嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

寒中お見舞い申し上げます! 極寒のなか、オープンエアをたのしむ(ばかともいふ)

2021-01-30 18:49:01 | 987ボクスター・ドライビングマニュアル

いやはや、暖冬気味とはいえ、こちら長野県中部では毎朝、順当に冷え込んでおります。それでもマイナスひと桁台に収まっているので、ヒジョーにラク。

こういう極寒時には、ひきこもって確定申告の準備でも、というのが真っ当なところですけれど(爆)、そんなのとっくの昔に片付いております。

バッテリーに厳しいこの季節、こんな寒さの中でこそ、ボクスターを引っ張り出してチャージをしておきますw。

と、これは一瞬、911カブリオレか、となりそうですけれど、つい最近、なぜか公開された故フェルディナントピエヒが企画したという伝説のロードスター。企画のみで終わって、ボツになったという悲運の一台ですが、小排気量のエンジンをミッドシップマウントしたミニボクスターという性格づけだったそうで

キモチはわかるんだけど、ボクスターがスパイダーなどをリリースしたりして抜かりない展開ぶりでしたから、ショーバイとしてどうなの?という判断だったのでしょう。んま、ボクスターのサブというのでは現実味を帯びにくかったか。

細部を見るとミョーに現実的に造られているので、おそらくご本人には「納車」されて、実際に走らされていたのだと思われる雰囲気。ですが、このままの装備では、風の巻き込みがひどく、200kmh以上は出せなかったことでしょうw(オープンでそんなに出すなよ)。

シート背後の詰めが甘いというか、防風装備がされていません。どころかホロの存在もアヤシイもんです。フロントにはホロの受け穴が空いているので、存在はするがスパイダーみたいな緊急避難的なアレ前提なのかもしれません?

550のリバイバルをやりたかった、ということらしいですが、そりゃごもっとも、だとしても「ボクスターぢゃ、ダメなんですかっ?」とレンホーにツッコマれそうw。

550は、機能に徹したうつくしさですから、カッコ良いとか悪いとかではなく、「速く走る道具」なわけで、ホレたりわしませんが、ボクスターコンセプトにはホレる(爆)。そういう道具以上のなにかを持っていた、ということでしょう。

小型軽量、ということわ2リッターまたわ1.6の4気筒フラット4搭載で、マツダロードスターとの真っ向勝負、ということになったことでしょうが、価格面から、おそらく完敗w。実現すれば、乗り出し500前後になったはずですが、顧客層はいっこうに見えてこないまま、とw。

ただーし、限定550台wで800〜900万円、とくればまあ3分で完売という騒ぎとなったことでしょう(爆)。

画像では911にも積まれているスポーツシートや、ピエヒ企画なだけにR8のシフトゲートなども見えていたりしてワクワクしますけれど、個人的にはボクスターのショーモデルを出してやれば、こちらは3000万円でも発表以前に完売でしょう。

いやはや、カッコ良い!!というか、このかっこよさのエッセンスはどこからどうみても550由来ですね。コンセプトモデルならではのスリムな印象。そいつが初代から最新型まで、一連のボクスターの市販型にもしっかり落とし込まれているのを感じます。

実際のボクスターはプロトタイプに比べて、安全面の理由から肥大したとか悪口いわれてるみたいですけれど、そんなの当たり前。ショーモデルにはトランクや安全装備はもちろん、ホロすら装備されていなかった関係でスリムなシェイプが実現しているのです。

この市販型の現実的な車重はむしろ幸いしてエンジンパワーとの絶妙なバランスが生まれて、速すぎず、遅すぎずのボクスターの乗り味につながっています。

ボクスターエス、またわ911への階段をいつでも登れるように格付けしてあるのもまことにショーバイ上手なところで、911とのコンポーネンツの共用に始まり、このボクスターは歴代、本当に巧く造りこまれているのを感じます。

画像はポルシェドットコムよりお借りいたしました。

スパイダーの派生は想定外でしたけれど、じつにこのモデルのリリース以降、ボクスターは911のサブ、という位置づけではなく独自の路線を歩み始めたのだと思います。

コンポーネンツの一部共有は変わらないものの、パワーや車格面、ドライバビリティで「911を超えない」、という不文律を取り払ったのが明白。実際、25周年を機に4リットルNAエンジンを搭載しちゃってるし。

96のデビューから2021年の今になって振り返ってみますと、本当に真っ当に進化している事実には感心しきりです。4気筒化でいよいよシリーズも終焉するのかと思いきや、4リットルの6気筒搭載やGTSの展開。などなどロートスターとしてのツボを押さえている、とそんな印象。

そんなことを思いながら、今日は近所まで暖機運転を行いますたw。

水温を上げて、タイアも温まったところで、帰宅、というはなはだ物足りないものでしたけれど、満足。この厳寒期のピークにオープンカーというのは普段よりも満足度が高いっす。アガるわ〜(勝手にアガっとけば)

ロードスターってのは、こういう、どこにも行けない時にもしっかり心身に効いてくる稀有な乗りものである、と気がつく昨今。ううむ、ありがたや〜(爆)。オーシャンブルーのホロとホワイトのボディカラーのコンビネーションが萌えポイントっすw。

550のおもかげは、主にボディシェイプでしか感じとれませんが、じつはメーターパネルの配置もそのまま受け継がれています。ボディシェイプも初代986では、550らしく、もうちょい直線的だったのですが、この987ではじつはフェンダーではなく、ドアの厚みが薄くされて、先代にはなかったコークボトルシ

