嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

ロンドン2016-10 John Lobb Chapel in Gold Lizard

2016-02-29 18:32:45 | 履き道楽

ガーン、真打登場でございます。それこそ20年越しの念願叶って、ようやく手に入れた一足。

JohnLobb Chapelは、虎やで申しますと、黒砂糖羊羹「おもかげ」のバリエーションです。それもデザイン性をダイタンに取り入れて、そいつが異例なまでに成功している結果、非常にモダンな印象をもっているモデルですから、それこそ虎やパリ店開設30周年記念に限定発売された(なぜ知ってるの)ラムレーズン羊羹(!)の位置づけでしょうか(のけぞる)?

で、そいつをバイリクエストで、爬虫類革で仕立てていただく、というのがこんかいの注文。

JohnLobbでの爬虫類はワニとトカゲに限られていますが、仮にワニでいった場合には日本円換算で240万円ほどになろうか、というレベルですからトカゲも推して知るべし(脱力)。トカゲの場合はまあ、手が届きそうな範囲にあって、ロレックス一本分(モデルによる)程度、ということで「比較的」お手頃でございます。

ナゼ、そんなに高価なのか。それはchapel の構造によります。じつに一枚革で仕立てられているモデルな関係で、chapel用に原皮を確保する場合には大型の素材、つまりオオトカゲの捕獲が必要なわけ(完全意味明瞭)。

このモデルを注文する折には、最大で2年待ちになる場合がある、といってあらかじめ念を押されるわけです(驚愕)。

受け取りには、産地と輸入経由地の証明書が付属しておりました。じつにインドネシアでの捕獲から始まり、そいつが香港を経由して、英国に渡ってこのようなお姿に加工されたのちに、私の手で極東の島国に運ばれる、というね(とほひめ)。

私も、リザードで何か作ろうかな、と考えたときに真っ先に思いついたのが、ヒジョーに贅沢な一枚革で仕立てられるこのchapelのバイリクエストなのでした。

が、折からの円安で手も足も出ず、なうえに原材料その他はつねに値上がり傾向にある。

ちなみに画像のヒール部分に継ぎ目がみられるのは、爬虫類革モデルにのみみられるchapelの特徴。カーフではここに継ぎ目はなく、まさに一枚革で仕立てられています。爬虫類でそいつをやっとくれ、というお話になるともろにビスポーク扱いとなってしまい、上代はVWゴルフ一台分、ということになるようです。

まさにとんでもない思いつきだわ~、と思い、その後は自粛していたのですが、そのかん各バイヤーさんを通していわゆる並行輸入で買ったJohn Lobbの各モデルがもっている、普遍性のようなことに目覚めてしまい、いつかどこかで実現させたる、といって狙っておりました。

折からの円安傾向で、間違っても買い時とは言えないところながら、金額の上下をいちいち気にしていると一生買えない。

去年の渡英のおりに、ロンドンの顧客リストに名前が載ったのを機会に一気に勝負に打って出たのですた(おおげさだって)。

が、まあね、円安ゼッコーチョーの最中、あまり賢い買い物とわいえなかったと思いますけど、国内正規店舗の価格を考えますと、やはり安い、というか現実味を帯びるのです。VAT Refundを考えますとそれほど悪くない。

なんといっても、この質感ですよ!革の厚みがすごくて、ゴツいのかと思いきや、しなやか。トカゲの革はじつは丈夫で、剥がれの心配なども少なく、手入れに神経質になる必要もない、というまさにクツの素材としては理想に近い、とのこと。

ううむ、たまらねえ(爆)。ちなみにjohn Lobbでは、お手入れにはフツーのデリケートクリームでいいんですよ、と言われたのですけど、真相不明。

帰宅してから一応、爬虫類専用のクリームを軽く塗ってナデナデしておきますた。

引き取りからはすぐ、ロンドンの街中で3kmほども歩いてまいりましたが、柔軟性たっぷりでカイカン。色がご覧のような明るめのブラウンなので、対応範囲が非常に広い、とみました。

chapelがのせられている、この8000という木型では、かかと部分が若干浅めに作られている関係で、ある程度歩いて、かかとが沈み込んでからが本領発揮なので、ナラシが必要なのです。

VAT Refundには、新品未使用が条件である、ということですが、検品されることはまずないので心配はないと思われます。万が一検品されてもクツごときですと試しただけですよ、で済んでしまいます。

できれば、ミガキを入れてから、とも考えたんですけど、手に入れたものは、いち早く自分のものにしたい、ってのが私のスタイル。

このまま長野に持って帰ったのでわ思い出にかけるわな、とおもって、翌日でかけたOld ~New Bond Streetを流すのに履かせていただきますた!もうね、一生の思い出。ってこれが履き初めなわけですから出発点として申し分なかったっす。

濡れた路面でしたけど、どうってことないわ、と。じつわバスから降りる折にステップのフチでザリッとやってしまったので、その後15mほどの間、自己嫌悪に陥りました(爆)が、なにただのクツです。それになんといっても支払い済みですからして(完全意味明瞭)。

リザードは履きこむにしたがい、褪色が起きる、ということになっておりますので、そのあたりが今から楽しみ。今回のこれはGold という呼び名ですけれど、ラインナップには定番のBurgandyやNavyなどもありますから、この質感は他のモデルでも楽しんでみたい昨今(できれば、のおはなしです)。

 

 


ロンドン2016-9 John Lobb Deauville インプレッション

2016-02-29 16:29:25 | 履き道楽

 Deauville はJohnLobb謹製のブーツ。サイドから回り込む、2本のストラップの機能性とデザインに加えて、バックルの美しさなどが際立つ、スペシャルモデルです。ボクスターでいえば(なぜ)スパイダー、そのもの(爆)。

なぜか国内の店舗では注文を受け付けてもらえず、レアだ、ということになっております。

私の仕様は、Midnight Suedeにoctober soleと呼ぶ、ゴム底装備です。こいつで、こんかいのロンドンを攻めてまいりましたけれど、予想通りのはき心地で非常に重宝いたしました。

所有して3年にもなろうか、という靴なのに、「予想」通りだ、などと申しますのは、こんなに集中的に履くことがないからです。もう一足くらい持って行きゃあよさそうなものですが、たび、特に海外へのそれでは極力荷物を減らすのをヨロコビとしておりますので、いたしかたない。

