嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

加齢なる遠足(爆)スパたび九州2010-12 イル・パラッツオに詣でる

2010-05-30 18:49:09 | 加齢なる遠足(爆)

2001110038_2 ホテル・イルパラッツオ・・・89年12月オープンのデザインホテル。もろにバブル全盛期の企画(爆)。開業当時はそりゃあ華々しく、基本設計、アルドロッシ、インテリヤデザインには当時引っ張りダコだった倉俣史郎、内田繁その他イタリヤンデザイナーさんたちをスペースごとに起用。館内にテーマ別に設けたバーが4つ存在したうえに地下に壮大なスケールのディスコ(懐)・・・という、まあ開業前から不良債権となるのが目に見えていた(爆)存在だったわけですが、初期投資60億円を投じて造り上げたそのウツワだけでも拝んでおかねば、と考えて出向いてみますた。

はじめての街歩きをおこなうときにはやはりガーミン君の登場です。地下鉄の車内、や駅構内などではさすがに役に立ちませんが、地上に出てしまえば無敵!歩行速度や到達時刻まで表示されてしまうのでモンクなしっす。ま、そんなの知ってどうする、っつうのもありますが(爆)。

101015aさぞかし華やかだったはずの開業当時を偲ばせる空気はまだ漂っているな、とは思いましたが、いかんせん客層がアレですよ(爆)。ウツワだけわすごかったが客がついてゆかない(ゆけない)だけのバブルの遺産。4つあったはずのバーは見る影もなく、できればマティーニでも、と期待して出向いたのですが、まあ同価格で博多ラーメンでも食したほうが、と思わせる フンイキは、こちらもそろそろ終わるか、という感じ。開業当時は北海道の小樽にもたしか同じグループの経営で「小樽ホテル」という徹底したデザイナー建築+ネオクラシックをうたった旧拓殖銀行の店舗をそのままホテル化した、という物件がありましたが、当時からはオーナーが2度くらいは変わった挙句、2段ベッド装備の(抜腰)ビジホというのかファミリーホテル(一部意味不明)にまで落ちている。部屋ごとに違うデザイナーを起用して「アートホテル元年」として当時のブルータス(懐)で特集まで組まれたこの「小樽ホテル」は長らく私のアコガレでしたが、見る影もございません。ハゲタカ以前、以後の不良債権処理をすべて経験したうえでまだ存在しているこれらバブルの遺産をデフレ不況真っ盛りの今、当時の10分の1程度の予算でめぐってみるのも悪くないのかも。

Dsc01085 イルパラッツォHPによれば1000円からのプレフィクスランチが楽しめる、となっていますが、開業当時を知る客にとってみれば単に「安いっ」とわ映らないはず。別ものと見るのもありですが、成れの果て、ととらえて引き続き楽しむ、に一票。

簡単には取り壊せないウツワなだけに華々しかった80年代の空気を楽しむのには好適な物件とみました。宿泊料金も当時の半分以下ですぜ。ゆくゆくは「バブル・ミュージアム」のコンセプトで、ボディコンを着せたマネキンややはり80年代のフェラーリに当時の値札でも張っていただいて「バブル秘宝館(爆)」として再出発してみるのわどうか、と(爆死)。

画像はイルパラ近辺にあるキャナルシティ・・・回遊型のショッピングモール・・・てのわわかるのですが、福岡わそんなにトーキョーになりたいのか、と。九州らしさゼロの都会モードは個性もゼロ。一流ブランド買うのはいまやディスカウントショップなんですって(爆)。いっそアウトレットモールに施設一括丸投げして再出発すれば売り上げ5倍増とみた(違)。


加齢なる遠足(爆) スパたび九州2010-11 福岡へ

2010-05-30 10:57:17 | 加齢なる遠足(爆)

Dsc01076 九酔渓からは杖立温泉を経由して日田、高速道路を使って福岡入りでございます。

こんかいのスパたび初の高速道路ですが、すでになぢみとなったヴィッツ君にも豪雨で80km規制がかかる中、最高速度を愉しんでいただきます(爆)。じっと我慢して床まで踏んでおりますと下り坂などではポロと同レベルまでに達する模様ですが、そこはそれ、たったの1000ccですからそこから先がありません(あたりまえだ)。