ェイプが強調されています。グラマラスに見えるのはそのおかげ。

このあとの981では細部の曲線がスクエアなエッジとなって、シャープで凝った印象に変化しましたから、シリーズ中でボクスタープロトに一番近いシェイプを持っているのは987となった、というのが自論です(ご勝手にどうぞ)。

比較的短命に思えた981ののち、意味不明なデザイン意匠が多く、4気筒化でインパクトに欠ける最新型に至るのですが、総じてコンサバなスタイルを維持したまま進化しています。この先はE Boxsterに進化するのでしょうが、内容はともかく、スタイルには興味ありです。

どうせキープコンセプトでしょうがw。

私の987も今年の秋口には車検ですが、なに、納税の儀式としか捉えておりませんw。それまでにはトクイチオートでタイアを新調して、さらなるリファインを目指す予定。できれば981のエスあたり、と考えないでもないですが、乗り換える理由も特にないときているw。

TIP-Sの乗り方もようやくわかってきて、楽しさ倍増。はやく遠出をしたいものですのうw。

 


デスクチェアの選択

2021-01-24 09:28:59 | 今日の逸品

ガーン!ご存知、イームズのラウンジセット!全人類アコガレの的(うそ)。

まあね、実際、名作なのわ間違いないとしても、これ、実は使途不明の中途半端な存在だといわざるを得ません。もちろん、デザインといい、座り心地、耐久性、ステイタス性その他もろもろケチのつけようなどございませんが、実際にどんなシーンで使うの、となると

あまり見えてこない、ってのが実情(ケチつけてるし)。映画などによく出てきますよねー。ギャングのイヤミなボスクラスがよくこいつに座って、くつろいでるところを銃撃されたりしてますw。

これに座ってPCを、というのもムリだし、タブレットや読書?程度でしたら、まあよさげですけど、オットマンとの組み合わせですと見るからに腰にきそうw。首、肩、腰がつらくて1時間も座っていられない、ってのが見えてきます(爆)。ぼんやり居眠りでもしてろ、ってかい?

まあね、このセットでくつろぐというシーンで、他になにかしながら、などというパターンを想定してる時点で不合格。イームズのオーナーになる資格などない、ということでしょうw。

もちろん、俺は忙しいんでえ!ほんの10分でもこれに座って寛げれば御の字っす、というのならば結構。ですが、どんなに忙しがったところで、アンタどこ行くの?コロナ禍の現在、どこへもゆけず、デスクワークを強いられちゃう、というのが実情でしょう。

これ、すでに事務職ないしは白襟のみなさまに限りません。デスクチェアに座ってアレコレというのは、新生活様式の中でももっとも割合の高い代表的なものになったのだ、ととらえるべきでしょう。

ちなみにイームズの実勢価格は、リプロダクツもの、つまり再制作の紛い物でも70万円。オリジナルがあれば300はくだらない代物だぁ〜(寅さん調)。ですが、このイームズは、座って使うイスなどでわなく、座ることもできる美しい「家具」に過ぎないのです。

私も洗い物やお掃除(爆)に負けないくらいディスプレイに向かう時間が増えてまいりますた。こんな感染拡大でわ、お出かけもままなりませんし、アマゾンプライムも忙しい(爆)。各種申請にも集中的に時間がかかるw。直近では確定申告だってある(それか〜)。

最近ぢゃ、読書ですら図書館や本屋には出向かず、ザッシ読み放題やキンドルを画面越しに、ってくらいなもんです。出版する側も、こういうスタイルで読まれることが前提になっているかのような紙面づくりが行われているのをここ数ヶ月、強く感じます。

ザッシの見開きページなどを、I Macの27インチRetinaディスプレイで見るとカンドーしますよ〜。

冬季間、ももちゃんが布団の上にこられる関係で寝返りが打ちにくく、じわじわ腰にきているというのもあるのですが、デスクチェアの重要性が普段にも増して上がっているのがここ数年。

去年からはお互い、ご存知の通り。文字通りの「ひきこもり」ですぜ。

ここ30年ほどは、少しでもよいデスクチェアを求めて市場をさまよってまいりましたが、ここ20年ほどで売り場には出向かなくともよい品を買うことができるようになってきました。それでも実際に座って比較して買いたい、というのが椅子の世界ですから、売り場があれば出かけちゃいますけどねw。

で、さまよう中で乗り換えならぬ、座り換えてきたイスは20脚にもおよびます。キホン、安物買いのゼニ失いに終始しております。ご想像の通りです。ただし、去年のようにイスに座っているあいだに数百万円のお金を生むこともある(爆)ので、一概にムダばかりとは申せませんw。

コストコの棚に並んでいる商品名=マネージャーチェア(爆)レベルをアレコレ交換していたのにすぎない、というわけですが、そんな方、じつは多いのではないでしょうか?まあだいたい日本円(爆)で1万円前後から2万円後半まで。コストコのアレは100ドルの円換算が正札でしたっけね(懐)。

きっちり2年でボロボロのガタガタになったのをよく覚えております(爆)。ほぼ100%中華製で、組み立てる段階からグラつきなんかもあるんだけど、値段で買ってるのでガマンしちゃう、というね。

