燃費がよくなるか、というとそうではない。クルマの走行は必ずしも一定速度でというシインは実は少ない。むしろ加速か減速かのどちらかに置かれることのほうが多いくらいである。その場面で効率のよいトルクを発生できる回転数にエンジンを保っておくのはエンジンにやさしいことである。したがって燃費もよろしい。ある程度回転も上がるわけであるから油圧だってあがる、さらにエンジンにヨイ。実際この記事のパート1で紹介した画像の3400rpmというのはTT-3・2のエンジンの最大トルク発生回転である。このときの瞬間燃費は12・6km/lである(@_@)。んま、これは目安に過ぎませんが…

この回転にエンジンを保つために回転計をにらみながらクルマを走らせる…いかがですか?回転計の正しい使い方…のひとつ、と思うんですが(´・ω・`)



DSGのオイシイところ

2004-09-22 01:16:01 | ドラテク
DSC0084TT3・2に搭載されるSモード。賛否両論あるが、否の方はもっぱら試乗でしか走らせていない人のコメントに多い。短距離乗ったくらいでは理解できない奥の深さを、このギアボックスは秘めている。また、MTの一種だ、という解釈をもって接するとやはり違う、ということになる。これは明らかにAT.ただしドライバの介入が非常にやりやすいATだ、と「今のところは」表現しておこう(笑)。

それなりに距離をこなしてくるとオイシイところが見えてくる。たとえば高速道路のイケイケモード(通称iモード…^^;)だ。直線が続く区間で巡航を続けるような場面ではSを使ってもたいして意味をなさないが、山岳区間や、大きなRが組み合わさっているような区間ではSはかしこい!コーナ手前で速度調節のためにアクセルを抜くか緩める、すると次の瞬間にはシュパーン、とブリッピングがおきたかと思うと5あるいは4へとシフトダウンが完了してしまう。「もっと踏まんかい!」というクルマからのメッセージである(´・ω・`)。疲れている時にはこりゃキツイ(爆)。速度が圧倒的に違う前車に追いついた時(意味明瞭)にも同様にブレーキングの前にシフトダウンが起きる。トーメイによくいる車群のようにぜったいにどいてくれない場合はそのままエンジンブレーキとすることもできる。疲れない。がそのまま右足に力をこめると絶妙の後輪荷重と場合によっては4モーションさまのトルクがぐわわ~ん、とクルマを前に押し出してくれる。4輪の接地感たっぷりの旋回が始まる…
シフトダウンは減速のツールではない、加速のためのツールなのだ、とDSGが教えてくれる(´・ω・`)



イタ車はこんなものですよ…第17話 マイスターの分析

2004-09-16 21:38:33 | ドラテク
トクイチオート…毎回登場してくるメンテナンスガレージである。リンクからHPを御覧になった方もいらっしゃるだろう。
どんなガレージを想像なさるかはわからないがここでは現実に結果が出る。クルマは「あるかたち」をもってオーナの元に戻される。
がしかしどんなクルマであれ、みんな似てくる。共通のテイストを持つに至る。

2基あるリフトには575マラネロとフィット、ブラバス600の隣には360と911が仲良く並んでいる(´・ω・`)。駐車場には順番待ちのデミオがいるし、私のTTもそのとなりだ。でも、これらの乗り味はみな同じだ。…んなバカなことあるわけない?いや、あるのだ。575はフィットのように乗りやすいし、360と911は例えば交互に乗り換えたとしてもドライバーは共通の印象を抱く。まあ信じられないだろうが、現実にそうだ。
ディチューン?ちがう、ファインチューン?近いが違う。最適化である。路面へのコンタクトからすべてをはじめて最終的にエンジンに及ぶ徹底的な最適化はクルマのテイストを似通ったものにしてしまうのである。まあ、ここで私ごときがどんなに説いてみてもこれはみなさんには伝わるまい。身銭きってクルマ運んでみないとわからない。

