嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

時代はサステイナブル?JM WESTON Vintageってなんだよw

2023-02-25 07:50:11 | 今日の逸品

サステイナブル、すでに聞き慣れた感のある形容詞ですけれど、ウエストンでもしっかり展開中。なんと、使われなくなった古靴を「下取り」して回収。工房で復元して再販売、するんだって。

ううむ、耐久性をウリにしているブランドなだけに「アリ」なのか、とも思うのですがそもそも「古靴」の確保が問題なのではないでしょうか?

顧客もこの価格帯の靴をそうそうおざなりにはしないでしょうから、ほとんどの生産品は一定レベルを保ったまま顧客の手元に保管されてしまう、に一票。Mカリだってあるしねw。

しかも、「下取り」での回収ということは新規の買い替えに繋げるアクションという意味ですから、例えば、クロコダイルローファーを下取りして、アリゲーターに買い換え、となった場合に、そんなのサステイナブル、っていうのかよ、と(極端すぎ)。

企業の姿勢を示すためだけのプロモーションである、という見方もできますけれど、今後が楽しみっすw。

でも、ウエストンでサステイナブル、だなんて言ってるのを聞くと、今回みたいな爬虫類系のプロダクツを新品で買うのは今後さらに抵抗がありますね(買えやしないけど)。

少なくともすでに作られてしまったものを中古だろうがなんだろうが手に入れて大切に使ってゆく、という部分までは辻褄が合いそうなので、よしとしましょうw。


更新矢継ぎ早w履き道楽2023 キングオブローファーへの道−3 王様がいよいよお出ましになるw

2023-02-20 16:50:31 | 履き道楽

どどーん、みなさま、すごいでしょう(ジマンご容赦)。到着直後のキング様です。

Mカリ掲載の画像の印象よりも、実際はよほど程度がよろしく、ソールもまだまだ柔らかい印象です。ツヤはイマイチな感じで、お手入れの余地がちゃんと残されておりますw。

ラッカーではなく、グレージングと呼ぶ仕上げなので、手持ちの専用クリームを使って育ててゆく愉しみがたっぷり残されております。

ミガキに入る前に、コバと呼ばれるソールのエッジ部分の色ハゲを補修します。ウエルトクリームという呼び名ですけれど、これやると靴の印象がシャキッとなります。

上が仕上がりの状態ですね。ズリッと指が滑ったりして、インキを本体に塗っちゃうとその時点で全損となりますから要注意w。

さらにソールを濡らしたペーパータオルで軽く洗ったのちに「靴底専用のクリーム」でお手入れします。この次元はプロでもやらないことでしょうw。

靴クリームなどの油脂類を含まない、私のお手入れキット。箱の上に乗ってるブラシと3種類の薬剤が今回つかう爬虫類専用クリームです。30年もやってるうちに3種類もため込んでしまいましたw。

山のように揃えちゃって、どんだけ手入れしてんだ、と思われるでしょうけれど、出動は年に数回のみっす(ほんとう)。こんかいのような中古靴を買った時にこそ真価を発揮する相棒でございますw。

WESTON180クロコダイルは、軽くブラッシングしただけなのにすでにここまで光っちゃってるしw。

中古靴のリセットをする場合では普通の表革、カーフなどで作られている靴でしたら、それこそ丸洗いにかけてすっぴんにするダイタンなやり方が使えるのですが、爬虫類はシミが怖いので不可能。

水辺に住む動物なのですから、水との相性は良いのではと思っていたのですが、仕上げ方法との兼ね合いで全損となるケースがありますから要注意です。

でも、今回の個体はそんなヘビーなクリーニングの必要は感じないレベルです。このままでも全然おっけい。足を入れてみますと、若干きつめに感じられます。

同サイズの紺の一足との比較でこう感じられる、ということは、ナラシが終了していない証拠です。比較的新しい個体なのもわかります。踵やソールもオリジナルのままですし、内装もキレイ。

