嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

あたらしいキーホルダーが届く

2021-04-20 16:05:33 | 今日の逸品

変異株に攻められつつ、連休を前に緊急事態宣言のニュース、さらに長野県内の警戒レベル上げ、ときてサワヤカな気候とはまったく裏腹な、試練の毎日でございます。

首相はおあづけ状態のハンバーガーを出された思い出づくりに外遊なさるというし、オリンピック会場のある東京には当分、来るなと言われるし、全く話題に事欠かない日々。こりゃ歴史に残る「珍年」になるな、という予感。毎日連発される珍ニュースがかつてないほど濃厚なのにお気づきでしょうか?

そんななか、首都圏在住のオトモダチから荷物が届きました。なんと、先日発注したポルシェ純正のキーフォブがご到着なさったのです。

包装紙にご注目ください。カロゼリリュータ。なんとRECAROの前身ですよ!ポルシェがこの会社を買収して、現在のRECAROが誕生したのです。そこから出荷されたポルシェ純正アクセサリーってわけっすよ。

ううむ、たまらねえ(爆)。思わず、袋の空気を吸ってしまいますた(うそ)。

じつは、存在を知った瞬間に思わずぽっちりしていたのですが、国内ポルシェオーナー向けのそちらは選択肢が少なくて、グレーにいたしました。直後にオトモダチから連絡があり、アンタ、グレーなんかぢゃなく、ヨーロッパぢゃ、ボクスターの内装色のやつだって売られているよ、との情報。

早速、国内向けサイトはキャンセルしてこちらに乗り換えたのは申すまでもございませんw。じつは、このサイトでは他にもヨダレものの逸品がゴロゴロ売られており、そちらも爆買いしてしまったのですた(真鴨)。

これは袋から取り出した状態。どこか乾いている印象。とはいえこのまま使用して差し支えないレベル。まあね、この先、すくなくとも10年ほどは使わせていただくのですから、ここは使用前のプレメンテナンスを行なっておきます。

面白いようにクリームが吸い込まれてゆくので、エンドレスに塗りたくりそうになりますが、そこわ自制(爆)。指で少量を塗り込むのですが、塗る側からどんどんツヤが出てきてカンドーしますw。

さて、ちゃんと使い始める準備が整ったところで、クルマにつけて、ドライブにも出かけなければなりません(お忙しいことでw)。

ご覧ください、このマッチング(ばか)。

カラーラホワイトとオーシャンブルーの組み合わせに、このキーフォブはマリーンブルーですが、よいマッチングです。マリーンカラーの明るめのトーンがサワヤカっす。この組み合わせにはレッドのものも相性抜群。フランス国旗のトリコロールだもんw。

なので

このようなポルシェ356純正のレプリカものなんかもいいなあ、と夢想するのですが、こちらは輸入しても1万円くらいしちゃうので、躊躇っているところです。

ううむ、カタログ写真みたい(爆)。サイズもドンズバですし、ポケットに入れた感触も抜群です。さっすが純正。ですが、

耐久性はフツーw。ご覧の箇所の造りを観察しますと、寿命がほぼ想像できます。ご覧のようにレザーのみで、特に補強がなされていない場合には、まあ保って10年。オイルなどでお手入れを重ねてみてもそれは変わらないと思われます。

あらかじめ裏地に樹脂やゴムなどを貼って補強する、ってのもアリですけれど、それだと次のアイテムを選ぶ楽しみがなくなってしまうので、まあ放っておきましょう。

中華、その頃には電動車なのかっw。


B子さんを迎えに岐阜県へと出向く

2021-04-16 21:03:48 | 今日の逸品

 

みなさま、お元気でしょうか?こちら長野県中部の標高600m近辺のエリアでは、遅咲きの桜が満開。肌寒い日が続いて、見頃もそのぶん長く続いております。

そんななか、トクイチオートでの整備をなか3日という、ものすごい早さで終了したうちのB子さんを引き取って参りますた。

引き取った第一印象は、異様に静か。これです。調整の結果なのでしょうか、なんだかクルマ全体、静かなのです。そりゃもう、不安になるくらいでございますw。

発進から2速に入ったその後にやってくるトルクカーブの立ち上がり方が今までとわ明らかに違います。ひたすら直線的に立ち上がるので、発進後、思うように速度を上げて進めないような、よ〜くある状況でも、クルマが扱いやすい印象です。

