嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

一挙に春? ホタルイカが入荷いたしました!

2013-02-28 08:35:10 | メニュー
Dsc07521つい先週までは真冬日の連続。最高気温が0度以下の日をこう呼びますが、ものすごい寒気団が一挙に去ったかと思ったら、いきなり最高気温が10度を超えてしまう状況でございます。

路面に張り付いた氷をスコップでそぎ落とすのに忙しい昨今でございます。そんななか、最後にもう一度スキーを、とおっしゃるお客様や、なんと2人だけで結婚式をなさる、という幸せの絶頂にいらっしゃるお客さまにもお見えいただき、おいまつえんはニギヤカでございます。

売り場には兵庫産、富山産のホタルイカが入荷。今季の初物でございます。例年ですとまずは蕗の薹と一緒に作るカルボナーラを前菜にお出ししたりするのですが、今年は菜の花との和え物。ナッツと胡麻を利かせて和風の味わいで楽しんでいただきます。器は昭和初期の輪島塗。使えば使うほど、ツヤが増してきて驚きます。

ご予約はおいまつえん までどうぞ!

0267-62-0251

oldpine@seagreen.ocn.ne.jp




寒気いきなり去る!!-2 あわててドライビングシューズ方面のお手入れも行っておく

2013-02-27 16:54:46 | 履き道楽
Dsc07522ひさびさのプラス気温、それも10度越え、とくれば単純な私でなくとも、「春かも?」となるのは人の常(そうか?)

それくらい待ち遠しかった、という意味でございます(うれし涙)。というわけで、秋に履いたのちに車内に放置プレーだったCAR SHOEもお手入れしてやって、ドライブに備えることにいたします。

ココロミに、と考えて油性のクリーム(クレム1925)を使ってみましたら、ギトギトしてサイアクの仕上がりでしたので、あわててリムーバーで落とし、ルイヴィトンでお世話になったデリケートクリームで仕上げてみました。マットな仕上がりが極上。ニオイもほとんどないのがうれしい。

というわけで、どこいくかな~?雪がない温暖な太平洋岸が有力候補ですが、ワクワク。春だぁ~(ここエコーがかかる)!!





寒気いきなり去る!!あわててロードスターのお手入れをば行ってみる

2013-02-27 16:42:14 | 987ボクスター・ドライビングマニュアル
Dsc07253いやはや、最後っ屁かとも思えるキョーレツな寒気団がやってきてしまい、3月を前にどうなることやら、と心配していたのですが、案の定、野辺山高原でマイナス23.6度という今季最低気温記録!!

と思ったら2日後のここへきて、おいまつえん周辺で今日の午後2時に12度、しかもプラス!を記録(爆)。うう~、つい昨日は真冬日のうえに最低気温マイナス10度だっただけに、ものすごい気温差にヤラれそうになりますが、そんなヒマはございません(爆)。

さよう、待ちに待ったロードスターのシーズン到来!!んま、別にシーズンでなくとも動かすことは動かしておりまして、この寒さの中でも路面がドライな限りはガマンできる限り屋根も開けて(ほんとうかよ!)ポルシェらしく(一部意味明瞭)扱っておりました。

んが、さすがに洗車したキヲクは今年に入ってからは皆無・・・そりゃそうだ、水かけた瞬間に凍りつくんですから(爆)。残雪の中(爆)ガレージに出向き、ひっさびさに眺めてみればどこかグレーがかっているぜ(汗)!

