嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

臨時休業いたします

2020-04-25 13:43:53 | ブログ

さて、大変、急ではございますが、おいまつえん は4月24日より5月6日まで、長野県からの要請をうけて、臨時休業いたします。

お客様にはご迷惑をおかけいたしますが、新コロナウイルス感染拡大の防止と地域における安心安全の確保のためです。みなさま、ステイホームでございます。一丸となって、ウイルスを撲滅いたしましょう!!

休業明けのみなさまのご利用を、従業員一同お待ちしております。


災転じて(さらに)福となす 離れのリニューアルを敢行する

2020-04-18 10:58:47 | ブログ

「和モダン」ということばをご存知でしょうか?おそらく造語。それもわりと最近のものではないか、と思うのですが、ホテルや旅館にはじまり、一般の住宅にも取り入れられている、いまや「様式」のひとつであるといっても過言でわない。すっかり定着した感もあります。

昭和の頃にはなかったやり方で、和、というくらいですから、日本ならでわ。ちなみに上の画像はたんなる和。ボロ宿の典型ともいいますが、この部屋にもおかげさまでファンがいて、指定して泊まられる方もいらっしゃるんですよ(ほんとうかい)。

それってアレかい、ソファーが置いてある居間にコタツ出してスキヤキつついてワイン飲んでるアレかい?というご質問(ツッコミ)がありそうですが、うーん(爆)。

もうちょいオサレなやつか、と個人的に思うのですが、そいつを当ホテルの離れに持ち込んでしまえ、というのが今回の計画。

4月も半ばのこの時期にホテルのリニューアルをおこなうだ、などというのはヒジョーに稀なことです。改装工事というのは複数の職人さんが出入りする関係でタイトな日程が組みにくく、繁忙期を控えた時期にはやりにくいものですが、今年ばかりはその心配がございやせん。

GWに行われる予定だった地元のまつりが全てキャンセルになったのが3月半ばのことですが、さらにここへきて緊急事態宣言が全国に、ということになってGWの人出はゼロを目指すことが国によって明らかにされました。まさに前代未聞の事態ですけれど、このように全国的に方針が定まるのはむしろ助かります。

うへえ困った、どうしよう、といって後ろ向きに捉えるのではなく、当ホテルではここはチャンスと捉えて、普段なら考えもしないこの時期に手間暇のかかる和室のリニューアルに取り組もう、というわけです。築後100年。前回の改装からはじつに40年が経過しておりました(のけぞる)。

日頃やりたくてもなかなか、という箇所に手を入れて、難易度の高い「和→和モダン」しかもセンスよく、という難題に取り組むのが私のミッション。センスも経験もねえのに、ほぼムリか、とあきらめそうになりますが(爆)、そんな場合でわありません。

コロナ後のV字回復を目指すには、この時期にどう過ごすか、そこが大事。予算も例によってありませんけれど(やっぱし)、ムリのない範囲でアクションをおこしておきます。

けしてジマンでわありませんが、この離れは現在の物差しでは想像もつかないような贅沢な素材使いがなされているとのこと。合板ではなく、無垢の一枚板がふんだんに使われるなど、粋を凝らした建築なのだそうです。ヘタにいぢるといまは亡き祖父が枕元に立ちそう(爆)。

まずは独自の色遣いがされている和室に入り浸って精細に素材の検分をおこないます。というか、そんなヒマはございません。床に貼られたフェルトの布を貼り替えに備えて剥がしておきます。きっちりと大量の接着剤で貼り付いていますから、粉化した接着剤にまみれた悪戦苦闘が3日ほども続くのでございやす。

内装屋さんに、これやっといてくれたら手間賃削れるんだけど、と耳打ちされたもんで(そんなことだろうさ)。

いつものごとく前途多難な計画ですが、これは良いチャンスです。ぼちぼちやるといたしましょう。

みなさまもこの前代未聞の惨禍の中、どうかご無事に過ごされますよう、願ってやみません。一日も早い収束を目指して今は家にひきこもることですねっ!!


(ぬかりなく)リフレッシュもおこなっておく

2020-04-05 17:57:44 | トクイチオートを考える

うちのB子さんは、走行距離7万キロをむかえる中年女性です(うそ)。メキシコ製ということもあり、同世代のゴルフとの比較では悩んだりすることもありますが、そこは知っててやってる確信犯。楽しさでは断然こちらでしょう、と。

そんなB子さんが手元にいるのですから、季節もよくなってきたし、どこかへ出かけて気晴らしでも、というのは例年のこと。今年に限ってはそんなことわ間違っても言えやしない空気。

とはいえ、オイル交換推奨距離を2000kmあまりオーバーしているのわ、ごまかせやしません(爆)。ドアツードアで3時間のトクイチオートでオイル交換と調整をおこなっていただきました。

オイル交換を依頼しただけなのですが、各部分に調整の手が入って、クルマのポテンシャルが明らかにかさ上げされているのには、腰を抜かします。

dsgの発進マナーは構造上、MTの半クラッチを機械的におこなって疑似的に作り出すものですから、トルコンATの油圧を利したクリーピング現象と呼ばれるアレとの比較をしがちになりますが、あのスムーズネスを期待したところで、そもそもムリ。

DSGをオートマのバリエーションとして捉えてしまうせいで、無意識にクリープ現象まで同様であると期待して発進しちゃうわけです。

アクセルに対してのツキはむしろ良いが、発進時にクラッチのジャダーを感じたり、1→2にシフトアップするあたりで自分の感覚とクルマの動きにごくビミョーなズレを感じておられるゴルフ5、6、7のオーナーは数多くいらっしゃるかと思いますが、それはクルマ本来の姿ではありません。

今回は出庫後にリアタイアの接地感というか、タイアを通して伝えられる情報が増やされていました。タイアからのインフォメーションが腰を通してステアリングやシートに伝えられて、車両との一体感、ひいては安心感につながっています。

旋回時に最後までクルマが追従してくる感じ。んま、わからないでしょうなあ(爆)。

いやあ、本当にすごい。ほんの小一時間の整備でここまでリセットしてしまうなんて、まさに神業。きけば、依頼のオイル交換とホイールの脱着。タイアのエア調整と電気の調整だけをおこなったそうです。ううむ。

戻りの蓼科界隈では標高1600mあたりのところでミゴトな積雪に遭いましたけれど、なにこの後輪の接地インフォメーションがあれば限界が見極められるので全然コワくない。ちなみに夏タイヤでの出来事です。

山の登り口あたりから雨が降りだして、ピークを超えて下り坂に差しかかるあたりで路面は真っ白になったのですが、後輪がスリップする気配がなかったので、そのまま難所を突っ切ってしまいますた。この区間では車両全体が風雪で濡れてくるのにつれて、安定感が増すのが明らかに感じられてすごかった。

車両全体がどっしりと落ち着いて、一体感がひとまわり増すのです。んま、わからないでしょうなあ(爆)。いやあ、私には説明不能の事象ですが、事実をそのまま語っております。恐るべし、スーパーチューン(商品名)。!

ちなみに後続のハイエースやビーエムのみなさまは路肩に停車して、下山を諦めておられました(爆)。

さらに驚いたのは翌日。クルマが一切汚れていないのです(!)。そりゃあ風雪の中、500kmものドライブを敢行したのですからそれなりに汚れちゃってますが、翌日に乾いてしまえば気にならない程度。全体にキレイ。そういう状態ってあるでしょう?

あれなんですよ。訊けば、走れば走るほどに、帯電が解かれた結果が塗装を通してボディに現れているのだ、ということです。