ビミョーなペダル操作にきちんと即座に反応する結果、クルマがキレイに転がります。特に20kmhから40kmhあたりで唐突なところが一切ないままスムーズに動かせるようになる。リニアだ、という形容動詞がふさわしいw。

この領域は乗ったらほぼ毎回遭遇するケース。非常にわかりやすいところで、明らかに改善されているので、まったくたまげます。ここまでダメだったわけぢゃないのに、それを上回って手元に戻ってくる。トクイチの整備の伝統です。

直されて手元に戻ってきてから、ああそうだったか、といって気がつくのがドライバーの宿命。徐々にパフォーマンスが落ちてゆくので、きがつきにくい領域。

これには、ファンベルトの交換と変更、ベルトテンショナーの交換も効いています。変更と申しますのは、VW純正ではなく、BMW純正への変更なのだそうです(!)。

今回はダンパーを含めたサスペンション周りにも手が入りましたので、路面のいなしなどが注目ですけれど、路面の段差や補修跡などでガツガツきていたのをマイルドにいなせるようになったのはデカい。

段差を見ると、無意識に衝撃に備えて身構えてしまっていたのがウソのようw。あっ、そういえばこうだったよな、と、まだ新しかった頃の記憶が甦えります。

クルマのやれは、乗らない日がないくらいに密接している関係で、それを感じにくいという特質がありまして、こうして大々的に手を入れた後に乗った瞬間に、すべてを体感する、ってのはクルマのあるあるですね。

今回はバッテリーも新品、ってのも効いた〜!8万キロもたせたのは、もちろん整備のおかげですけれど、じつは使い方にもよると思います。なるべく負担を減らす方向で使ってダンパー交換と一緒に、ってのはある意味、理想。

ほんとはタイアもシンクロさせられたら、さらにドラスティックに変わるので、じつはコストパフォーマンスが上がります。俗にいう、「新車みたい」というやつを味わえるのです(まじ)。

戻りには、遠回りをして50kmほど余計に楽しんでまいりましたとさ。乗鞍、上高地エリアの山岳路をまばらな状態で運転できる極上ルートです。ブッ飛ばすとすぐに前走車に追いついてしまうので、そうではなく、中速までのレスポンスを楽しむうちに、いつしかクルマとの一体感が味わえる仕組み。

前走車が見えたら、徐々にペースを落として、1km程度の間隔をじんわり作ります。後続車も一緒。こんなこと都市部の国道でやったらそれこそ大ヒンシュクですけど、ここは前後10kほどに5台くらいしかいない密度w。前後にいるクルマの車種やご様子から作戦を決めますw。

なに、ハマらないようだったら、先に行かせちゃえばいいんですよ。すぐに不安になるくらいの静けさがやってきますから(爆)。

で、この1kmの間にうまくハマって、移動するように速度調節を行いながら、本州でも最も山深いといわれるエリアのワインディングをやっつける。

どうです、コロナ禍のドライブ新様式(違うって)。なかなか高度なテクニックを要求されてベンキョーになるんですよw。

たとえば  Dレンジの40kmh前後をキープしながら、4速のままシフトが起きないようにペダルを操ってトルクを味わうとかね。そんなシーン。Car Shoeのようなビミョーなアクセルワークに向くドライビングシューズが欲しくなる瞬間ですw。

トクイチのみなさん、相変わらずの素晴らしい仕上がりでした。この場を借りて厚く御礼申し上げます。これでまたさらに7年8万キロほどは楽しませていただく予定です。

クルマにはどう乗るのがよいか、おぼろげに見えてきたサッカクがする春の宵のドライブでございました(爆)。

今回、B子さんに施された整備のすべてはトクイチオートオリジナルのエコノマジックと呼ばれるコンセプトに基づくものです。電気、燃料、オイル、タイア、空気これらすべてに手を加えて、独自のノウハウでもって統合的にチューンナップされた集合体がB子さんの姿だ、とご理解ください。

詳細につきましては058−370−4848までどうぞ。

また、B子さんの試乗に関しましてはおいまつえんまで(抱き合わせ販売かっ?)ご連絡いただければ、常に可能でございますw。DSGの変速不良、ディーラー対応でご不満をお持ちのそこの貴方。いつでもどうぞ。

0267−62−0251

oldpine0964@gmail.com


ロレックス エクスプローラーモデルチェンジってなんだよ!