第一印象は足への当たりの柔らかさ。

ただでさえ、スムースレザーよりも柔らかいところにゴムの底ですから、当たり前なんですけど、この組み合わせは実質6日間、朝から晩まで履きつづける、という靴にはヒジョーに過酷な条件でもダメージ最小限ですみました。

このあたり、じつはフルレザーラインニング、それも一枚皮で作られている裏地の効果で、歩行によるダメージからの復元力には特に優れているのがアリアリと感じられてすばらしいです。まさにボクスターのタイア一台分の対価を要求されるだけありますけれど、むしろ安い、と。

ロンドンは季節を問わず、天候が不安定なので有名ですけど、基本、雨~小雨を想定しておけば間違いない、とそんな感じです。

スエードさらに良し、ということになります。

バックスタイルも抜群のかっこよさ(自己満御容赦)。

Midnight Suedeは、グレーがかったブラック、という理解で良いと思います。入手当時はダークブルーが入っているのか、と勝手に想像していたのですが、グレーを感じます。

木型はcityとおなじ7000。味わい深い一足っす。

また、雨に濡れたり、泥をかぶってもブラッシングのみで蘇っちゃうのもたすかる。まさにロンドンの天候向けの一足といえるか。

さいきんのスエード専用の栄養スプレーには着色能力もあるやつがリリースされてますけど、ビミョーなMidnightの色目には無色以外はこわくてつかえません。


加齢なる遠足 ロンドン2016-8  MICHELIN Bebendam Restaurant@ South Kensington

2016-02-26 18:58:06 | 加齢なる遠足(爆)

ロンドンは美味しい、と近年いわれているみたいですけど。そこまではどうかな、と思います。

どちらかというとあまり期待しないほうが、と言われていたのが、ファッションにも見られるグローバルな流れで、ファストファッションならぬファーストフードが台頭して、一様にならされてしまったおかげで「フツー」になった、と。そんな程度でわないかな、というのが私の印象です。

もちろん、伝統的なイギリス料理のお話ではなく、ロンドンに暮らしている人たちの日常の食、のお話ですから念のため。

この期待しないほうが、ってのは外から流入したいわゆる「外国人」がのたまってるだけ。自国の人々はこれはこういうものだ、ということで納得なさっているはず。つまり誰の口にも合うわけではないよ、と。

ただし、対岸のフランスと違い、味覚あるいは食にそれほど関心がないのではないか、という印象はあります。というかフレンチがすごすぎなんですね。世界遺産認定ですし。

ありとあらゆる人種が集まってきている大都会、というか極端な人口密集地なので、そんな個人の味覚の観点でくくるのがそもそも無理。いち旅行者がノコノコ出かけて行って、ほんの数食しただけでああだこうだ申しますのは、作り手に対しても、食べてに対しても失礼というものです。

旅したものは、せいぜいがその料理とお店が自分の好みに合うかどうか、その辺りを経験と勘でチョイスすれば良い。

実際、レストランのHPなり、歩いていて看板やメニューを眺めていますと、ここで供されている料理がどこのものか、ってのは一発でわかるようになっていますから不安なく食事ができます。

選択肢が無限にあるので、アセって決める必要がなく、迷いっぱなし、てのはありますけどね(爆)。

街に一軒しかない食堂、のような条件があれば判定はいとも簡単ですが、街に5000軒のレストランがあったら、それこそ、この街は美味しいのかどうか、などという判断なんてできやしない、というわけです。

そんな中で、気になった一軒。

画像は、SouthKensingtonにあるミシュラン直営のレストランです。これのすぐ奥はコンランショップ。

South Kensingtonは、そこらぢゅうにアストンマーティンが路駐してあるような、超高級住宅街です。心なしか、歩いている人々もお金持ちに見えてしゃーない(爆)。

ロンドンのミシュランオフィスを改装するにあたって、店内のリニューアルを行った折にはあのコンランさんが全面バックアップだというから、お料理だけでなく建物そのものにも見所多し、ということでわざわざ予約して出向いてみました。

ものすごい空腹というわけではなく、食べてのコンディションは万全というわけではなかったのですが、前菜あつかいのステーキタルターレ(タルタルステーキ)をメイン向けに盛りを増やしてもらったのとチップスというおつまみ系で攻めましたけれど、よかったです。グラスの赤ワインぴたぴた。

メニューのバリエーションが少ないのは英、米のレストランに共通で、芸がないと言えばそうなんですが、逆に安定感もあります。

店内の写真は写しませんでしたけれど、たとえランチでもジャケット着用が推奨されるクラスのレストランなのですから、John Lobbをはいて(そこかい)それなりに振舞いますと、ヒジョーに気持ち良く過ごすことができます。

 

 

 


加齢なる遠足 ロンドン2016-7 John Lobb City 2 in Red Museum Calf

2016-02-25 11:42:30 | 履き道楽

さて、今回ロンドンで引き取ってまいりましたブツをご紹介いたしましょう。

識者のみなさまには先刻ご承知ですが、City2はJohnLobbを代表するロングセラーにしていまだにベストセラー。

シンプルな外観も長い年月を経て(30年程度?)不動のバランスを確立しています。これ一足ありゃあ、の代表。現在では、アウトドアぽい雰囲気をかすかにまとったCity3も選択可能ですし、さらにアクアカーフと呼ぶ、耐水レザー(!)を使った最新型もリリースされていて、JohnLobbの製品の中でも特異な展開を続けています。

City1は、発表当初から8695と呼ばれる、今から思えば若干ぽってりした古風な木型に乗せられて、もちまえのバランスの良さとキャップトゥの普遍性から大ヒット。

2003年だったかその頃に、木型を細身で、ロングノーズな7000に載せ替えます。

普通でしたらここでCityの名前は捨てて、全く新しいモデルとして扱うところですが、Cityという名前を継承しているあたり、このモデルの特別な性格が伺い知れます。それほど売れていたのだ、という見方もできます。

とらやの「おもかげ」が、名前を変えない事情とまったく一緒です(爆)。RolexのDate Justもそうか。ポルシェだって、911が811になったらイヤでしょう(爆)?