まさにオフィスチェア、と呼ばれるカテゴリーのものです。上の画像は、サンワの4万円クラス。最近ではオットマンに実効性のありそうなランバーサポートや、進化版のリクライニングなども装備してあるらしい。4万出せればこの装備、というわけですが、実は1万円チョボでもこのレベル

はあります。ただほんの少しショボいだけです(爆)。ぢゃあ、なにが違うのか、といえばズバリ、耐久性です。

基本の骨格部分にかけてあるコストによるのです。ただし、1万円クラスが寿命2年なのに対して、5万円クラスが2年で終わらない、という保証もないのがこの世界。早晩、みすぼらしくなって5万円クラスでも、まあもって5年というところでしょう。おそらく。

いっぽうで2年ごとに買い替える覚悟で1万円クラスをどんどん買い替えてゆくほうがキモチいいし、というのもこの世界なわけですからタチが悪い(爆)。これ読んでおられるそこのアナタ、おすわりのデスクチェアに座布団なんか敷いていませんかっw?

目先を変えた、ゲーミングチェア、というカテゴリーも最近のしてきましたけれど、基本の構造や価格構造はオフィスチェアと一緒。このカテゴリーにも20万円越え、だなどというのも出てきましたけれど、どうなんだろう。外観に予算取られちゃうと思うので、機能方面は未知数です。

そこで今回の私のターゲットはさらにこの上。5〜10万円クラスのオフィスチェアってどうなの、というおはなしw。

有名なハーマンミラー。ただし、CP悪し。人気があるのはブランド性、デザイン、耐久性からも当然ですが、会社支給ならばアリとしても、自己資金で、となるとこのお値段では考えちゃいます。12万円前後。

同クラスの中華や国産ではヘッドレストやランバーサポート、オットマンまでついちゃうのがフツー。ハーマンミラーのこいつにオプションという形で選択可能ですが、それだと15前後。

ブランド買いなどしてみても、自己満に過ぎず、テレワークぢゃあ、だあれも気づいてくださらないわけですからね〜(嘲笑)。また、よく見ると中華製のデスクチェアの細部はだいたいこれがモデルになっています。座面のメッシュなどもハーマンがお手本になったやつが1万円で売られているくらい。

というわけで、落としどころは

エルゴヒューマンクラスの国産中堅どころ、あたりになりそうな予感。なのですが、現在、リニューアル工事の影響で実弾枯渇中(爆死)。このクラスはCPもよいし、なによりこのブランドはデザインが最高です。仕事できそう、というよりも長時間座ってもオッケイそうぢゃないですか(爆)。

エルゴにはプロと呼ばれているトップレンジがありまして、その中の10万円コースになると機能ゼンブ入りなんですよね〜。これで10年保てば、というモーソーなどしている昨今。ううむw。支給してくれねえかな(誰が?)

 

 


IDEEのミニミラーチェアが届く

2021-01-24 08:40:19 | 今日の逸品

どかーん、新装なった15号室に置かれたミニミラーチェアでございます。圧迫感のない、低く座るスタイルが好ましい。実物は実寸や画面からの想像よりもはるかにコンパクトでございます。

実際、店舗やオンラインショップには、ミニでわない、「正規」ミラーチェアも売られているのですから、具体的にはそれとの比較で検討いたしましたが、正規ミラーの方は一般的なシングルソファーのサイズで、着座ポイントも若干高め。まあ、よくあるスタンダードサイズです。

これ、従来までこの部屋に鎮座ましましておられた、IDEE。90年代のプロダクツで、これぞ真正IDEEというモデルっす(爆)。全幅1mを優に超える力作でございます。クッションにはリアルファーが詰められていて、ここもゴーカ。正札25マンを遥かに超えるおそろしさです(爆)。

が、これもお役御免。運送屋さんに引き取られてゆきましたとさ(涙)。今回のミニミラー2脚分のボリュームがあったと思われます。

ミニでも正規でも美しいスタイルは変わらないので、どちらにするのか、なかなか決めかねるかと思いきや、こちらは222200円(税込)の受注生産品(爆)。今回はこの45000円というブランドとしては破格の見直し価格と、ミニというかつてないサイズ感を持つIDEEを味わってみようぢゃないの、

というのが発端ですから、悩むこと15分で(爆)決まりました。

今回は、3脚の発注。壁紙の色とのマッチングで選んだ、というわけですが、例によってライトグリーンは来月半ばの入荷らしいっすw。

座り心地は、意外なほどハード。フッカリと沈んでホールド、というフランス車のあれでわなく、沈み込み最小限で、きっちりホールドというドイツのレカロのアレです。関係者のみなさま、お分かりですね(爆)。

ミニサイズ、ということで心配していた背中のホールドは、172cmの私でも十分な高さがありました。正規ミラーとの違いはじつにこの背もたれの高さでして、あちらは頭までふっかりホールドしてくださるのでしょう。

正規ミラーでは貼り地を200色超から選ぶことができる模様で、予算さえありゃあなあ、と悔しがったことでございます(爆)。

今回はついでに

レストランスペースの照明も増灯。こちらは先日買ってみて、感触をたしかめたスクエアランプシェード。スタンドは手持ちのホムセンで20年前に3000円で買ったやつにマットブラックのペンキを塗って対応しました(汗)。

照明を落として使うので、周囲と同化しておっけい。いかがです?なんだか美味しいものが食べられそうでしょう(爆)。

 