2021-04-09 15:31:13 | 今日の逸品

どかーん、しばらく前から、ロレックスのホームページに4月7日にちょっと発表があるから、楽しみにしときな、というメッセージがあったのでその通りにしておりましたら、タイトルのようなニュースが全世界に流れますた。

もうね、まさか、と!

ここまで39mmの中型サイズでやってきたエクスプローラー1(以下EX1)にモデルチェンジが施されて、なんと36mmに小型化したのを売ります、というわけ!いろいろやりましたけど、40年間やってきた原点サイズに戻させていただきます、と。

こりゃスゲー。トケイ業界では、ケースサイズの大型化一本やりの流れのなか、ロレックスの原点、というか代表モデルのケースサイズをいじるのは大事件。しかも3mmものケースサイズダウンはこの世界でわインパクト絶大です。

1年間、これで語り明かせちゃう(ばか)レベルの激震が走ったといえるのではないでしょうか。このブランドでは、ここの文字のフォントがどうの、とか文字の位置がほんの数mmズレただけで世界中が大騒ぎになるのです(まじ)。

それが事もあろうに代表モデルのケースサイズの変更、しかも意表をついた3mmもの縮小ときちゃった。このインパクトは日を追って大きくなるばかりw。

あらためてEX1の文字盤を文字盤を眺めますと、その機能性に驚きます。最新スペックの夜光入りの3、6、9インデックスをはじめ、全てが限界までデカイ。いうまでもなく視認性を追求した結果です。一瞬で判別可能。デジタルの方が早いかもしれませんけれど、そういうモンダイでもございませんw。

私は、旧モデルがどうしても欲しくて、Aさんに無理をいって、三越の「お帳場」に発注をお願いしたのがたしか去年の今頃でしたから、そろそろ届くのか、と期待していた矢先にこの発表ですよ。

他のロレックス各モデルの展開も研究するなか、個人的には次のモデルチェンジがあれば、41mmへサイズアップするだろう、と踏んでいたので、このサイズダウンにわまったくたまげました。

さらにステンレスモデルでは値下げも行われたり、ロレゾールという黄金使いのバリエーション(俗称ブツダン)がなぜか追加。いずれも大方の予測を完全にくつがえす、小さいけれど、話題性たっぷりでインパクト絶大なモデルチェンジです。

もうね、1年も待ったあげく、41mmに大型化されたら、EX1は即刻キャンセルしてDATE JUST 36(36mmケースです)に鞍替えするつもりでいたので、今回のサイズダウンは私的にはドンズバの方向性です。さすがの私も今回はグラグラw。実弾さえあれば、2本買いしたいくらいなもんですw。

このデイトジャスト36も、現状ではブラックダイヤルのみの生産となっており、まだまだ落ち着いていない状況。定番中の定番なのになにかがおかしいです。おそらく工場の生産が追いついていないのだ、と思われます。

レーセイになって考えてみますと、#214270と呼ばれるつい昨日までの現行型EX1の生産はマイナーチェンジ後の実質4年、最後の1年はコロナ禍で製造ライン停止という始末でしたから、歴史あるEX1の中でも非常な短命モデルです。将来、ものすごい希少モデルに化けるのでわないでしょうか?

ううむ、1年待った私の手元には果たして、最新型が来るのか、39mmの絶版が来るのか?こちらも楽しみは尽きないことでw。どっちでもいいのかよ?というギモンも湧きますが、このEX1に関してだけは両方アリなんです(きつぱり)。

EX1はあらためてたどりますと、本当に地道な進化を重ねてきており、エクスプローラーの文法ともいえる基本は押さえつつも、細部の機能的な部分の改良は目まぐるしいくらい。

その辺りがまたスキモノにはたまらないわけで、そういう改良というか変更が行われるたびにマニヤの間で賛否両論が渦巻く、というわけですw。完成形と思われたものに、さらにブラッシュアップが施されて市場に出てきて、それがまた話題を呼ぶ。ピンポイント操作でもってブランドイメージをも磨く戦略です。

私もそんなブランドから目を離せない取り巻きの一人ですが、先代モデル214270で、3、6、9の数字に夜光表示が入り、その後、その夜光塗料にクロマライトというブルーの長時間発光素材が採用されたあたりから購入を決めておりました。つまり4年前。