で、そのガレージを主宰する人物、Iさんのお話である。Iさんはいわゆる職人タイプではない。教授タイプである。もう60をとうに過ぎた。とことん理論で押してくる。説明を聞くうち、ノート取り出して記録しておきたくなる(爆)。BOSCHとの連携が深く、トクイチさんではオリジナルのレギュレータも開発。現に私のクルマにも装着されている。BOSCHとのコラボをこの規模でやってるのははっきりいって世界でここだけである。BSとの関係も深いなんてもんぢゃない(一部意味不明)。ドーナ○理論だなんて、Iさんの理論の片鱗に過ぎない(完全意味不明)。ユーノスロードスターのリアサスペンションの取り付け剛性を…以下自粛(´・ω・`)

カレラ2をはじめて持ち込んだときには最初の曲がり角をひとつ曲がっただけでクルマをとめ、これは911ではない、といわれた(号泣)。オイルもスゴイ。オリジナルのブレンドを出してくる。供給元はもちろんメジャーな会社であろうが乗り手の使い方と環境に合わせたものを独自開発の添加剤とのブレンドでだしてくる(これについては面白い話がある。240度物語というのだが、現4オーナからのリポートを待とう)。
オイル交換のプロセスを見学したことがあったが、背筋が凍った(´・ω・`)ドレーン抜くまで扇風機でとことん冷却している。温度計まであてている^^;ドレーンボルト緩めるまで30分だ。イッキに抜くとエンジン内部の温度変化が激しく、構造によっては不調をきたす恐れがあるから、だそうだ。ホイールのボルト、締めるのを一度でも見たら自分ではゼッタイにさわりたくなくなる。その精密なプロセスをなぞりたくでもできないからだ。

ま、これくらいにして、とにかくトクイチさんへ華麗4を買った報告をしに詣でた。
…ああ、あのカレラ4だったら、楽しめますね(こんなコメント、めったに出ない)。でもあのままではイケません。
911のいいところってのはこちらでドライバーにとことん合わせてあげられる、というところなんですよ。
2、3日お預けになってくださいな。寸法直しですよ…(第18話につづく)




イタ車はこんなものですよ…第14話 上下G?

2004-09-12 23:03:12 | ドラテク
Aさんのドライビングはステキだ。ハデにいくときもあるが、たいていはスムーズだ。W124のドリフト(姿勢制御…本人談)もものすごくスムーズに決まる、ジェッタでも同じことをしているのをみたことがある(´・ω・`)それでいてGがかかり始めるととてつもないイキオイで来る(´・ω・`)。こんな速度でこんなことができるのか…ショックを受けることが多い。ダテにドライビングスクール(非公式)を主催してない^^;。…アウトバーンにおけるカレラ4はまさに球体であった。タイア、サスペンション、駆動系、エンジン、操作系、すべてが一体になったイメージの走りだ。前回乗ったときとはまた味付けが違うようだ。

きいてみればタイアBSSー02(当時03は開発中、こいつが最新ですた)に換装。アライメント…更にアクセルコントロールの方向で調整、エンジン…4ガスコントロールでカンペキにリ・セッティング(…これはメーカの開発部門レベルでしか実現できないエンジン調整。トクイチさんでのみ実施可能。某メーカのテストドライバが驚嘆していたテクノロジーである…乗り手と使用環境に徹底的に合わせた燃焼セッティングを施してくる…当然膨大な設備投資がなされているが出所不明)といった状態で、なんか音が違う。走りも路面を掌でなぞっているようにダイレクトに情報が来る。すごくダイレクトだ。かといって乗り心地…すげえシナヤカ(´・ω・`)。なんともフシギなセッティングだ。ブッシュもだいぶこなれてる感じ。こんな個体。どうして売るんだろう?今回の整備にも40マソオーバーかかってるらしい…(汗)

高速道路はもうあっちゅーまに終わってしまう。途中Fや同じ964ポルシェにも何台か遭遇したが、あまりの速度差にコーナ数個回った直後にソク戦意喪失してるのが笑えた。アウトバーン中央線にはいくつかムズカシイコーナがある。240度以上ではしっかりバランスが効いてくる(完全意味明瞭)コーナである。そこで勝負が決まる。そこまでは踏めないわけだ、フツー(´・ω・`)…とまあ、このころはワタシ、他のクルマが気になって仕方がなかった。ところがAさんは別に意識した様子もない。クールなままアウトバーンを降りて、蓼科山中へとクルマを進める。