第一トヨタのプロダクツなのですから想定常用域の100km内外あたりが妥当というものでしょう。それでも日田からはほんの小一時間ほどで福岡に達します。生まれてはじめての福岡入り!しかも都市高速と呼ばれる自動車専用道路から眺める福岡はなんだかマンハッタンみたいだ(爆)。いい気分で流していますとさすが都会。他では見かけなかったような超高額輸入車なども散見されるのですが、走行車線でみなさまの排気音をきいておりますとアクセルオフと同時に「グォ~ン、パラパラパラッ」とスキモノを喜ばせる破裂音がマフラーから聞こえて来てしまいます。マニヤ、特にイタ車系に多いようですが、これはエンジン本体ではなく排気系で着火が起きてしまっている証し!知らないで嬉しがっているのに誠に申し訳ないのですが、エンジン調整くらいしておけよ、とつかまえて小一時間説教してやりたいところながら(余計なお世話だ)、それもかなわず(爆)。

Dsc01082 さて、福岡でのお宿はこちら!その名も「ハイヤット・レジデンシャル・スイート・フクオカ」いかにも高そうなお名前で、誠に恐縮ですが、だまされてわなりません(爆)。そこらのビジホの3倍はあるフルスヰートルームがビジホよりも安い金額で提供されているのです。おまけにバス・トイレはいうまでもなく、ランドリーやキッチンまで装備されている!1ヶ月の長期滞在レートですとなんと1泊あたり3000円でございますよ~(驚)。

球面状に造られた寝室にはキングサイズのダブルベッドとクローゼットに42インチの大画面TV。リビングにも大画面TV+5人分ほどのソファーセット。あきれるほど広いバスルームにシャワーブース、さらにキッチンで寝ろ、といわれても従うほどのスペースの嵐(爆)。だだっ広い、と表現することもできますが、ここは福岡の中心部に近い交通至便な住宅街なのです。もうね、人呼んで騒ごうか、と(違)。

周辺にはこのようなコンドミニヤムふうな建物が林立しておりますが、おそらくは単身赴任者の街と化しているのでしょう。きんぢょのスーパーも少しだけハイグレードな品揃え、と見せておいて、同品質のものを異パッケージとして、高値で売りつけるあこぎな商法の模様(爆)。すれ違う人物もまあ大体が部長、ならびに支店長級とおぼしきAB体がほとんどだ(爆)。

というわけでこんかいのスパたび唯一の都会、福岡ですが、このまま寝て飛行機に乗る、ってのも芸がないので中心街に繰り出します・・・以下痔号


加齢なる遠足(爆) スパたび九州2010-10 九酔渓つれづれ

2010-05-28 19:42:08 | 加齢なる遠足(爆)

Dsc01015 小国で食材を思うさま買いこんで、ついでに「ひまつぶしの湯」で文字通りのひまつぶしをおこなったのちに突入したのがこちら・・・九酔渓の急斜面を独占して宿を点在させる「二匹の鬼」の宿群の中の「つれづれ」です。激安プランを選び抜いた結果、今夜の宿はチェックインが1800時以降なのです(けちの報い)。

昼間、貸し切り温泉+休憩室として販売しているものを、1800時以降、宿泊施設に転用して二毛作としたものですが、こちらはなんと2名まで(!)6000円で宿泊ができる。当然のように客室に露天風呂が付属しており、昼間には1時間1800円から2000円程度で提供される空間を一晩6000円Dsc01011 で愉しめる、というまさにタマランチ会長な空間なのです(一部意味不明)。

いかがです、このお風呂!乗り出しても急傾斜の谷底まではとても望めない、というくらいな立地の上にそこはかとなく滝の音が聞こえてきてなんともはや(爆)。

露天風呂つきの客室を伊豆あたりで、ともなればまあおひとりさま40000円「より(爆)」は覚悟しなければならないところですが、このつれづれでは6000円ぽっきりでそいつが愉しめる。お値段の他に泉質も素晴らしいし、フロントの対応も極上。おまけに道路向かいにサウナつきの大浴場もあるときた・・・ううむ、どうするんだ~>このCPレベル・・・以下痔号。


加齢なる遠足(爆)スパたび九州2010-9 ひまつぶしの湯

2010-05-28 19:18:58 | 加齢なる遠足(爆)

Dsc01006 さて、九重と呼ばれる温泉地帯を練り歩くうち、ふと発見したのがこちら・・・湯坪温泉「ひまつぶしの湯」・・・九州温泉めぐり系のブログなどを読み漁って情報収集だけはしていたのですが、なんと民家の軒先、というかモロに民家の駐車場にクルマを停めて歩いてゆく立地条件からしてディープです。

気になってその民家(メーカー系住宅)のチャイムを押して確認してみたのですが、どうやらお留守の模様。空き巣にでも入ったようで、なんだかドキドキしながら3室あるお風呂をみてみますとこれがまあなんということでしょう(爆)。それぞれに雰囲気のある浴槽がお出迎えだ~。

料金も壁からぶら下げてある箱に300円を投入するだけ、あとは鍵をかけて貸切でごゆっくり、というこのひまつぶしの湯・・・本州ではDsc01009_2 有り得ない、どころか不法侵入でとっくにタイホされているぞ、のディープな痔元湯。ううむ、よきかな~・・・趣味の温泉?