この進化を見て、完成形がリリースされた、と感じたわけです。ケースサイズ的にも39mmは完成形にふさわしい、と考えておりました。当時の空気でわね。

折りあしく、中華の爆買いによる並行物の在庫枯渇の影響が中古並行ものの価格を上げました。その影響が去らないうちにコロナ禍での本国生産工場閉鎖がきて、相場はうなぎのぼり。それまでは定価近辺(68万円程度)だったものが100万円弱まで上昇いたしました。異常事態です。

1年のスタンバイの後、今回の衝撃的モデルチェンジを迎えてしまった、というわけですよ。まさに絶妙なタイミングww。ううむ、ハラハラしながら入荷待ちをしていた者としては、まったく楽しい展開ですw。

こんなの、まさに不要不急ですから(爆)。

画像は、すでに売却済みのデイトジャスト2。これの後継機がデイトジャスト41と呼ばれるモデルで、現在のブランドの中核。腕周りのぶっといアメリカ人向けに41mmケースを装備して、大型化への流れをつくりました。

41に先立って、実験的にリリースされたかに見えるデイトジャスト2は現在では超レアモデルとなりました。文字盤にはグリーンのクロマライトが塗布されています。購入した金額で引き取られてゆきましたとさ。EX1を体験してみたい、と考え始めたきっかけとなった、私にとってのロレックスの王道モデルです。

ビミョーにスポーティで、ほどよい。太めのインデックスが個性的で、こいつが39mmケースだったらおそらく一生持っていたことでしょうw。いかがです?たった2mmの差でもこのようにお別れしてしまうケースもあるのがトケイの世界。今回の3mmのサイズダウンのインパクトがお分かりでしょう?

また、どうしてEX1とdate justとの間に互換性が生じるのか、というのはロレックスのモデル展開の歴史を紐解いてゆくと理解できるのですが、このあたり、語り始めると長くなるので、また今度(いいって)。

ちなみに各店舗のEX1中古物件、特に直前型は軒並み「売約済み」と「商談中」。こんかいのニュースリリースからほんの2日で在庫あり、で並んでいる個体はメジャーな店では皆無となりました。

ざっと、100万円弱で売られている個体たちが、今まさに買われて行くところです。仕舞い込まれちゃうのかなあと思いきや、最新型が流通する頃に、120〜30万円近辺のお値段で流通してくると思われます。

EX1は、一見地味なモデルですが、まさにロレックスの中核をになう根幹モデル。生産工場へのコロナ禍の影響次第ですけれど、なんとか今年中に手元に来ないかな、とそんなところですw。現在の注目は、EX1の新型の実勢店頭価格。入荷数にもよるのでしょうが、おそらく80〜90をいきなりつけて、

定価で買える正規店舗マラソン(小売店ではプレミアムがつきまくってしまい、定価で買えないので正規店舗をめぐって定価で買えるブツを探し回るのを揶揄してマラソンと呼びますw)がま〜たはやることでしょう。マラソン組に行き渡るのには、きっと10年くらいかかるのかw。

 

 


B子さんトクイチオートで春休み

2021-04-09 11:50:09 | トクイチオートを考える

画像はB子さん近影。距離78000km。2013年モデルとしてはフツーか?ここまで散々、酷使されてきたB子さんは、いよいよ岐阜県各務原市のトクイチオートに入庫なさり、まとまった整備を施すこととなりました。

信州の冬を越して、夏タイヤに戻したところで入庫。

ダンパーをはじめ、周辺のブッシュ類。新車から無交換でここまで使ったバッテリー、各種油脂類、とほんとうに一通りの消耗パーツの交換とコンディションのブラッシュアップが行われるのです。

てやんでえ、整備なんて知ったことか、こちとら残価設定ローンで、5年後には乗り換えだ、そもそも自分のものでもないのに、整備なんかして、どうして大切に使わなきゃならねえんだ、とおホザきのそこのあなた。

それもまたカーライフ。ですが、楽しかあないでしょうなあ、きっと。

さて、こちらは楽しくて仕方がないカーライフの話です。新車時、といってもB子さんはディーラーの試乗車あがり(爆)。無理をいって、これをくれといって懇願し、たしか2000kmに満たない距離で手元にやってきますた。

納車の翌日にトクイチオートへと出向き、日本の、この環境に合わせたセッティングを施したうえで使いはじめたのです。

タイアのエアにはじまり、燃料に至るまでトクイチオリジナルの最新技術ノウハウを投入しつづけた経緯はこのブログでも散々語ってまいりましたけれど、その甲斐あって調子は常に上がり調子一本!