ロードスターの洗車はひたすらラク。屋根洗いませんからね!
表面積は屋根アリの4割程度に思える。ホースからの水があればコーティング終了までほんの15分。拭きとり時につくスクラッチを極端に嫌う私の場合、濡らしたコーティング専用の布にコート剤をとって、水分の拭きとりと同時に仕上げる、というまことにゼータクなワザでもって仕上げます。
これですとボディ表面を拭き上げる回数が減るので、キズを作るリスクもそのぶん減る、というケーサンでございます(ヲタの戯言)。入手からはほぼ1年半というところですが、上記の手法でコーティングを繰り返しているおかげで、泥汚れや雨ジミなどとは無縁(きつぱり)。ドス黒いミゴトな雪解け水を浴びたところで、撥水性能が凄まじく、ほとんどヨゴレが付着しないボディを手に入れつつあるかな、と。

一番大切なのはオーシャンブルー(ポルシェカタログ名称=明るめのネイビーブルーのことっす)内装をマットに仕上げること。んが、これも「窓フクピカ」でやると気楽で簡単。さあて、どこいくかな~・・・っと思ったら、ここへきてナカナカ忙しいぢゃないですかぁ~(うれし涙に暮れる)



厳寒のなかサラリーマン川柳2013発表!

2013-02-20 08:54:04 | うんちく・小ネタ
Dsc07498_2先週の土曜日の未明から日曜日の明け方にかけて、今季最低気温を記録する寒波が襲来!おいまつえん周辺でもマイナス16度を記録してタイヘンなさわぎ。

じつは大寒を過ぎるころには例年ですと一安心。立春を迎える頃には寒さのピークも越えたようで、だいぶ楽になってきましたね~、というのが時候の挨拶というものなのですが、とんでもない。

案の定、今回の寒波ではそこらぢゅうで水道管凍結→破裂(爆)。つい昨日の旅館組合の理事会では、洗面台の配水管が毎朝氷でかたまっている、ですとか11月に凍結したままの水道管がそのままである(爆)、とかものすごいおハナシの数々。こんかいの寒波は第2波を伴っており、低気圧東進~春の大雪~雪が雨に変化~寒波第2波襲来~全面結氷ときてそりゃもうタイヘン。街中スケートセンターと化しております・・・いやあ、稀に見る長い冬でございます。
円安の影響で重油が天井知らずかと思える高値に張り付いたままな関係で、佐久市内の温泉は軒並みぬるめに推移(爆)しておるようでございます、南~無~。

そんな中、毎年楽しみにしているサラリーマン川柳が発表されますた!

いやあ、毎年変わらないノリの名句の嵐!ご家庭、職場をメインにユーモアとペーソス全開のこのおかしさはどうでしょう

風呂にいたムカデたたけばツケマツゲ

スッピンでプールに入り子が迷子

入れ歯とれきゃりーぱみゅぱみゅ言えた祖父

にわか医師問診しあう同窓会

などなど、抱腹絶倒の嵐!個人的には年を追うごとに女房ネタが増えてさらにおかしいのが増えている印象。それにしても人間の営みは変わらないことよのう、と。

そこで、私も一句・・・

黒字かな?償却したらなくなった・・・オソマツ~(号泣)。



牡蠣のディナーはいかがでしょうか?

2013-02-19 19:09:09 | メニュー
Dsc07498立春を過ぎて一安心、と思ったらとんでもない!先週の土曜日から日曜日にかけまして、なんと今季最低気温を更新してしまいました・・・なんとマイナス16度でございました!

ですが、そのあとがすごい。月曜日の朝から大雪、というのはまあ春には普通にあるパターンなのですが、それが雨に変わったのちに、キョーレツな寒気が入って、街中はスケートセンターと化してしまいました~(爆)。

そこらじゅうに磨かれた氷の路面が出現しておりまして、まさに冬そのもの。長い冬ですが、それなりの味わいもありまして、奥が深い。

おいまつえんではそんな長い冬を楽しんでいただくのにはご馳走しかない、と考えて、岡山県日生産の牡蠣をお取りよせ!大粒で、熱が通ってもサイズが変わらない実が詰まった牡蠣をふんだんに召し上がっていただく趣向でございます。ソテーにはじまり、オリジナルの低カロリーホワイトソースを使ったグラタン。信州味噌に赤出汁を絶妙にブレンドしたベースでつくる牡蠣鍋などなどでお楽しみいただきます!