リニューアル2021 完成いたしました

2021-01-22 08:52:06 | 今日の逸品

画像は、昨日の夕暮れ時の八ヶ岳連邦。私の散歩ルートからは、このようにデンセンなしのポイントがつづきます。大寒だというのに、日中は10度近くまで気温が上がったりして、拍子抜けするほど暖かい。

この先、まだまだ予想できないようななにかが起きるな、という予感をいだいたりしておちつかないキモチになります。

そんななか、最後に残った、シングルルーム完成。ここだけはライトグリーン、というかカタログ掲載のなかのファブリック調でも一際目を引いた色をチョイスしてみますた。壁と床の色も一段明るくして、バランスをとります。

このグリーンは、昼と夜とで印象がまったく異なる、面白い色ですた。画像のようにライトで照らしたほうが派手に見えていて、直射日光などではまた別の風合いが出てきておもしろい素材です。

じつは、珍しすぎて(爆)、問屋さんの在庫がなく、北陸の倉庫からの取り寄せとなってしまい、件の大雪の影響で、輸送が遅れてしまったというね。

こんな感じで、テレワークにも好適な環境でございます(そうか?)この色を選びだすのはなかなかな勇気が必要でしたが、なんとこの組み合わせはJOHN LOBB 2012からのインスパイアなのでした(爆)。

ほらね、似ているでしょうw?カタログ名ローデングリーン。歴代イヤーモデルのなかでも最もポップだったといわれる2アイレットのスエードブーツ。リリース以後は、バイリクエストでも注文不可で、まさにマボロシと化した、伝説の一足です。

ブラウンを選んでしまうと、Romsey君あたりと間違われてしまうので、ここはやはりローデングリーン狙いでしょう、ってなんの話だい?と(爆)。

内側にファー、というか毛足の長い内装を持ってきて、ソールも同色のゴム、シューレースもブラウンということで、本当にシャレが効いています。いやあ、たまらねえ。イヤーモデルとしてはかつてないポップな雰囲気がいかにもロンドンらしいぢゃござんせんか。

できれば一足、といいたいところですが、まあ空前絶後でしょう。羽根の部分は蝶をイメージしたデザインなのだそうです。

そんな2012へのオマージュ(大ゲサだって)。15号室、といってご予約いただければ、ご案内いたしま〜す(爆)。

別に、靴に習って部屋を作ったわけでもございませんが、部屋の内装色の組み合わせのヒントは、こんなところにも落ちていた、というオハナシです。一見、奇抜なグリーンでもこのようにブラウンとの組み合わせでもって上品な落ち着きを演出できる、と

そういう実例をコンサバなブランドをもって鳴るジョンロブが、年に一度の威信をかけたモデルで示していた、と。そんなわけ。

画像は、JL2012でわなく、ご愛用のロムゼイくん。カントリーアッシュと呼ばれる、くすんだブラウンの型押しレザーの一足ですけれど、これ履いて、出かける機会もこのところ減りました(涙)。ので、家の中で普段履きにしたり、日に2度の散歩に連れ出したりしてなかなかなヘビーユーズ。

煮えたぎる油やももちゃんの直撃を受けたりして(涙)、よい表情になってまいりましたw。

ゴムのダブルソール装備に型押しレザーの組み合わせということわ、悪天候での使用が前提ですから、この長い冬、せいぜい活躍していただくことにしましょうw。

 

 

 

 


大寒2021 寒中お見舞い申し上げます

2021-01-20 11:06:46 | 今日の逸品

画像は今朝の八ヶ岳遠望。晴れわたって、空気もこれ以上ないのでわ、と思うくらいに澄んでおります。忌まわしいコロナ禍が別世界の出来事のようでございます。

内装屋さんはいよいよ最後のシングルルームにとりかかったので、フォローはおしまい。あとは最終的な完成をみたのちにお掃除して仕上げる、という段階までまいりますた。なにも寒の入りのこの時期に工事やらなくても、と後から気がついたのですが、もう遅い(爆)。

予約が途切れた合間を縫って、ムリを言いながらの発注でしたけれど、なんとか完成の目処がたって、ホッとしたので、近所へ買い出しのついでに定番のスポットに寄り、マイクロツーリズムでございますw。

前回ここを訪れた折には、冬晴れではなく秋晴れだったとキヲクしているのですが、あれから爆発的な感染増が起きて、状況は日をおって悪くなるばかり。非常事態宣言まで出ちゃって、いよいよ出口が見えなくなった、といって悲観してしまうとロクなことになりませんから、ここはチャンスと捉えて、

客室改装に踏み切ったのが2週間前。でもこれが一筋縄でいくわけがないw。自分でやるのならともかく、職人さんまかせで、日程調整から始まって、具体的な改装プランを提示。といいたいところですがなもの最初からない(爆)。

現場合わせで、ここのこのあたりにスイッチね、とかこの壁の色はこうで、とか出たとこ勝負の即断即決の連続でございますよ(いいのか)。

なことやってると、トーゼンですけど寝入り端になって、ここのアレはこの方がいいか、と思いついちゃったりするからもういけない(爆)、i padにメモをとって、ふたたび寝床へ、というのの繰り返し(自業自得だな)。

職人さん、困る困る(爆)。

というわけで、長年使いこんだガラケーを手放し(爆)、この私もいよいよi phoneを持たざるを得なくなりますた(なぜ)。このガラケーはなんとCONRANコラボ(珍)。当時からイギリスかぶれだった私にとりましては便利な宝物だったんですよw。

