嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

The Great Gatsby 2013 公開が延期される模様・・・

2012-08-22 20:39:00 | 映画

Mv5bmtc0ndu4ntm5nf5bml5banbnxkftz_2 The Great Gatsby・・・邦題、「加齢なる華麗なるギャツビー」ですが、どうやら公開がことしのクリスマスから来年夏に延期となった模様。撮影が遅れているのか、はたまた、資金方面でのトラブルか、興味が尽きませんが、この「華麗なるギャツビー」は、74年にロバートレッドフォードとミアファローの主演で映画化された折に、封切り映画館で観ている関係で、印象深い。

74年版の衣装担当はなんとラルフローレン!!、非常に印象的だったホワイトやピンクのスーツはいまだに私の服飾の好みに影響(悪影響か)を与えっぱなしだぜ(爆)。さよう、インパクトがハンパでわなかった・・・

ストーリーはとんでもなくシンプルだしジミーなものなのですが、原作=S.F.フィッツジェラルドにどこまで忠実にいくのかいかないのか・・・すでに公開されているTrailerを見る限り、頽廃方面の描写がいちぢるしい感じですが、このどちらかといえば、ジミーな物語をデカプリヲさま主演でどこまでフィーチャーするつもりなのか、見所はそのあたりでしょう。また、この2013での衣装担当が誰なのか、まだ調べてはおりませんが、予告編をみるかぎり大したことはなさそう(爆)。今風のユナイテッドアローズ風だったらどうしようか、と心配したのですが、さすがに男のオサレがピークであった、といわれるサーティーズファッション全盛のこの痔期が舞台のこの映画で、そりゃないだろうさ!そのあたりどうみせてくれるのか?いまからタノシミなわけですが、現代風なアレンジが生かされるのだとしたら、そこもミモノ。個人的には、パンツのわたり幅とクツ方面が非常にタノシミっす。

有名な「シャツばら撒きシーン(原作参照)」も3Dできっちり再現されるらしいし、オサレ男子は見逃せない一本でしょうて・・・が、ケチな私としましては、3D別料金が解消されない以上、DVD鑑賞決定か(ドケチ)。ううむ、それにしてもあと1年とは・・・映画の存在そのものが忘れられなきゃいいが、と(爆)


NHK BSで金環蝕を鑑賞する

2010-08-04 12:19:27 | 映画

Kinkanshoku300_2 NHK BSでは現在、山本薩男監督生誕100周年記念で一連の代表作を放映中!

一発目は「金環蝕」だ。福井県の九頭竜川ダムに絡んだ一連の汚職とそれのもみ消しの顛末を映画化した問題作。幹事長時代の田中角栄が関与した実話でありますからして、ご記憶の方もいらっしゃるかと思われますが、超豪華キャストをそろえたなかでも宇野重吉演じるところの「裏金融屋(爆)」がたまらない魅力だ!えげつなさの極みですが、それの上を行くかという、三国連太郎がまたヨイ!クールを通り越して、ブキミな仲代達也のストライプスーツにコンビ靴というコーディネイトもたまらん!

権力とカネにまみれた政治の裏側を見事にえげつなーく描ききった大作。70年代当時の風俗方面も味わい深く、昭和を振り返るのにはうってつけ。平成のワカモノはよーく見ておけよ、といいたいところながら、現在もまったく変わっちゃいないのがこの世界か・・・みどころは数限りなく登場してくるホステスの衣装と化粧(爆)。どちらかというとコワい(爆)。が、平成のギャルメイクまたわギャルファッションも結構コワいものがあるぞ、と感慨にひたる2010年盛夏(爆)。

この一連の放映はつい昨晩が「不毛地帯」、今晩はなんとあの田宮二郎版「白い巨塔」ですぜ! 昭和どっぷりのそこのアナタ(爆)、残業なんかしてる場合ぢゃありませんて。冷えたビールを買い込んで帰宅を急ぎましょう(そうもいかないのか)!


あらためて知る 伊丹十三監督作品「お葬式」

2010-07-12 10:41:33 | 映画

Dsc01199 ガーン!佐久市立中央図書館蔵書・・・「お葬式」日記。いままで見逃しておりましたが、絶版となって久しい、あの映画「お葬式」の裏話集を近所の図書館にて発掘いたしますた。

シナリオの決定稿・・・できあがった映画から採録した「完成台本」ではなく、このシナリオの上に映画を作った、というその原本にはじまり、製作日記、インタビューから、興行収入、「製作予算見積書」までが掲載されているぞ!