ご予約は 0267-62-0251 おいまつえん までどうぞ!

oldpine@seagreen.ocn.ne.jp




最新の靴クリームを使ってルイヴィトンのヌメ革にもよみがえっていただく-3 

2013-02-17 12:50:02 | うんちく・小ネタ
Dsc07508さて、今回の主役はサフィール・デリケートナッパクリーム・・・商品の解説文には・・・

(引用ここから)お手入れ不足で革から油分が抜けてしまった靴や、淡色革の靴は靴クリームの浸透による色の変化が気になるもの。そんなときはまず”スペシャルナッパデリケートクリーム”で靴を潤いのベールで包んであげてください。

汚れ落しの後、スエシャルナッパを靴全体に塗布し、油分、水分を与えます。その後、クレム1925を塗布すれば、保護膜となったスペシャルナッパが急な油分の浸透を防ぎ、色の変化を予防することができます(引用ここまで)

とあります・・・ううむ、やはり淡色づかいの革のお手入れにはみなさま悩んでおられたのだなあ、と感慨しきり(なぜ)ですが、こと靴の場合には仕上がりにはツヤも必要である、との前提からクレム1925との共用が推奨されています。

スペシャルナッパの主要成分はホホバ、とミンクオイル、さらに水分ですから、ヌメ革のバッグにはこれで十分でしょう、多分・・・淡色系に向く、ということは一連のベルルッティ・コレクションにも使えそうで、期待が持てます(ヒマなのか)。そろそろ油分補給のタイミングだしね~(爆)。

というわけで、仕上がりはこれ!Dsc07509

じつはまだこれ1日めなので完成、とはいいがたいのですが、しっとりとした風合いが戻ったわりには色の変化もほとんどなく、ツヤはゼロ。マットな風合いでございます。乾燥が完全に終わればよりよいかな、という印象。ルイヴィトンでお悩みの方は、あくまでも自己責任でお試しくださいますよう。



最新の靴クリームを使ってルイヴィトンのヌメ革にもよみがえっていただく-2

2013-02-17 10:25:20 | うんちく・小ネタ
Tumblr_mh58fetspk1rwoervo1_1280ルイヴィトンのバッグはちょっとしたドライブ旅行などに連れ出しますと真価が発揮されます。ニッポンの場合にはどちらかといえば、アクセサリーに準じた、ハンドバッグ(死語)のような要素が一人歩きしていて、小型の手提げが中心なのが、まことに遺憾ですが、そもそもが「旅行カバン」である、というのを忘れなければ満足度が非常に高い。10年、20年と使い込むうちにレザー部分のみに「年季」がはいってくるのとは対照的に、塩ビ部分は、経年変化とはいっさい無縁なのも重要なポイント。

私の個体はスティーマーバッグ、そもそもは洗濯物いれとして考えられたバッグ(爆)。今回はそのスティーマーのレザー部分がからっからに乾いてダンボールみたいになっちゃってるのが数年前から気になっていたのですが、ヌメ革、それもルイヴィトンのアレ、ともなるとなかなかハードルが高く、先送りになっていた、のに手を下してみたというわけです。

ルイヴィトンのヌメ革はご存知薄いブラウン。新品時にはベージュにも見えたりするくらいな淡い色合いで、この「新品くささ」を珍重する向きもあるようですが、それは不可能。いわゆる酸化というやつで、大抵が使用2ヶ月目くらいから色が濃くなってまいります。どこかピンク色がかった薄い茶色の状態がベストコンディションかな、というのが個人的な意見ですが、この状態をいかにキープするかが大問題。

製造から10年経っても白いままである、という個体も珍しくはありませんが、それは使われずに保管されていただけ。いざ使ったとたんに表面が割れて全損、というのが実態です。適度な水分と油分の補給が必須なのはどんなレザーでも一緒でしょう。また、近年の亜熱帯~熱帯化した一部地域では、夏の押入れ、などという保管場所の場合には経年100年程度の「ダークブラウン」へとたったの1年で変色してしまった、などという例もけして珍しくはありません(爆)。