加齢なる遠足(爆) スパたび九州2010-8 九州のふだんメシを愉しむ

2010-05-28 18:19:08 | 加齢なる遠足(爆)

Dsc01005 さて、加齢なる遠足には原則、予算などと呼べるものはございません。つまりはつねにギリギリ(爆)。前回のアカカン(赤倉観光ホテル)に出向いた折にも、夕食はなんと「食堂ミサ」の味噌ラーメンだったわけで、一流リゾートホテルの客としてははなはだ例外的だったか(情けなや)。

そりゃあ私だって料理人の端くれ。しっかり美味を探求するときゃあ徹底的にやるわけですが、加齢なる遠足に出かけるような場合にはテーマはひとつが限界(爆)。スゴイお宿に泊まって美食三昧やっていたのでわ次の旅に差支える、ってもんです(けち~)。したがって今回のスパたび九州2010ではお宿はキホン素泊まりとして、食料はとこっとん地元のスーパーならびに安食堂を渡り歩いて旅情にひたる作戦でございます(どケチともいいます)。

Dsc01036 さて、九州それも大分、熊本とくればまあ地鶏と馬刺しが代表格でしょう。団子汁(だごじる)なるお団子をパスタ状に伸ばして切ったものを入れた「ほうとう風」味噌汁や鳥てんと呼ぶ天麩羅もないでわないですが、なものどこへいってもあるわけですし、だいいち観光臭プンプン(爆)。

そこでまずは小国のスーパーで見つけたこの馬刺し・・・そうラベルにある通り納豆と混ぜるのが前提となっています(驚)。こりゃあ、九州らしいわい、と。

馬刺しはさすがにスーパーにも当然のように並ぶあたり、いかにも九州なのですが、せっかくですからやはり専門店で仕入れます。赤身の他にシモフリ系では大体が3段階ほどに分かれてお値段もそれぞれに、となるわけですが、私は馬刺しのタタキというのを発見してこいつを買いました。多分売れ残って鮮度が落ちてきた個体をタタキとしたものと見ましたが、パックごとにサシの入り方がビミョーに違うのでそのあたり一番禿げしい個体を「その右から3番目のやつね~」とかいってゲットいたしました。100gちょいで700円だったかな。多分、刺身だと倍は逝っていたはずのものです。スーパーでは地鶏のタタキなんてえのもあたりまえに売られていました。これも迷わずゲット。歯ごたえがすばらしかった~。申すまでもなくお酒は大分の麦、といいたいところながら飽きたので(爆)黒糖をチョイス。

画像2枚目は九州ならではのうなぎのせいろ蒸しですね~。柳川が本拠だということですが、小国のはげの湯の公共温泉の食堂でもフツーに販売中。いうまでもなく「ぢごく」を利用したものですがうな重に下から高圧蒸気を当ててご飯ごと蒸し上げたものだ、というと近いでしょう。一度食したらまあ忘れ難いうなぎの柔らかさと旨味とタレが浸み込んだ御飯が秀逸。嗚呼、よかたい~>九州御飯(爆)。


祝!組合総会終了(爆)!!

2010-05-28 14:52:16 | 日記・エッセイ・コラム

Dsc00972 ぐは~、ホテル旅館組合の平成22年度定時総会、無事に終了!総会の前日になって、事務局から緊急電話が入り(脱力)、組合費のグランドトータルがおかしいぞ(抜腰)、ということになりマサーニ顔面蒼白!一からやり直すのか~、と途方に暮れそうになったのですが、勘違いと判明・・・うう~、私の2時間を返せ~、と(一部意味不明)。

肝心の予算案審議も順調に、といいたいところながら、拍手でシャンシャン、となるか、と安堵したその瞬間、なーんと身内のはずの某地区理事より「しつもーん」がっ!しかもこの人物は現日本ペンクラブ所属の作家先生のうえ、元県会議員ときているぞ(滝汗)!元議員さんからの質問など、アータ、想定しておりまっしぇん(博多弁)。

ええっ、まさかの大どんでん返しなのか、と青ざめたその瞬間、山口県の萩への旅の思い出からはじまり、街づくりの巧妙さに感動しただのなんだの、と予算とは関係のない話が延々展開されるぞ(禿げしい動揺ならびに息切れ)・・・ううむ、先生!どうしちゃったんだ~、さてわご乱心?と役員一同固唾をのむなか、結局、多めに計上された繰越金に関して、今年度は「あますことなく(発言のまま)」しっかり使い切ってしまえ!という信じられない結論だ(爆のち脱力)。