フォールディングではなく、当時、アコガレていた、auだったかの「錦鯉」の板チョコタイプに似せたオサレなやつだったのですが、今となっては取り出すのすら憚られる珍機種となりましたねえ〜(爆)。

ガラケーでわいろいろと不便を感じるシーンが増えてきたのと、安めのi phone SEが第2世代となって、練れた気がするのでよいチャンスだと思ったわけです。調べると、ウザいショップに行かずにオンラインですべて完結できるようですし、特に欲しくもないが、いろいろとやりたいこともあるので、というわけで

いよいよi phone、i pad、i macのトリオが完成したのです(20年おせーわ)。i cloudを使いまくってこれでもか、ってくらい使い倒したるわ〜、といって早くも空回り気味ですが、i mac、i padのコンビを使い始めてはや15年。

いまさらi phoneなど手に入れてみたところで、特に目新しいことがないのがつらいっす(爆)。すごいキカイなのにね〜。

みなさま、これまで不携帯だったデンワですが、一応ケータイすることにいたしましたので、あきらめずにお電話ちょうだいね(爆死)。

 


IDEEのランプシェード

2021-01-20 07:38:27 | 今日の逸品

どかーん、つい昨日届けていただいた、MUJIのランプシェード。このようなスクエアデザインは珍しい、どころかネットショップで売られているのははじめてみますた。一般向けにはなかなか市販されないプロダクツのようで。

ホテルのロビーやラウンジに行くとあるでしょう?あれですよ、アレ。

ソファーの買い物ついでに、徘徊しておりましたら、偶然発見いたしますた。シェードだけで、ホームセンターで売ってるフロアスタンド軽く2台分のお値段ですけれど(爆)、しゃーない。

こういうのは、見かけたときに買っておけ、という鉄則がありまして、まあミニカーや中古車(?)と一緒ですな(うそ)。

シェードもまごうかたなき、消耗品。まあもって5年。それ以降はなんだかアンティークというか、ボロというか見苦しくなる一方なので、なるべく頻繁に買い替えたいところなんですが、これがなかなか売ってないときている。

商品名、ペンダントシェード、と呼ばれる吊り下げ照明むけのシェードでしたら売り場に死ぬほどあるんですがねえ。生活様式の違いでしょうか?ヨーロッパなどに遠征した折に買えば、と一瞬思うのですが輸送の手間とか別送扱い時に破損必至ですからご遠慮申し上げていたのですw。

今日は、暦のうえでは「大寒」。予報では、来るぞくるぞ〜、といわれていたので、覚悟したのですがマイナス6度、しかも快晴。にとどまりました。この時期で冷える、となれば軽く2桁はいってもらわないと、というのがホンネのところですが、今年はこういう肩透かしが多いっす。

どちらかといえば、暖冬気味な予感です。まだわかりませんけどねw。ちなみに画像は、散歩途中の日本アルプス遠望。あの山々のすぐ向こうは日本海っす。空気がクリアーな冬の日にはこれがフツーの眺め。まったく住むには最良の環境でございます。

改装工事はいよいよ大詰め。昨日は3室目のシングルルームが仕上がりかけております。

お掃除に追われる毎日ですが、普段やりつけないところまで磨けるので、なかなか楽しいっす。普段はマスクしてまでお掃除なんかしませんから、そこそこですが、重装備の昨今。

徹底的にお掃除をかましてみなさまのご来訪をお待ちしております(そうくるか)。

 

 


さらに改装工事、怒涛の進行中

2021-01-19 09:06:50 | ブログ

どかーん、ツインルーム2室目の内装工事が完了いたしました! 早速、完成のその日の夕方からお客様に使っていただくべく、お掃除をおこなって各部点検して、ごあんなーい、という目まぐるしさです。

こうしてそれまで滞在していた部屋を空けてもらった瞬間から、その部屋の備品類の片付けを始めて、新内装工事に向けた内装はがしに突入する、という流れ(涙)。

内装屋さんに全部丸投げする金持ちもいらっしゃるようですが、ホテルの備品ですからいろいろと放置できない要素もありまして、朝から晩までつきっきりのフォローとなります。その合間に仕入やら調理やら、他の部屋のお掃除やら、というわけでもう発熱寸前(イマドキ、シャレになんねーし)。

2室目はファブリック調のグレーです。木部とのコントラストが良好。ダウンライトも増設済みでして、照射角の狭い機種を選択してあるので、効果的。

フロアにもこのように木目の樹脂材を貼って、くつろぎを演出しております。この素材はテカリがいっさいなく、一見すると本物の木材に見えるのがウリ。あらかじめキズや靴あとなどの「エイジンング」加工も施されていて、まったく新品感がないのにわのけぞりますぜ(爆)。

よいのか悪いのか、となりそうですがとにかく自然。以前からこうだったかのような仕上がりです。

画像は20年もののMUJI製ソファベッド。みにくーいシミがついていて、どうするか悩んだのですが、思いきって先日、専門業者に依頼して10数万円かけて張り替えをおこなったものです。トラッド調の内装とのマッチングよし!アンコも補充していただいたんですよw。

壁紙は、部屋の3面がファブリック。窓まわりの1面は天井材と同じものとして、ちょいと変化をつけてみますた。立体感と、奥行き感を期待してみましたが、大したことはありませんでした(爆)。