オーナーとして気になるのはまずはこの色合い・・・油脂類の補給である程度の濃さが加わるのは望むところなのですが、モノによっては塗布の瞬間にシミになるものもあるし、ツヤなんか出ちゃったらサイアク・・・というわけで、サフィールの「スペシャル・ナッパ・デリケートクリーム」がいいらしい、という各方面からの情報を得て、使ってみました。それ以前にヨゴレ落とし、という重要な工程がございますが、クリーナ類はまた無限にあるし、そもそもヨゴレがないので、今回は割愛(いいのか)。

浸透力はコロニル・ディアマントの5分の1程度・・・つまり塗るそばから浸透して乾いちゃう、というのとは無縁・・・なので塗り過ぎそうになりますからご注意。豚毛のブラシに少量とってはマッサージするように塗り込みます。それでも短時間で塗りこめないとムラになるので、なかなかハードル高し。

放置すること2日・・・すると(笑劇の結果は次号で)

ちなみに画像、左端に写っているスティーマーはスティーマー・オリゾンタルと呼ばれる、横長モデル!希少なんてえもんぢゃないモデルらしい。レザーの色から推して少なくとも50年は経っているでしょうねえ・・・個体によってレザーの色合いがビミョーに違うあたりがアジ?


最新の靴クリームを使ってルイヴィトンのヌメ革にもよみがえっていただく

2013-02-15 20:09:36 | うんちく・小ネタ
Tumblr_mh99b0cfrx1qc1ogno1_1280冬はお手入れの季節・・・と、勝手に決めては一連のコレクションにアブラの補給など行いながら寒さに耐えておるところでございますが、寒さそのものもけしてキライではない関係でひたすら忙しい毎日でございます(爆)。

そんななか、かねてより懸案だった一連のルイヴィトンの旅行カバンのみなさまに蘇っていただくべく検索をしておりましたら、なんとさいきん「おなじみの」サフィールのラインナップの中にツヤ無用でヌメ革を仕上げたい場合に好適、というスペックのものが見つかったのでまたしてもクリック~(完全鴨)。

ルイヴィトンはいまや一家にひとつ、いやご家庭によっては5,6個はころがっているのではないか、というくらいな国民的ブランド(爆)。所帯あたりの普及率ではフランス本国の数百倍に達するのではないかというくらいなニンキぶりはもはやユニクロなみ(爆)。もしかして人によっては浅草でつくってる、という認識なんぢゃないか、というくらいに身近になってしまった、ブランド中のブランドですぜ(爆死)。

妙なシボをかました「ビニール」に、あまり知られていませんが、「仮想上のユリ」の模様を印刷したアレ、というだけでご納得いただけるかと思われますが、こいつを毛嫌いするのは勝手。ですが、いちぶのモデルを旅行カバンとしてとらえたときには、他のどんなカバンでもかなわない機能性と性能、信頼性などを兼ね備えた非常に地道で愛すべき側面をもっております。

さらにこれでもかの普及率からくるステイタス。たとえ、でかいやつを持っていると空港でイバリが効く、という自己満全開モードでも万が一使いこなせれば「自己」満足度はさらに上がる!・・・ブランド、ってのはこういうものか、という入口としてこれ以上のものはございません!

そのルイヴィトンのアイコン・・・そう!あのうす~い茶色のヌメ革・・・これね~、じつはお手入れ方面から見たときにはじつに難物なんですよ。私の場合は、靴方面で苦労しているだけに尚更(爆)。

ルイヴィトンに使われているヌメ革では、ツヤ=テカリ、ととらえてマイナスポイントとなってしまうあたりがクツとは圧倒的に違うポイントでして、そのあたり、栄養分は行き渡らせつつも、ツヤ無しのままヌメ革の風合いそのままで仕上がる、というのがルイヴィトンメンテのキモです・・・以下痔号(ひまなのか)。