そこでの華麗4のGはとこっとんすごかった。これはいまでも思い出しては再現しようと試みるができない(TTだし…)
白樺(現地名レマン湖)湖から女神湖(現地名コモ湖)のワインディングをすっとんできて、いつものワインディングに攻め入るとそこはオイシイコーナの嵐。シカーモ各コーナには高低差がこれでもか、とばかりついている。すべて下りであるが、まあ3→2のシフトダウンとアップ、それぞれにフルブレーキングが加わるセクションである。1ヶ所だけストレートがあって、一瞬4にはいって170度まで上がるが、すぐにフルブレーキング、40で進入、がやっとだ。夜通りかかると貸し切り状態か、痔元の86や、最近ではR34がいたりもする。今夜はその86がいた(爆)。現地では良く見かける車だが、タクミくんが運転してるわけではない(爆)あっさり3コーナ目のブレーキング競争+幅寄せ(いいのか)でビビらせて後方へ追いやった後はクリアラップ…もうすごかった。うまれてはじめてキョーレツな「上下G」を感じた。リアエンジンに特有の後輪のトラクションとブレーキングパワー、さらにアクセルコントロールでインに向かせる絶妙のセッティングでクルマは徹底して姿勢を崩さない。コーナの後半から襲ってくるGに思わず目を閉じたっす。

…上下G…経験あるでしょ?エレベータの…あれの15倍位のやつが前後、左右と一緒になって襲いかかるこのカイカン。
これってクルマ?…薄れゆく意識の中で(池谷センパイかよ)考えつづけていたわたすですた。それにしてもあの上下Gは他のクルマでも再現できていない、とAさんは述懐する(爆)

「これが「他に」売られていくっていうことはさ、銀座のホステスが中込のスナックに売られていくようなもんなんだよ、わかる?(以上Aさん口調)」…以下第15話につづく



木曽路は山の中である

2004-09-08 22:12:05 | ドラテク
DSC0077対岸を走る中央線を眺めていたらしなの号(特急…1時間に1本)を3回くらい見送った気がする。いけね、いくらお休みモードでもそろそろ帰らないと(´・ω・`)。夕食がないだけでしっかり宿泊はある。そろそろ帰りますかねえ…ってここまできたらもう長野県も終わり(爆)。フォレスパから岐阜県中津川インタまでたったの20キロである。画像に見えているのはなんと御岳である。木曾の御岳だぜ。

…このあと、タイヘンなことが起きたぁ~つづきはCMの後(´・ω・`)


Sモードは道を選ぶ?

2004-08-30 13:59:17 | ドラテク
昨日は中央道回りでの帰宅。須玉ICで降りてからは延々R141を北上してくる。前線からはなれたせいか、雨もウソのように上がってしまい、路面はドライだ。高速道路上で豪雨の中とはいえ直前のクルマがスピンしちゃうのははっきりいってコワかった。車間距離とってなかったら間違いなく巻き込まれてたはず。危なかった。駆動の違いもあったかもしれないが、単に深い水膜に乗っただけのようにも見えたので、運なのかもしれない、オオコワ(´・ω・`)

さて、そんなわけで疲れたのでそのまま帰る気にもなれず(爆)、高根町というところの「高根の湯(ストレート)」につかってきた。村民300円、村外者600円(@_@)!!山梨の温泉のローカルルールだ。ホスピタリティの違いを見る思いがする。くっそ~、とおもいながらもせっかくなので払って入ってきた。まあナカナカ・・・ただ、エアコン付きの浴室に慣れきった長野県民としては久々に湯気を感じる浴室であった…そうこちらの日帰り温泉の浴室にはほとんどエアコンが装備されており、洗い場の鏡が曇るということがない。掃除の手間や壁面の耐久などのこ_を考えるとメリットは大きいのであろう。

そんなこんなで薄暗くなるころに野辺山越え。今度はモノスゲー霧!!対向車のライトは10メートルくらいに近づいてからホワッと見えてくる始末だ。前を走るクルマはあまりの霧の濃さに止まってしまう有様。すかさず追い越して絶対についてこられない速度で爆走する(爆)でもまあすぐ前の集団に追いついてしまい、結局はノロノロ(´・ω・`)