カウンターのサイド部分にも天井材を貼ってもらって、一体感が出ています。

壁面には50インチディスプレイ。1インチ1万円、と言われた地デジの頃が懐かしいっす。いまや地デジ切り替え当時との比較で、お値段10分の1以下のものがAmazonで翌日に配達されちゃう(脱力)。ありがたみには欠けるわけですが、これがスタンダードとなりますた。

国内メーカーの4K だ、5Kだといってるトップモデルはサウンド方面もすごいのですが、メーワク(爆)。これらの安物系大画面テレビではオト方面は驚くほどショボいので、そのあたりが実はホテルルームには好適なのです。

みなさま、ファイアTVスティックをご持参の上、ご予約をお待ちしております〜(爆)。


今年って暖冬?リニューアル工事進行中

2021-01-17 09:03:06 | ブログ

みなさま、感染拡大が続くなか、お元気でしょうか?免疫力の勝負ですよっ!

私も、極力他との接触を控えつつ、とは心がけているのですがそうとばかりもいっておられず。日々、お客様をお迎えする中で不安な毎日を過ごしております。

消毒の徹底、検温などなどできることはとっくにやり尽くしているのに、これ以上なにを、と挫けそうになりますが、なんとか踏ん張っております。

さて、挫けている場合でもございません。緊急事態宣言が都市部を中心にだされるなか、予約の調整をおこないながらの営業、そこへ20年に一度の客室リニューアル、ってんですからなかなかいそがしくてスリリングw。

来週明けからは断れない筋からのお客様がなぜか押し寄せることになり、そこまでのカウントダウンを行いながら内装屋さんにムリを言いつつ一室づつ仕上げているところです。現在、職人さん3人体制。4室仕上げるのに、まずは3室をあけて、スライド式に壁紙剥がしからはいっての

流れ作業です。それでも一室あたりきっちり3日はかかる。

画像は、つい昨日仕上がったばかりのツインルーム。床材がランダムばりになっていてオサレでしょうw?壁紙のダークグリーンと天井と壁の一部に使った木目のコントラストもおっけい。トラッドな落ち着きを追求してみますたw。

先行して済ませてしまった電気工事の賜物=令和の霧ヶ峰(爆)も壁面に鎮座しておられます。が、全室でこいつをマキシマム運転してしまいますと、ブレーカーが上がることが判明(汗)。電気屋さ〜ん、ツメが「だいぶ」甘いんですけど〜、といってクレームを入れたところっす(爆)。

他にもプッシュ式の電灯スイッチに不良が発見されるなど、最終的な完成にはまだまだほど遠い感じ。

そんななか客室備品を求めてネットを徘徊していたところ、ご存知MUJIのページに

こんな耳寄りな情報がありました。IDEEは、数年前にMUJIが買収したブランドです。当時はショックでしたけれど、よいメーカーが存続するのならまあいいや、というわけでその後は御用もないままwでしたが、なんとここへきて価格の大幅改定に踏み切ったのだそうな。

IDEEの価格は、MUJIのざっと200%が相場。バブル以前からのファンでして、コンサバな家具のシリーズは耐久性、デザイン性ともに申し分なく、アコガレでございました。バブルの頃の麻布あたりのカフェバー(完全死語)はこれ一辺倒!!

セールもなく、というか生産量そのものが少なくて、セールなんてあり得ない。あっても店頭のみ。売り場に行ってもページに行っても売り切れのことが多くて非常に買いにくいのが特徴といえばそうでした。

以前でしたらそれもまたブランドイメージの向上に寄与したことでしょうが、コロナ禍ではそうもゆかず、というわけで知名度もイマイチでしたから、売上低迷を親会社から言われたのでしょう。テコ入れという名のコストダウンが製品に行われたのだと思われます。

ただ、親会社はMUJIですから、そこは押さえどころを弁えた上で行われているだろう、という期待半分で一発、お買い物をしてみますた。

7万円越えだったソファーが価格改定で税込45000円で売られています。デザインは申し分なく、ヨーロッパのハイバックチェアの10分の1の価格ですが、小ぶりな外観の割にイスとしての「容量」はありそうw。現在改装中の部屋にはIDEE の10年ものもゴロゴロしているのでその辺りは安心感あり。

ここで新品に入れ替えられれば、引き取りも1000円で済んでしまう模様。この価格帯での買い替えでは、引き取りサービスは各社、とっくに廃止されてしまっていて、これがネックだったので、都合いいし〜、というわけでポチッとしてみたのですが、どうなりますやら。

色も今回の客室内装には合いそうなので期待しているところです。というか、hpをご覧いただくとわかるのですが、色の展開が非常に上手い。シングルソファーでデザイン性が高く、耐久性も、とかゼータクいってると、まあ大体が一脚30とか50とかいうのがこの世界。

アコガレのIDEE、がこのタイミングで価格改定。それも新コンセプトで、となれば動かざるを得ない、というものです(鴨ともいう)。

IDEEも落ちたぜ、というのは簡単ですが、これが現実。時代に合わせて変容できるかどうかでブランドの存続が決まるのです。

私見ですが、IKE○や、○トリで買える2〜5万円のカウチソファーが3年で終わるのに対して、MUJIのソファーは15年。IDEEは20年はいけるか、という印象。もちろん置かれる環境や使い手次第ですが、ぢゃあヨーロッパの50〜200万円クラスが30年もつのか、というのは

甚だギモンっす。

ハイエンド家具の世界は、コスパ以前に自己満の世界だわ、と思うのですが識者のみなさまのご意見を伺いたいところです。大塚家具でもいってベンキョーしてみっか、とw。カッシーナが100年使える、となればそりゃよい投資かもしれませんが、ニンゲンって、飽きるんすよね〜(爆)。

クルマもそうでしょう(一部意味明瞭)?

