嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

Basel 2017でRolex Date Just 41の新型がリリースされたらしい

2017-06-25 21:09:08 | ニクヤキストへの道

画像は、最新のロレックスのHPに載せられているDate Just 41のものです。先ごろ開催されたバーゼルで発表されたばかり。

インデックスは従来の細いもののまま、ケース直径が41mmに拡大されて、デイトジャスト2と同サイズ、と大型化されたうえにムーブメントや細部が最新のものにアップデートされている。と、ここまでがバーゼル2016でのリリース。

Date Just 2の愛用者といたしましては、無視できないモデルのリリース(爆)。

つまりは2の太めのインデックスと、これまた太めのベゼルの幅が従来モデル並みに狭くなって、元祖Date Justのバランスに戻された、ということなのですが、ケースの直径は2のものが踏襲(41mm)されて全体に大型化しております。本当にビミョーな位置付けのニューモデルです。

そこへ2016モデルではYGベゼルにSSのツートーンモデルしか選択不可だったのが、2017からはWG+SSの同系色ロレゾール(貴金属とSSを組み合わせたモデルにロレックスがつかう造語)、通称ホワイトロレゾール=王道モデルが買えるようになったのは大きなテコ入れというものです。

多分、41をリリースした後のDate Just 2の売れ行きをうかがっていたのでしょう。

バランスはこの通り、悪いはずもございません、どころか完璧。といいたいところですが、太インデックスと太ベゼルでもってようやく41mmケースとのバランスをとっている2に比べるとスカスカに見えるのは私だけでしょうか(爆)?

これ、文字盤の色にも大いに左右されてしまうのですが、少なくともホワイトやシルバー系ではその傾向が強いはず。画像のようなダーク系でしたらかろうじて、というレベルかもしれません。上の画像は同じ41mmケースに極太インデックスをあしらった、Date Just 2。

この文字盤だと2の濃密さ、というか派手さが前面に出ますね。シンプルなステンレスベゼルも効いているか。個人的にはスポーティに感じます。

ちなみに、文字盤の交換は自由。ただし、以前は交換のみでも受け付けてもらえたところが、現在はオーバーホールを一緒に依頼しないと不可である由でございます。

41のリリースはおそらく2の評判がイマイチだからでしょうけれど(爆)、個人的には極太化されたインデックスとベゼルの存在感を、「あの」鉄壁のDate Just36mmの黄金バランスに持ち込んだあたりがロレックスの英断であったと理解しているので、この41のリリースは「アップデート」あるいは「今風な」バリエーションの追加なのか、という理解です。

これでドヤ〜、のインデックスとベゼルを見よ、の図。文字盤シルバーですと、だいぶ控えめに映りますね。それでも最新の41に比べて、だいぶ派手なのがわかります。

ううむ、シルバー文字盤にWGのホワイトロレゾールは本当に美しい。かろうじてこのDate Just 2をいじるんだったら、ケースサイズを微妙に落として、41mm→40mmというあたりがインデックスの派手さがさらに際立ってベストバランスか、と夢想する昨今。

ちなみに40mmケースは、あのヨットマスターと同一サイズです。

トケイの愉しみのひとつに、このケースサイズがありますけれど、同一モデルでいくつものサイズを展開するのも、モデルライフが異例に長いロレックスならではです。今後もせいぜい楽しませていただくとしましょう。

それにしても今回の細部にわたる微細なアップデートは、ロレックスがこのDate Justというモデルをいかに大切に育てているかが現れていて感動いたします。なんといっても「やらと」の「おもかげ」ですからね(爆)。

今後は、いっそDate Just 2 シリーズ全て廃盤ののち、中古市場価格ウナギ登り(完全意味明瞭)という展開を期待したいものでございます(そうはいくかよ)。


トクイチオートをかんがえる Toyota AVENSIS

2017-06-23 18:36:47 | トクイチオートを考える

トヨタアベンシスは、どちらかといえばあまり目立たない乗用車。

大柄なボディと英国生産ということもあり、どこか欧州コンシャスな雰囲気をもつ独特のポジションにいるモデルです。過去には、日産のプリメーラなどというこれと出自がそっくりのモデルもありましたけれど、肥大化したのちに消え去ってしまいますた。

そんなアベンシスをトクイチオートから借り出して運転させていただいたのですが、こいつがすごかった。

距離18万キロ超。

クルマには無理をしなくとも、流すうちに自然と落ち着く速度帯、というものが存在いたしますが、それがものすごく高いところにあるのがこの個体です(きつぱり)。

速度はあまり意識せずに高速道路に乗り(運転はマナーを守って安全に)、トルクだけに神経を集中させながらその速度帯を探り当てるのですが、フラットトルク全盛のさいきんの車ではこの辺りはいとも簡単。

ただーし、これ足回りとのバランス次第でございます。

このアベンシスは、エンジンとブレーキとサスペンション周り、つまり主要部分が全て素晴らしく調教されている上にこの距離でもボディかっちり!