ううむ~、一同かたまる中、こうして予算案も無事に通過。あれだけ悩みぬいた総会資料と予算配分だったのですが、ご来賓をはじめ、各ホテル旅館のみなさまがた、目を通しておられるのかどうなのか・・・なんだかスヤスヤお休みのヲジサン多数(爆)。恒例の総会後の「懇親会」には市観光協会長やら市役所観光課長、さらには金融公庫のお歴々などなどを囲んで、さっきとは打って変わった盛り上がりだ(爆)。さっきまでまったく存在感なく、いるのかいないのか、状態だったみなさまが別人のようになって騒いでいるぞ(驚愕)!その後さらに地元のスナックに繰り出して深夜まで騒いだのも言うまでもございませんがなにか(ばか)。

ああ、無事に済んでよかった~、と(祝)。さて、5月はこのあとさらに地主さん相手の地代減額交渉が待っていますよ~!お客様もどんどんおみえになるし、本業以外で疲れてなどいられませんて(爆)。モンダイの地主相手のバトルはすでに始まっておりますが、非常にながーい闘いとなる予感。これにつきましては決着ののちご報告いたします。ガンバレー>自分!!

画像は私のがんばりの源(爆)、瀬の本から眺める阿蘇五岳・・・(とほひめ)。


加齢なる遠足(爆)スパたび九州2010-7 豊礼の湯でぢごく蒸しに挑む

2010-05-26 20:29:33 | 加齢なる遠足(爆)

Dsc01028 ズガーン!!豊礼の湯・・・申し上げるまでもないこのお湯の色!しかもこれ、貸切状態で楽しむことができました(狂喜)!・・・つうか九州の温泉はどこいっても大体まばらです。3人も入っていれば、「ヲヲ、ナカナカな入りだなあ」、となる程度(爆)。

今回のスパたびではこのようなエメラルドグリーンの湯に遭遇する機会が多かったのですが、こちらはその代表格。福岡から高速道路で毎週駆けつける、というぢいさんによれば紫のこともあるぞなもし(四国かい)、もとい、あるとよ~、とのこと。メタ珪酸なる物質が酸化してこのようなブルーに色を変えてゆく、とのことですが色のみならず泉質もマターリとしてすばらしい。オマケに浴槽から乗り出してみれば渓谷沿いのこの眺めですよ!

豊礼の湯がある「はげの湯」と呼ばれる一帯はとにかく「濃い」のDsc01029 一 言。視界がひらける場所にきますとまあ、たいていがそこかしこから、湯けむりが立ち上っているのを望める(爆)。黒川温泉と違って、どこ掘っても温泉が「湧いてしまう」というのが実情のようで、その証拠にお山の名前が「わいた山」だ(関係なし)。さらにこのエリアには九州に特有の「家族風呂」が集中しています。日帰り施設、と見ればそのほとんどがコインタイマー式、つまりは入浴客がかわるたびに浴槽の湯を入れ替えるという、本州では考えられないような非常にゼータクな方式をあたりまえのように導入しているのでたまげます。料金も非常にリーズナブル。1人でわアレですが、2人以上ならば大浴場を利用するよりもこちらのほうがリーズナブルな場合すらあります。

さらにそこかしこから噴出する蒸気を有効利用するべく、 別府でいう「ぢごく蒸し」Dsc01032も当然のようにそこらぢゅうにあります。豊礼の湯でも景気のよい噴気が立ち上っていましたので、売店で生卵をゲット、教えられるままにロレックス・ヨットマスターロレジウム(爆)の回転ベゼルで計ること6分。高圧の蒸気を当てるうちに、なんと言うことでしょう・・・ここにも匠からの贈りものがぁ~(加藤みどりの声)となります(爆)。スポーツ系ロレックス名物の回転ベゼルなんてこんなときか、カップめんの仕上がり待ちにしか使ってませんがなにか(まあ、こんなものでしょう)。ちなみにこちらでは入浴、宿泊利用ならば食材の持ち込みは自由。みていると玉子やイモ類は定番としても、ギョーザ、シュウマイ、さらにソーセージだなんてえのも蒸されてました。個人的にはとりももなんかをじっくり蒸し上げたのに美味ソースをかけて、みたいなのを試してみたいです。