 

 

 


リニューアル工事絶賛進行中 ももカントク大活躍?

2021-01-12 15:48:47 | ももちゃんの遠足

画像は、床材のサンプル。カタログに掲載されているのはほんの数センチ角の見本に過ぎないのに対して、こちらは実物。内装材のなかには、カタログとはまったく違う印象のものも多数ありますから、大急ぎの場合にも、必ずこうして「実物を」取り寄せることにしております。

普段と違うことをしていると、どこからともなくあらわれるうちの支配人(爆)、ならぬ支配ネコ。選定をおまかせするのですが、どうやらにほひと、足裏のフィーリングでのみ判別する模様(爆)。

ぼんやり眺めているのかと思えば、そうでもなく、匂い嗅いだりして、なかなか熱心に物色しておられますw。

自分の部屋ならばともかく、今回は客室の内装のリニューアルなんですから、なるべく落ち着きのある色合いと風合いのものをチョイスして、持ち前の片寄ったセンスとならないように配慮いたします(爆)。

今回は、耐久性と見た目、それから室内暖房との兼ね合いで、樹脂製の木目を選択いたしました。そりゃあ、本物のウッドを貼って、なんてのにはアコガレますけれど、お好みの古材などを使おうものなら、一室200〜400万円はいっちゃう(脱力)。

ま、自分の家ならばそんなのもアリかもしれませんけれど、一泊おいくらで、といって商売させていただく以上、耐久性が一番の優先事項。古材だなんてただの自己満にすぎません(爆)。

素材のツヤ感も大事で、エイジングが期待できない樹脂では、はっきりいって、完成直後から劣化が始まるのです。10年後、20年後のやれた状態も予見する予知力というか想像力も求められるので、決定には時間がかかります。耐久性を見抜こうとしているわけ。

最新のカタログには、ジーンズのように使い込んだ風合いを最初から持たせている製品も多数あって、時代を感じます。キズや靴跡などが最初から刻まれているのにはのけぞりそうになりますけれど、そいつがまたカッコ良いときているのですw。

ハイライトがあたって、ブラックミュージアムカーフの凄みが浮き出ているガルニエ2といっしょに写り込んでいるのが今回、玄関とレストランスペースに貼った、ユーズドテイスト樹脂材でございます。

ブラックミュージアムカーフのガルニエはこのようなシーンでは、グレーパープルと呼びたくなる感じ。かなりハデに見えますけれど、実際に履いてみれば、ただのブラックプレーントゥに見えちゃう、ってのがウリ。現在、カカト修理中っす。

この床材はツヤをおさえてあるうえ、傷もテキトーに入っているのですが、ハイライトの下ではイエロー主体のオレンジ色が滲み出て、なかなか味わい深い材料です。

エッジの部分にも長年使い込んだような風合いが再現されていてかなーり巧妙。ラルフローレンのリリースするRRLのプロダクツみたいな凄味すら感じさせる秀逸なプロダクツです。傑作。

カーペットを選ぶ場合には、家庭用の一般的なものを選んでしまうと、ほんの数ヶ月で靴あとや家具の跡がきっちりついて落とせない状態となり、見た目の劣化が早めに進みます。

ここは予算面で無理をしてでも、重歩行用と呼ぶカテゴリーのヘビーデューティものを選びます。植毛の密度が段違いです。また、最近ではタイルカーペットと呼ぶ、パネルごとに交換可能なものも売られていて魅力的。ヤレた部分のみ交換可能なので、都合がよいわけです。

リニューアル後の初っ端のお客様がコーヒーを床全面にハデにぶちまけてくださる、のようなシーンもホテルでは日常茶飯事でございますから、非常にプラクティカルなチョイスといえるでしょう(涙)。

今回は画像の壁面にある昭和の三菱「霧ヶ峰」様にはめでたく引退ねがって、かねてより念願だった暖房強化型、令和の「霧ヶ峰」にスイッチすることとなりました(祝)。壁紙、天井、フロアー共に素材替えをおこないます。通算で7度目くらいか。

だいたい5年から10年のサイクルでおこなっている、ホテルの客室としてはルーティーンともいえる改装ですが、いざ始めるとあれやこれやとタイヘンな作業でございます。今回はテレビもあるし、費用的にもゴルフ1台分くらいはいっちゃうのか(涙)。

まあ、こんなもんかい、といってオッケーを出してくださるももちゃん(爆)。今夜もこれからニャキンなんだそうで(涙)

 

 


2021年 あけましておめでとうございます

2021-01-01 09:39:49 | ブログ

みなさま、2021年、あけましておめでとうございます。

画像は、クアパーク長湯のイヤルミネーションの模様。2020年は、この状況で詣でることが叶いませんでしたけれど、今年こそは必ず、といっていまから楽しみにしているところです。

まだ12ヶ月も先のことなのに、と思うかもしれませんけれど、かつてない感染拡大が続くいま、こんな小さな目標でも心の支えになります。

そんななか、おっぱじめちゃった改装工事(爆)。

電気工事のみ先行させて、お客さまの予約状況をみながら内装工事へと移る、という計画でございますが、うちの電気屋さんはチョー売れっ子(爆)。新年の仕事始めからあちこち引っ張りだこで、複数の現場を掛け持ちしながらの出動です。