「あの」Aさんが、このクルマに触発されて、新型のアベンシスをお買い求めになった、といえば関係者には響くことでしょう(爆)。

それにしてもすげえ。アウディやベンツのCなどと同等かむしろ上。ものすごいCPを感じるひとときでございます。こんなクルマに乗ってしまいますと、「なにに乗るか」というよりも「どう乗るか」だなあとあらためて考えさせられる昨今。

クルマの楽しみはまったく奥が深いことでございます。

 


トクイチオートからの電話

2017-06-20 19:36:15 | 987ボクスター・ドライビングマニュアル

さて、タイア交換で入庫させたうちのボクスターさまですが、いよいよ点検が開始された模様。

肝心のタイア銘柄ですが、当初ミシュランのプライマシー3で、ということだったのが、タイアが届いてみたところが完全に乗用車向けのクヲリティで、ポルシェの要求水準には全く届かないだろうとの判断がくだり、あっけなく返品となりますた(爆)。

生産国も中華で、中華だからダメというのでもないのですが、どうやら従来からあった「スポーティ乗用車向け」というプライマシーとは性格が異なっている印象。

というわけで、3セット目のタイアも同銘柄! ミシュランパイロットスポーツ2純正サイズとなりますた(祝)。

このクルマは8月に車検なのですが、なこととは別に整備を進めてしまおう、ということになりまして、ブレーキキャリパーOHをはじめ、エンジン内部のカーボン洗浄などなどリフレッシュに向けて非常にゼータクなメニューを施すことになりますた(いいのか)。

生産からは10年ですが、ここへきてようやくバッテリー交換。

銘柄はまだ不明ですが、おそらくBOSCHでしょう。距離は4万に足らないので、トクイチ整備のクルマとしてはヒジョーに早いと思われますが、使用頻度と生産からの年月を考えますと優秀だと思われます。

「うるおい」を戻すのが主眼になるのだそうで、まったく仕上がりが楽しみな昨今。ううむ、待ち遠しいなり〜!

 

 


加齢なる遠足 トクイチオートに出向いてS660を拝ませていただく

2017-06-17 22:14:00 | 加齢なる遠足(爆)

梅雨入り直後の数日間は、ぴーかんが続く、というのは梅雨時の恒例でございます。そんな中、クルマ関連のお友達がS660を真剣に考えているが、どんなものか、といって相談に来られたのですが、私が答えられるはずもございません。

ちょうどトクイチオートのメカニック=FJさんがS660のオーナーだったね、というのを思い出しましたので、ボクスターをタイア交換で入庫させるついでに緊急出動してまいりました。

車体下部の徹底したフラットボトム化に始まり、NASAダクトやゼータクなアルミ製サブフレームなど、見どころたっぷりのリフトアップシーンや、トクイチのメカニックがオーナーとして、自分の車にどのような整備を行なっているのか、というあたりのお話は全く興味深いの一言。

普段は無口である、と言われている青年メカニックですが、化けの皮が剥がれるのにそう時間はかかりませんでしたとさ(爆)。

楽しげなクルマを前にすると、やはりそのオーナーは寡黙ではいられないということのようでございます。

今日はリフトアップされたS660の向こう側にブレーキ整備のクワトロポルテ。987と981のボクスター2台、レストア中のデルタインテグラーレと好きなクルマがずらりと並んで、全く楽しいひと時を過ごさせていただきました。

981のオーナーに懇願して、運転までさせていただいたのですが、もうね絶句。珍しいスポーツクロノ+6MTの個体でしたけれど、クヤシイの一言でございます。

ボクスターのくせになんだかそこはかとない高級感すら醸していて、明らかにGTの雰囲気なのですけれど、ポルシェってのはしっかりモデルを育てているなあ、と実感いたしました。リリースからははや5年。すでに旧型になってしまった981ですけれど、タイア交換一発50〜70と言われるカレラを無理して買うのではなく、値落ちがいちぢるしいボクスターのリーズナブルさをタイミングよく味わってゆくのはかなりバリューな車選びに思える昨今でございます。

FJさま、今日は本当にありがとうございました。なんか明日にでもハンコつきそうな勢いで盛り上がりながら、無事に戻ってまいりました。今後ともよろしくお願いいたします〜!


