だらだら日記goo編

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

DSMという誤謬

2017-05-09 22:28:49 | 日記
アメリカ精神医学会の、DSMという診断基準はやはりおかしい。
「うつの8割に薬は無意味」という本があるが、僕の場合も含めて、要は、うつは生活習慣病だろう。
脳内の伝達物質、セロトニンがとか言い出すと、このいわゆる「モノアミン仮説」はまだ証明された訳ではないし、鬱になると動けなくなるのは、運動野、つまり、脳の海馬の部分がやられる為で、セロトニンとは関係ない。
製薬会社は、SSRIが発売された時、副作用のない夢の薬、と唄った。
しかし、副作用はない薬などある訳がなく、例えば、パキシルは、服用し続けると、性欲が落ちる。
で、急に止めると、離脱症状を起こす。
しかし、鬱より、大変なのは、双極性障害だ。
双極性障害には、1型と2型があるが、DSMの2型の定義は、「軽躁エピソードが4日以上続き、抑うつエピソードが一週間以上続く」である。
つまり、4日と7日当てはまれば、双極性障害2型と、勝手に判断されて、薬を処方出来る。
しかし、常識的に見て、この診断基準で、「病気」と判断するのは、無理がある。
無理があるけど、診断基準がそうなっているから、医者は薬を出せる。
DSMの診断基準は、チェック方式で、基準の○個に当て嵌まったら、その「病気」となるから、要は、基準に当てはまりさえすれば、誰でも病気の診断を受けて、薬が処方される。
しかも、「どこにも分類不能なー障害」なんて項目があるから、診断基準に当て嵌まらなくても、これを使えば、「病気」になる。つまり、「病気」は作られる。
DSMとはそういうものだと理解する。
で、「窃盗症ークレプトマニア」の診断基準は
A.「個人的に用いる為ではなくー」
B.「行為に及ぶ直前の緊張感の高まりー」
などだが、
基準A、について言えば、食品を盗む人は、個人的に用いる為だから、基準に該当せず、Bについて言えば、この「緊張感」は、発覚への緊張ではなく、「緊張感がぐんと押し寄せ、見境なく盗んでしまう」と、鑑定人は説明したけど、すると、この基準、A,B、を満たす人は、一体どの位いるのか?という事になる。
依存症の専門家は、こんな説明をする人は、クレプトの患者を治療した事がないのだろう。と意見するが、つまり、依存症については、DSMの基準は解釈が分かれる。と変なことになってるのだ。
政府の依存症対策チームは、DSMに依拠せず、ICDを使うが、これは、DSMが信頼ならないということではなく、ICDが国際標準だからだが、かく、DSMは、病気を恣意的に作る。困ったものだ