まずはエアコン4基の設置から。これを済ませておくだけでも、室内環境が激変しますから効果抜群です。

現在はガスファンヒーターでの暖房ですから、スイッチオンから瞬時に温風が吹き出して、約2分で部屋全体がほのかに温まる、というところですけれど、満遍なく、というわけにはなかなかいっておりません。灯油を使ったファンヒーターですとスイッチオンから温風吹き出しまでに5分かかるのが現実。

灯油は液体なので、そいつを気化させるのに要する時間が必要なわけっす。ご経験の方は多いでしょうけれど、この5分は長いっすよ。これですと長野の冬では不満続出、となるところから2秒で温風がくるガス式を選んでいるわけです。

このガスファンヒーターは厳冬期の瞬間暖房のシーンを考えて、このまま温存して使い続けます。急な予約で、ソク部屋の温度を上げる、のようなシーンでメリット全開。ここへ今回の暖房強化型エアコンの組み合わせは現時点の冷え方を考えますと、納得できる落とし所か。

今回新たに導入するエアコンは、商品名「霧ヶ峰のズバ暖」。そう、公私ともに話題の(爆)杏がCMやってるやつ。

導入は4基。ホテル全体ではこれまでの通算で15台ほどのお買い上げですけれど、暖房能力がハンパではない「熱さ」なので、長野のホテルの備品には絶好。発売からは、これ一点張りです。

冬には熱風が吹き付けてほしい足元を狙ってくる関係で評判は上々。センサー技術の賜物か。現在ある客室内のエアコンは冷房専用の30年ものですから(脱力)、使い尽くした感満点(爆)。なんといっても昭和の「霧ヶ峰」ですよっ!エアコンなどという用語はなく、クーラーと呼ばれていた時代のやつ(爆)。

さよう、昭和の頃は夏には比較的冷涼で、ここまで稼働が少なかったおかげで30年ももって(もたせて)しまったのです(驚愕)。

が、それもここ数年つづいた夏の異常気象で、いよいよお迎えが来てしまい、今回の冬の買い替えに繋がった、というわけです。それにしても30年もよくもったもんです。ホント。

けっ、ホテルのくせにセントラルヒーティングぢゃねえのかよ、とお考えのかた。ごもっとも。

常に満室で、従業員もたくさんいて、サッシ性能のアップデートも抜かりない、最新スペックのウツワならば、それもアリでしょうが、世の中そんなに甘くない。外面とのバランスを保ちつつ、いかに固定費を削減するか、ここでしょう。

個別のオンデマンド冷暖房は、当ホテルが長年かけてたどり着いた方式。お風呂と洗面台の給湯もそう。ボイラーでお湯を沸かし続けてそいつを循環させて、というのを20年前までやっておりましたけれど、それは安定した高稼働率が前提。ウイークデイと週末では稼働率なんて雲泥の差ですから

推して知るべし。さらに、昼間には館内に人がいなくなってしまうのがホテルです。そこへきて、お客様の服装も千差万別。Tシャツ着てチェックインしてくる中学生の隣の部屋で、ダウンでモコモコのおばあさんがくつろいでいたりするのがホテルです。

たとえおひとりさまの宿泊でも、セントラルなシステムを動かし続ける、というのは莫大なロスの積み重ねとなって、収益を圧迫するのです(ぼやきではありません)。や、今やこんなの昔ばなしです。

というわけで、こちらも宿泊予約がすでにあるので、工事の進捗と予約客のチェックインまでのカウントダウン状態が年初から始まります。まったくもってお正月どころぢゃねーわ、というのがホンネ。自分でやれればねえ、と(爆)。

まあね、ホテルの仕事なんてこれがフツー。いつものことっす。

画像は、壁紙のカラーというか実物サンプル。カタログに貼り付けられているのは3cm角の色見本にすぎないのですが、こいつは実物そのものを切り出したものですから、施工後に近い感触を確かめることができます。

が、手元に長いこと置いておくとあれやこれやとモーソー果てしなく。キリがなくなるのですが、じつはこれがまた楽しいときている。

こんかいは、フロアと天井は木目、壁はファブリック調でいくか、とモーソー中。みじかくても10年はこの内装でお客様をお迎えするわけですから、選択は慎重になるのはもちろん、今後の空気感なども考慮にいれます。トレンドもある程度はありますので、選択と組み合わせの難易度たかし。

Pinterest やInstagramなどなど、画像集合サイトに無限のインスピレーションを求めて徘徊する毎日(汗)。

これも時代ですよねー。以前ですとホテルのインテリアだなんて、参考文献が限られてしまい、どこかで泊まったことのある宿の内装などを思い出してはチンプンカンプンなインテリアを作り上げていたものですが(爆)。現在ではその気になって調べればいくらでも。

というわけで、詳報さらに次号へ。

今年はコロナ禍もまだこんなだし、低調なすべり出しなのわ否めないか、とあきらめていたのですが、おかげさまで、なんとか繋がっております。

その先はまだまだ五里霧中ですけれど、webページをみがいて、新たなる顧客層を発掘して参ります。みなさま、テレワーク、ワーケーションの拠点としての環境づくりに注力したリニューアルを済ませておきますので、お問い合わせならびに、ご予約をお待ちしております。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。