嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

履き道楽2019 黒オックスフォードを検討してみる−3 Plain Toe Oxford

2019-01-28 15:37:44 | 履き道楽

ここまでブラックのオクスフォード、つまり内羽根の黒靴、タダーシ、ジョンロブにかぎっていろいろと検討してまいりました。

あれやこれやと歴代モデルをアーカイブの中から取り上げるだけでもワクワクするのは(私のようなヘンタイだけですが)、まったく不思議なくらい。

ですが、ドレスシューズの奥深さを知るのはこんな機会をおいてありません。色が黒に限定されているのも比較に役立っています。滅多にない、どころかこれっきりというウワサもございます。

張り切って(張り切らなくていいから)続けてまいりましょう(爆)。

上の画像は、プレステージのBecketts。4アイレットと8000番のスクエアトゥ。さらに2011にも引用されたダイタンなサイドラインを誇ります。プレーントゥに8000の組み合わせですと、どこかモードな味わいまで出てきますね。

これも現行モデル。モデル名Seaton。ラストは7000。上の8000に載ったBeckettsくんとの比較が非常に興味深いです。

ききなれないモデルだな、と思うのも無理はございません。たしか去年からの新作です。

とわ言ってもこれはどう見ても名作 Garnier 2 の焼き直しでございます。

上縁のところにグログランリボンが貼られているのがGarnier 2の有名なポイントでしたけれど、Seatonではそれが省かれている。

違いはそれくらいで、ラストは同じ7000番ですし、6アイレットなのもいっしょ。アップデート版というよりも、リボンがない分、ダウングレードなのか、と思いきや、お値段なんと294840円っすよ(日本国内店頭小売価格)!

つまりオクスフォードコレクションのトップエンドです。

Phillip 2閣下が 259200円なので、すでにグレードが違います。ちなみに上記のBeckettsくんは272160円。つまりこれらプレーントゥオックスフォードの2モデルはPhillip閣下よりも一格上なのです!

ここ、私の記憶では逆転が起きている模様。まだ青山に店があった99年頃に、やはりこのオクスフォードを狙ってお店に出向いたことがあったのですが、そのときはPhillip閣下よりもGarnierのほうが安く売られていました。

たしか10万円したかどうか、とそんな価格レベルだったはず。Phillipは、まだモデル1でしたけれど、15万円近辺の価格帯で、ダントツのキングでした。これ、ホンキで買うつもりだったのでよく覚えてます(きつぱり)。

当時はラスト7000のリリース前で、このGarnierも8695。ミュージアムカーフもリリース前だったのではないでしょうか?

Garnierにはこのとおり、リボンの靴紐も付属しているんですよ、ホリホリホリ〜、といって店員が見せてくれるのをみて、チビりそうになったので間違いないっす(爆)。

また、Garnierクラスが10万円前後だった、ということわ、現在とはちがって、エドワードグリーンやベルルッティとの純粋比較ができていたということです。

今ぢゃ、そもそも比較にもならないというか、ジョンロブ1足の予算があればエドワードグリーン2足買えますもんね。クロケットなら3足ですな。

んま、国内定価の高い安いはこの際置いといて(爆)、ジョンロブのオクスフォードモデルではそういう上下関係をキャップトゥとプレーントゥの間にきっちりつけているのだ、という理解で良いと思います。おそらく、この価格差ということわ、素材も一格上のものがプレーントゥには使われているはず。

穴飾り一本でキャップトゥとのクラス分けをしちゃうキビシー世界である、というわけです。履く側も心してかからないといけない気がする昨今。

ううむ、ベンキョーになりやす。いろいろと。

というわけで、ここまでネチネチと続けてまいりました、オクスフォード検討会はこれにて終了でございます。

3月には各国の各店舗でバイリクエストまつりのアナウンスがあるかと思われます。

準備万端整えて臨みたいものです、と申したいところながら、この価格レベルまでくると、いくらなんでも許容範囲外。

ベンキョーなんかしてみたところで、結局手が出せないというオチっす。うえ〜ん(号泣)。なんか、アチラ側のブランドになっちゃった感、これでもかっすよ(完全意味明瞭)。

上記のお値段でゆくと、万が一、ロンドンでのバイリクエストでJL2011が注文可能だったとしても、30の大台には軽く乗るな、というのが容易に想像できちゃうなり。ウヒ〜。