かように地熱の高いところにはネコがつきもの。ももちゃん方面で培ったネコの喜ばせ方を使って手なづけた「豊礼の猫(違)」。自家製温玉を謹呈しようと思ったDsc01033のですが、お好みでわない模様。嗚呼、愉しき哉、温泉行脚・・・以下痔号(爆)。


加齢なる遠足、怒涛の更新中(爆) スパたび九州2010-6 黒川温泉に突撃する

2010-05-26 11:50:47 | 加齢なる遠足(爆)

Dsc00982 前回の九州ゆけむり紀行でこちらを通りかかったときには、すぐ近くの瀬の本という阿蘇五岳を見渡せる貸し切り温泉に思うさまつかってふやけ気味だったこともあり、黒川温泉の街並みをかるーくクルマで流す、程度でおしまいにしてしまったわけですが、今回は時間をたっぷりとって黒川を徹底的に分析してみました。

話題の温泉手形、という木の板(爆)を1200円で購入。こいつを持ってエリア内の各旅館のお風呂を3箇所まで、温泉街を散策しつつ湯巡りをなさってください。という、いわばパスポートっすね。きけば販売数200万枚突破!となDsc00992 (驚愕)・・・単純計算してもものすごい経済効果なわけですが、フツーのお方は一度に3箇所の湯巡りだなんてそれだけで湯あたりしてしまうわい、となるところでしょうが、黒川温泉の街並みを歩いておりますと意地でもゼンプはいったる(うそ)となります。それくらいの密度の高さと味わいのある街並み、さらに統一の取れた旅館の外観やそこかしこに客を愉しませる仕組みが巧妙に仕掛けられてあるのに驚愕いたします。木曜日の昼間だというのに歩行者がわんさか。狭い街並みも実はプラスに作用して活気を呈しております。すれ違うお客様の9割以上が中華と韓流なのも時代を象徴しておりますが、いまや優良顧客のナンバーDsc00999 ワンといってよいアジヤの同胞ですから店頭に中韓の言語を両方操れる店員さんでも配置しておけばそれだけで大繁盛が約束されるとみました。

さて、ここまででしたら湯布院の2番煎じなのか、となりそうですが、実は黒川のポテンシャルは温泉そのものです(きつぱり)。各お宿で趣向を凝らしまくった設えの内湯、露天風呂を味わううち、こりゃいっぺん泊まってみたいわい、となるのは必定。お宿の規模はそれぞれ小~中規模のものですが、とにかくセンスがよく、一言でいって古民家風+和モダンの、実は最先端モウドで武装しているのです。調べれば2食付ご一泊15000~Dsc01004 25000円ゾーンが中心。けして安くはないのですが、それに伴う内容はしっかり保証されそう、となります・・・ううむ、おそるべし黒川。早晩、湯布院を置き去りにして九州一の温泉街となるのでしょう、と予測しておきます・・・画像は手形以外でつかった「耕きちの湯」「新明館」「山みず木」の各お風呂。それぞれにすばらしかったです~(とほひめ)。特に山みず木のお湯がダークブルーなのにお気づきでしょうか?・・・ただ~し、この黒川、足並みを揃える目的で各旅館が露天風呂を開設するために温泉を掘りまくった結果、源泉の湧出量が減り、早晩しっぺ返しを食らう、との憶測も飛んでおります。想像するに多分3~4世代分の借り入れをなさっての大リニューアルだったはず・・・さて、そのあたりのウラ事情からも目が離せませんね~。以下痔号


加齢なる遠足(爆)スパたび九州2010-5 ヴィッツインプレッション

2010-05-25 15:54:18 | 加齢なる遠足(爆)

Dsc00981 お借りしたトヨタヴィッツ。走行3000kmちょぼのほとんど新車でしたが、ステアリングとクルマの動きの間にとてつもないギャップを感じて、慣れてもヒジョーにコワい運転感覚が印象的ですた(爆)。

リニアリティに欠けるというのでしょうか、とにかくひたすらコワいわけですが、んなゼータクをいってもいけませんて。今回は雨のワインディング、というパターンも多かったのですが、タイアの進化なのでしょうか、インフォメーションが途切れたり薄まったりすることもなく、こちら方面はオッケイ。タイアの進化はやはり凄まじいです。