SHIFTのコーティングを実際に施工してみますた

2017-06-09 18:31:29 | 987ボクスター・ドライビングマニュアル

画像は、SHIFTさまの下地処理剤。

鉄粉除去液とフェイスフィクスと呼ばれる、下地処理剤です。このふたつのアイテムを買って、動画をよく眺めておけば(爆)一定レベルの仕上がりが約束される仕組み。じっさい、顧客のマニヤのみなさまはこの下地処理剤の上にザイモールなどの超弩級ワックスを塗って、楽しんでおられます。

私がSHIFTに手を出したのは、じつにこのフェイスフィクスのポテンシャルがすごそうだったのと、鉄粉除去剤が液体だったからです(きつぱり)。

実際、コンパウンドとスポンジを使った掌圧研磨(一部意味不明)=掌でスポンジを潰しながらコンパウンド磨きをおこなう、というのは洗車ヲタが一度は通る道。

さらにハマった場合にはポリッシャーに逝くわけですが、この方向性は極薄のクリアー層を削る発想です。非常に危険。というか有限。クリアー層の厚みには限界がありますから、使えてもわずかな領域です。初心者が安易に手を出してよい領域とはいえないでしょう。

あくまでもシロートが楽しんで磨ける領域を追求する、というのが私の方針ですから、掌の圧力でほんの数ミクロン削りながらも、キズそのものは埋めて見えなくする。と、このあたりに落ち着くわけですね。

フェイスフィクスはコンパウンドとレジンを絶妙に配合した処理剤。このあたりのさじ加減はじつに使ってみないとわかりませんが、私ほどの(痛い)経験があれば大まかなところは見えてくるものです(苦笑)。

鉄粉除去に関しては、これをおこなわずにコンパウンド磨きに移行してしまった場合、重度のヤスリがけとなる場合が多く、「全損」に近い仕上がりとなってヒサンですから、避けて通れないのですが、従来からある「粘土」を使用してしまいますと「必ず」キズが入ります。

経験者はご存知でしょうが、鉄粉を取りながら何度も粘土を折り込んで、新しい面を出しながら磨き上げる、というのが粘土による鉄粉取り作業なのですが、非常に危険です。

シロートレベルでは、どうやってもまずダメ。有限なクリアー層の表面がキズキズになるのは宿命のようなものです。なので液剤による処理は比較的安全に思えます。サイトでは粘土の使用も推奨しておられますが、私はカンベンでございます。

そこへ

この2種類のコーティングを施すのですが、いとも簡単。仕上がりはまあ価格なりの、空おそろしいレベルです。推して知るべし(汗)。

http://www.carwash.jp


つかの間の息抜きに甲府 山口温泉まで

2017-06-09 18:21:43 | ももちゃんの遠足

いやはや、毎日ステキな忙しさ。自営業たるもの、おやすみなどあってはなりませんが(まじ)、そこは私もニンゲン。

息抜きをしないと煮詰まってしまいますから、ほんの数時間でもスキあらば、というわけで甲府の山口温泉まで出向いてまいりますた。

山口温泉は、知る人ぞ知るの名泉。大分の長湯温泉にあるラムネ温泉は全国どころか、インバウンド全盛の昨今、世界的にも有名になりましたけれど、そいつをはるかに凌駕するのがこの山口温泉。大分のラムネ温泉は、温度がここよりも低めで、冬季などはガマン大会か罰ゲームのような様相を呈するのですが、ここは

常に適温。さらにまばら(爆)なのは、ヒジョーにポイントが高いです。

クルマでドアドア2時間の道のりですが、日程によっては大幅短縮が可能。

午後の遅めの時間帯に県境を越えて乗り込めば、せいぜい1.5hで到達。1時間ほどお風呂に浸かって戻っても晩の仕事に間に合っちゃう(爆)。

というわけで本当に良い気分転換になりますた。

こちらは毎分626リットルの湧出(!)で、まさに信州とは桁違い。鮮度抜群の名泉に癒されたあとには良い仕事もできるというものでございます。