距離を増すにしたがってトクイチのクルマに独特のフィールが強く感じられるようになるのです。

それでもクルマのパーツはすべてが消耗品ですから、タイアをはじめブレーキ系もほとんど一新。80000kmを目前にして、ダンパーのやれが目立ってきたのと、ミッションオイルの交換時期が重なったのをチャンスととらえて春のお手入れ祭り(祭りなんかーい)となったわけです。

バッテリーはここまで無交換。トクイチでは当たり前のことですけれど、下回りも帯電が解かれている関係で、冬明けだというのに異例にキレイに保たれています。

工場に入庫いたしますと、Aさん所有のAMG C63のサスペンション系パーツ品評会ですぜ(爆)。画像の一番手前がリアアクスルアーム。画像は旧パーツですが、じつはこれ、シリーズの終盤になって500hpを超えたあたりから採用されている、より大型でゴツい改良型へと進化しているのでした。

500hpを2輪のみで受け止めるための、その支えのパーツですからまさにキモ。多数のゴムブッシュが組み込んであって、物々しさ全開!すでに画像の背後の車体に搭載されております。よく観察しますと、構造も構成もすべてが強化されているのに気がついて戦慄いたします。恐るべしAMG。

これでまた10年間、500HPを受け止めるわけね〜。

そんなドロドロしたAMGをよそにw、ひたすら清々しいお姿のB子さんですが、果たして仕上がりやいかに。ううむ、クルマライフの中でも折り返し点と言ってよいポイント。

選び抜いたお気に入りを、大切に徹底的にお手入れしながら楽しんで使う。こういうのもまたカーライフ。ひたすら楽しいわけです。

 


小人閑居して善をなす??? ラルフローレンのプレシャスレザーに手を入れておく(爆)

2021-04-06 20:00:46 | 今日の逸品

いやはや、感染第4波がこうしてドバドバやってきているというのに、聖火リレーやるんだって、なんかすごいことになってきた!ヤケクソという言葉がございますが、ひさびさに思い出したことでございますw。関係各位の心中、お察し申し上げます。

こちら、長野県東部でも警戒レベルが引き上げられてしまい、戦々恐々。経路不明の変異株に、今度は攻められるのか、といってまたしてもちぢこまる昨今。

ううむ、2021年のシーズンを目前にして、コロナのさらなる強化型がまたしてもやってきているのです、果たして振り切れるのでしょうか?ヒジョーに不安な毎日。

そんななか、もう6年ほどもまえのことになるのですが、英国のebay で、偶然に見かけてついオトナ買いをかましてしまった、ラルフローレン謹製のバックルを思い出して引っ張り出してみましたら、画像のように朽ち果てそうになっておられますた(涙)。

純銀製なことから、ほんのひと月でも放置しますと、このように表面が曇ってしまうのですが、このあたりが厄介でもあり、可愛くもあり、というわけでお出かけとなった場合には、お座敷がかかることの多い一本でございます。

銀磨きの場合に使う、手持ちの薬剤はいくつもあるのですが(爆)、こんかいはスミトモ3Mのハード1と2。クルマの塗装面などに使うノンシリコンコンパウンドです。

1がプライマリーの荒いやつ。2は仕上げ用の極細タイプです。スターリングシルバーを磨く場合には、相手が柔らかいので、濡らした柔らかいタオルで攻めることにしておりますw。

このバックルがついているのは、これも6年前にアメリカから買った、プレシャスレザー。つまり爬虫類系。

ベルト革、単体で買ったもので、右の画像のようにボタンで止める仕組み。日本ではほとんど見かけませんが、アメリカ、特に東海岸ではよく見る交換可能タイプです。このレザーはワニとトカゲ。TRAFALGAR社謹製でございます。

乾燥がずいぶん進んできていたので、専用のクリームを指先で擦り込んでおきます。気がつけば、買ってからは初めてのお手入れです(汗)。

グリーンのボトルに入っているのが八重洲のリーガルシューバーで買った、爬虫類専用クリーム。すでに35年もの(驚愕)。さよう、手持ちのアイテムの中に爬虫類がごく僅かな関係でこんなにもってしまったのです(汗)。右のサフィールはまだ買ったばかり。