愛媛県松山市にある「伊丹十三記念館」に出向いた折にも、たしか飾られていたホンそのものなわけですが、非常に興味深い。カントクの一連の作品はそれこそディテイルに至るまで暗記していたはずなのですが、そこはやはり私のことですからして、忘れている箇所多数(爆)。DVDでも借り出してもう一度詳細に、と思わせてくれるに十分な「お葬式」という映画はやはり名画であったなあ、と。

ポルシェ924が登場してくるのですが、あえてSではなく、ターボが動員されているあたり、非常に深い(爆)。つうか珍しいかも。カントクもかなりお好きだったようで・・・

画像はウデドケイが目立つこの痔期、好んで出動させているロレックスGMT2。外周のベゼルリングはパリ夏時間(しつこいって)。


映画「パッセンジャー」に感動してしまう

2010-04-07 19:16:51 | 映画

332569view001_2 去年の3月に公開の一年遅れ(爆)・・・ま、私といたしましては早いほうか、と(だめだめ)

「プラダを着た悪魔」でデビューのアン・ハザウェイ主演のサスペンスもの、と聞いたらまあ1年遅れ、それもツタヤ旧作5本で1000円セールで、ってのもしかたないか、とタカをくくっていたのですが、どっこい、本作は大傑作(おそすぎだって)!

サスペンスものというカテゴリーにはたしかに入るでしょうが、実は本作のテーマは仏教でいう「成仏」。さらに「四十九日(爆)」。なのだということにエンディング間際で気がつかされる衝撃の展開が出色(ネタバレご容赦)!

2世代前のパサートがよいアクセサリーとなっているが、見どころはなんといっても美しいバンクーバーの街並み。画質も非常にしっとりとしてキレイ。 加えてピアノ主体のBGMも極上。思わず2度観た、の★★★★、98点!!しっとり系サスペンス、といえるでしょう(一部意味不明)


クルマ映画を愉しむ(爆) Go Fast

2010-03-11 09:56:35 | 映画

Middle_1252242278_4 いや~、この季節らしい春の嵐に見舞われた一昨日・・・鉄道、高速道路方面には多大の被害が出た模様。春先ほど雪に見舞われやすい、は事実でしょう。

そんな日には(爆)家にこもって映画三昧っす(理想的)。

Go Fast はまたしてもリュックベッソン・プロデュースのカーアクションもの。ドイツ車のトップガン級をつかってスペインからフランスまで陸路、堂々とコカインマリファナ類を運ぶ、というこれまたアフォらしいほどの突っ込みどころ満載映画ですが、ここでもAudi大活躍。

リュックベッソンとくればTaxiシリーズと来るくらいなヒットでしたが、アレの主人公も思いっきり悪役フェイスだったのですが、こちらはそれに輪をかけた悪役ヅラの主人公が見ものか(爆)。どうみても開演後3分程度で射殺されてしまいそうな悪役にぴったりのアラブ系だ~(珍)。フランスも南岸沿いには当然のごとく多いルックスですが、このあたりからすでに愉しめますよ~。

RS4、カレラS、マセ・クワトロポルテ、さらにM5まで動員してオートルート上を爆走するのですが、こちらはリアリティに富んでいる、がただそれだけ(爆)。400HPオーバーのクルマでどっちが速いのどうのなんてやってみたところでただの度胸試しに過ぎないわけで、意味がない!のを承知で愉しんでしまえばよい、の25点、★なし(爆)。フラ語の耳の訓練にはよいか(違)。

せっかくのレンタルDVDだからといって以前は何度か繰り返し観た作品もございましたが、さいきんそいう気にもならないのが増えましたね~(萎)。


年末恒例(爆) ツタヤ三昧の日々

2009-12-29 07:59:35 | 映画

51w18kfezfl さて、先日の伊丹十三記念館もうでのコーフンさめやらぬうちに、ということで、近所のツタヤに出向き、しばらくご無沙汰だった一連の作品を借り出すほかに、今年一年レンタルせずに「とっておいた(爆)」最新作を30本ばかり借り出してまいりますた。