 ちなみに98年の青山店では、リボンつきのGarnierにちびりながらも(ちびっちゃったのかい)、なぜかDebeeを買って戻ってきたというね(とほひめ)。人生わからないものです、ほんと(爆)。

後にも先にも、私が国内のジョンロブ正規店舗でお買い上げ、となったのはこの一足のみ、という始末です。ううむ。

ここまで、識者のみなさまには、ナニヲ今更、の連続だったことかと思いますが、自分自身の備忘のために記してみますた。

 


履き道楽2019 黒オックスフォードを検討してみる−2

2019-01-27 08:28:31 | 履き道楽

ある意味、究極のオクスフォード。JL2011。

この一見オーソドックスなオクスフォードに見せておいて、素材からなにから凝りまくる、というあたりがJLイヤーモデルの本領発揮というやつです。ちょいモード入りのラスト8000に載せられているのもポイントですね。

ブラックに見えておりますが、マルベックムーンライトというパープル系に着色されているというあたり、モロに刺さります(爆)。これまで、このモデルを黒靴の選択肢としてみたことわございませんでしたので、今回マルベックに塗られていたのだ、と初めて知った始末(汗)。

物欲をくすぐられる、なんてえもんぢゃない。ロンドンからバイリクエストのご案内を頂戴したら問い合わせ確定でございます(真鴨)。

が、これわさすがにイヤーモデルのリメイクですから、難しそうですね〜。

なので

これまた現行モデルのオクスフォードの中ではいちばんのおシャレモデル。Beketsさま。同じ8000番ですが、アイレット(紐を通すハトメ穴)の数が変わるだけでここまで印象が変わります。

さらに

王道のスタンダード=CITY2。JLはCityにはじまりCityに終わる、と(うそ)。ちなみに2というのは、木型が8695というぽってり系からスマートな7000に載せ替えられたときに命名されました。ここ20年で一番お値段が上がったモデルではないでしょうか(苦笑)。

Phillip閣下やトップエンドのGarnierも同じ(8695→7000)アップデートを経ています。「やらと」の「おもかげ」ですね(一部意味明瞭)。

Phillip2閣下(爆)!ううむ、普遍のバランス。

いかがです、黒オクスフォードの選択、タイクツでしょう〜?そりゃあそうです。こんなのディテールの比較でしかありませんからね。でも、このあたりがまさにジョンロブのコア。この領域でいかに顧客を楽しませるか、という要素がジョンロブの製品群には徹底して落とし込まれていると思います。

たとえば同じブラックでもバリエーションに驚きます。素材ごとにタッチやはき心地はもちろん、染色やツヤもちがえてあって、そいつが効いているのです。お店に通ううちにわかるようになってきました。

私がこんかい狙うのはブラックミュージアムカーフ。

ハナシは2017年冬のパリに飛びます。

このときは突然バイリクエストやってますよ、という緊急ニュースをエルメスの店で聞きつけて、慌ててサンジェルマンの店に駆けつけたのは懐かしいキヲクです。

迷いつつも、乗せ上手のテンチョーとの会話の中、JL2010のDワイズへのリメイクに燃えていた私は、色だけは黒、と決めていたのです。

ご存知のように2010のシェイプは究極のミニマル。いかな黒靴ぎらいの私でも、モード一歩手前まで攻めているこの一足だけはブラック以外にありえない、と考えていたのです。ちなみにリリース当時はブラックとブラウンのみがイヤーモデルとして販売されておりました。

純正はミスティカーフで造られています。

兼ねてから目指していたミュージアムカーフを所望すると、不可能である、というご返答でした。一枚革の超絶技巧で造られるこの2010は薄めのミスティカーフでないと制作不能で、厚手のミュージアムでは対応できないということでした。

ここはミスティのブラックで、というのが間違いのない選択でしょうが、手持ちのEワイズの一足と、まったく同じ仕様のものをはるばるパリまで出向いて買ってきた、というのではつまらん、と考えまして、どこかで遊んでやろうと思ったわけです。

世間話や、クルマ、ワインの話などなどしながらミスティのサンプル帳の中から選び出したのが

これだった、というわけでございます。で、そのときに眺めたブラックミュージアムカーフがまた秀逸だったのです。

そう、こんな印象。画像はBecketts様ですが、パープルにグレーの斑を散らした感じにブラックのベースがのぞいている感じです。ヒジョーにオサレ!!室内に入りますと、微かに斑がうかがえるか、というレベルに落ち着いて、ほぼ黒靴に変貌いたします。ううむ、たまらねえ(ばか)。

