嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

25年ぶりのシェトランド・フォックス

2009-03-26 22:48:21 | うんちく・小ネタ

000326_001 ギャハハ~、やっちまったなぁ~(クールポコ調)。リーガルトーキョーのシェトランドフォックスコーナーに鎮座ましましておられた逸足。一目ぼれで買っちまいました。

靴のタイプとしましてはダブルモンクと呼ばれる僧侶の靴がオリジナルだといわれている古典的なデザインで、スーツにもよく合うものなのですが、この靴に関しましてはなんといっても色のコンビネーションがよろしい。

茶色のキップ・スキンは赤みがかったブラウンですが、そこへオフホワイトのキャンバスとキター(狂喜)・・・布とレザーのコンビネーションですね。今となってはめずらしいタイプといえるでしょう。それよりなにより、履き心地が素晴らしい。売り場の担当さんが強調しておられたのですが、「新生」シェトランドフォックスはニホンジンの足型を徹底的に研究しぬいた木型を使ったうえでデザインと素材を吟味して、ということで、まさしくその通り。えもいわれぬ土踏まずへのフィットがなんともかんとも・・・(夢心地)。

000326_004_3 冷静に分析してみればシェトランドフォックスも英国靴のコピーに過ぎない、過ぎないんだが、素材の吟味やデザインセンス、さらには堅牢な作りなど、たとえばエドワードグリーンやジョンロブに比肩し得る・・・いや、つくり込みの徹底しているところや、縫製の綿密さなどでは同等かむしろ上を行くのではないでしょうか。しかもお値段が英国靴はじめヨーロッパ製のものは上がり放題上がってきたおかげで、エドワードグリーンの予算があるんだったらシェトランドフォックス3足いけますからね(爆)。ニッポンのプロダクツのよさがよく生かされているという印象です。また、買う側としてもニッポンジンが企画したニッポンジン向けの製品であるということで、特に靴の購入だなどとなったときには「舶来品(死語か)」にムリヤリ自分をあわせる的なイメージを持たずにすみます。とかいって、購入の一番の動機は「こりゃどうみてもエドワードグリーンにしかみえないわい」というヒジョーに安っぽいものですたがなにか(だめだめ)。でも、たとえば20年後くらいに甲の部分のキャンバスが裂けたとしても修理が効いちゃうんだろうなあ・・・(とほひめ)。

実用性はご想像の通りほとんどなし(爆)。濡れた路面では一発でしょう(爆死)が、フンイキはこれでもか。 コロニアル、つまりは植民地でのファッション、ようは戦勝国気取りがプンプンするのは当然至極。イギリスルーツの靴というのはそいうものです。画像のようにサイドから眺めますとかなりのロングノーズで、これですと30’sの裾幅にも十分に対応できるぞ!というわけでなんとも収穫の多い一日でしたことよ、と。

000326_002 リーガル・トーキョーバンザイ!ちなみに次のロットで到着する(店頭陳列品にはすべて予約が入っておりました)というフルブローグのコンビ・ギリーもしっかり押さえておいたことよのう・・・(真鴨)