嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

お次はなあに? 井戸のポンプトラブルにつき

2017-05-31 11:18:07 | ブログ

画像は、満開のつつじともも監督。

おいまつえんの業務を仔細に観察なさっては、ダメ出しをなさるのがもも監督の役目でございます(爆)。こんかいは、井戸水のトラブル。

当ホテルでは、施設内に井戸を3箇所掘って、地下水を客室へと供給しております。申すまでもなく、千曲川の伏流水というやつです。つい先日、郡上八幡の名水と言われるものを手ですくって飲んでみましたけれど、べつに、てなもんでした(笑)。それくらい美味しいのが敷地内に湧いております。

さて、3日ほど前から、その井戸につけてあるポンプの動きがおかしい。オンオフを頻繁に繰り返しては、エラーになっちゃう。

ううむ、ポンプがエラーということは、その瞬間に「断水」という意味です(滝汗)。

ホテルで断水が起きる、というのは許されないことでして、そいつが深夜、それも2時3時などという時間に限って起こるものですから、まったくタマランチ会長(久々)。

江戸でいう「丑三つ時(苦笑)」駐車場の一角に陣取って、井戸の様子を見るのですが、漏水やショートでもなさそう、さては井戸の水面そのものが低下してポンプが空うちしてるのか、降水量がすくないってニュースで言ってたし、などなど可能性を探るのですが、リセットボタンを押してみれば復旧して、そのまま平常運転になってしまいます。

目で見てわかるものでしたら、原因がわかってむしろホッとするのですが、そうでない場合は厄介です。

さては気のせいか(ないない)、と考えて再び床に就くのですが、このまま放置したのでは、お客様に迷惑がかかります。それだけはいかんというわけで、ふたたび井戸へと出向きますと、案の定エラーが出て、断水中。

リセットボタンを再度押して、ふたたび様子を見るのですが、数十分後に同じ症状が、の繰り返しで、空が白んでまいります(涙)。

ううむ、断水騒ぎといえば、確か今年の元旦にも同様の騒ぎがあったぢゃねえか、と懐かしく思い出すのですが(とほひめ)、感傷に浸っているばわいでわありません!

こうなりゃあ、夜明けまでは何としても手動リセットで堪えて、夜明けと同時に「井戸屋さん(ちゃんといるんですよ、専門家が)」に泣きついて出張してもらうしかにゃーわ(ここなぜか名古屋弁)。

で、その電話口で症状をお話ししてみますと、実はよくあるトラブルで、おそらく圧力タンクがお亡くなりになってるんでしょう、との診断でございます。

画像の中心にそびえているブツがそれですが、10年以上の使用で内部のゴムがやれて、タンク内部に水が入り込んで機能を果たさなくなるらしい。このポンプは実に17年ものですから、まあもった方ですよ(爆)と慰められてしまいますた。

井戸屋さんは、なんと現物を常に在庫していて、この手のトラブルに備えているそうな。それくらいポピュラーなトラブルなんだと。

ううむ、ベンキョーになりやした。

というわけでもも監督もホッと一息。元旦からこちら、今年は修理に追われておりますが、お次はなあに、と楽しみにするヨユーすら出てきた昨今。

ああ、こんなのゼーンブ、うっちゃっておいてどこかに遊びに行きてえ〜(爆)。

 


ボクスターの足元もバイリクエストしておく

2017-05-30 11:28:37 | トクイチオートを考える

うちの僕ちゃんは、そろそろタイア交換。新車からは3セット目になるはずです。乗りはじめに履いていたのが、ミシュランパイロットスポーツ2で、サイドウォールの丸さからくる、路面へのあたりの柔らかさに惹かれ、2セット目も同じものを選択しておりました。

製造刻印は「2512」、つまり2012年の第25週ですから、「焼き上がり」からはまるまる5年が経過したところです。

山の方は、フロント、リアともにスリップサインまではしばらくありそうなのですが、ゴムの美味しいところが終わりかけている。

折しも6月からタイア価格値上げ、というニュースがあり、善は急げ、ということになったのですが、そもそも987ボクスターのタイアチョイスは今履いているミシュランか、コンチネンタルのスポーツコンタクト2の2種類しかないわ、と思っていましたら、ここへきてなぜかBSのS001と、ミシュランプライマシー3が選択可能