ちなみに画像はWEBで拾った、「あの」スティーマーバッグの成れの果て・・・油分が完全に抜け切ってズタボロになっている~(血叫)の図。よく観察すると何代目かのオーナー様が油脂類を塗りたくって蘇らせようとした痕跡も見て取れるのですが、もはや手遅れ!こうなるとオサレ、というよりも「没落貴族」の態で、まことにお気の毒な個体である、というしかありませんね(完全意味明瞭)。公園暮らしの方々が持っていても違和感無し(爆)。ですが、お望みとあらば、いつでも正規店舗に持ち込んだうえで、ガワはこのまま生かし、レザー部分を新品に、というのも40万円程度でまったく可能なあたりがブランド、というものでしょう・・・このスティーマーはルイ・ヴィトンが最初に「一般顧客に向けて」商品化したバッグである、という伝説のモデルです!為念。





牡蠣ディナーでおもてなししております

2013-02-15 10:27:02 | 今日の逸品
Dsc07494立春も過ぎて、イヤバレンタインデー(爆)もおしまい。ようやく春か、とおもいきや、ここへきてまたしても南岸低気圧東進!つまり大雪。

寒さももう大寒の頃のようなことにはなりませんが、それでも最高気温1度程度で推移・・・ということはあいかわらず牡蠣がおいしい季節でございます。今季は岡山県日生産の超大粒のものを取り寄せてはお客さまに楽しんでいただいております。
CO2方面はともかく、流通の発達に感謝。

画像のような炭火を贅沢に使った、炙り牡蠣にはじまり、酒粕と豆腐、山芋でつくりましたホワイトソースをつかうグラタン、ほうれん草とあわせて食べるソテー、さらに信州味噌に赤出汁を加えた牡蠣鍋などなどで満腹となる仕組み。日本酒がとまりませんことよ~!!

ご予約は0267-62-0251

おいまつえん までどうぞ!お待ちしております。

oldpine@seagreen.ocn.ne.jp



履き道楽 2013 靴クリームを変えついでにクツも変えてしまふ(爆)-14 イヤーモデルの色をビミョ

2013-02-12 21:24:52 | 履き道楽
Dsc07445画像は件の新型!・・・サフィールノワールクレム1925。成分にシアバターを含んで、驚異の浸透力を誇る最新型、超高級クリームですが、なんとそれだけではなくかなりな染色能力があるそうな!

通常、靴クリームに含まれる色素成分は「顔料」なのが常識、けれどこのセリエ・ノワールでは「染料」を含んでいるために、シアバターのパフォーマンスとあいまって、表皮から内部に浸透する結果、靴そのものの風合いを変えることができる由。

こんかい生涯2足目の黒靴を買うにあたって、あらかじめ私が選び出しておきましたのは、なんとこの超絶染色性能クリームのブラック、といいたいところですが、そこはそれ。ブラックにブラックを塗りこめてしまったのではあまりにもつまらない!というわけで、実はネイビーブルーなのでした!

靴のブラックは個人的には2種類あるかな、という印象。ベースにグリーンを効かせた黒々しいやつと、ベースにブルーが効いた彩度が高いブラック。イヤーモデル2010に塗られているのは後者、というのは試着の折に確かめておりましたのでこの選択となりますた!

結果はこれ!

Dsc07471ううむ、ハイライトがあたってはじめてネイビーが浮かび上がる、という程度に落ち着きましたが、まことに私ごのみ。ミスティ・カーフは表面がボコボコしており、そこがキャラクター。このボコボコをワックスで埋めてやると鏡面仕上げ、となるのですがあえてワックスなど使わずに、クリームだけでおしまいにしておいて、馬毛ブラシでナデナデしておりますとえもいわれぬ風合いがでてきて秀逸。

黒靴もこうしてビミョーな染色を楽しんでやるとさらに奥深いです・・・ちなみに画像2枚目は断ち切っただけのアッパーと木型#7000の流麗なシェイプのコントラスト。さらに超絶技巧のスキンステッチをみよ!の図(爆)。



そんな季節・・・平成24年度ぶん所得税確定申告を終わらせてしまふ

2013-02-12 20:38:54 | うんちく・小ネタ
Rollsroycephantomcoupeii600580x300立春を過ぎても、なんら変わらずの寒さが続く昨今。みなさまお元気でしょうか?