海ノ口_いうから相木村に抜ける切り通しまでガマンしてまたまたSモードを試してみる。すす払いだ^^;。ブレーキのタイミングでシフトダウンのタイミングも変わる。速度だけでなく前後左右のGも当然感知するようで、コーナの入口でシフトダウンのこともあればコーナ出口の加速直前にシフトダウンの場合もある。まだMTのクセが残っているようで、自分でギヤを選び出したい欲求があるのがイケないのだろうか。どうもピッタリとハマってこない。MTモードならば不満ないのでよいのだが、せっかくなのでSを使いこなしたい(笑)ものだ。進入速度とブレーキングのタイミングがすべてだ。そのあたり、要再考察!!…また行って参ります…ばかですねえぇ~~(´・ω・`)

ちなみにこの道、オススメです。間道なので通行車はほとんどなし。R141を野辺山から降りてきて、小海線の踏切(左側にストローハットなるファミレスあり)を渡ってすぐに右折するとはいれます。いかにものストレートが見えているので、すぐわかります^^;
その先には滝見の湯、という長野の良心の権化のような温泉があります(爆)。…うう、また行きてえ(爆)


いかがでしょう?

2004-08-18 10:29:37 | ドラテク
DSC0002.jpg良い写真がもう一枚残ってましたので…^^;
これも近所のワインディング。クルマで15分程度だ。緩やかな下り、すぐ先に緩い左、そのあと右、そこまでは踏んだまま。徐々に傾斜がきつくなって、上りながら左コーナここはポロ彦でも進入さえうまくやればかなりなイキオイがついて、その先の橋では快哉を叫びたくなる(画面左に見えてます…しょぼい写真ご容赦)ところだ。橋は直線、が登りがきついので踏む。でもすぐに右コーナ迫る。逆バンクつき、しかも左方向から合流の可能性あり^^;・・・どう、キブン伝わりますたか(爆)?



そこのクルマ、癒します!

2004-08-17 23:01:32 | ドラテク
DSC0001.jpgきんぢょのワインディング。外出のついでに寄る(爆)。沿道には温泉がうじゃうじゃある。外出の口実には事欠かん(更爆)。

御覧くださいこのR!道幅もあるし、トルクだけでなく馬力もしっかり効いてくるなんともいえない高低差。3速でアクセルコントロールするもよし、TTのように3000程度でトルク十分なクルマだったら3→4、4→3、でも対応できそうな道がえんえん続く。休日の夕方なんつったら誰もいなくなってしまうま。こいつが10キロ以上も続くのだ。ミニバンで渋滞するハコネなんてどして行くの、ってなもんで…

さらにこの先、2速で回る下りのヘアピンがハイライトの急な下りがあったりしてほんとに飽きない。その難しい下りを温泉の露天風呂からあとで眺められる、っつーオマケまでついてる!通ってる人も多いみたい。…走り系の車もたくさん見掛けるが、互いにバトルするわけでもなく、気持ちの良いペースで流してる、という感じなのでまったりしたフンイキだ。

いまハマってるのは、逆方向からの最終区間の下りコーナの連続。奥へ行くほどRのきつい厄介なやつ。最初はコワいので2で回っていたが、Rを覚えてると3のビミョーなアクセルで回れるようになる。・・・一度クルマが回ってびっくらこいたが^^;

アクセルオンのタイミングを探りながら徐々に盛り上がるエンジン音を聴くのはまさに癒しのひとときだ。
ふだんポロ彦で練習しておいて、TTで復習するとまた良い(痔爆)!!…うう、毎日でも行きてえ(´・ω・`)

スス払いなさりたい方はご案内しますのでお申し付けください^^;



Sもうど

2004-08-14 22:05:42 | ドラテク
夕方、時間が空いたので、すかさずTTをころがしてきた。2週間ぶりだ。大事にしまっておいたつもりもないのだが、乗り出すのにはそれなりに時間があってマフラーちゃんと乾く、くらいの距離は走れないと精神衛生上よくない。のでどうしてもこんなサイクルになる。などと気合入れて乗るのも実は古いスタイル。TTみたいなモダーンなGTは気軽にいつでも、という乗り方を受け容れてくれる。現に疲れているときでもキモチよく運転できてしまうま(´・ω・`)。逆に癒されたりもする(^^ゞカエルやウマぢゃこうはいかん。なおさら疲れるからね^^;