JL2011のマルベックムーンライトは想像するだに美しそうな色ですが、まだ拝んだことがございません。

が、ミュージアムカーフのこのマダラの方により魅力を感じるのは私だけでしょうか(だけだろう)?画像は、ロンドン店のみで売られるスペシャルモデル=Jermyn15。マルベックムーンライトカーフに塗られています。

今まで退屈だ、と考えていた黒靴の選択が、このミュージアムカーフを選択することで、霧が晴れるように楽しいものとなりますた。

ちなみにJLのオクスフォードではモデルによってミュージアムの他に、斑が若干弱めのミスティ、ロード、オクスフォードなどなどと命名されたさまざまなカーフ素材からの選択が可能です。まさにコアコンピタンス。

一見黒靴に見せておいてそのじつ、細やかな意匠が凝らされている。なんともいえないエレガンスを感じませんか?

さらに以下痔号。

 

 

 

 


履き道楽2019 ラインナップ完成に向けて黒オックスフォードを検討してみる

2019-01-24 21:23:47 | 履き道楽

さて、履き道楽2019は、いよいよラインナップ完成まぢか。寒いこの時期には私も冬ごもりだ、というのでゼームのかたわら(苦笑)、靴のお手入れに勤しんでおります。ももちゃんも、漂ってくる様々な油性、水性のかほりにメーワクそうな昨今(爆)。

靴の基本形はとっくの昔に完成されてしまっておりますから、細部をミリ単位でいじるのはアリだとしても、基本のところはすでに出尽くしている、というのがこの世界です。

つまり徹底したコンサバ。これこそがキーワードで、あるワクの中でいかに楽しむか、というのが靴趣味の実態です。

ハズしてたのしむのも趣味ですからそりゃアリですが、靴は単体で語ることができず、総体としてのファッションの一部で捉えなければなりませんから、ハズしの靴は浮いちゃって、履けなくなるのがほんとうのところ。これ、ベルルッティで学びました(爆)。

モードな靴は、それ自体たしかに美しいが、飾っておくわけではありません。ファッションの一部として捉えたときに、浮いていないかどうかの判断が必要だということです。

オーソドキシーを追求していったときに(ユニクロばっかり着てるくせに)、素材、デザイン、その他の総合バランスでたどり着くのがジョンロブパリのカタログモデルの中のほんの一部のモデルたちだ、というのが私の極私的な見解です。

じつにそこを目指して長年やってきた(ナニヲ)わけですけれど、紆余曲折あって、というのはどの靴好きでも一緒でしょう、きっと。

上の画像は、つい先週リリースされたばかりのJLオーバーシューズ。天候の変化が禿げしく、雨の多いロンドンでは必須アイテムですが、こんかいの新型ではcityに見られるようなトゥの横一文字が映えています。

色がブラックとバーガンディぽいコーポレートカラーのブラウンに限定されてしまって、初代にあった名物のイエローが欠番となっております。

コーポレートカラーがバーガンディになった関係でしょうけれど、ちょいと残念。

  

このイエローには遊び心があって、大のお気に入りなのですが、ロンドン以外で使ったことがないというね(爆)。でも、旅先などで持っていると安心です。

今年は事情があってロンドンにはいけないので、国内でバイリクエストでもやってやるかっ、などと一瞬考えはするのですが、とんでもない!

あまりの高額に、こりゃもう靴の値段ぢゃねーわ、といって退いてしまうレベル。

もちろんその価値は認めるのですが、色々と方法やツテがある現在、回り道と(受け取りまでの)時間をかけさえすれば同じものが70%程度のお値段で手に入るし、なんといってもそのプロセスが楽しいときている(ロンドンにいけるし)。

というわけでモデル選定に入ります。とおもったら、4年前の全く同じ日に同様の記事を書いておりました。おそるべしニンゲンのサガ(爆)。

コレクションに唯一欠けているのは「黒のオックスフォード」。なんともまあミョーな話ですけれど、事実。

フツー、コレから入らないかい、というツッコミはその通りでして、自分でもここまで買わずにいたのにわ驚いております。

2015年のロンドン詣でのおりに、このオクスフォード選びに関しては徹底して予習しておりますが、いざホンキになって選び始めるとまようまよう!!

