嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

ショック!Ralph Laurenが428億円のリストラってなんだよ

2016-06-08 19:19:35 | 今日の逸品

あのラルフローレンがリストラ、ってのは、私にはかなりショッキングなニュースです。

20代前半で洗礼を受けてからこちら、新作を買わない年はない、くらいにはまりまくっていたブランドなだけに、時代を感じるひととき。

デザイナーブランドの嚆矢といってよいくらいの認知度と、カジュアル全般にわたって、洗練を安価に分配してくださった功績は大きい、がやはりファストファッションの波には逆らえないわなあ~、と。

すでに80年代後半から企画立案NY、素材欧米製、ただし縫製のみ中華(爆)を取り入れたビジネスモデルを構築して、巨万の利益をむさぼってこられたわけですから、いい時代だった。

いつかはこのビジネスモデルをたどったユニクロに代表されるファストファッションにやられてしまうのは見えていた、と思います。セールの割引も半端ではなかったですからねえ。

ブランドの衰退は致し方ないわけですが、やはり御大が存命中は、このままの展開が続くとみた。

今回のリストラは、銀行に言われたんでしょうなあ~(とほひめ)。

私のようなファンはいなくならないはずなので、なんとかこの程度のリストラで納めてほしいものですのう。願わくば、中華による買収だけは(以下自粛)。

画像は、ここ10年ほど狙い続けているクーパーバッグ。オークションにもほとんど出てこないし、ものすごい高嶺の花なので、どうにもならないか、と。


GOD LIVES AT PARKING SPEED  B子さんの最新Ver.のインプレッション

2016-06-07 11:21:14 | トクイチオートを考える

うちのB子さんは、走行30000km。登録からはまるまる3年を経たところで、先日トクイチオートで車検整備を受けて、手元に戻ってまいりました。

戻ったと同時に、1日に4、5回の出動。しかもすべて1km未満の走行であるとか、定員フル乗車で送迎に駆り出されるであるとか、とにかくこき使われております。

そんなあわただしいなか、ふと気がつくのですが、極低速のレスポンス、というかクルマの動きが非常にキモチがよい。

どういうことか、と言いますと、たとえば赤信号に向けてアクセルオフして減速中。ブレーキペダルに足を乗せながら、あと2秒で停止、なんてえときに、信号が青に変わる。すかさずアクセルに足を乗せて加速、のようなシーン(あるでしょう)。

青信号で、右折待ちの最中に対向車の切れ目をうかがって、5kmh未満で微速前進中に、車列の切れ目を発見して、アクセルオン(あるある)。

市街地を15kmh程度で左折のウインカーをだしながら走る前車について行きながら、スムーズに左折して進んで行くだろう、とか勝手に決めて追走してゆきますと、予想よりも前車の速度が落ちて、止まりそうになるくらいまで減速。

はっとしてブレーキング、ののち少しだけイラつきながらアクセルオン(さっきやってきたし)。

なんてえときのクルマの追従性のことです。

これまでのB子さんでは、この領域ではデッドに近い感触が一瞬ですけれども、あったものです。決して遅れがでるとかそういうことではなく、一瞬の待ち。

ビミョーなアクセルオンや、ステアリング操作に対してのリニアリティにまだ磨きがかかる余地があったのだ、いうことなのですが、これはこういうものだと考えておりました。

が、クルマがこうなりますと、ああ、あれは遅れというものだったのだ、と気がつく。そういうお話です。

ブレーキもそう。初期タッチが徐々に落ちていた関係で、今まで通りの踏み方だと、グワッと効いて、ああ落ちていたんだな、と気がつく。

ううむ、本当にすごい。もはやお宝。

買い出しなどでも、つい遠回り、というか遠いところへと出向きたくなるほどの仕上がりである、とリポートしておきましょう(ばか)。

通常、一般道ばかり、それも上限50kmh程度で市街地ばかり小一時間も運転し続けると、飽きたり、タイクツに思う瞬間があるものですけれど、そいつがないのです。

このニッポンの路上でのクルマの使われ方ではこの40kmh未満の極低速領域での印象の積み重ねこそが、クルマの印象を決定づける大きな要因なのです。

ううむ、GOD LIVES AT PARKING SPEED.