このところハマってるのがSモード。Dの他にもう1つあるオートマチックモードだ。S=SPORTなわけだが、無造作に床までふんでるときっちりレッドまで使いきって、やったらパワフル、なわけだが、そうせずにビミョーにアクセルを抜いて上のギアにシフトアップするように促してやるとコーナ手前のブレーキング、あるいはアクセルオフでハデなブリッピングつきのシフトダウンが起きる。いままで苦労しながらやってたのがあまりにもミゴトに決まるのが楽しいのでもっぱらそうしている^^;。
このモードには学習機能も備わるようで、4000程度でシフトアップが起きる(踏み方で決められます)かと思えば6000まで回してアクセルオフしても低い方のギアのキープ現象が出る場合もあって、直前までのドライビングに影響を受けるようだ。ハデなブリッピングを味わうためにはワザとブレーキングを遅らせてやればよいが、そんなことをしているとターンインは不安定なまま。ヤパーシちゃんとブレーキングして(同時にシフトダウンが起きるが回転が合ってしまうのでブリッピングは聴けない)からターンイン、Rを予測しつつ踏めるだけ踏む。がTTにはふさわしい。コーナーの後半からは4マチック様(クワトロとは完全に別物でしょう)がでしゃばってきてLSDのようにクルマを押し出してくれる。こんなときには3000くらいからしっかりあるトルクが効く。ほんとにキモチよいトルクで、サスペンション、タイアとのバランスが保たれている場合ESPが介入することはまずない。ESPが効いてるようぢゃ踏み過ぎ。そういう乗り方をTTは戒めてくる。…そっちがよけりゃマセでも乗ってな、と(爆)。

あとはなんと言っても音だな、音!マフラーからの排気音はコーナ脱出時にははっきり言って聞こえない。アイドリング痔に^h^h時に聞こえてくる極悪系の音はありゃオマケだ。オーナにスポーティ度を認識させるためのただの演出とみた。フラップの操作でやってるらしいが…で、脱出時に聞えるのはなんといってもエンジン音だ。グオーンともギュイーンとも聞えるエンジン音の演出は稀に見る傑作。こいつがトルクの出方を気持ちよいと思わせるのに一役買っているとみた。




DSGを考える

2004-08-10 21:45:25 | ドラテク
うちのTTにはDSG(Direct Shift Gearbox)なるシーケンシャルMTが載っている。同軸状に2つのクラッチを配して、奇数偶数のそれぞれのギヤを受け持たせ、シフトのタイムラグをなくすという最新ワザだ(@_@)
オートマチックモードで走らせるとあっけなさすぎてその凄さはまったくわからない位だ(´・ω・`)んが、いざMTモードに切り替えていつものワインディングに持ちこむと明らかに使うギアが上がっているのを感じる。つまりシフトダウンをいとわなくなるために、トルクバンドだけを使うギアの選定をするようになるのだ。このTTに乗ってるエンジンは元を正せばVWゴルフ3VR6にのっていた2・8のストローク延長版。上まで回してもまったく意味のないトルク型。いってみりゃあトラック系エンジンだ。ので、たとえば2速で回る下りコーナーへのアプローチの直線部分、964ポルシェだったら3速の上限(150~160)まで使って、直後にフルブレーキング、2速におとしてターンインなどという場面があったとしよう。TTでは3速は4000そこそこでシフトアップ、ゆうゆう4速にシフトアップして床まで踏んだ直後フルブレーキングと同時にまさかの2段クリック(シフトダウン)であっけなくコーナークリアができてしまうま(´・ω・`)。ブレーキにかかる負担は大きいが、なものコーナ3つか4つくらいなものだ。圧倒的な通過スピードの速さでは上のギヤを使ったほうが良いに決まっている。…そう、TTはさらりと速い。
ああ、こんなのに乗ってたらどんどん運転がクルマ任せになる~。っと困りながらも音よし、フィールよし、カッコよし、居心地よし、で非の打ち所がない。どんどんオヤジ化が進む昨今(´・ω・`)。TT3・2はスポーツカーではなく、GTですな。明らかに。