プレステージクラスのStafford くん。またしても最有力候補です。すでに廃盤のモデルですから、バイリクエスト専用モデルだとして、国内ではおそらく27万円ほどでしょう。

また、バイリクエストで再制作可能となるのは、ほんの一部の廃盤人気モデルのみ。ほとんどのモデルはあえなくdiscontinuedとなってアーカイブの彼方へ忘れ去られてゆく、というのがフツーです。

JLの靴に関してはこれだ、というモデルに売り場なりネットなりで邂逅したら「可能なかぎり」買っておく、というのはあながち間違いでわありません。

初めていったJohnLobb Londonでのご相談のおりにもoxfordが主な選択肢だったのですが、色で遊んでやるか(初心者が陥りがちなワナですね)といってRed Museum Calfを所望したら、色見本ではなく、実物、しかもStaffordのRed Museum Calfが登場しちゃったのにはたまげるばかり。

さっすがロンドン。ここまで出向いた甲斐があったじゃねーか、といってCity2のRed Museum Calf を注文して戻ってきたのが4年前の出来事です。プレステージのStaffordには、当時のレートだと手が出せなかったんっすよ(苦笑)。サーチャージもかかったし。

 

私の手元のオクスフォードはCity2とPhillip2 。いずれも遊び靴(爆)仕様。なんといってもブラックがないのが困る(爆)。

そこを補う意味で、去年のパリで

がーん、JL2010を入手。じつは2足目(爆)。注文からは一年以上経過して引き取ることができました。

サンジェルマンの店で偶然のバイリクエスト祭りに遭遇した顛末から、迷いながらもこのモデルにたどり着いた顛末はこちらに詳述しておりますので、是非ともご参照ください(爆)。

ただし、お色はオリジナルのJL2010には存在しないDeep Blue Misty Calf。という一見ブラックに見えながらも、じつはブルーである、というヒネリの効いた一足を調達したのはキヲクに新しいです。

どうしても黒靴にいきたくなかった私の心中をお察しください(爆)。靴に関しては単に黒というのが退屈に感じたのと、ジョンロブのブラックについては知識がまったく足りていなかった、というのが本当のところです。

この辺りはのちほど詳述いたします。

この一足は去年一年でイキオイがついて、かなり登場回数が多く、少しくたびれてきました。

が、くたびれてる、と言ったってそこはジョンロブのトップエンド。シューツリーを突っ込んで、水性クリームを染み込ませただけなのに、しゃんとなって、ツヤもご覧の通り。

ミスティはこのようにあえて光らせずに、塗っても水性のほかにたまに乳化クリームを補充して仕上げつづけていると、ご覧のように底光りするようになります。外光にさらすと紺〜ブルーに光ります。色が変化しないように、無色のクリームのみ塗布しております。

そしてもちろん

Phillip2閣下〜!!

定番にして王道。エレガントというのでしょうか、どこか華やかな印象もある傑作です。うつくしい、のひとことですけれど、スエードで一足持ってしまってるので、黒にして追加するのも、なんだかもったいない気がするっす。

もちろん閣下にあらせられましては何足でも手元に置きたいのわ山々なのですが(爆)、今回のこの環境での黒靴のチョイスとしては当たり前すぎるか(ゼータクいってらあ)。

ううむ〜、というわけでいよいよ五里霧中。バイリクエストの迷宮のなんと楽しいことか。

愛読書(爆)。その昔のメンズEXでございます。木型に応じたトゥの形が詳細に解説されているのが秀逸。ブランドごとに、というのはもちろんですが、さらに一歩踏み込んで、木型ごとに解説されている、というのがミソっす。

現在のようにJL一択となる前にはずいぶんお世話になりましたっけ。

古い雑誌でも一度お世話になったものはなかなか捨てられない習性のおかげで色々とあさるべき文献多し。詳細次号。

 

 

 

 


履き道楽2019 またしてもジョンロブ一斉値上げっ がおこなわれた模様!