「クルマはもっと楽しくなる」

近年のトクイチオートのフレーズがものすごい説得力を帯びる、梅雨の午後でございました。


B子さんの車検終了。God Lives at Parking Speed

2016-06-04 09:01:11 | INITIAL P 五十路のドラテク道(

ハタ、と気がつけば6月。

年明け早々から気になっていたホテル旅館組合の総会も無事に終了。事前の根回しに3ヶ月かかりますた(ばか)。

GW、常連さんのご滞在ときて、私の5月は一瞬で終わりました(爆)。

そんななか、一服の清涼剤(いまでいうフリスクか(w )のような出来事がこれ!

納車からは2年と少しですが、大々的なリフレッシュがうちのB子さんに施されたのでございます。

登録からは最初の車検、というわけですが、まあね、車検だからといって特にはなにも起きていない。が、待っているあいだに済ませてもらえる整備とはちがって、数日間お預けして、先を見据えて施していただく整備とはまた違います。

今回は各種フィルターに、ベルト数本といったところですが、細部に入念な調整がなされているのか、またしても進化しておりました。

トルク感がほどよく、リニアな加速感が非常にキモチよい。

先日、塩尻のI 君のゴルフ7に乗って、ゴルフとビートルの狭間にレキゼンとある差に落ち込みそうになっていたのですが、今回の整備でそのあたりはリカバーできている気がいたします(気のせいか)。おもにフロア剛性というかカネのかけ方の違い、だろうと思うのですが、南米と欧州の違いが感じられる部分です。

ビートルも決して悪くはないんだが、比べるとアレで~、ってやつでしてね。どこまでいっても分が悪い。

このあたりポロ時代にゴルフとの比較をしたときに痛切に感じた部分ですけれど、近年ポロも大幅にクヲリティアップを果たしているおかげで感じにくくなっている。

現行ゴルフのすごさを、あえてビートルでまた味わわされてしまう、というわけです。だからといって、ゴルフ買ってもまったくつまらないわけです。

ロレックスの定番を買っても、満足はするものの、他に目が行かなくなってしまってつまらない、というのと似ています(ゼータクなお話です)。

素直にゴルフ買っておけばよさそうなものなのに、滑稽なことです。

今日はお天気も最高。5月~6月にたまにある五月晴れというやつです。帰路には、少々迷ったのですが、東海北陸道を選択。

格段に静かになったエンジンを味わいながら、飛騨高山経由で松本を目指します。

このルートは、夕方からは非常にまばらなのが最高です。

中央道経由ですと満遍なく交通量があって、それなりのペースになってしまいますが、こちらは一山に2、3台しかいない(完全意味明瞭)状態ですから、交通環境は抜群によい。

加えて、おいしい山道が、登りくだりともに、てんこ盛りときているので、エアソリューション+低速トルク+低速リニアリティで、全方位にぬかりのないB子さんでのドライブは楽しいなんてえもんぢゃない。あの外観ですけど、なんかバトルスーツ着ているみたい(個人的な感想に過ぎません)

一般道での運転というのは、申すまでもございませんが、周囲のクルマにまみれた状態で、いかに楽しむか。

ペースが合わないし、低速なのはつまらない、なんてのはいうだけムダ。現実見ましょうよ、というわけですよ。

そうではなく、低速でどこをどうすれば楽しめるクルマができるか、トクイチのクルマはそういう仕立てです。

リニアリティに優れる個体では、裏路地の交差点ひとつでも、フィールがキモチよいわけで、そういったことの積み重ねがドライバビリティ総体として感じられるのだと思います。

20インチのタイアに600hpのエンジンがあっても、交差点を曲がるときにはエコカーやKと同じに曲がらなきゃならないわけで、そこをどうしつけるか、どういなすのか、その辺りが追求されたクルマこそが楽しい、というわけですがね(ここ岐阜弁 マイスターの受け売りご容赦)。ちなみにこのしつけ、まずはタイアの適正なフィッティングあったればこそ。そこからの出発がないと到達しない世界です。