JohnLobb好きな方とお話ししますと、Cityだけで色違い、ソール違いで5、6足持ってるんですよ、なんて方がゴロゴロいて、そんなのフツー(笑)。

や、ほんとうです。いつの間にかたまっちゃって、という言い草もほんとう。

実際、こんかいの引き取りの折にも、John Lobb London の店内に香港のかたがいたのですが、彼も買ったばかりのダークブラウンのCityを嬉しそうに抱きしめて、これが3足目のCityなんですよ、と言っていました(まじ)。

私にとっては、これが初City。

靴ヲタの世界でもこのCap Toe Oxfordというのはひとつの究極ですから、かならず目指す。たどり着く先は、まあJohn Lobb かEDWARD GREENが2大双璧となっております。

わたしは、そのEDWARD GREENのキャップトゥ=Chelseaに25年前に走ったおかげで、このCityに手を出しそびれていた、というわけです。一足ありゃあ、十分ですしね。

 

ふうん、そんなものかニャー、と半信半疑なももちゃん(爆)。クツを見ていたら、御登場でございます。

クツってのは、手にしてみてはじめて分かる部分てのもずいぶんあります。えもいわれぬ全体のバランス感とデザインが、やはりキモか。シンプルの極みといえるステッチも非常に丁寧。そういうディテールの集合で、たとえこの色であっても落ち着いた雰囲気が出せています。

発注からはじつに1年を経て手元にやってきたわけです。じつは去年の夏前には完成していて、ロンドンから自宅へと送っていただいても良かったのですが、それですとVAT Refundはもちろん不可。さらに日本の税関にもミゴトに課税されてしまい、去年のレートではうまみが薄くなってしまいますので、直輸入(完全意味明瞭)の機会を待ったわけっす。

今年のレートでしたら、メリット大アリなのですが、じつは私のラインナップはこのあたりでほぼ完成です。これも欲しい、あれも欲しいなどとやっていると、まーた元の木阿弥となりますからコレクション拡大はしばらく自粛っす(珍)。

 

これね、とくに磨いたわけでわないんですよ。クリーム塗って、軽くナデただけ。John Lobb謹製のMuseumCalfの質の高さがよく分かるショットです。

Cityはクラシックラインですから、プレステージの革質よりも一段劣るはずなのですが、そんな風に見えない。バイリクエストだからかな?肌理もパーツごとにミゴトに揃えられているのが効いている気がします。一昨年手に入れて、すぐに手放したWestbourneの統一感にかける仕上がりとはエライ違いです。

そういう統一感と、とことんシンプルなステッチが相まって、どことなく落ち着いて見える、ということだと思います。

レッドミュージアムカーフは浮きがちな色か、と去年ロンドンで実際に目にするまでは考えていましたが、じつはバーガンディ(ワインレッド)のバリエーションにすぎません。同系のPlumもそうです。Plumは、もうちょいと赤が弱く、輪郭はぼやけます。バーガンディが強めといってもよい。Redは赤といっても強くて派手なやつではなくて、黒をだいぶ混ぜた感じ。沈んだ感じのそれなので、浮きにくいわけ。

ハイライトが当たると派手に光りますから、スパイスの役割ですかね。

ライトグレー、ダークグレー、ネイビー、ブラウンのボトムズなどに違和感なくあわせやすい、と個人的にはおもうのですが、ミュージアムカーフは変色(褪色)も期待できますから、今後の成長次第です。

じつはロンドンで引き取ったその晩、ガマンならず。こっそり履いて、近所のスーパーに行ったのはナイショっす(物品税の払い戻しを受ける場合には未使用が条件なんすね)。もうね、足入れした瞬間から気持ち良い。ちょいと小雨混じりでしたけど、どうってことない。イギリス靴なんですから(きつぱり)。

このところハマっている、本来のサイズよりもハーフサイズ上げたDワイズのフィールは気持ち良いです。じつに一昨年から始まったコレクションのリニューアルもこのDワイズフィットのカイカンに目覚めたのがきっかけでした。

 

というわけで、すでに履き始めております。どうやら長いおつきあいができそう。やはりロングセラーってのは持ってるものがありますぜ、ううむ。

そんなにいいニャラちょっとかさんかい、と(汗)。やめてー!!

 


加齢なる遠足 ロンドン2016-6 Strolling in the CITY of London

2016-02-24 15:24:36 | 加齢なる遠足(爆)

画像は、CITYの中心部にそびえる保険会社のビル。配管むき出しの斬新なデザインが印象的で、いちど眺めてみたいと思っておりました。

John Lobbの不朽の名作の一足にCITYという Cap toe Oxfordがあるのですが、まさに虎屋の羊羹(爆)。時代の変化に応じて巧妙かつ微妙に変化を続けつつ、王道であり続ける。という靴の1モデルとしてはまさに奇跡のようなモデルですが、今回ひきとる一足も実はCITYのバイリクエストでしたので、出向きました(ターンジュン)

いうまでもなく、金融の中心ですから、街行くメンズは全員スーツ姿。楽しみにしていたのです。がっ、これぞというお方には滅多にどころか全くすれ違わないのがフシギなほどっす。あ、そいうのは平日の昼間にブラブラなんてしてねえのか(爆)。

金融で思い出しましたが(爆)、今回はレートが比較的マシ。羽田空港の出国後の両替屋で10000円がコミッション込みで60GBPほどになりました。50にしかならなかった去年とは大違いです。

ちなみに街角の人通りの多い場所には必ずATMがあって、デビット対応のクレジットカードなどを持ってさえいれば、事前の両替の心配はまずいりません。現地通貨で自分の口座から引き出すことがロンドンでしたら、どのエリアでも可能。でも現金でないとダメなシーン、てのは今やほとんどないんすよね。パブくらいか(爆)。

去年の英国旅行の直後に温泉に出向いた折にコンビニでたまたま見つけたBRUTUSのロンドン特集の1ページにこの界隈の情報が少しあったので、そいつを元にこちら

に出向きました。Fenchurch St.20。なんとも異様な外観は遠くからでも認識できるのですが、あだ名がウォーキートーキー。つまり無線機のような外観だ、というわけです。実はこのビルの屋上に無料開放の屋上庭園がある、というでわありませんか。このロンドンで無料だ、ってのは貴重だ、とばかりネット予約をかまして出向きます。テロ防止で事前申込みとパスポート提示に金属探知ゲートをくぐる必要がありますけど、一度行っても後悔はしないかも。すくなくともLondon Eyeに大枚はたく(5000円強。グラスシャンパンつき)くらいでしたら、こちらでも、と考えるのは私だけではなかったようで、ものすごい大行列でした。平日の朝イチなのに。

Thamesを挟んだ向こう側が一望できる立地に、高級レストランとバーが付属しているあたり、ニクい!ちょいと一杯、とも考えたのですが、お値段もにくい(爆)ので、やめにして、観光に徹します。とかいっても15分くらいいればもう満腹(爆)。

屋上庭園だなどといまさら驚きゃしねえ、というわけでまことにイヤな時代でございますが、しかたがない。

窓外からは

ロンドンの名だたる名所が一望できます。

夜景なんていいだろうな、と思いはするのですが、わざわざひとりで登ってもねえ、と。

いうわけで、早々に撤退。無料というのはありがたいですけど、屋上庭園てのはどうにも白々しいっす。たしか大阪にも空中庭園てのがありましたけど、あちらのほうがもっと斬新な造りだったかな?