折からの旧作全品99円セールにも助けられて、映画館の正規料金で「すべる」よりも確実性の高いゴラクというものです(爆)。このてはつい昨日の御用納め以前に逝っておくのが得策。でないと、一族郎党ひきつれたワゴンファミリー(一部意味不明)が押し寄せて軒並み「レンタル中」となるので、欲求不満となるからです。

画像のお葬式は伊丹監督の「あの」路線の出発点。カメラアングルから脚本、キャスティングなどなどいかにも「凝ってみました」という独特の世界を築いたモニュメント。これ以降、一連の作品はほとんどすべてが同一のコンセプトを持って作られていたと思える大傑作でした。そういえば、記念館で案内嬢からきいたのですが、役所広司さんて「たんぽぽ」がデビュー作だったんですってね。監督は当時から役者を発掘するのにはピカイチの才能をお持ちだった由。個人的にはちょい役で出演の高瀬春奈さんの腰周りがまことに印象的でございました(一部意味明瞭)。

今年亡くなった森繁久弥の社長シリーズまで借り出してまあ忙しいこと忙しいこと(爆)・・・とここへきて年末年始のお客様もみえるぞ(汗)。全部観られるのでしょうか>自分


劇場版ハゲタカを鑑賞してみる

2009-07-07 08:52:19 | 映画

51wm7f6xul__ss500_ NHKドラマの映画化・・・かなり珍しいパターンですが、その時々のトピックを巧妙にストーリーに盛り込んでみせた手法がうけて大ヒット。こんかいの劇場版にも結びついた、というわけですが劇場版もそのセン。

今回はさらに不採算の自動車会社、リーマンショックやハケン切りなどなど時事ネタがさらにふんだんに盛り込まれていて新聞の社会面を読んでいるようだ(爆)。

注目の赤いハゲタカは存在感がイマイチでイケメンなのはオッケイなのですがもっとイヤラシさがないと物足りない。このあたりがNHK臭というものでしょうか(爆)。日活あたりの製作ですと思いっきりやってくださるのでしょうが、ストーリの盛り上がりにも影響する部分なので惜しい。

件の赤いハゲタカのリストウォッチはやはりロードスターですた!現行のクロノグラフ。エンドロールに「メガネパーク」の文字も見えたりして周辺ネタにも事欠かない。全編にわたって登場する主人公のかけている眼鏡(アランミクリ・スタルクアイズ)は効果満点。TV版では前半にしか使われていませんでしたが、全編にわたって主人公のキャラを巧妙に演出しているのが私にとっての見どころですた(爆)。DVD化を待ってもよいが、劇場はガラスキなのでいったんさい、の49点。★なし。劇場内は惜しくも貸切ならず(爆)、3名での鑑賞ですた(汗)。それにしてもスポーツカーのネーミングはなんとかならなかったのか、と(萎)


ベンジャミンバトンに感動する

2009-02-16 19:09:14 | 映画

Bbcc1 いやはや、GDP、35年ぶりの低水準に加えてみぞうゆうの内閣支持率、さらにうずちゅうがお好きな金融大臣さんと話題に事欠かない昨今(爆)、週末に時間が空きましたのでドライブがてら映画館にでむき、これまた話題の「ベンジャミン・バトン」を観て参りますた。

チケット購入段階ですでに最前列意外はスベーテ塞がっているという大盛況。ブラピにケイト・ブランシェットとくればモンクなしのゴールデンコンビ、加えて興味深いストーリーで満員御礼もむべなるかな。もちろん最前列のど真ん中で首をさすりながら(爆)涙いたしますた(一部謎)。原作者はあの加齢なる、もとい「華麗なるギャツビー」の原作者だと知ってまたびっくり。

画像のご婦人とは一時的に深い仲となるベンジャミンですが、このご夫人、英仏海峡の水泳での横断に挑戦した初めての女性という設定でした。このイベントにたしかロレックスがスポンサードしていて、どこかで資料をみたキヲクがあります。防水時計のPRにかんでいたというわけですが、ベンジャミンの実父の腕にもどこかで見た時計が・・・(一部謎)。詳しくは本編をどうぞ。

出演者全員がなんともいえないキャラクターの持ち主でキャスティング、脚本、カメラ、特撮、その他もろもろモンクのつけようがない。映画ってほんと素晴らしい、と思わせてくれる100点満点(すなお)の金字塔。絶対に劇場に出向くべし、の★★★★★。まちがいなくアカデミー各部門の独占となるでしょうねえ。まさにみぞうゆうだ、ウン(ここダミ声)!!


