いやはや、みなさま。お元気でしょうか?中華の春節と同時に一瞬にして世界各地に拡散したかにみえるコロナウイルスでございますね。その異様な早さは時代を象徴しています。
そんなSARS以来のキョーフに怯えながら極寒のロンドンへと出かけてまいりました。
出発直前になって、コロナ騒ぎが持ち上がり、まさかここまでになるとはつゆほども思わず。日を追うにしたがって深刻度を増しているのがヨーロッパでも感じられました。
ロンドンはパリとならぶ有数の観光都市でもありますから、春節の今、そこかしこに中国人がいる上に、そもそもチャイナタウンまであるわけで、中華濃度は普段から濃い。というか、こちらがお邪魔しているガワなわけです。
そこへ大移動期にあたる春節休みなのですから、推して知るべし。いつも入国審査の時点から春節のみなさまにまみれたギョーレツを覚悟して出かけているのですが、こんかいばかりは別でした。
2年ぶりに訪れますと、世界一キビシーといわれたLHRでの入国審査が自動化されており、びっくり。さらに人が少ないわけですから、2年前との比較で、着陸からはざっと小一時間は早く入国できるようになったのはデカいっす。
これわホテルで早く休める、という意味です(爆)。
ホテルから2分のbayswaterの裏通りに北京ダックを売り物にしている店があるんですが、そこのお決まり=春節の20mもの入店ギョーレツが日を追うごとにみられなくなりました。
ロンドン市街からは混雑が消えて、まったく拍子抜けするほどですが、こればかりはしゃーないか。中華当局の厳然とした措置にもたまげますけれど、ことの重大さが身にしみたひとときです。
さらに滞在中日には突入から50日を経過しても収束しない、パリのゼネストにもばっちりとハマって、こちらもこちらでかなりスリリングでした。
地下鉄、国際列車はもちろん、オペラ座のバレリーナまで巻き込んで繰り広げているゼネストですから、まともにやられたら主要エリア間の移動は徒歩以外、まず不可能。
パリ中心部は歩いて歩けない距離でもありませんけれど、そこまで熱心な観光客でもございやせん(爆)。
前記事ではスト中ながら交通機関正常化、との一報があったのですが、そこはラテンっす(爆)。当日の出発までキャンセル覚悟で臨んでおりました(きつぱり)。ですからユーロスターに乗れただけで感激!
画像はタルタルを名物にするワインバーでありついたタルタルステーキ御本尊(爆)。レクリューズという店ですけれど、今日のコート・デュ・ローヌはなんだい?と訊いたらクローズエルミタージュですぜ、というので所望いたしますた。
望外の美味しさ!つうか、この旅いちばんの味でした!!
タルタルは焼いてないハンバーグを思い浮かべると近いか(爆)。aller retourという軽く炙ったバージョンも存在しますが、旅先でこいつを食べるのはギャンブルか(完全意味明瞭)。
牛肉の鮮度イノチの一皿ですが、この量には辟易いたしました。
街中でのスリやタカリに追われる緊張から(まじです)このクローズエルミタージュが殊の外、美味しくて(爆)、ついおかわりをしてしまいました(そりゃそうだ)。
ロンドンと違って、パリではこの点だけがザンネン。いまだに列車を待つ間にカモを漁る連中を見かけますけれど、ご用心です。
もしも囲まれたりしたら、アチョーと言ってブルースリーをやってから、一目散に逃げましょう(爆)。
楽しみにしておりました、ANAの新内装ですが、さすがと言いたいところながら
細部の詰めが甘く、使い勝手には少々コツがいると思いました。熟成はまだこれからでしょう。リモコンのインターフェイスもギモン。ですが工夫されたスライド式のパーティションで囲まれる小部屋感覚には驚くほかはございません。
空飛ぶカプセルホテルですよこれわ(爆)!私もここへ来てようやくジャージを着て飛行機に乗るひとの気持ちがわかるようになりますた(爆)。この先は大浴場装備かっ(なわきゃねーわ)。
ただし、美人ぞろいのはずのCAのみなさまもこんかいばかりはマスクにゴム手装備で業務に禿げんでおられますた。密閉された機内でこのウイルス騒ぎ、ってのもかなりストレスフルな気がいたします(汗)。ご心中、お察しいたします。
マイラー+ユーチューバーみたいな輩の影響で、ネットで調べたまんま空気を読めずにメニューに特別注文を出したり、メンドーな小技、裏ワザを使いたがる厄介者がいましたけれど、苦笑もの。
なんでもやってみたい僕ちゃんのキモチはわかるけど、狭くて大変な機内で忙しいCAさんを困らせるんぢゃなくて、いつも通ってるスタバや吉野家でやれば〜、と(爆)。
案の定、はしゃぎ過ぎて、後半失速してましたけどね(ざまあ)。
今回は英国のEU離脱のタイミング=British Exit。すなわちブレグジットのロンドンにも居合わせることができました。個人的にはそもそもがEUの一員というよりも、まずはグレートブリテンありきだったのでじつはホッとしているのではないか、という印象。
最後までユーロよりもひとまわり高いポンドを維持して、けして危なっかしい国で使われるユーロに巻き込まれなかったのはその矜持といえるでしょう。
2年前にはいなかったこれも、まったく違和感なく街並みに溶け込んでいます。
ライトのLEDでそれと知れるのですが、ロンドンキャブに電動車が登場しておりました。なかなかセンスが良い上に、信号グランプリでは並みいるスーパーカーを置いてきぼりにする加速を誇ります。
しかも無音。中間加速もすばらしく、まさに時代を象徴しておりました。ニッポンにも明らかにこいつのコピーと思われるなさけなーい専用車が走っていますけど、黒く塗ってあるだけのミニバンに終始しているのは笑いもの。
伝統が違いやす。従来型のスタイルをきっちり踏襲した上でセンス良くまとめてあるのはさすがブリティッシュ。ホレボレいたします。機能に徹したものはやはり光りますのう。
英車のスタイルは???なのばかりですけど、こいつだけは例外。もしもアレでしたら、映画King's Man Golden Circle をご覧ください(爆)。ポテンシャルがよくわかりますから(爆)。
かようにさまざまな出来事に恵まれた旅となりました。
画像はロンドンのシティ方面をwaterlooから眺めています。2年ぶりに訪れましたら、またしても新しいビルが2、3本建っていてびっくり(爆)。あ、ビルだから棟かw。ロンドンはまだまだ変わってゆくのでしょう。
大好きなパブにもテキトーに寄りはしましたけれど、カスクエール1杯900円超ですよ。こっそりM&Sで缶ビールを買って飲んでおりました(けち)。
好物のグルメバーガーも乱立気味だったのがひと段落して、お店が減っていました。バーガーキングとマックは相変わらずの「底」レベル。チップスと呼ばれるフライドポテトが1分で段ボール化するのはニッポンと変わりません。
というわけで、まことに簡単でわございますが、年1の私のロンパリ珍道中はこれでおしまい。
現在、3月14日にむけたゼーム処理に追われているところでございますが、なに長年やっている作業です。減価償却からはじめてだいたい3日(爆)。これからひと月のあいだは寒さの底に沈みながら、楽しかった思い出を振り返る、というわけです。ううむよきかな。
しばらくは人混みを避け(完全意味明瞭)、寒さにも飽きる頃、また温泉にでも繰り出すといたしましょう(希望に過ぎません)。