いつも招待券をプレゼントしていただいているインターネットミュージアムさんから
今回は東京富士美術館の「華麗なるジュエリー」の展覧会チケットを展覧会カタログと一緒にいただく、しかも三枚も!
入館料が千円でカタログが千円だから四千円分のプレゼントだ、ありがたいことこのうえない。
カタログはもらっているので今回はただ展示を観にいけばよい、八王子の山奥までレッツゴー。
展示は誕生石の物語、誕生石の原石から日本初公開の装飾品、さらには女優サラ・ベルナールや作家ジョルジュ・サンドの写真、ジュエリーを身にまとった富士美術館所蔵の絵画などで構成される。
たとえば僕の誕生日は11月だが、その誕生石はトパーズだ。
トパーズとはギリシア語の「捜し求める」の意味で、この石が取れる紅海の島を当時の人は「トパゾン島」とよんでいたそうだ。
宝石言葉は「友情、希望、潔白」、装飾品としてラリックの「トンボの櫛」なんかが展示されるのがうれしい。
男の僕が見ても宝石のきらめきに魅せられるから世界の女性たちがジュエリーに魅せられるのもよくわかる。
さて変わってここの常設展示「美を旅するコレクション」、60点ほど。
昨年話題をさらったジョルジュ・ド・ラ・トゥールの「煙草を吸う男」を持っているのがここの美術館で今回も展示されているが、驚いたことに音声ガイドは自分の携帯でどうぞと指示が出ていたことだ。
いわゆるQRコードというやつを読み取ると自分の携帯に解説を送ってくれるらしい。
僕は通信料が馬鹿にならないと思い、絵を眺めるだけにしたがいわゆる普通の美術館の「携帯の電源はお切りください」はもはや時代遅れなのだろうか、なかなか面白い試みだ。
富士美術館は向井潤吉とか日本の絵画も所蔵しているが、今回の展示は西洋だけ、しかし古代地中海世界からウォーホルまですごいコレクションだ。
招待券がなかったら完全に無視した美術館、改めてインターネットミュージアムさんにお礼をいいたい。