このようにお掃除しにくい形状ですけれど、綿棒なども動員して丁寧にミガキあげます。スターリングシルバーは、ステンレスと変わらない光り方をするように思われますけれど、明らかに違います。純銀の方はクリアで深い光り方で、仕上げ方にもよるのですが、明らかに主張します。端的に、目立つ。

なので、このようなベルトのバックルとなった場合には、サイズ感が大事。大きすぎると「不動産屋」、またわ歩くブランドみたいになっちゃうので、可能な限り小さめのバックルを選ぶのがキモ。そのあたり、このポロは本当に周到に計算されています。エレガンスの極み、っす。

ベルトの太さも関係していますけれど、紳士物では最細サイズの1インチ、というやつが必須でしょう。これより太いとかなりビミョーな雰囲気となりますので、要注意。

そういう特徴的なバランスをしっかり活かした仕上げが施されているのが、このRLの名品。オリジナルはティファニーのものですが、パテント取得なわけではないので、RLでも作り始めたみたい。というか、ルーツは30年代のアーカイブにあるのでしょう。

ロンドンのアンティークマーケットあたりにゴロゴロしている、と言いたいところながら、このようなクラシックで、サイズまでドンズバな美品はそうはございません。あっても目の玉が飛び出る高値。

画像のようにジーンズなどに合わせると、格が4つくらい一気に上がるのが特徴。スーツや綺麗めにも良いのですが、あえてジーンズに、ってのがオサレ。

 ebay で見つけたときも、ほかにアンティークがいくつも並んでいる中で、たまたま特別セールだった新品を買えた、というご縁で、それ以降はほとんど見かけておりません。商品名、engine turned buckle。検索ワードはこれで、アンティークが死ぬほど並びます。

どうです、リザード、クロコダイルにスターリングシルバーの組み合わせ。タダモノではない気配が漂うでしょう(爆)?

え?あ、なにゲヒンだって?よくいわれますがなにか(涙)。それでもこのサイズ感が効いていて、使用感は極上です。オススメ。せっかくのクラシックなので、普通の革にあわせちゃうと物足りないんですよね。ゼータクですけど。

それにしてもこの組み合わせは、出会いもの。焼きなすに生姜。ウナギの蒲焼に胡瓜の糠漬け、とそんな相性を感じます。もっと大切に扱わないと、と誓ったことでございます。

いかがです?ステンレスとは明らかに違う、深くて上品なスターリングシルバー特有の優美な光り方です。ご興味おありの方はRLのサイトで定価をご確認くださいね(爆)。この世のものとも思えないアホな値段がつけれらておりますからw。

ううむ、こんなの巻いて(爆)、お出かけするのに思いを馳せるのですが、アフターコロナって、本当に来るの、と不安な毎日。カンベンしてけろー(おしんのまね)。


COACH 1170760 BEANBAG KEY FOB

2021-04-03 09:26:35 | 今日の逸品

画像は、友人から送られてきた、ポルシェ356の純正キーフォブの画像。日本流にいえばキーホルダー。当時はなんとレカロ製だったとのことで、こりゃスゲー、となりそうですが、あちこち調べてみたら、ちゃっかり復刻して、ものすごい高値で売っている店もありました(爆)。

フンイキだけは当時を偲ぶのに好適ですが、こいつにぶら下げる鍵のほうがじつは問題。

それこそ356の一台もガレージにあれば、これしかない、となるのですが、なわきゃない(爆)。

ナローポルシェの時代は存じませんけれど、80年代に入ってからの930と964ではキーヘッドに鍵穴を照らすためのライトが仕込まれた関係で、若干大型化いたしました。

なんと、当時のデッドストック(!)944品番で始まる、80年代当時の純正パーツのおでましだっ(爆)。ライトもついちゃうぜっ(のけぞる)。

これ、使っているうちに手の熱と、アブラで本体が溶けてテカテカしたあとに、ベトベトしてくるんですよね〜。画像の個体はマットなままの新品です。オークションに出したら恐ろしいお値段がつくことでしょうて(そうでもないか)。

当時は、私の仲間内でこのイエローの豆電球を白いLEDに換装するのが流行っておりました。

なつかしー。

ちなみにこのタイプのキーヘッドは空冷の最後、993まで引っ張られたのちに、

かように大型化してしまいました。イモビライザー自体は964からの装備ですが、鍵穴に挿して動作させるタイプのものが993まで続いて、水冷化と同時にリモコンキーを導入したというわけですね。それにしてもほぼ倍のサイズのキーヘッド。しかもカッコ悪いし(爆)。