このギャップがたまらないんですよ。新旧の色合いが全く違うあたり、興味深いです。

CITYも、通り一本入るとこのようなクラシックなアーケードが待ち構えております。このアーケードはcityで働く人々のランチスポットなのだそうで、すでに一服、という方々で混雑していました。まだ11時前だってのに、ビール飲んでるやつも珍しくないです。おまいら、ちゃんと働いてるのかよ、と(爆)?

ホッとして私もパブに駆け込みそうになりますけど、いくらなんでも飲みすぎ。午前中からやっていたのでわ身が持ちませんて(爆)。

さて、cityで散々、激写したあとは(爆)バスの特等席に陣取って郊外というか中心からちょいと西寄りのところにあるショッピングモールへ向かいます。バスなんて長くても5分に一本はきちゃう。画像のようなこんなパノラマが50分ほども続くんですから極楽。地下鉄に乗っても良いのですが、2階からのこの眺めがあると思うとどうしてもバス優先になっちゃう。雨が降ろうがなにしようが関係ない。ロンドンはこうでなくちゃ。ちなみに混雑する道路にはかならずBus Laneが確保されており、ルールを守らないやつはいません。移動も常にスムーズに確保されます。

Westfield Londonと呼ばれる、こちらにやってまいりますた。とにかく広大。1日あっても半分も回れないはず。が、こんなのをみてもまた驚きゃしねえ。ほんとうにイヤな世の中です。というか馴れ合ってしまっている自分も困りもの。

英国版イオンだな、と気がついた瞬間に萎えちゃう(爆)。ありとあらゆるブランドに各国料理のレストラン、買えないものはなにもない、といいたいところですけれど、ここはロンドン。仮にエルメスをイオンで買えるようになったとして、だれが喜ぶと言うのでしょう。そいうことでしょう(若干違)?

Westfieldで買えるものはトーキョーやサイタマ(爆)でも買えるんです。ロンドンでしか買えないものを探しにやはり出向く先は他にあるとみました。


加齢なる遠足 ロンドン2016-5 Hyde Park Executive Apartment

2016-02-23 20:22:39 | 加齢なる遠足(爆)

画像はHyde Park。ホテルからは3分の距離です。たとえ平日でも広大な敷地内には無数の人々、およびクルマが流入して突っ切っておられます。ただし、迷路のような小径がみっしりと蜘蛛の巣のように通されている関係で迷子必至(爆)。i phoneのマップアプリもってない観光客が徒歩で近づくのはキケンというものです(爆)。

ちなみにこの公園の向こう側に抜けるために仮にCircleLineという環状線を使ったとすると3駅分。バス停で7つほどある、といえばこの公園のデカさがおわかりでしょうか?これでやっと半周、という規模です。

公園内にはひたすらカロリー消費に禿げんでおられるロンドナーのみなさまが無数にいらっしゃるのですが、日頃の超高カロリー食との兼ね合いでゆくと、まずどんなに走ってもムリ(完全意味明瞭)。明らかにカロリー過多に陥っているはずの摂取方面の見直しさえすれば、と考えるのですが、余計なお世話というものでしょう。

こんかいのロンドンの拠点ホテルはBooking.comの口コミではサイアクの評価なので、少し心配だったのですが、全くの杞憂におわりました。どころか画像の左側に見えているのわフルキッチン。しかもロンドンには珍しい(爆)リフリッジ(冷蔵庫)とレンジつきときた!このパターンだと、場合によってはニクも焼ける。わたしにとっては最高のホテルでした。

前回のstylotelの部屋のざっと2倍のスペースにダブルベッド装備なので、むしろゼータク。

料金も前回と同レベルなので、お得感これでもか。

立地がまた最高で、Bayswater  という地下鉄駅までは徒歩1分。こちらは環状線の駅なので、テムズの両岸の探索用に使えるし、もう一つの徒歩4分のところにある地下鉄駅(Queensway)はOXFORD Stというロンドンいちの目抜き通りの直下を貫いているセントラルラインの駅です。銀座線ですね。

さらにバス停へもeastbound、 westboundともに5分以内で到達しちゃう。まさに交通至便です。東京でいえば、新橋、いや戸越銀座(爆)みたいな感じでしょうか(相当違)。

どうりで、口コミの割に混んでいるわけです。みなさま立地で選んでいるのです。が、まさに正解。

ネットの口コミほどあてにならないものはない、の鉄則通りのお宿というわけですがね。

ホテルから徒歩3分のTESCO。まあ、ニッポンでいうと西友というところでしょうか(爆)。ハナもないが、けしてダメなわけでもない。ごくフツー、マジメどころか、各地下鉄駅ごとになにかしらの店舗形態でもって出店中のメジャー中のメヂャー。英国人の日常の食卓を知るのには、たぶんうってつけです。毎日3回、できたてのKrispyKremeも店頭の専用ボックスに届けられますし(爆)。お向かいはwhiteley'sというショッピングモールだし、周辺には同様のスーパーやコンビニ、メジャーなファーストフードすべて。さらに各国料理のレストランなどなどが数知れず。

かなりニギヤカなエリアのなかで互いに競争中なわけで、まさに好きなものをお好きなだけどうぞって感じ。ちなみにレジは無人レジがフツーで、スキャンから決済まで自分で行えるのですが、どこかしらで、かならずブザーが鳴って、店員がすっ飛んでくるのが普通です(爆)。来年あたりに出向いたらカイゼンされているのでしょうか?