になっているのだそうで、悩む悩む。

距離4万キロですから、足回りを気遣うのならば、グリップレベルを1段落とすのが常道。クルマ自体は生産からは10年にならんとするわけで、こういう配慮が大切である、というのは長年かかって身銭切って学んでまいりますた(爆)。

トクイチオートともシツコイくらいにやりとりを重ねた結果、最後まで気持ちよく乗りましょうや、ということになりミシュランプライマシー純正サイズを履くことに決定いたしますた。

ううむ、乗用車用タイアというカテゴリーに入るプライマシー3ですけれど、このあたりの先入観にとらわれていると本質を見失います。

近年のトクイチのタイアフィッティング+エアソリューション+プライマシー3でどこまでサスペンションを温存しながら楽しめるのか、興味の焦点はそこです。

以前、AUDI TT時代にも、スポーツコンタクト→ミシュランプレセダ→BSレグノという順番でグリップレベルをビミョーに落としつつも、7万キロに渡ってゴルフ4シャーシ特有のマイルドな

乗り味を楽しんだ経験がございますが、今回もああいう感じが出ればな、と考えております。

ちなみに僕ちゃんのアシはまだこれといったヤレが見えず、ひたすらマイルドな乗り味を提供してくださいます。

もちろんリフトアップしたら、あれれ?ということになっているのかもしれませんが、さて〜(ガクブル)。

 

 


忙中閑あり トクイチオートにお参りをしておく

2017-05-27 16:59:10 | 加齢なる遠足(爆)

気がつけば5月も終盤。関係各方面の雑事のほうはともかく、肝心の仕事面では、追われるというのではなく、楽しんでやっているうちに過ぎてしまった、というのが実際のところで、まったくすばらしいわけですが、そんなお仕事で大活躍だったB子さんをねぎらうために岐阜県各務ヶ原市のトクイチオートに出向いてまいりますた。

到着するなり、今回はスペシャルなメニューが用意してあるから、そのつもりでいてくださいね、とのご託宣だ(狂喜)。

4万キロの間にエンジン内部にたまってしまっているはずのカーボンを除去する作業である由。イメージとしてはべったりとこびりつく、というのではなく、オイルの添加剤のおかげで浮遊しながらたまっているだけの状態なのですが、こいつを取り除くことで新車の状態に近いリコンディションをおこなう、というものです。

1時間ほどの間に完成したクルマに乗ってみますと、これがすごかったっ!

現状でもとくに不満はなかったのですが、車がこうなってみますと、ああやはり距離なりのヤレ、というか疲れってのは確実にあったんだなあ、というのを実感することができます。リセットのヨロコビというやつね。

発進時のクルマの動き出しが軽く、さらにDSGの変速具合にまで変化が出るのにはびっくり。変速マップも、適正な燃焼あってこそ、というわけです。ううむ、まったくカーボンおそるべし。

ちなみに、クルマとしては非常にヘビーな使われ方をされているB子さんですが、その割によく頑張っている、とのお褒めの言葉を頂戴いたしました。もちろんこれ、乗り出しから抜かりなく施してある一連の整備の賜物でございます。

これら燃焼の邪魔をするカーボンの発生原因はなんと燃料にあるといいます(!)。

エンジンの設計当初には想定されていなかったバイオ燃料と呼ばれているエタノール添加が引き起こす「問題のある燃焼」が様々な影響をエンジンひいてはクルマ全体に起こしかけているのです。

戻りは、すこし迷ったのですが、やはりおいしい道が展開する東海北陸道経由のルートでございます。速度はもちろん、標高差、ダイナミックな感じ、などなどドライブルートとしては何度通っても飽きません。なんといっても日本有数の山岳地帯を縫って走るんですから!