ドイツのイモっぽさ全開。さすがポルシェ、というわけですw。じつは、このキーヘッド、ボタンの反応がかなり敏感なのと、ボタン自体が押しやすさを追求した結果、盛り上がっていてポケットなどにキーを入れてクルマの周囲をうろついているだけでもドアやトランクが開いちゃったりします。

ポケットなんかに入れるなよ、というメッセージかもしれませんけど、そりゃムリw。評価はイマイチっすね。それでもギリギリ、鍵の意匠を保っているあたり、時代を感じます。過渡期だった、という見方も現在では可能。

操作のしやすさを優先してあるのでしょうけれど、カギというよりも、スイッチという印象が優っているな、というバランス。

最新のポルシェの鍵はこのように完全にスイッチ化していて、金属にミゾを彫った鍵の要素はゼロになりましたから、まさにリモコン化です。テレビの進化、というか変化に似ているか?

それでも、このリモコンをダッシュボードに設けられたスリットにねじ込んで、ひねる、という鍵の動作だけは受け継がれているわけです。

申すまでもなく、これを左手でやって、ルマンスタートへのオマージュとしているわけです。ドラマチックっすね〜(爆)。営業さんはこのトークを殺し文句にしているとかいないとかw。

こうしてキー自体が大型化してしまうのは、オーナーにとりましては大事件です。なぜって、それまで使い込んでいた、キーホルダーが使用不能になるからです。

80年代半ばから90年代にかけてはキーホルダーはもちろん、キーポーチと呼びたい袋形状のものも散見されますた。

こいつが代表格。ポルシェ純正のものも手元に残してあるはずですが、どこかに仕舞い込んだまま(苦笑)。なぜって、キーを取り付けるストラップのレザーがやせ細って、千切れそうになってるからっす。さよう、フォブ本体の重みなんてほんの数十グラムのはずですけど、

長年の使用過程でGや各種振動を与え続けられた結果、金具と擦れてどんどんヒモが細ってしまったというわけです。

なんといってもこのポーチタイプは鍵の保護、という本来の目的にかなっていて、機能的にもアクセサリーとしても秀逸。なので、私もいまだにこだわっているというわけっすねw。

現行で一番シンプルなタイプの純正キーホルダーも事情はおなじ。このキーホルダーは新車はもちろん、認定中古車を買った場合にもサーヴィスしてもらえる場合があるみたいw。画像をよく見るとレザーがほつれてきているのがお分かりでしょうか?使用はほぼ10年。

これなんて、本体はほんの30gかそこらでしょうよ。新旧のポルシェオーナーと被りまくるので、あまり好みぢゃないっすけど、仕方ないw。

でも、油分、水分が切れないように、死ぬほど(爆)お手入れしていても、このザマです。経年劣化には違いありませんし、現行品なのでいつでも買えちゃうわけですから問題ありませんが、ここから学べるのは、重いキーホルダーは寿命も短い、ということだけではありません、じつはこの負担がキーを通してキー

が挿さっているキーシリンダーにも及んでいるという事実。詳細はこちらをご覧ください

さて、お話をもどして、長く使えるキーホルダーの条件はカギと本体の付け根が丈夫なものが望ましいのは容易に理解できますから、

このタイプもアリ。長年のロングセラーです。これは英国のSMYTHON製。すでに30年ちかい使用歴ですが、新品のような状態を保っています。

たしかマダムのロンドンみやげだったかw。画像のような平たい鍵の収納には良いのですが、厚みがある場合にはもっこりしちゃってイマイチ。それでも持った感触とか、耐久性などは申し分ないっす。

革の質感は最上級。レザー部分に鍵の重みからくる負担がかからないように細心の注意が払われています。でも、重量がネックですね。

さらに

お得意のJOHN LOBB製(持ってたのかよ)。こいつも分厚いレザーでリングを止めてあるタイプで、使用期間はそろそろ30年に届くか、という感じ。耐久性は抜群です。カッコ悪いけどねw。タッセルがご愛嬌か。軽量なので、カーキーにも向くか。

おなじみコーチ製ですが、こんなのもご愛用ですw。銀行のネットバンキング用のパスワード生成機などをくくりつけております。このタイプは各ブランドからリリースされていて、お値段もサイズもさまざま。