ニッポンのスーパーですと大事なのは鮮度。ま、英国でも同様でしょうが、こちらではむしろ品揃えのバリエーションが優先されているようで、同じサラダでも5、6種類のサイズがあります。どうやら英国人シュフてのはいっさい調理をしないご様子で、野菜は基本切れてる。ドレッシングも付属していて、オクサマお手製のドレッシングだなんて夢のまた夢。

サラダの野菜も切り方がこれまたビミョーで、歯応えが全く違うのにびっくり。外国の味。

ピザもPizza Express というチェーン店のオリジナルから、お店のオリジナル、アメリカ風の分厚いやつから純正ナポリ系まで各種、各サイズ揃えてお待ちしております状態。今回の私の部屋にはオーブンレンジも備わっておりますから、これらも出来る限り試してみたのですが、まあビミョー(爆)。

ピザソースの塩味が足りず、味がぼやけちゃうんですよね。ペッパーソースをかければ味が完成したのかな、と思わないでもないが、とにかくなにかが足りない。外国の味(爆)。というか英国の味なのかな?

フルーツ系も基本、切れてる。形のまま売ってるのもありますけど、売り場のメインはプラの容器に切り刻まれたパインやリンゴなどなどがニッポンの2倍程度の価格で売られています。

参考までにリンゴとパインを買ってみましたが、リンゴの味がまたビミョー(爆)。酸味もないし、甘味もよわい。単に品種の違いで、食べ慣れてないからそう感じるだけだとはおもいますけど、いずれにしろ外国の味なのには違いないです。

NYで散々お世話になった、WholeFoodsMarket もロンドンで展開中。

あのピカデリーサーカスの有名な電飾看板から徒歩2分程度の場所に一軒とKensingtonと呼ばれる高級住宅街に一軒あって、大人気。こちらでは、お惣菜が充実していて、店内のスペースで食べることができるようになっていたので、暖かいままの各種料理をボックスに詰め込んで食べてみました。ま、これまたビミョー。きっとね、味覚の違いなんですよ。不味くはないが、かといって忘れられない美味だなんて間違っても言えやしない。

並べられているのは、ココナッツミルク使いのカレーやスパゲティボロネーゼ、ローストチキン、ポーク、サラダ各種、パスタ系サラダなどなど。当たり前のお料理かもしれませんけど、でもけして食べ飽きたとか食べ慣れてはいない料理。ううむ、この味どこかで、と考えたら思い出しました。

そう、空港の航空会社ラウンジで出されているあのレベルです。

まさに可もなく不可もない。外国の味っす~(爆)。

グローバルという単語でくくられるようになって久しい現在でも、かように日常食には明らかな味覚の隔たりが残されているあたり、なにやらほっとするひと時でございましたとさ(苦笑)。


加齢なる遠足 ロンドン2016-4 John Lobb London-1

2016-02-23 16:41:41 | 加齢なる遠足(爆)

画像はボーブランメルさま。服飾を語るのにはまさにお手本のようなサレ者ですから、よっくググってください(爆)。でも、たしかものすごいデブだったはずなのですが、キヲク違いか(爆)?

Jermyn Streetのエドワードグリーン前にひっそりと佇んでおられますので、まずはお参りをしてから向かいます。昼にBrightonのパブで1リットル。Victoriaのパブで500ccほどもいただいてからの訪問(完全意味明瞭)ですから、上機嫌なんてえもんぢゃないっす(サケ臭いともいふ)。

いよいよ今回のメインイヴェント、John Lobb Londonで注文のお品を回収する時がやってまいりますた。

London VictoriaからJermyn Street までは、じつは地下鉄で一駅。

Victoria LineのGreen ParkからRITZ Londonを抜けて歩きます!Londonでももっとも地価が高い一帯ですぜ(関係ないから)。もう、盛り上がりっぱなし(大丈夫かよ)。

さらに、なんとかアーケードをわざわざくぐって参ります(爆)。ロンドンやパリに出向きますと、こういうクラシックなアーケードがあって、圧倒されます。もう盛り上がりすぎてフラフラっすよ(飲み過ぎともいふ)!

土地勘がだいぶ備わってまいりましたので、周辺を探索しつつ、徐々にキブンを盛り上げて行くのも忘れてはなりません(爆)。なんといっても生涯に何度もないわ、というイヴェントなんですから!

というわけでとうとう88 Jermyn Street にたどり着きますた!!

ガーン!!

お気づきでしょうか?店頭からあのレモンイエローがいっさい消え去っています。ううむ、やはり、と思いつつ入店いたしますと。

シックで落ち着いた雰囲気、というのはまあそうですけど、独得なレモンイエローのあの華やぎ、というか茶目っ気(私の解釈はこうです)がなくなっております。まあね、ここまでは想定内。落ち着いて眺めますと、どうやらレモンイエローのパーツをことごとくダークグレーに変更しただけで、比較的安易な感じ(爆)。

高級感はもちろんありますけどね。これだとリーガルやクロケットだといっても(以下自粛)。

ちなみにこちらが去年、上陸早々お店に出向いたときの画像。イエローが効きまくりですね。

去年の12月まではレモンイエローのコーポレートカラーが維持されていたそうですが、例の新ディレクター着任と同時に店内も3日間で改修してしまったそうな。

店内にはメインの吹き抜けの下に件の新コレクションがディスプレイされていますけど、なにコレ(爆)?てなもんですよ。ロンドンで買う靴とは思えないミスマッチな雰囲気なのわマチガイないです。

店員にそれとなく売れているのかい?と訊ねますとヒジョーに曖昧な受け答え。きっぱり言わないところを見ると苦戦してるんでしょうなあ。だって今のファッショントレンドに合わねえもん(ホンネ)。

興味がある、と思われたらしく、ダンナこちらはいかがですか?と言ってスニーカーのコーナーへと誘導してくださいます。ちなみに、今回の旅でわたしが履いているのはDeauvilleのMidnight Suede。もちろんバイリクエストものです。スニーカーってこたあねえだろうよ(思いきり上から目線御容赦)。

くく、まあ少しつきあってやるか、というわけでバイリクエストの件はひとまずこちらへ置いといて、40代と思しき新米店員と話します。

画像は、店頭に群がるみなさま。そういえば、ことしは春節のバイリクエストはミゴトになかったですね。ううむ。経済減速にあわせているのか。

ダメだ~(爆)。あ、いやあくまでも嗜好品ですからね。私がああだこうだいってはなりません。

店員にももうちょいとクラシックでなおかつテイストの新しい(ましな)ラインはありませんか、と言って提案していただくのですが、なーんかレスポンス悪い。モデル名を言っても、ちょいと古いやつの話になるとちんぷんかんぷんらしい。