私はといえば、お客さまをお迎えして、おもてなしをいたし、お送りする、の毎日。代わり映えしない、といえばそうですが、お客さまは千差万別。まったくシゲキに満ちた毎日でございます!

と、そんななか、さらにシゲキに満ちた出来事(爆)・・・さよう、平成24年度分所得税確定申告~(エコーがかかる)。一連の書類が届くまではひたすら鬱陶しい存在でございましたが(感覚的にね)、いざ届いてみれば、おお、また来たのかい、てなもんです(爆)。

ここへきて気がついたのですが、この確定申告嫌いには、じつは他人任せにした結果、あの書類はどこだ、そのハガキが届いているはずだがどうした、などなど会計士にせっつかれながらバタバタしたキヲクが多分に影響しているな、と・・・まあ、あらかじめ必要書類をキヲクして用意しておかないこちらが悪いのですが、そういった「いわれてからやる」のような、ネガティブなアクションであったところを、自力申告に切り替えてからこちら、ひたすら先回りして困らないように準備する習慣がついたおかげでひたすら快適な作業が行われますた(ほんとうかよ)。

え?なぜ会計士だのみの場合には下準備しなかったのか、って?・・・トーゼン、大枚はたくんだから、これくらいアナタやれや、みたいなノリがあったからですよ(爆)・・・今にして考えてみますとほんとうに愚かでした!!レシートの整理と分類だけなのにね(完全意味明瞭)。他人頼み、ってのはそんなものですね。

というわけで、下書きをはじめたら止まらなくなり、思わず受付開始を待たずに、本日早々に仕上げてしまい(爆)、郵送してしまいましたがなにか・・・ことしはなにかでるのかでないのか?・・・ううむ、かなりなシゲキだぁ~(爆)。



履き道楽 2013 靴クリームを変えついでにクツも変えてしまふ(爆)-13 緊急速報!ジョンロブロン

2013-02-10 12:07:13 | 履き道楽
Tumblr_mekhpogfnx1rxmu2no1_500ロンドンとのやりとりを続ける中、9ヵ月後に納品「予定」の私のMTO(Made To Order)について、すでに3週間にも及ぶやりとりを続けているのですが、2月1日をもって、一部製品に値上げが行われた模様。というのは別記事でリポート済みですが、その値上げ幅がすごかった!値上げ品目はいまのところ不明。ただしドットUKのHPにある主要製品の価格改定は行われておらず、MTO関連で引っかかってくる一部素材の値上げ?つまりはゼータクいうと高くなるよ、と(爆)。

2月もそろそろ中旬、という今日になって見積りが来たのですがなんとまあ値上げ後の新価格がしっかり適用されているでわありませんか~(怒りに打ち震える)!!・・・うう~、見積り依頼は1月下旬だったはずなので旧価格で数字が出てくるでしょう、とニッポン的にあま~い考えでおりましたんですが、ミゴトに新価格!!私の予想価格よりも10万円も高い見積りでございます(爆)!!

ちなみに私のMTOとは、おもいきりシャレのめして、チャペルをリザードで仕立てていただくというもの。色はサンプルを見て決めよう、と考えていたのですが、そのサンプルをノーザンプトンの工場からとりよせている、という理由で見積りを引き伸ばしたあげくに、新価格適用とは私もナメられたもんだ(きつぱり)。アメリカのバイヤーさんからは、フランス経由で10万円も安い見積りが届いていたというのにこのザマはなんだ~!だれが買うか、とまずはぶちかましておきました。

まあね、こちらもだいぶムリをしていたので、ちょうどよい(爆)。ここでキャンセルしても、一向に構わないのですが、せっかくコネもできたことですし、従来価格で行われているらしいミュージアムカーフのMTOに軌道修正して、さらにシャレる方向で検討中(ばかともいう)・・・ううむ、長いMTOです。こんな調子ですと、くっくが手元に届くのは1年後(爆)?

