『今年はヒグラシの声を聴いていないような気がする。』
そう思ったのが3~4日前。
一度気になると気になって仕方がない。
そこで、今日午後4時半くらいから1時間強かけて、近くのヒグラシがいそうな林や森を巡ってきました。
結果は、やはりどこにもいませんでした。
盛んに泣いているのはツクツクホウシやミンミンゼミなどでした。
その代わり、2つ目に回った根木内城址公園ではこんなものを見つけました。
成虫になれずに死んでしまった個体のようです。↑
こんな白い塊が木にいくつもついていました。
おそらくこの白い塊は「セミヤドリガ」の幼虫の死骸だと思われます。
2012年8月15日のブログにこの「セミヤドリガ」に寄生されているヒグラシの写真がありました。↓
この矢印の先にある白い塊がセミヤドリガの幼虫です。
この蛾の幼虫は、木に留まっていてヒグラシが木にとまるとその羽音(振動)を察知して素早くヒグラシに飛び乗って寄生するそうです。
その名の通りセミに寄生して成虫になる蛾なのですが、今年は寄生先のヒグラシがいないためこのように木にとまったまま昇天してしまったものと思われます。
それにしてもヒグラシはなぜ今年はいないのでしょうか?
調べてみたら、ヒグラシは3年くらい土の下で過ごすのだそうです。
3年前に何かあったのでしょうか?
話は変わりますが、ヒグラシを探しに3番目にはウシガエルのいる神社によりました。
薄暗くなった中、今日も、その姿を見せてくれました。