LVからも大ぶりでカッコいいのが出ていますけれど、コーチあたりは耐久性と価格のバランスがベストなのでわないでしょうか?だいたい10年も使うと、飽きが来るのとヤレが来るので、このあたりがクルマの乗り換えともシンクロして、ちょうどよいところっすw。

さらに

このふたつもキーポーチっす。左はダイソーで500円。右は土屋鞄の限定でした。土屋鞄製はクルマには重すぎか、と考えて、放ってありますw。ビミョーなサイズでポケットにも入りにくいし、バッグの中でもビミョー。パイピングの色もビミョーで、どうしてこうなるかな、とw。

ダイソーはほんの2シーズンも使えば、やれてダメになる造り。それでも冬の雰囲気を持っているので、これはこれで重宝っすw。

これはシマムラだったか(爆)。それでも300円くらいだったと思います。このように、キーポーチを見かけると、つい買ってしまう私の習性がバレバレですが(爆)、ローテーションを組んで定期的に使い回していると、あっという間に30年くらいはもってしまいます。

これはイギリスのデザイナーで、BILL AMBERGという、ロケットバッグでヒットを飛ばしたおじさんのもの。ペナペナのやっすい革が使われていたので、気をつけていたのですが、先日引っ張り出してオイルを塗る前に水で洗ったら、ボロボロに割れて、朽ちてしまいました。

AUDI TTを買ったときに新調して、7年9万キロほど使ったものです。デザインと保護機能は秀逸ですが、耐久性がイマイチだったことになりますかねえ。ミョーなテカリも気になるところです。

そして、最後まで焦らしてしまいますたが、今回のお買い物はこれ

ドーン、製造からはおそらく40年近く経っているはずのものです。当時のポルシェのりのお約束。

タハハ、見つけたらソク買い、と書かれていますぜ(爆)。これ90年代のザッシ、CAR EXのカジュアルポルシェ特集の1ページ(画像はkoshinyaさん提供)。記事中でも、しっかりキーにつけられて911のダッシュボードにぶら下がっております。重そー(爆)。

これを読んでからわ、私もことあるごとに探してわいたのです。少し前まではそれこそ中古市場にはゴロゴロあったのですが、結構傷んだ個体も多くてねえ。手を出せなかった。そう、自重のせいで、付け根のレザーが減ってしまっている個体が大半なんです。

それも数年前からはぱったり出品が無くなって、市場からは姿を消しておりました。現実にクルマのキーホルダーとして使われた場合には、横Gの影響もあって、寿命は2年程度ではないでしょうか?

御本尊はこれです。ううむ、BEAN BAGという愛称ですから、中身は大豆でも入ってるのかな、と思ったのですが、それにしちゃあ重すぎ(計ったら170gありました)。それに豆だと腐っちゃいそう。お手玉みたいなイメージなのかなw。

ミョーなたたみじわのようなクセがついていたので、少量のクイックブライトと水でお手入れを行って、リカバリーしておきました。ただし、前述の理由で、クルマには使えねえわなあ、と考えていたのですが、ちょっと待った。

そうか、現行のクルマではすでに鍵はスマートキー化しているでわありませんかっ!つまり、キーホールに挿すのではなく、持っているだけでよい。

だったらこの重いキーホルダーでも使えることになるでわありませんか?

というわけで、つぎのクルマを買うまで、このコーチの名品は温存されることになったのでした(爆)。いやはや、40年の時を経て、また使えるようになる日が来るとは。ってまだ先かw。ていうか、その頃にはスマホがキーにとって変わっている予感がいたします。

ちなみに、今回はヤフーオークションで、当時の新品定価での御落札となりましたとさ。オリジナルの箱。保存袋が揃った、超レア品。ううむ、30年前に、欠品だから見つけたら買っておけ、といわれたプロダクツが1ポチリで手に入ってしまうとわ。恐るべし、ネットのチカラ。

かようにクルマの鍵の役割はすごいスピードで変わりつつあります。良し悪しではないけれど、テキトーに歩調を合わせてゆくといたしましょう。このコーチは、はやく使わないとw。

ちなみに冒頭のレカロ製キーホルダーの画像を送ってくださった方から、純正のクラシックキーフォブが再販されているぞ、との情報をつい昨夜頂戴してしまい、見事ポッチリしてしまったというね(真鴨)。