なんといっても今回のルートになくてはならないのがクルマ。ジャパレン扱いにしてプジョールックと騒がれているマツダのデミオにも乗ってみたかったのですが車種指定ができない最安値プラン以外は眼中にない私の場合はハズしてもヴィッツ(爆)なトヨタレンタリース中心となるのです。例によってシートはどうポジションをいじっても決まらず(爆)。が、アクセルレスポンスはキモチ悪いほどよい、ときてるからギクシャクしがちになりますがそこはそれ。しっかりナラシます(完全意味明瞭)。2・7程度まで膨らませてあったタイアはしっかり2・2、2・0程度まで落としてやってからは落ち着いたし、しっとり感も出てホイールベースの長さから来るおっとりした感じが強まって本来のヴィッツらしくなったか。ネンピはほとんどがワインディングだったせいで20km/l程度でしたが、平坦路だったらかなりスゴイとみました。極端なほどの「かっくんブレーキ」は初心者マークの婦女子ウケを狙ったとしか思えませんが、奥に行くほどあいまいとなるブレーキフィールもまたトヨタ流なのか(脱力)。

Dsc01043 今回走った阿蘇界隈はいわばリゾート。気がつけば「わナンバー」のヴィッツ密度は非常に高かったです。いちどデミヲの「わ」を見つけて勝負を挑んでみたのですが(ばか)、あっさり避けられてしまい、つまらなかったっす(←ばかですね~)。それにしてもヴィッツのカラーバリエーションはスゴイ(爆)。凝った色調が多く、とてもぢゃないがボトムグレードのクルマとは思えない。ビミョーなムラサキやグリーン、さらにホワイトと見せかけておいてじつはパールだ、などと興味の焦点がそちらへいってしまうあたり、やはりヴィッツ、というかトヨタのプロダクツですね~、と。クラウンやマークX、ひいてはレクサスとの関連もあることだし、ボトムエンドはこれくらいで、という割り切りのみが目立つヴィッツ。あんまり手を触れたくないステアリング(爆)、座ってもイヤーな気分になるシート生地、ボール紙みたいなダッシュボードなどなど、なんだか100均ショップに出向いたときの気分にそっくりだ、つまりは良し悪し論じるのではなく、ああ、これでも十分に足りているぢゃないか、と(爆)。割り切ってのっとくれ~、というヴィッツ君からのメッセージを強く感じます。以下痔号。


加齢なる遠足(爆)スパたび九州2010-4 BBC長湯

2010-05-25 14:39:04 | 加齢なる遠足(爆)

Dsc00967 大分県竹田市にある長湯温泉・・・どうってことなさそうなイナカの温泉か、と思いきや、とんでもない。こちらを仕切るのが大丸旅館という老舗温泉宿ですが、そちらのセンスがすばらしい!

ラムネ温泉を名乗る炭酸泉を売り物に大丸のほかにラムネの湯、さらにBBC(Bed ,Breakfast and Culture)なる呼び名の図書館併設の長期滞在コテージ群が存在する!

そのセンスの良さたるやハンパでわないです。東大の藤森教授とくれば「タンポポハウス」で有名な建築家さんですが、そちらのプロデュースになるラムネの湯のセンスがどうも九州らしくないな、と思ったのがきっかけでBBC長湯を発掘してしまい(爆)、どうしてもはずせないぞ、となって、泊まって参りますた。フロント棟の両側に小ぶりの客室が2室。その他に独立したコテージ形式が4棟。さらに図書館棟に乾燥機まで装備してあるランドリーまであるぜ。

02 おまけに川の対岸にある大丸旅館の「テイの湯」には無料で、ラムネの湯には100円で(通常500円)で何度でもおつかりください、とキタ~!!ううむ、すばらしいです。森の中に点在するコテージも見学させていただきましたが古民家風の造りと見せかけておいて書斎や電磁調理器つきのミニキッチンなどなど、とてもぢゃないがお値段からは想像もできないCPの嵐。当ホテルもお値段からは想像もできない内容を誇っておりますが(ほんとうか)、こりゃすごい。

長期滞在向けに特化した新しい宿泊スタイルの提案とDsc00966 なっているわけですが、その象徴が13000冊収蔵の図書館。山岳図書中心だ、とのことでしたが、開高健先生の「オーパ」や一連の著作などもあったりして1週間程度の滞在などまさしくあっという間でしょうに、と(爆)。きけば作家さんや教授方が原稿書きに滞在されるパターンが多い、とのこと。なるほど~、と。

ちなみに件のラムネの湯は32度の冷泉。トリハダがたつのをこらえながら(爆)小一時間つかって参りましたが、全身に泡がびっしりつくさまは他では体験できません。効果の程はよくわかりませんですたがキモチ良いのはマチガイないっす。GWには1日1000人が押し寄せたそうな(驚愕)。週末ともなれば浴槽一杯押すな押すな、の大盛況なのだそうですが、そこは平日深夜(爆)。こちらも貸切で思うさま愉しんでまいりますたとさ、以下痔号。


加齢なる遠足(爆)スパたび九州2010-3 湯布院

2010-05-25 14:11:57 | 加齢なる遠足(爆)