2019-01-22 08:40:34 | 履き道楽

かねてからの予告どおり、2019年1月16日以降、ジョンロブ正規販売店の店頭小売価格が一斉に値上げされました。値上げ幅はモデルによってだいぶ違うようですが、たとえばプレステージクラスのチャペルでグランドトータル27万円となっ。

このモデルは2006年の発表当時から注目していたモデルなので、その(お値段の)変遷はよく存じております。

個人的には、ここまでよくこの価格でガマンしたな、というのがこのモデルに関しては正直なところです。今回の値上げでは、このクラスでは各モデルおおまかにいって3万円程度の値上げっす。

発売当初にたしか22万円前後だといって、一同のけぞったモデルですが、モデルの生い立ちを知ればこの値段もしゃーない、ということになります。秋の増税後は限りなく30レベルに近くなっちゃうんですね(!)。

一枚革を使った超絶技巧を木型8000に載せた、いわばゲージツ作品というとらえかたができれば許容範囲か、という プロダクツですが、靴好きな方が、このモデルの存在を知ったらやはり惹かれるのは間違いないところだと思われます。どうりで中古市場でも人気なわけです。

2013年ごろから個人的に始まったDワイズシフトキャンペーンのおかげで、手元に来ては去っていったチャペルは総計3足(!)。

ロンドンのバイヤーさん経由でバイリクエストまでして手に入れておきながら、Eワイズだったために手放した、というアホな記憶もございます。が、そこはそれ、ブランドきっての人気モデルだということもあり、利益を若干生みながらの売買が続いたのにも驚いたものでございます。

買った値段よりも高く売れる、だなんてえのは近年空冷ポルシェとスポーツ系ロレックスだけかと思っていましたが、ジョンロブの一部モデルに関してもアリです(未使用ものに限ります)。

その後イキオイあまって2015年にロンドンに渡ってからはまさにバイリクエストざんまい。

現地に出向いて、気持ちがアゲアゲ(苦笑)なのに加えて、3割程度割安なのをよいことに、Philip閣下をはじめとして、アコガレのモデルばかり買いあさりました。

だいたい1年に2足のペースで古典的な代表モデルに限って収集すること、おおよそ4年でラインナップ完成をみました。くしくもすべてが極上アソビ靴に仕上がったのは宜なるかな(爆)。

昨年末には突然のロムゼイくんとの邂逅などという出来事もありましたけれど、ここまで値が上がってもやはり出会いさえあれば、と考えてしまうあたりは完全にビョーキ。自覚はあるんすよ、これでも(爆)。

でもね、なんというかジョンロブのスタンダードモデル(=ロングセラーでもある)にはそういう、「このゾーン」に踏み込んだものにしか理解できない魅力がこれでもかと詰まっているのです。

今後もネット徘徊はもとより、ロンドン詣でを中心に過去のアーカイヴの中からお宝を探す迷宮への旅に出かけてまいる所存でございます(懲りてねーし)。

一部の画像は、ジョンロブのサイトから無断借用しております。

 


謹賀新年 2019 ゴルフ6オーナーさまにお年玉を差し上げておく

2019-01-14 11:15:11 | トクイチオートを考える

みなさま、あけましておめでとうございます。2019年がスタートしてから、だいぶ経ちますが、おいまつえん は例年どおりのの平常営業中。年末年始に関わらずお客様をお迎えしておりますた。

お正月が過ぎた、と思ったらはや成人式連休とやらで、世間一般には、曜日を忘れそうになるくらいお休みが連続しているようですが、まったく結構なことでございます。

新年早々、名古屋方面在住の旧知のゴルフ6オーナーがやってこられて、ゴルフ6のDSGがダメダメで乗り換えないとストレスで死にそうだ、とおっしゃるので、そんなまさか、というわけでうちの🅱️子さんを動員してテストドライブに出かけました。

きけば、発進時からクラッチジャダーに見舞われ、アクセル開度とエンジンの吹け上がりにものすごいギャップが存在して、リニアリティどころぢゃない。ディーラーに掛け合っても、こんなものですよ、ということで片付けられてしまってラチあかず。

ここまで数年、4万キロほどはガマンの連続だったそうな。

トクイチオートへとご紹介申し上げたいところながら、本人はすでに買い替えを固く決意されている様子で、気の毒至極でございました。同じエンジンと変速機を積んだB子さんのイキオイとリニアリティにはだいぶ驚かれたようですが、最後まで納得できなかった様子。

メキシコだからだがや、とかね(爆)。

でも、こんな始末でゴルフ6ひいてはシリーズ全体の評価が下がるのは大変ザンネンです。中にはこのミッション(乾式7速DSG)は80000kmで終わるから、早く捨ててください、とおっしゃる輩もいるとか。ううむ。