007 Quantam of Solace

2009-02-02 17:31:40 | 映画

2101201 みなさまご覧になりましたでしょうか?007最新作。さいきんではネットのおかげでネタバレがはげしく、おおまかなところはおさえた上で映画館に赴く、という方も少なくないでしょうが、私はなるべく「素」のままでむくように心がけております。

ダニエルクレイグさまはこれで2作目のボンド役。撮影に手間と時間がかかりまくるので主演男優には迷惑がられるので有名な007シリーズですが、現行ボンドがいつまでもつのか(爆)?そのあたりもひとつの見どころでしょうか(爆)?なかには1作のみで降りてしまった男優さんもいましたしねえ(ティモシーダルトン)・・・

さて、冒頭のカーチェイスに始まって一連のハデハデなアクションはたしかにスゴイ!すごいんですが、007シリーズの文法にはまったく沿っていない。こりゃ「ジェイソン・ボーン」かと思いますた(爆)。60年代から連綿とあった、ある意味水戸黄門みたいな(爆)安心感がなく、ムリヤリボンドを名乗らなくてもただのゴーカアクション巨編ということで納得できてしまいます。

Qが提供してくれるはずの新兵器もなければ、ボンドガールもイマイチ(オヤジの意見)。グッチにいたトムフォードのスーツとサングラスできめたボンドはめちゃくちゃカッコよいがゴツ過ぎてボンド得意のジョークがまったく似合わないのは致命的な配役ミスか。かんじんのストーリーも凝りすぎというのかなんだかわかりにくくてスッキリしない。こちとら007みにきてるのに、ニンゲンドラマやってどうすんだよ、と(完全意味明瞭)。倉本センセかよ、と(爆死)・・・観終わっても、アレー?なんだかわからないし、どうにもスッキリしない、ニンゲンドラマだしぃ~しかたないか~、で帰る羽目になる(理解力が足りずにスマソ)。

30年後に観ても見ごたえのある作品にしたかった、と、件のクレイグ氏はコメントしていたが、そんな必要はまったくない(きつぱり)。007なんて常に最新作のみ話題になればそれでよい。個人的にはたんなる娯楽作品に特化して定番のみで押しまくるボンドシリーズの復活を望んでやみません。007シリーズは「男はつらいよ」でよい(一部意味不明)な★。レンタルDVD化を待て、の19点(100点満点評価)。

ところで冒頭159にせっつかれるアストンがでてきますが、あのシーンも反対車線に目を向けると失笑を禁じえない(一部意味不明)。トンネル内追越しのスリルはわかるがどうみても停まってんぞ>反対車線(爆)。アストンを何台も壊して制作費のかなりな部分を使い果たしてないか、と心配になる昨今(余計なお世話)。純正にはない装備がてんこ盛りの一台だったはずだがそれらの解説は一切なされていないし、ボンドカーというのは活躍しまくりの準主役だ、というのが文法ですぜ・・・というわけでカントクさんはダブルオーへの理解がまったく足りていないとの結論。観客サイドに立ってないというのが伝わってくるわけで、こいうのは長年のファンとしてはツライです(爆)。

ちなみに今日づけの読売新聞によれば前作と今回のこれのカントクさんは次回作への製作依頼を固辞なさったとのこと。あんだよ、ボンド使い捨てですかい。どうもおかしいと思った。このままではシリーズの存続は怪しいわけで、はやいとこ次のボンドの配役だけでも発表してつないでおかないと、この不景気でスポンサー皆無な昨今、ファンとしてはシリーズの存続そのものが心配っす(まぢ)。


SCENT OF A WOMANをビデオで観る(爆)

2008-12-30 19:15:18 | 映画

5192z1tgtcl__sl500_aa240_ いやはや、久々にひっぱりだして観ますた(爆)・・・いまどきビデオ、それもレンタル上がりのやつで、というのが旬ですがな(完全意味明瞭)。

アルパチーノがアツいのはいわずもがなですが、有名なタンゴを踊るシーンに出てくるガブリエル・アンウォーさま萌え~!!