Dsc00909 湯布院はすでに地名的には「ブランド」となった感がありますが、その実態とイメージには大きなギャップがありそうな感じ。軽井沢に非常に良く似ているとおもうのですが、いかがでしょうか。

有名な御三家、「玉の湯」、「山荘無量塔(むらた)」、「亀の井別荘」のなかの今回は亀の井別荘のラウンジ、「天井桟敷」にお邪魔して別世界を愉しんでまいりました。

由布院の表通りというのか、金鱗湖周辺の散歩道は全国どこにでもある(きつぱり)アレ系(完全意味明瞭)で、間違っても加齢なる遠足をご愛読くださる(そんな人いるのか)方にはオススメできませんが、この「天井桟敷」には別世界が広がっています。非常に入りにくい雰囲気、つまりは宿の入口からして客を選んでくる外観の他にメニューに記されたお値段がビミョーに周囲とは一線を画していますよ~(爆)。デミタスカップ+ポットでふるまわれるコーヒーの他に名物の「モンユフ」と呼ばれるチーズケーキは美味。ハンパな格好で訪れると落ち着けないのがアレですが、聖歌が流れる店内から眺める新緑は素晴らしいの一言。今日はどの風呂にいくかな~、と思案などしつつ、ぼんやりするのは何物にもかえがたい(ニンゲンだめになってますね)。

画像は金鱗湖周辺からクルマで5分ほどの「庄屋の館」の露天風呂。100人が一緒にはいれる、というとんでもない広大さにこの色ですぜ!しかも貸し切り!!ううむ、有り得ないから~・・・と、ほとんどふやけつつ、以下痔号。


加齢なる遠足(爆)スパたび九州2010-2 別府の「ぢごく」

2010-05-25 13:51:26 | 加齢なる遠足(爆)

Dsc00902 別府の名物のひとつに「ぢごく」があります。噴出する温泉蒸気をこう呼ぶのですが、そいつを蒸し風呂に転用したのが「蒸し湯」、調理に転用すれば「ぢごく蒸し」となって、温泉熱の利用先には事欠きません。

蒸し湯の形式は大体決まっているようで、ひたすら低い天井の浴室に、匍匐前進(ハダカですがなにか)で、吹き上げる「ぢごく」のなかを空いているスペースまで進んで大の字に寝転がり、ひたすら「ガマンする」、というものです。閉所恐怖症ならびにサウナ嫌いの方にはまさしく「ぢごく」なわけですが、5~10分後に、このぢごくから這い出た瞬間の爽快感は何物にもかえがたいです(爆)。石菖と呼ばれる菖蒲の仲間が敷き詰められて、芳しい浴室も存在します。また、鉄輪と呼ばれる界隈には非常に立派な公営のぢごく蒸し体験コーナーが設えられてあり、玉子や芋などをその場で蒸して、足湯などにつかりつつ楽しめる仕組みもできておりました。

Dsc00897明礬温泉に立ち寄った帰りに岡本屋売店なるスポットで有名な「ぢごく蒸しプリン」をいただきましたが、食べた瞬間に味を忘れるくらいなインパクトの薄さはオミゴト(爆)。プッチンプリン級だ、とまではいえませんが、CGCの2個いり99円のアレ(一部意味明瞭)のほうが・・・、と申し上げておきましょう。町中いたるところから吹き上げるぢごくが夜間にはいかにも別府らしい(爆)原色の照明でライトアップされるのを眺めておりますとそこはかとない旅情がこみ上げてくるのでございます。「嗚呼、温泉天国にきた~」と(爆)。以下痔号。


加齢なる遠足(爆) スパたび九州2010-1 ゆけむり三昧ふたたび

2010-05-25 13:19:25 | 加齢なる遠足(爆)

03 ひさびさの更新、ご容赦。ホテル旅館組合の総会も近いというのに(爆)、マイルを使った「特典飛行」でふたたび九州上陸を果たしてまいりましたので、そのご報告をいたします。

今回のメインももちろん温泉。ルートも前回とひたすら似ているのですが、温泉三昧ときた日にはまあだいたいが大分、熊本中心となるのは仕方がないところか。

別府の、おそらく世界一ではないか、という温泉密度にシビレまくったのがたしか去年の出来事ですたが、あれ以来「温泉王国」だと思っていた信州の温泉はことごとくかすんでしまい、今回はそのあたりを究めよう、というわけで出向いてまいりますた。特典飛行、つまりマイレージを使った無料航空券をいただけるのですから、宿くらいはゴーカに、となりそうですがそのような予算があるわけもなく、こちらもひたすらお安いところを厳選して愉しんでまいりますた。画像は大分県長湯温泉のラムネの湯。デザイナー建築がオサレの図。GWには1日1000人がところが押し寄せたという、世界的にも有名な炭酸泉がウリ。