ふと気がついてマイレージをチェックしてみましたら大台をはるかに超えてさらにたまり続けている(狂喜)・・・こんかいのMTOは他人まかせにして、ラクをしようとするとこうなる、の悪しき見本ですが、円安傾向がさらに進みそうな昨今、このうえは本国に直接乗り込んで直談判というのも、まったくアリですわね~(完全意味明瞭)。





履き道楽 2013 靴クリームを変えついでにクツも変えてしまふ(爆)-12 プレメンテってなんだよ

2013-02-07 09:58:35 | 履き道楽
John_lobb290x290プレメンテ・・・すなわち新品を使い始める前に行うお手入れ・・・って、そもそもそんなものが必要なのか?というのが私のレベルでございます。先日ようやく買った(爆)クツミガキムックによれば、履く前にお手入れを施すのとそうでないのとでは10年後のコンディションに雲泥の違いが出る由。靴というのは販売前の保管状態が千差万別。キホンほったらかしで、顧客の手元に渡った状態のままではまず履けない、というわけです。

そこで、まずは先日めでたくゲットしてあったコロニル・ディアマントに登場していただき、まずは栄養補給。ついでに手元にあった、靴底専用のクリームも塗りたくっておきます。そこまでさすがにカラカラに干からびていた印象の2010はにわかに柔軟性を取り戻し、その時点ではいてみますと、あきらかにしなやか。

踵部分のホールドが、ソールの返りがほとんどない関係で悪く感じるのが新品の証し!踵は1年も履くうちには1cm近く沈みますし、ソール全体も歩く間に反り返ってフィットが促進されるという仕組み。靴のナラシというわけですね。このあたりは木型こそ違いますが、1枚革のほぼ同じ構造を持つ、chapelでの経験が生きてまいります。初めて履いた人は、このクツ踵がミョーに浅い、と感じるはず。ですが、考えても御覧なさい、継ぎ目のない一枚の革でこのフィット感をだしているのはほとんど奇跡に近い!

アッパーに塗ったコロニルはみるみるその場で浸透していってしまい、「おどま~、もっと塗ってけろ~(ここおしん調)」、とクツにいわれているような気がしますが、ギトギトに光らせるのはこの2010にかんしては禁物であると理解しておりますので、控えめにしておきます。

さて、いよいよ乳化クリームを、となるのですが、黒靴を他に1足しか持たない私といたしましてはそんなもの持っておりません。落合センセの著作によれば、センセがイタリア人にきいた方法で、黒いクリームにプラムのジャムを混ぜる、ですとか、茶色のクリームにコーヒーの滓を混ぜて塗りこむ、ですとかいろいろなワザが披露されているのですが、そのあたり、結構自由にやれるらしい・・・

というわけで、2010にはブラックのワックスなど使わずにいろいろと試してみるといたしましょう(いいのか~)・・・詳細次号



履き道楽 2013 靴クリームを変えついでにクツも変えてしまふ(爆)-11 JOHN LOBB 2010

2013-02-06 20:22:40 | 履き道楽
Dsc07442節分が過ぎたと思ったら、いきなり春の低気圧が南岸沿いを東進・・・まったく暦というのはミゴトというしかない。考えてみますと、こうして毎年季節が巡ってくるのもフシギといえばフシギですね。

さて、いよいよイヤーモデル2010がご到着~!、でございます。ジョンロブのそれも新品(爆)、さらにイヤーモデルとくればこりゃ大事件。ブラウンのボックスに入ってる時点ですでにスペシャル・・・通常カタログ掲載モデルはたとえプレステージラインでもイエローです。シューツリーも特別色なら、シューバッグも特別色とキタ!!