このような場合、JohnLobb では、ヴィンテージと呼ぶ歴代イヤーモデルがマイルストーンになって、ハナシが深まってゆくのですが、そのマイルストーンをキヲクしていない相手に対しては、お話にならない、というのが本当のところです。

ようやく店の奥のほうにディスプレイされていたクラシックぽいラインにたどり着きます。ホッとしたひとときでございます(爆)。

あれ、これもろにLuffieldぢゃないか、といって件の店員さんに振るのですが、過去のモデルとの関連という観点からはお話できない模様(爆)。そういう解説はするな、という指示が飛んでいるのかもしれませんよ。でも、そういう過去モデルがあってこそのこの新型なんですから、別にいいと思うんですけどね。

ちなみにこのモデルは新モデルも良いところで、

Archerというプレステージラインですた。John Lobb では、過去のアーカイブズを微妙にリファインしてコアコレクションという名前のクラシックラインを立ち上げているそうです。説明はありませんでしたが(というかできなかったんだと思う)ミリ単位で名作Luffield をいじってリファインしてある模様。

若干ロングノーズで、シャープなイメージなのかな、という印象ですが、詳細は不明です。2足並べないとわからない。それくらいビミョーな差異。プレステージラインならではの存在感があって、さすがです。印象は色によって激変する感じ。こいつのレッドミュージアムカーフなんて極上でしょうね。

ちなみに去年もたしか

Tyburnという、過去にあったNasebyとよぶ名作モデルのリファイン版がリリースされていたのでした。

このあたりの新作づくりは現在も地味に進行中の模様。

キミ、いつからこの店にいるの、といって訊ねますとこの新内装と同時だというでわありませんか。その前は、と訊いたら別業種からだ、と(絶句)。

どうやらJohn Lobbはおろか、このギョーカイに入って間もないというお話で、せっかくニッポンから駆けつけた甲斐があまり感じられません(きつぱり)。

まあこの辺りでよいか、というわけでおもむろに(ここから助さん格さんの「静まれ~、静まれ~」の声が響く)

この紋所が目に入らぬか~!

というわけでバイリクエストとスペシャルオーダーの2枚の伝票をかざします。

ななな、なんと~、ハハァ~(いうわけねえって)。というわけで担当の女子にバトンタッチでございます。

じつは、去年お世話になった担当さんは12月のリニューアルと同時に退職してしまったのですた。引き継ぎはこの子にしておくから、というわけで伝言があったのでした。ううむ、まあよいか。美人だし(そこかよ)。

が、この女子もじつは12月入社。初々しいのはよいのですが、あんまり期待できないぜ。

というわけで

ハコもこの通り。ますますフツー。

が、中身は

というのはウソで、画像はウォレスコレクションの17世紀の鎧ブーツっす(爆)。

というわけで、詳細次号(ひっぱってるし)。

 


加齢なる遠足 ロンドン2016-3 ちょいと郊外へ 

2016-02-23 15:17:32 | 加齢なる遠足(爆)

Brightonは、英国南岸の保養地。

ロンドンからは電車一本、1時間ほどで到達する距離なので、日帰りの気分転換にももってこい。東京近辺で行くと三浦半島くらいな感覚でしょうか?

ロンドン中心部の密度はものすごく、東京の5倍ほどはある感じ。さらに世界中からイナカものが集まっている関係で(爆)空気感も都会そのもの。ちょいと息抜きがしたくなりましてエスケープを試みてみますた。

冬季のロンドン近郊は、天候不順も良いところなのでなるべく晴れた日を選んで、と思ったので午前中の天気を見てから決めればいいや、と余裕で構えていたのですが、ちょうど2日目にそれまで小雨まじりだったのが快晴に転じましたので、それまでブラブラしていたKenshington界隈から急遽、Victoriaに向かいます。

この辺りが一人旅のよいところで、まさに気の向くまま。

もちろんipadに仕込んだ、鉄道とバスアプリを駆使して、ぬかりなし。なにwifi なんかなくても、なんとでもなりますって。

 

英国内の鉄道の料金体制にはオフピークという、混雑する通勤時間帯を避けた割安料金時間帯がもうけられているので、無計画な方がむしろ安くつく、というわけっす(笑)。

海辺の街、というわけで予想通りのんびりとした空気感ですが、さすがに保養地なだけあって、ショッピングその他施設も充実しています。ですがここでも中心街にショッピングモールができたおかげで地元商店街壊滅。

London Victoria Station からのsouthern railwayは伊豆急みたいな観光列車かと思いきや、横須賀線そのもの(爆)。つまり通勤通学列車っす。結構混んでいるのでびっくりですが、途中にGatwickという空港もあって、人口もそれなりにある。

海辺のホテルは夏場にはさぞかし、と思わせる佇まいですが、冬場に訪れますと落ち着いたよい感じです。ホテル代もロンドンの半額程度からあるし、次の英国滞在はこのあたりでも、と考えなくもない。

さて、遅いお昼ゴハンでもとかんがえて、突端のPiarにあるパブにしけこみます(でた)。

今回の旅でもパブには散々お世話になったのですが、ここもまたのんびりとした独特の雰囲気があってよかったです。なんといってもオーシャンビューっす!

abottというカスクエールをチョーシこいて2パイントも飲むうちに、酔ってきたのでここでランチもご所望。

カウンターの近くに立ってヒマそうにしていると、いろいろと話しかけられるのですが、英国内からはるばる海を見に来た、という方が多かったです。わたしゃニッポンから靴を買いに来たんですよ、というとヒジョーに珍しがられますた。

ああ、そうかバイヤーさんか、と言って納得しておられましたが、面倒なのでそういうことにしておきました(爆)。

英国名物、フィッシュアンドチップスはそこら中で看板を見るのですが、どうも食指が動きません。ただのどデカイ白身魚のフライですよ。給食ぢゃないんだからさ(爆)。

このパブにももちろんメニューの一行目にあったのですが、その下にprawn and chips(小エビ)というのが書かれていたので、そいつにしました。んま、揚げすぎでしたけど、許す(爆)。