靴がきつい、というときはソールの沈み込みを待てば良いのです。つまり、履いて歩くこと。靴の底面にはコルクが敷き詰めてあって、そいつが足の形に沈み込んでフィットにつなげるのです。

全体重をかけて歩くうちにそれこそ半サイズ程度は大きくなります。今回買ったこの一足は、ジャストフィットまでにおおまかに言ってあと1、2年かかるでしょうw。伸び代というわけですねw。この辺りにもまだ楽しみが残されていることになります。

私の靴ブラシはすべて獣毛。長年使い込んで、ロウをたっぷりまとっておりますから、クリーム塗るまえに軽くブラッシングするだけでツヤが出ちゃう、それくらいなもんです、いやほんと。

ロウと溶剤のブレンドで作られた爬虫類専用クリームを微量づつ「指で」塗り込みながら至福のひと時が過ぎてゆきますw。

3、4回くりかえすうちにパターンの間に入り込んだロウが掻き出されてきて、下から本来のパターンが浮き上がってきます。クロコ独特の、ものすごい迫力です。

このままずっと繰り返して塗り込みたいのは山々ですけれど、ムダ(爆)。光りまくるのは良いのですが、歩いた瞬間にヒビが入ってしまいますから、高価なクリームの無駄使いとなります。

鏡面ミガキも同様です。ワックスの無駄なので、やめておきましょう(個人の感想にすぎません)。

というわけで、プリンスも寝ちゃったし、そろそろ私も仕上げと参りましょう(爆)。ナラシ途上にある個体をお安く買えて、今回は本当にラッキーでした。出品者様、本当にありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。大切にしますねw。

末長く付き合えそうな相棒が手元にやってきて本当にシヤワセなことでございます。


履き道楽2023 キングオブローファーへの道w−2

2023-02-20 09:39:29 | 履き道楽

さて、ここまできたらもう引き返せやしません(やっぱし)。いちお、心を落ち着かせるために手持ちのブルーの180を引っ張り出して、サイズ確認を行なったのちに、小一時間程度の散歩に出かけて(ヒマか)いくども考えるのですが、やはり買うしかねえ、との結論に達しました。

小走りに帰宅して(爆)、i Macに向かいますw。Mカリのページによれば、出品からは1日経過、いいねの数は20未満でしたから、まだブレーク以前でしたけれど、このお値段でこの状態でしたら早晩、好事家に買われてしまうのは目に見えておりましたのでそのままの流れで購入手続きをいたしました(祝)。

大分の出品者様も、買う側の気持ちがわかる方だと見えて、気になる点を中心に画像が丁寧に上げられており、安心感たっぷりのお買い物でした。

いやあ、夢が叶っちゃったのです!!

あまりにもあっけなく売買が成立するのは、物足りなくもありますが、まさに現代のお作法。というわけで、これまで30年間の復習の意味も込めて押し入れに溜まりまくった資料を引きずり出して検閲いたしましたとさ(爆)。

dマガジンでまだ読めるメンズEXには、こんなページもございましたw。なんとジョンロブLOPEZとのガチ対決でございます。こりゃうってつけだわ、と思って、読み耽ったのですが、20年前から変わらない事実のリピートです。

ザッシ作るみなさんもホント大変ですよね。上記の一枚の写真を撮るためだけにサンプルを借り出して並べて撮影、と。ため息ものですねw。見る側は別の意味でタメ息が出るわけですがw。

私の場合、Weston180を持っていたおかげでLOPEZにはご縁がなかったわけですが、LOPEZ自体この頃はまだまだ新参モデルでロングセラーとなるかどうかは未確認だったのです。今だからこそできる、というお話。

そのLOPEZも今や23万円強(!)。リリース当初は7万円近辺だったのでわないでしょうか?まあね、お値段はともかく、不変の品質とスタイルが貫かれているところに価値を見出せるかどうか、のハードルなわけです、これはw。

こんかいの出品者様はなんと大分県在住。この辺りにもご縁を感じてしまった昨今w。ブツの到着は今日です(のけぞる)!