が、そのなかみ、2010の第一印象はひとことでいって、シンプル・・・まったく拍子抜けするほどですが、そこがどうやら持ち味らしい・・・うう~、ハードル高し!もしかしてとんでもないものを買ってしまったのではないか、と(遅いって)。

と、足入れを行うまではそんな印象なのですが、履いてみてびっくり!いまやジョンロブを代表するモダンなロングノーズラスト(木型)#7000のフィッティングがすばらしい!初日とは思えないほどのファミリアといえばよいのか、フレンドリーというべきか、とにかくはじめて足入れしたというのに、まったく違和感のない履き心地にまずは驚きます。ビスポークなんていらない、と思わせるココチよさがウレシイ!

ミスティカーフというC:名称の極上カーフは、画像のように霧を吹いたみたいな風合いが持ち味。ペカペカに光らせちゃうのもカンタンなのですが、そうはせずにこのマットな感じを味わってくれよ、というのがジョンロブからのメッセージでしょうか?経年変化がどうでるのか、もタノシミなんてえもんぢゃない!

チャペルと同様の手法でもって一枚革を贅沢に裁断したうえに、スキンステッチという超絶技巧を凝らして一箇所のみ縫い上げてあるのが、手術痕(爆)みたいでステキ!!

#7000を所有するのは初体験ですが、なんというか味わい深い。が、本来の履き心地を味わえるのは、まあ頑張って履いたとしても3年後あたりでしょうか・・・というわけでいよいよ履き始める前の「儀式=プレメンテ(爆)」は次号で(めちゃくちゃもったいぶる)!それにしても2足目の黒靴がこれとはねえ~・・・(しみじみ)。


履き道楽 2013 靴クリームを変えついでにクツも変えてしまふ(爆)-10 2足目の黒靴

2013-02-02 10:24:58 | 履き道楽
Tumblr_mh32lugg0g1rhrz0io1_500靴マニヤにもいろいろといて、ブラックのみにハマる人もいるし、特定のたとえばストレートチップやローファーばかり集まっちゃってる人もいる。かと思えば、馬革つまりコードヴァン好きでそればかりというのもいれば、ブランドにはまるのもいる・・・

まさに千差万別で、じゃあ私はといえば、じつはファッションの一部として靴をとらえている関係で、「あの服に合う、コレ」のような靴選びを重ねてきた結果のコレクションなのでした。特徴はといえば、統一感がないことでしょうか(爆)。ただし、耐久性にすぐれていて、すくなくとも40年はすたれないスタイルも兼ね備えること・・・とくればおのずと限定されてくるってなものです。英国靴にたどり着くのは時間のモンダイでもありました。80年代にはそれでも3万もだせば国産でしたけど、ラルフローレンのスタイリッシュなやつが、7万円で英国靴のトップエンドに手が届いた、というキヲクがありますからクツもずいぶん高くなったものです。

20代の頃は10年も履ければ、と考えていたのですが、ちょこまかお手入れを重ねるうちに使用30年超などという個体がでてきてしまい、さすがにヤレは隠せないし、新しいやつも欲しいのですが、捨てられない。おかげで靴はこうやって履くのか、のようなこともわかってきた!少々遅かったか、と思わないでもないのですが(爆)、仮に少なくともあと20年くらいは生きることを考えると(甚不確定)、50代に突入したここらで耐用40年クラスの靴を買ってもまんざら贅沢とはいえない、というワケです。ヘタするとあと4~50年生きちゃうかもしれないしね~(爆)。

さて、イヤーモデル2010のお話です。毎年10月25日に1モデルづつ発表される話題のモデル、というわけですが、バイヤーさんに寄ればいままでに歴代イヤーモデルの各色(素材違いなどを含めると4,5色にもなる)にことごとく接してきたなかで、今年のイヤーモデルにはこの色、というハマリのパターンが必ず存在する由。
アレコレいわずに2010にはブラックだがや~、というわけですがな(爆)。

じつは黒靴は長い履き道楽の中でもこれが2足目!1足目は学生時代に買ったリーガルのローファーですぜ(いまだに現役)。礼装はどうしてたんだい、って?ベルルッティのオルガ3茄子紺でまかなっておりましたがなにか(あきれつつ、いよいよ次号では2010納品の模様)。