どうやら英国では魚介類の鮮度は信用されていないようで、完全に火を通した状態で供されるのがルールらしいっす。

ガラすきの列車でロンドンに戻ってもまだ夕方。そういえば London Victoria駅構内にはパブがあるんだわな、当然。

というわけでラッシュ時の最中、またしてもしけこんで一杯(爆)。窓外を見渡しますと、Krispy Kremeの売店も見えるし、M&S Simply Foodというマークスアンドスペンサーがやってるコンビニというか立派なスーパーもある。

さらにitsuという名前の、アヤしい和食屋があったり各国料理店もこれでもかと並んでいます。今晩なに食うかな~、とかぼんやり考えながら、家路を急ぐロンドナーたちを眺める、と。まったく極上のひとときっす。

このように、自分で好きなものを好きな時に食べられる、ってのはキッチン付きホテル滞在ならではの余裕です。ううむ、フシギと旅情を感じるひと時~(笑)。

ちなみにitsuのテイクアウト弁当は、国際線のエコノミークラスで出される和食にそっくりです(爆)。

 

 

 


加齢なる遠足 ロンドン2016-2 What's Gourmet Burger

2016-02-23 13:16:06 | 加齢なる遠足(爆)

画像はロンドン市中にこれでもかと増殖中のバイロンとよばれるグルメバーガー屋。グルメバーガーってなんだよ、となりますが、まあマックやバーガーキングとはクラス違いの高級バーガーだ、ということになりますかねえ?

ニッポンにもシェイクシャックというやつがすでに上陸済みで、ワインやビールと一緒に楽しめるというわけで話題ですが、それらをいくつか試してみますた。

シェイクシャックもそこら中にお店があって、ガラガラのマックやバガキンをよそ目に大行列なのですが、どっこい客さばきが非常にわるく、手作りをウリにしているのを良いことに故意にギョーレツを作り出しているだけです(きつぱり)。

客もギョーレツしているんだからさぞかし、と言って期待して並ぶ、と。バブルの頃にアイスクリーム屋が散々使った手法ですね。近年ですとKrispy Kremeが使っていたか?

ロンドン界隈の店は、業種に限らず間口が狭めに作られているため小さい店なのか?と勘違いしそうになるのですが、奥行きがあったり上層、地階にもスペースがあったりで。ものすごい規模を有している場合が多いです。

私が寄ったホテル近くのバイロンも客席なんと100以上。ドア一枚なので全然そうは見えないのですが、大きなお店です。

夕食どきというのには遅いんぢゃ、と思ってはいったのですが(2200時頃です)平日なのにほぼ満席(驚愕)。

しかもお値段もものすごくて、画像のような3点セットでいくと20ポンド弱。円換算するとバーガーのくせにとんでもないお値段になっちゃう。

まあね、ポンドを円換算して安いの高いのといったところで始まりませんけど、とりあえず安くはない。

グルメバーガーではとにかくすべて手作り、ってのが基本ポリシーのようで、ニクのコネから店内でやっておられるみたいなのですが、ミンチ具合が強すぎて歯ごたえがイマイチ。しかも機械を使ってるのでうるさい(爆)。焼き加減も当然ですが、ステーキと同様に指定可能なので好みのニク加減が楽しめます。

で、味は?となるのですが、ごくフツー(爆)。マックやバーガーキングとの明確な違いを述べよ、となるとあんまり自信ない、とそんな程度。

僕はクラシックバーガーという定番と思われるやつをベリーレアでお願いしたのですが、はさんであるクリスピーベーコンが分厚すぎて、こいつが段ボールみたいに硬い。噛み切ろうとしてもベーコンがズルズル出てきちゃう(爆)。こんなの全然ダメ。バーガーてのは全体をはむっと頬張って、うまいかどうかなんだから、とかいってわかった風なことを言ってますけど、そうですよね?

この値段レベルですと、求められるものも相応に高いレベルになるわけっすよ。

つけあわせのチップスとよばれるフライドポテトはグルメバーガー屋では例外なく秀逸。大手チェーンバーガー屋との違いはここかも?

ただし、塩なんかいっさいふってありませんから、テーブルの調味料で自分で味付けするのが前提です。フィッシュアンドチップスでやると美味しい、モルトビネガーをジャブジャブ振りかけたり、Colman のイングリッシュマスタードどっぷり、などという食べ方で楽しみますと、山のようなチップスもあっという間になくなります。

揚げたて、ってのもありますけどジャガイモの質や、揚げ方も3度は繰り返す、クリスピーなやつでさすが。年季入ってる感じ。

Covent GardenにあるMEAT Marketというお店にも行きましたが、同様。学校の講堂みたいなホールに長いテーブルとイスが並んでいて、そこへヨーロッパ中から集まっているイナカ物が集まってほぼ同じものを頬張ってる様は圧巻です(爆)。

味の違いはソースの違いくらいで、レベルが不思議なほど同じでした。まあそりゃそうだ。「寿司おんど」と「浜寿司」でどっちがどうの、というギロンにアツくなってみたところで、そりゃーしゃーないわけで(事情違)。

ただ、バイロンあたりではグラス一杯20ポンド程度までの各種赤ワインはもちろん、ボトルワインやカクテル、シャンパンなんかもフツーに注文可能なので、そういうバーガーのタノシミ方もあるのか~、といって感心してしまいました。でも全員がちびちびとぬるーいビール飲んでるだけですけどね。

ふと考えたんですけど、バーガーは食べるのに当然手に持ってワイルドにかぶりつくのがマナー。でワインはグラスのステムと呼ぶ棒の部分を持ってどちらかといえば上品に、というのがマナーでしょうから根本的に合わないんぢゃあ、というのが私の意見。ま、ステムなしのワイングラスも流行ってきてはいますけどね。

ちなみに、おいまつえんではステムなしのワイングラスを徐々に採用中です。

いかがです?グラス一杯4000円近いワインにジューシーなバーガーと揚げたてチップスだって?

