嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

いよいよ梅雨あけ、夏来たる。

2019-07-29 08:21:25 | 夏のエレガンス講座(爆)

祝、梅雨明け。ここ長野県中部の標高700mはあるか、というエリアでもものすごい湿気。タイ出身の友人が、母国の気候にそっくりだ、と言っておりましたが、タイとの緯度の違いを考えますと、いくらなんでも異常なことです。

ちょうど南海の空気がまるごとドドーンと垂直移動して、せり上がってきたイメージか。

ホテル業界内でも、標高2000mクラスのいわば「山岳リゾート」と呼べるエリアのホテルや旅館でもエアコンの導入を余儀なくされているとのことです。ううむ。

ウリなはずの「冷涼な気候」が2000mでも得られない、というわけですが、これも異常ですね〜。致し方ないってのはこのこと。

ただし、導入を決めたからといって、ハイ明日からエアコン完備、とはゆかないのが今年の事情。

長野県では、ここへきて各自治体で今年度予算での各小中学校へのエアコンの導入が決まり、品薄なのはもちろん、取り付けをおこなう業者まで不足してしまい、いま依頼しても取り付けは9月以降。ヘタすりゃ来年。果てはエアコン本体の仕入れ値まで高騰しているそうな。

まったく異常事態でございますぜ。フントニモー、などと私がアツくなってもしゃーない。

とりあえず、当ホテルは40年前から全室エアコン完備で、お客さまには実害はございませんが、暖房にも使えるエアコン完備の環境で育った子供たちが果たして幸せなのかどうか、というのは大いにギモンです。

そりゃあ授業中に熱中症で倒れられたのではモンダイですが、そういうの回避するために長い夏休みだってあるし、「暑さ、寒さしのぎ」に授業でできることだってたくさんある。そういうことも含めてガッコーで習ったでわないですか。

エアコン導入によるガッコー温室化=快適な教育環境とはならないと思うんですけど。え、なに暑くてベンキョーできねえって?塾に行けばエアコンあるし(爆)。

体温調整機能もある程度の温度変化に身体を晒すことでこそ鍛えることができる。このぶんですと、やたらと風邪をひきやすく、耐性にかける体質が大量に生産されるとみた。もちろんメンタルだって暑さ寒さの中でこそ鍛えられる。

こういうの、成人になってから効いてきますからね〜。そのうち富士山頂にエアコン完備の山小屋とかドーム甲子園でもできるんぢゃね(爆)。

とかいって、モロにショーワのジジイ化している昨今(爆)。こういうのPTA総会とかでまくし立てるとガキがいじめられるんだろうな(苦笑)。

 

 


トクイチオートをかんがえる 不思議なオイル交換

2019-07-19 20:21:39 | トクイチオートを考える

梅雨のさなか、トクイチオートに出向いて🅱️子さんのオイル交換をお願いしてまいりました。走行距離62000km。条件が過酷なニッポンの路上で使われているクルマとしては、距離からいって壮年期にさしかかるか、というステージでわございますが、新車整備からはじまる一連のト

クイチオートの整備のおかげで新車以上のコンディションがきっちり維持されております。これにわまったく驚くほかはありませんが、事実。

いや、むしろリニアリティの面では新車をはるかに凌駕するレベルに到達しているので、こりゃまったくお宝だわい。と空いた国道を流しながらボンヤリと悦に入っておりますと、クルマがとんでもない速度に到達していたりしてたまげます(アブナイから)。

というのが前回のソリューションを施したクルマの状態です。あれから半年。オイル交換推奨時期を大幅にオーバーしながらも、毎日の酷使に耐えたB子さんを労ってあげようぢゃないの、ということで出向きました。

 

今回はオイル交換のみの作業だったはずなのですが、それとは別にきっちりクルマの各部分の制御に対するソリューションがごく短時間のうちに施されておりました!

マイスターのイノベーションはとどまるところを知りませんから、従来型の発展形が常に用意されていて、クルマに落とし込まれるのはトクイチのクルマに関しては通常のことなのですが、考えてみればものすごいことです。

従来型、っていうけれど、モデルチェンジでもするのかい、と訝るのはごもっとも。ですが、クルマを入庫させるたびに違う姿になって手元に戻ってくる、というのはいまやトクイチの伝統です。

しかもコンディションが「かならず」上げられて戻るところがお立ち会い(!)。

そんなの、聞いたことねえわ。とおっしゃるのは勝手ですが、事実なので信じていただくか、ご自分のクルマを入庫させて、整備する中でクルマの変化と成長を感じてみる他はございません。

あとは、どのクルマでこの愉しみを味わうか。私のテーマはそこですが、B子さんがあって、2.7のボクスターがあれば、ほぼ理想の組み合わせです。

ボクスターの入手からはもうすぐ10年。911へのステップアップも考えないわけでわございませんが、身の程知らずも良いところ。997の後期型カブリオレの出物でもあれば、とぼんやり考えるのですが、現実には、ねえ〜(一部謎)。

クルマがこのように仕上がってしまいますと、新しいものに乗り換える意味をあまり感じなくなるのは事実。タイア、ブレーキ、サスペンション、ボディすべてがシャキッと整えられた印象で、走りが明らかに引き締まったものに変化しています。