フェラーリ348スパイダーを振り回してくださるシーンも出色ですが、なんといってもラストの感動的なスピーチがいかしております。サルトなスーツも文法どおりで楽しめますが、やはりニンゲン中身よのう、と(爆)。観るたびに感動を誘う名画。もう1回観よっと(ばか)。YOU TUBEでも逝けちゃうみたいですが、やっぱりここはビデオっしょ(違) 。ううむ、いいっす>お正月もうど(はやすぎ)!!


Gone Baby Gone

2008-09-30 07:43:50 | 映画

51kdawe5abl__sl500_aa240__2  日本では劇場未公開、がDVDになってリリース。ごく最近レンタルも開始・・・ううむ、よい時代になったもんです。

脚本もよいが、原作がフクザツでひきずりこまれる。悲惨な幼児虐待事件が毎日のように報道されている昨今、問題提起としてみるもよし、複雑な人間ドラマとしてみるもよし。配役にワザが効いており、リアリティこれでもか。主演男優さんは、どこかでお見かけしましたね、と思っていたらオーシャンズの一員でした(爆)。ギラギラしていないのがかえってリアルだが、脚本にはぴったり。観終わって喫茶店(爆)に寄り、余韻を味わうのにはうってつけのエンディングだが、そんなことする観客ももはやいない、とそいうことなのでしょうか?・・・劇場公開映画のほとんどがゴラク作品な昨今、シネコンではなく、映画館で観たい(一部意味不明)★★★。華はないが、余韻はあるぞの90点。


アランドロンのフリックストーリーをYahoo動画でみる

2008-07-09 18:18:01 | 映画

Chtop_4305_20080403115341 ううむ、懐かしいでつ!わたし、これ近所の映画館のロードショウ(完全死語)でみました。75年フランス映画。設定は40年代のパリ。イタリヤ系マフィヤに対抗するやり手刑事がドロンの役回りですが、中年にさしかかってアブラが乗り切った頃の凡作(爆)。エンディングまでの15分くらいがなんとも惜しい仕上がりですが、実話に基づいた、とくればまあこんなものか。

コンケーブショルダーにピークドラペル、ピンチバックの当時のファッションに忠実なドロンのスーツは圧巻。対するギャングもフレンチギャング(イタリヤ人という設定ですが)ならでわの洒落っ気にあふれていて、見ごたえあり。40年代のシトロエン・トラクシオン・アヴァンやシムカも大活躍で、なんだか楽しいぞ(爆)。ドロンは上半身がっちりなんだが、いかんせんガニマタでこれがまたガラの悪い役柄にぴったり。この作品のような刑事役でもギャングよりも残酷でクールに映ってしまうあたり、さすがにタダモノでわない。主演作ほとんどのラストでお亡くなりになるのもむべなるかな。うう、クール!!昨今、あまり流行らない「甘いマスク(完全死語)」を売りにした旧タイプ、と片付けるのは簡単ですが、それでも一時代を築いた名優といってよいでしょう。随所にちりばめられたパリっぽさはやはりフィルムノワールならでわ。ビストロ、バー、レストラン、オーベルジュ、すべてがフランスっぽくて(あたりまえ)タマランチ会長。乾杯なんてペルノーですよ、アータ!ううむ、パリいきたいぞ(爆)!!

それにしてもヤフー動画でこんなのをこま切れにしてみられちゃうのは果たして良いことなのかどうか?映画館にわざわざ出向いて「観る」からこそ30年以上たった今でも記憶に残るわけで、パソコンのディスプレイで、こま切れで「見て」も30年後に憶えているのかどうかはギモンですね。昨今のMP3みたく垂れ流しの音楽にも似ているスタイルだと思いますが、メディアはともかく良いものは良い!!心して観よ、の80点★★★


ナショナル・トレジャーをみる

2008-02-08 21:51:52 | 映画
National_treasure1いやはや、気がつけば2月!さらに気がつけば確定申告の受付いよいよ開始か、という昨今・・・(鬱)。もうね、まるまる2ヶ月!取り組みましたよ。去年の会計士さんまかせの申告書をお手本にして(爆)、ゼッタイにボロが出ないように(完全意味明瞭)作り上げますたともさ(一部謎)。来るなら来てみれ~(遠吠えののちエコーでフェードアウト)