ロンドンのCPが悪い、ってのはもう世界認識。

あとはそういうグルメバーガーの世界を、半額でやってるマックやバーガーキングを横目に楽しめるかどうか。食べてのポテンシャルというか単にお財布の中身が試されるところですわねえ~(とほひめ)。

僕はバーガーキングのテイクアウトにコンビニで買ったビールがありゃあ、それで十分ですけど(なさけなや)。

 


加齢なる遠足 ロンドン2016-1Super Cars in London Central

2016-02-23 11:16:01 | 加齢なる遠足(爆)

行ってまいりますた。ロンドン。

画像は、今回泊まった、Bayswaterとよばれるエリア。2度目のロンドンはキッチン付きのアパートに陣取って、余裕のある滞在を楽しむはず、だったのですが(爆)。

こんかいは前回見逃していた、有名デパートや郊外への遠征。さらには地元民むけのスーパーに入り浸って、ロンドンの暮らしを食べ物サイドからも考察してみました。

画像は、リバティプリントで有名なLIBERTY。老舗デパートもよいところですが、SOHOとよばれる非常にニギヤカというか密集したエリアでは、埋もれがちか。申すまでもなくグローバル化がいちぢるしい一見、華やかなブランド群におされてしまった結果ですが、この古風な外観を保ちつつ、どこまでやれるのか、てのは見ものか。

軍艦のパーツをつかった、というインテリアも見ものですが、リバティプリントのみでどこまでやれるのか。

案の定、内部は巨大お土産やさんの域を出ません。お客さんは服や装飾品を買う、のではなくリバティプリントを買いにいらしているだけ。

画像のように建物内部は見所満載なのですが、売っているのはプリント布地づかいの家具や小物ばかりなので、ある意味本当に贅沢なお店です。

ちょいと離れたSelfridgesを通りかかったのですが、997カブ発見、と思いきや。

なんとスピードスターさまでしたっ!たしか世界限定356台。日本へは6台のみ輸入。お値段、ざっと3000万!ボクスターぢゃダメなんですかっ(ここ蓮舫調)?

純正でこの車高なので、どこか凄みを帯びています。ディーラーでもまず拝めないとおもわれる、こんな一台にはるばるロンドンで、というのは感動。だからって、なんの足しにもなってないっすけど(爆)。

でも、このクラスが街中にはうじゃうじゃ。東京の一部エリアでも見られる光景ですけど、ランボルギーニやフェラーリなど、オトがやたらとでかいクルマが多いのが特徴で、⚪️⚪️まるだし。ドライバーは例外なくアラブの派手なお金持ち。ケタが違うわ、と。

50mごとにある信号で、その都度どえらい派手な発進停止を繰り返してくださるので、街行くみなさまもこれぞロンドン、というわけでニヤニヤ見送っておられます。他人事でよかった~、とね(爆)。

そう、こんなのもまたロンドン。路線バスの赤。タクシーの黒、ときてチョー下品だけど宝石みたいな彩りの「アラビアン」スーパーカーの群れ。

これぞロンドン、というわけですがね(以下次号)

The Great Arab Supercar Invasion in London, Summer 2015  


トクイチオートの進化が加速しているぞ!

2016-02-05 19:43:30 | トクイチオートを考える

画像は、昨日の午前中、10時頃の蓼科山塊中腹。

標高1000mちょいのエリアですが、「雨氷」という、気象の世界では非常にめずらしい現象に見舞われて、山ひとつが氷に覆われてしまい、それはそれは美しい眺めでございました。

つい先週末に降った雨が、夜半に雪に変わったのちに、気温急降下。そのまま凍りついて、気温上がらず。一週間もの間、気温はプラスに転じることはまずなかったはずですからして、このまま見頃が続いていたことになります(爆)。

標高700~1100mのあいだの特定エリア限定で、この現象が見られたのですが、今日はもう気温が急上昇してしまったので、この現象も消滅。素晴らしいタイミングでございました。なにかのご褒美(なはずはないから)。

こんな氷雪にまみれた峠道でクルマを停めて、写真なんか撮ってたらそれこそキケン、てなもんですが、通りがかる常連(完全意味明瞭)と思しき方々も、しっかりクルマを停めて写真を撮っておられました。それくらいミゴト。現場はぱらぱら氷が落ちてきていて、それがまた風情を醸し出しております。

美しいのはよいのですが、雪はどさりと下に落ちてくれる性格なのに対して、コオリの場合はびっしりと張り付いたまま木を倒してしまうのです。画像でも枝がしなっているのがよくわかるでしょう?

おかげで松本の郊外にあるルレエシャトー加盟の超高級ホテルをはじめとする数軒の旅館が、倒木のためにアクセスを断たれて孤立。電線もちぎれてしまったのだそうで、停電に見舞われて宿泊客が避難する羽目になった、というのでニュースになったくらいでございます。

まったく恐るべし、エルニーニョ。このような気温の急激な変化も、現象のひとつなのでしょうか?

この冬はまだまだ先が長そうでございます。

そんななか、B子さんに乗って、岐阜県各務原市のトクイチオートに出向いてまいりました。こんかいは、ちょいと所用があって出向いたのですが、今日の現場はこのようなことになっておりました。

997GT2のうしろにBMWのI3。どことなく象徴的なのですが、

こんかいB子さんにはイオンブリッジの最新バージョンがほどこされて、まさに「突き抜けるヨロコビ」が、クルマにもたらされてしまいました。

なんというか、スムーズさが増して、DSGのマナーが激変。おそらく、トルクが一段太ってしまったおかげでしょう、伸びもすごい。

いままでもけしてダメだ、とかそういうことではなかったと思うのですが、こうなっちゃうと、いままでのアレはなんだったの、となります。

まったくニンゲン、ゼータクなものですが、こうして本来の姿に近づき続けるさまはまさにマジック。

タイアやブレーキのマナーまでが改善されてしまうのには舌をまくばかり。

かように距離とともに成長し続けるクルマ、というものの存在を知りますと、「クルマはもっと楽しくなる」という近年のトクイチオートのフレーズにとてつもない説得力を感じる昨今。

まったくすげーわ。じっさい、B子さんは滑るように走っておられます。距離27000km超。このままあと15万キロほどは、調子があがり続ける予定となっております(まじです)!

蓼科の雨氷は、このまま進んで、標高があがりますと、いつのまにやらフツーの雪景色に変化しちゃうんですよ。リクツではわかるのですが、なんだか得した気分でございました。ちなみに、昨日の和田トンネルも旧道は倒木で通行止め。普段、610円がところをふんだくられる、新和田トンネルが無料開放だったのでした。でも、そちらへ回ったら、たぶんこの一生にいちど眺められるかどうかの景色は拝めなかった、というね。