続報をお待ちくださいw

 


履き道楽2023 キングオブローファーへの道−1

2023-02-19 07:45:09 | 履き道楽

ひさびさの履き道楽ネタでございますw。画像は、キングオブローファーとの呼び声も高い、JM WESTON謹製の180ローファー。

30年前に買ってからこちら、かなりなヘビロテでもってここまで維持し続けてまいりました。

30年はいてもオールソールと呼ぶ靴底の張り替えは1回のみ。踵のゴムはすでに入手からの通算で7枚目(!)、このソールに張り替えてからは3枚目がなくなるか、というくらいに履きこんでおります。

カタログ名ブルーと呼ぶ濃紺ですが、経年変化で色が褪せてきていい感じっす。ステッチのほつれや型崩れなどというマイナートラブルとは30年間無縁の作り込み。ものすごく堅牢なイメージ。新品からここまで印象は変わっておりません。

これ、ほかの靴にはあり得ない耐久性です。リーガル3足分の性能です、いやマジっすw。

オールソールはさすがにレベルにこだわって高い店に預けちゃいましたけど、踵のゴムなんて自分でできるレベルw。なので、近所のミスターミニッツにお任せっす(爆)。

お店によっては切り込みの入るジョンロブタイプなんかも可能だったりするので、ミスターミニッツも侮れないんですよ、最近。

調べてみますと、このモデルは1946年リリースだというから、すでに立派なクラシック。履き心地も独特ですが、素材がまた素晴らしく、ご覧のような地味で飾り気のないミニマルな外観ながら、型崩れのなさや緻密そのものの皮質などが手に取るだけで感じられる仕組み。

完成度の高さは履くまでわからないが、一度ならしたら最後、手放せなくなる一足です。モデルチェンジなしにここまで作り続けられてきたのは完成度の高さを物語りますが、それ以上に作り続けられていることで生まれるメゾンへの信頼感のようなものが効いている気がします。

使い込んでダメになっても、いつでも同じものが入手可能、というのは実際、決してダメにならないんですけれども大きい。ロレックスの各モデルもそうですね。

そんななか、某Mカリでアレやこれやと覗いていたところ

なんとクロコダイルアッパーのマイサイズで、赤茶色というドンズバな個体が出品されているのに先週の木曜日に出会ってしまいますた。お値段もそれなりですけれど、許容範囲。程度も未知数ながら、まだまだ履けるご様子。

ヤフオクID 取得の頃から(爆)中古市場を中心に探し続けて、はや30年w。これまで一度も巡り合うことのなかった仕様とサイズです。

過去にはマイサイズ(6D)があっても色が黒クロコだったり、販売時にワンサイズに対して6種類が用意されるワイズが違ってたり、あとワンサイズあげて、ワイズをCに落として(これ、ものすごくカッコいいやつ)検索。

のようなことなどなどあらゆる手立てで探し続けていたのですが、とうとう巡り合いませんですた。

そりゃそうです。この手のモデルは私のような熱心な(?)180信者さんが長年アコガレまくった挙句、2足目いや3足目にキヨミズジャンプをかましてやっとの思いで手に入れられるかどうか、という雲上モデルなのですから、中古品が滅多やたらと流通するものでもございやせん。

黒クロコでガマンするか、といって妥協しそうになったことも1度や2度ではございやせんw。Cワイズに落として履いてもカッコいいけど、Dで得られているこのフィットは得られない、と悩む夜もございました(涙)。

半額で済んぢゃうリザードにしておけばラクになるぞ〜、とかね〜。同じ道を歩まれた方々、あるあるでしょう〜w。

パリに出向いた折にはトーゼンお店に出向くのですが、当時から別格のお値段ですし、ローファーごときにwそんな大枚叩くのはそもそも想定外です(爆死)。2015年からはジョンロブDワイズコレクションの完成という壮大な計画もありましたしね〜(とほひめ)。