さて、そんな私へのごほうび(爆死)というわけで、かねてからみたかったナショナルトレジャーを映画館へ出向いてみてまいりますた(遅)。調べればなんと今日が上映の最終日(爆)。チケット買おうとしたら、先日の大雪で暖房が壊れているが、それでもよいか、と訊かれてしまい(まじ)、ヒキそうになったですが、先日来ご愛用のヘビーデューティなピーコート+カシミヤの重ね着で出向いておりましたものですからまったく無問題、というわけで劇場内はなんと完全貸切で鑑賞いたしました(狂喜)。

ふんだんに予算を使いまくったディズニーアクションですが、どっこい見せ場満載の謎解きの連続・・・ううむ、このコーフンは、ダヴィンチコード+インディジョーンズだな、と(爆)。こんかいのカーアクションは最新型メルセデスベンツオンパレード。最新のCもだいぶ丈夫なご様子で(爆)。それよりも酒宴もとい主演のニコラスケイジさまの腕時計に、はい、ちゅーもーく(桜塚やっくん)・・・たぶんサブマリーナでしょうが、ここはひとつジュビリーブレスでもかましてひかえめにGMT2でも採用して欲しかったなり、の67点。上映館ほとんどなくなっちゃったので、DVDをお待ちください、の★★★。



ボーンアルティメイタム

2007-11-15 07:17:30 | 映画
Jborune1映画をみるのにお支払いする1800円という金額・・・ううむ、どうにもビミョーな金額ですが、欧米各国の感覚でいけば500円~800円といったところが妥当なのでわないか、と考えつつも、平日の貸し切り映画館のカイカン(一部意味明瞭)には抗えず、観たい作品があればつい出向いてしまいます。
今回はボーンアルティメイタム。3部作の完結編となったわけですが、冒頭からかなりのテンポでおしまくる展開には息つくヒマもなく、見ごたえ満点のアクションシーンの連続もよくやった~とびっくりするのですが、観終わった後にはには疲れ果てます。スパイものというよりもバイオレンスもののカテゴリーですね。ひきつづきとなりの「グッドシェパード」になだれ込もうと思ったのですが(爆)、時間切れのため撤退して参りますた。ううむ、ステキだ~>平日のイナカ映画館(爆)。
何度も展開するカーチェイスのなかに最新型VW車が多数出演(珍)!トゥアレグって丈夫なんだ~(爆)と感動してしまいましたが、画面にVW車が出てきてもイッキに日常に引き戻されるだけなわけで華がないことおびたたしいぞ、オイ(爆)。

それにしても先週の土曜日に封切りだったはずのこの映画、まあ火曜日の1600~という時間ではムリもないのかもしれませんが、人気ゼッチョーのマットデイモン主演なのにもかかわらず、館内もーろ貸し切りだったのにはたまげますた。って、イナカのシネコンなんてこんなものなのか・・・みなさん、せっまい映画館で、すし詰めになって観るのもそれなりに、でしょうが、イナカで「プライベート映写室(一部意味明瞭)」感覚で観るのもまたよし、ですよ!映画を観るなら平日の長野へ、ってねえ(違)。



セイントオブウーマン

2007-06-29 08:27:59 | 映画
Scent_of_woman1近所にある書店内のレンタルコーナーが1ヶ月前から撤去の準備をしているのですが、レンタルあがりと称されるビデオがよりどり1本100円で販売中!・・・ううむ、ビデオねえ・・・ただでさえかさばるし、DVDの整理もロクにできない私としてはまたしても・・・とクラーイ気持ちで売り場を流しておりましたんですが、あるはあるは往年、といっても80年代を中心にしてごくさいきんの話題作までもうお宝の山・・・気がつけばカゴに一杯買い込んでおりますた(←ばか)。
そのなかの逸本より(爆)。セイントオブウーマン!アルパチーノとガブリエル・アンウォーがタンゴを踊るシーンはいまだに語り継がれる名シーンですが、ガブリエル・アンヲー(爆)は10年ほど前のLAXのCFに出演。バックにボビーコールドウェルの最新作が流されていて印象的な女優さんだったのですが、この映画でタンゴ踊っていたのが彼女だった、というのは今回はじめて発見いたしますた!もうね、感動の嵐っす!
フェラーリのモンディアルをディーラから借り出してめちゃくちゃアタリをつける(爆)シーンはイタ車ファンならずとも必見ですが、名画は何度観てもよいものよのうの99点!ううむ、しかしこのビデオの山、どうするんだ~(爆死)