アクセルに対するツキが極上で、リニアリティたっぷりなので、微妙なペダルワークが簡単に行えます。ニューバランスを履いていたのではダメで、CAR SHOEでないと、と感じる瞬間です(まじ)。

トルクもアイドリング近辺からドバドバなので3で旋回するようなワインディングではSレンジよりもDレンジのまま駆け巡るのが非常に楽しい仕立てです。

ブレーキングに集中して、アクセルワークだけで旋回してしまうほうが今回の仕立てにはあっている感じ。だいたいひとつ上のギヤで旋回を終えてしまいます(驚愕)。速度3割り増し(運転はマナーを守って安全に)。

タイアのポテンシャルもマキシマムに引き出されているので、安定感これでもか。

段差のいなしとバウンド直後のボディの収束もさっきまでとは別物に変化しているぜ(!)。

ライドはとことんフラットでスムーズなものに変化してしまうので、あれ、今何に乗っているんだっけ、となります(爆)。1.2のビートルでこれですよ(!)。

通りがかりでこの記事を読まれた方は、訝しさの極みでしょうが、現実に起きていることなので信じていただくしかございやせん。

このあと、B子さんは別の機会にもう一度お預けして、DSGミッションオイルの交換と電気の微調整を行なって仕上がり、となるそうです。ううむ、なんかうれしいっす。

クルマの愉しみ方として、この世界はなんというかオトナ(爆)。クルマのオリジナルを守り抜きながらポテンシャルを最大限に引き出して長年の愛用につなげる、というスタイルは一貫していて不変ですが、クルマ好きとしてはつよく共感せずにはいられません。

トクイチを知る人にしか味わえない世界ですが、現実にクルマが乗れば乗るほどコンディションを上げてゆく、ってんですからたまらない。オーナードライバーとして、なんと幸せなことでしょうか。

次の入庫がいまから待ち遠しいです、ハイ(きつぱり)。

戻りの高速では、夕方ということもあって、公道最速伝説といわれる一連の営業車さま、およびプリウス軍団に何度となく絡まれるのですが、次元が違います。

ま、あんまり思い知らせてやっても気の毒なので、深く関わらずにおりましたが、中速トルクの立ち上がり方も今までとは明らかに違うのにたまげました。

こんなオイル交換があってよいのでしょうか(爆)。

トクイチオートから提供されるこれら一連の整備はもちろん商品ですが、これらを施されたクルマに乗っておりますと、トクイチからのメッセージが提示されているのに気がつきます。

整備を施すことでクルマそのものがどんどん楽しくなり、そのうちに手放せなくなる、そういう整備を施しながらクルマを寿命の限り楽しむ。それがトクイチのスタイル。いかがです?楽しいでしょう、と。

ドライバーとしての能力を封印されてしまうかのようなクルマばかりが売られては3年で捨てられる昨今、なんとオリジナルでユニークなスタイルでしょうか。

このあと、「トクイチオートを考える」は、B子さんの続報と、ボクスターの車検へとつづきます。全国のクルマ好きなみなさま、楽しみにお待ちください(爆)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ひと段落ついたか?今年も前半戦終了いたしました

2019-07-15 08:17:25 | 今日の逸品

気がつけば7月もなかば。今日は海の日だってえぢゃねえですかい。

昨年のまだ寒い頃からいらしておられた工事関係者のみなさまもようやく完成の目処が立った、とのことで一旦撤収。あとはお盆明けに残工事を済ませに参ります、というので潮がひくようにチェックアウトなさいました。

お客様の健康状態に留意しながら献立を組んで、快適に暮らしていただくのが長期滞在ホテルの役目ですから、1年半にもわたる滞在を終えたお客さまがお帰りになる、というのには一種の安堵感と達成感がございます。

おかげさまで概ね喜んでいただけたようで、なにより。そろそろ温泉にでも行くか、といってルンルンしていた(完全死語)ら、今度はネットのオフ会やら、お祭りの関係者のみなさまが押し寄せてこられ、まったくウレシい限りでございやす。

今年は、稀に見る日照不足に見舞われており、夏に向けた野菜の生育が危ぶまれるところですが、売り場に出向いてみますとどっこい、見事な品揃えなのにたまげます。大地の力ですね。

今はズッキーニが旬。ピューレにしたり、そのまま焼いたり、オムレツに仕込んだり、いろいろとご用意して、お客さまをお待ちしております。


梅雨の湿気のなかホタルざんまい

2019-07-03 08:30:59 | 今日の逸品

画像はイメージです(爆)。夕食の仕事を終えた午後8時過ぎ。近所の河原にこっそり繰り出して、ホタルを眺めるのがここ数日の私の日課でございます。つい先週くらいからチラホラ舞い始めて、30度近くまで気温が上がって、蒸した日の日没後などというのが理想的なのですが、

河原の両岸にまたたいている様には癒されます。

私が発見したスポットは、だあれもいないのが特徴(爆)。近隣には住宅はありますけれど、人けなし。みんな知ってて騒いだりしないのか、あるいは気がつかずにいるのか、いずれにしろ静かにホタル見物ができる、というのはまことに優雅です。

見物といっても、数分間立ち止まって、というジミーなものですが、最良の気分転換となります。