そんな道をおそろしいほどのイキオイでもって突進するB子さんですが、なんというか距離4万キロにして新車のコンディション、どころかそいつをはるかに凌駕する仕上がり具合にはまったく脱帽でございます。

こういうの、何度か歴代のクルマで実現していただいてまいりましたけれども、ドライバーとしてはなんとシアワセなことか、と感動しながらのドライブとなったのでした。

あまりの見事な仕上がりぶりにコーフンして疲れてしまったので(爆)、今日は途中下車をいたしました。

おなかも空いたことですし、ちょいと食事でもするか、といって郡上八幡に寄りますた。この街には以前にも寄ったことがありましたが、良い水が湧いているのだそうで、それを中心に古い町並みがよく保存されていて、感心しきり。中心街ではコンビニなど地元色をもたない店舗を意識的に排除して、よくガマンしておられます。

細めの通りの両側に残された風情ある街並みは本当に見事なもので、必見です。「郡上おどり」と「肉桂玉(シナモンキャンディーっす)」しか名物のない地味な街と思われがちですが、旅の目的地に十分になり得る大人の風情がたまりません。

良さげな飲食店も数多く、過度に観光地化されていないため、カンコー嫌いの私でもギリギリおっけい(爆)。こんな街には一晩泊まってゆっくり、とシャレこみたいところですが、そうもゆかず。

せっかく清流沿いの町にやってきたのですから、中心部の鰻屋の暖簾をくぐってうなぎをいただいて参りましたが、炭火の加減が強すぎるのか、うなぎそのものが痩せていたのか、干物みたいな印象です(爆)。

行程はまだ3分の1弱。先を急ぎますが、この先はいよいよ山岳地帯です。

それも分水嶺がいくつも連なる日本有数の山岳地帯ですから、この時間ではまさに貸切ワインディング!長野あたりでしたら鹿が気になるところですけれど、山が険しすぎて出られないときている(爆)。

飛騨高山あたりからは、こんなところでなにかあったら一巻の終わりだよなあ、とビビりながらのドライブですけれど、B子さんゼッコーチョー。

18kml近い燃費を維持しながらも、あっという間に太平洋と日本海の分水嶺(ひるがの峠)を越えて、飛騨高山から平湯、上高地をかすめて松本郊外に至ってしまいますた。

前後にはだあれもおらず、本当に貸切で楽しめてしまうのは不思議なほどですけれど、平日の深夜だからこそです。これ、週末の昼間などでしたら、間違いなく最悪のルートですよ(きつぱり)。

まばらなのは良いとしても、なんといっても県境にまたがる一本道なのと、道幅が十分でわないところへ、この季節ですと大型バスからバイクまでペースと目的の合わない連中が繰り出してガマン大会やってる、ってのが路上の現実なわけですから、まあ季節と時間帯を慎重に選ばれることをおすすめいたします。

トクイチオートのみなさま、本当にすごい仕上がりです。ありがとうございました。

このフィーリング、できればボクスターにも、とお願いしたい昨今。

 

 画像は、ライトアップされた郡上八幡城。仕事がひと段落つく秋ごろに、今度こそ泊まりで再訪したいものでございます。

 


履き道楽2017 忙中閑あり?たまにわ靴のお手入れをおこなっておく

2017-05-14 19:12:15 | 履き道楽

画像は、john lobb chapel gold lizardさま近影。入手からは2年ですけれど、エイジングというか、ほったらかすうちに着色が進んで、ご覧のような存在感のある個体に育っております。

パリパリに乾いてしまうと、もろくなるのが皮の特性ですから、そうならないように水分ならびに油分を補給するのが靴磨きの主目的です。冬のあいだ、乾燥した空気にさらされて、パリパリ寸前だったのに気がついて定期的に引っ張り出しては、お手入れを日課にしておりました。

5月はとにかくいそがしい。さわやかな気候とは裏腹に、面倒なことの多い季節です。本業はともかく、ロクでもない雑事にまみれる、というのが実体。まったく忍耐のいる季節でございます。

なにぶんトカゲの皮の靴の所有は初めてなので、いろいろと気を遣いつつも履きこみの方も順調。もうすぐかかとの修理か、というレベルにきておりますが、ひきつづき一軍で活躍していただく予定。入手当時は、この色は派手すぎかと危惧されたのですが、どっこいこのような変色具合ですから服には合わせやすく、いわゆる

ヘビロテな一足となっております。

履いてしまえば、いっさい見えないのですが、随所に見所があって、味わい深いっす(爆)。

こうなりますと、もう一足と行きたいところですが、とんでもない(爆)。「道落」もその辺にしておきな、とご先祖様が枕元にお立ちになりますって(爆)。