Dsc00979 旅の相棒はこちら(爆)!ヴィッツの1000cc。圧倒的なアンダーパワーながら、そこはトヨタの世界戦略車。前回のIQとシャーシ共通だなどとは気がつかせない造り込みも味わいます。総走行距離は4日で400kmほどでしたが、ほとんどが山岳地帯だったのにもかかわらずリッターあたり20km超の低燃費はまったくのよいこちゃん。

大分空港ちかくのレンタカー営業所でキーを渡された4万キロ超の個体のタイアの空気圧を、自前のゲージでチェックして首を傾げていたら(爆)、店長と思しき人物があわてて、こちらをどうぞ、と走行3000kmそこそこの新車を出してこられました!とナカナカ幸先よいスタートだ~!以下痔号。


ポロ彦さまにもPCSコートを施す!!

2010-05-17 22:10:36 | 

Dsc00893 うちのポロ彦さまは2004モデル。当時企画中だったと思しきゴルフ5に施す予定だった「レーザー溶接」ボディのテストベッドとしてのリリースだったのは、一部スキモノには有名な話ですが、おかげさまでこのクラスには有り得ないボディ豪勢、もとい剛性を手にしているのがレアです。加えて現行TSIのベースとなっている1・4リットルエンジンの搭載やオーバースペックとも思える4輪ディスクブレーキングシステムを始め、車両全体を電制しまくるコンセプトはいまでこそフツーかもしれませんが、当時はVWの良心の塊、とまで言われたのはキヲクにあたらしいところです(ほんとうか)。

走行距離そろそろ90,000k。トラブルなくここまで使いまくってまいりましたが、6万キロ超でアシのリフレッシュを行ってありますからダンピングそのものが高剛性ボディとあいまって極上。よく動くアシに圧倒的なアンダーパワーはなにやっても破綻しないスタビリティともいえる(爆)。そろそろ手放すのか、とのご期待もあるようですが(爆)、まだまだ~。

Dsc00894 というわけで先日、入手してから初めて業務用ノンシリコンコンパウンドとしてはとみに有名なハード2を使って、ボディ表面をひと皮むいて差し上げますた。(劇的、ビフォーアフターのアフターのBGMここから)・・・なんということでしょう!あれほどオーナーを悩ませていたタール・ピッチ、ならびにコキズが消え失せてゆくでわありませんか(かとうみどりの声)。

掌圧研磨で加圧しつつ(指圧かい)ボディを2周ほどしたところで念入りに水洗いをいたしますと水がツツーと親水性の流れとなってボディを伝うのがサイン。そこへ今回はなんとPCSの最新最高バージョンのHQを塗りこみます。おおまかに2層に塗り重ねて放置。落ち着いたところで3層目を塗りこんで仕上げます。

これぞベターザンニュー!!といいたいところながらまあね。そこらじゅうに9万キロの痕跡は残るわけですが、それもよし。クルマはこうしてかわいがる。願わくばあと2,3年はご一緒しましょうよ、と(懇願もうど)。


加齢なる遠足(爆)予告変! ふたたび温泉天国へ(嬉)

2010-05-17 18:57:37 | 加齢なる遠足(爆)

Dsc00884 ことしはいかにも春、という日がほとんどなかったかわりにこのところハイビジョン映像のようにくっきりと遠くまで見渡せる、非常に5月らしい好天に恵まれて、「てくてくウォーク」にも弾みがついております。おかげさまで日焼けなどもいたし、体調も絶好。ゆいいつの悩みは組合の予算編成か、と(爆)。

そんななか、時間がとマイルができました(爆)ので、かねてより念願の九州北部への再上陸を果たしてまいります。

大分空港から別府、湯布院、長湯、阿蘇、黒川、小国を経て杖立経由で福岡まで・・・ようは阿蘇火山帯の恩恵に思い切りひたらせていただこう、というジジイならでわのスパ旅だ!

湯布院の御三家やアコガレの界ASOなどを渡り歩いて、といいたいところながら(爆)、そんな資金があるはずもございません(涙)。が、そこはそれ、年季の入った温泉地帯のことです。探せば素晴らしいお宿がザクザク発掘されるでわありませんか!出発前からすでにイメージを造るのが恒例の「加齢なる遠足」の特徴ですが、こんかいもどうなるのか。出発は会計監査を終えた(爆死)、明後日。続きをどうぞオタノシミに(爆)。