ちなみにこのモデルの価格は2023年現在、10年前のほぼ2倍に跳ね上がっておりまして、10年前にはまだ30万円台。素材を考えると非常にお値打ちな印象だったのが、いまや70万円をうかがうイキオイ(!)。

お値打ちに思えたと申しますのは、2010年当時のジョンロブのローファーにLOPEZというモデルがあって、そいつのクロコバージョンが168万円だったからです(のけぞる)w。

素材のほうも、ワシントン条約を尻目にクロコダイルからアリゲーターに変更されて、斑(ふ)と呼ぶ、個別のパターンが異なる風合いの素材に移行してしまい、このモデル特有の迫力が薄れてしまいました。画像は現行のものです(HPより抜粋)。682000円也。

アリゲーターには悪いけど、クロコ素材がもつ立体感が薄く、パッと見型押しレザーに見えちゃう、というかね(ナマイキいってるなよ)。

コロナ末期にきた円安もすごいままだし、こりゃいよいよダメなのかと思いつつも、諦めてはならじ、と画像検索を繰り返すことはや30年(新品買えば)w。

それもこれも手元にあるウエストン180の使い勝手のよさからくるもので、こんなにいいんだったら、頂点を極めておきたい、手が届かないアチラ側に行ってしまう(もともとアチラ側ですけど)前になんとかしないとw。

というわけでキングオブローファーだ、とモノカタログ各誌絶賛の180クロコモデルは、ジョンロブのコアコレクションに目がゆかなくなって久しい(爆)、私のリストの筆頭にあったのでございました。

その雲上モデルが真冬の平日の昼前、いきなりディスプレイの向こうに現れちゃったのです、しかも個人出品で、お値段は現実味を「若干」ですけど帯びているw。ううむ、どうする〜>自分w

以下次号

 


寒さは底を打ったのかw?

2023-02-01 08:17:55 | 今日の逸品

画像はうちのプリンスコーヒー。現在、冬眠に入られておりますw。とはいえ、4時前に起床ののち、周辺パトロールにお出かけになり、その後朝寝w。さらに朝食後はお客様のお相手をしながら朝寝w。

ののち、昼過ぎまで本格的にお休みになり、起床後はストーブ前でぼうっとするうちに夕方となって、お客様と一緒にチェックイン(!)。またしても、今度は客室のベッドでウトウトwという毎日を送っておられます。

全国旅行支援と地元自治体から出されている旅行補助のダブル割引からくるラッシュに加えて、所得税確定申告に向けた書類づくりに追われてグラツリやるヒマもない(爆)私としては全く羨ましい限りでございますが、しかたないわね〜w。

最近では、「看板ぬこ」としての評判が高く、どこかの口コミが拡散した模様で、問い合わせが徐々に増えてきて、売り上げにも貢献中(希望的観測)。一緒にチェックインして、朝までベッドで眠りこけたりしているらしいw。

さて、先日来、居座り続けている「最凶」寒波の威力はすさまじく、方々から被害報告が届いておりますw。

曰く、凍結防止帯を巻いているのに、なんと壁面内部で凍結が起きて水が出ないだとか、ウォシュレットの吸水チューブが凍結して「流せるけど、洗えない(一部意味明瞭)」事象が多発した模様です。つまりトイレごと冷凍庫化してたわけねw。

あの晩は、低温のうえに風が強くて実際の温度はさらに低下した模様。おそらくマイナス15を下回ったか。さよう、ここまで下がると、このエリアでの凍結防止能力の限界ギリギリだった模様で、菅平の小学生が言っていた、寝室の気温がマイナス5度だった、というのもまんざ

ら他人事ではございやせん(爆)。

また、寒波を台風かなにかと勘違いして、「やれやれ、これでカンパは終了。去った!」とかいって油断して水道しっかり止めて寝たその翌朝に水道管がきっちり凍ったのちに破裂して50万円の見積もりもらっただとか、こわーいお話も聞きましたw。

もう勘弁して〜、と言いたいのは人情ですけれど、ナニいってんの?まだまだ寒さはこれから、冷え〜w。