学舎は基本的に、小学生と中学生を対象にしておりますが、一人だけ高校3年生がいます。中学時代から学舎に通っていた生徒です。普通は、中学卒業とともにお別れするのですが、縁あって今でもともに学習を続けております。
その生徒と一緒に今、「数Ⅲ」の微分を、教科書を中心に勉強しているのですが、その味気ないこと味気ないこと。「積の導関数」から始まって、「商の導関数」、「合成関数の微分」、「Xのp乗の導関数」、「三角関数の導関数」、「指数関数の導関数」、「対数関数の導関数」、「第n次導関数」と、やたらめったら、その求め方の学習ばかりです。これらのことが、いったい何に役立つのかも、全く伝達されないまま、長く長く続いています。
どこかの国では、囚人に、穴を掘らせ、掘り終わったらその穴を埋めさせる。という作業を繰り返し行わせる。というのがあるとのことです。この作業に携わる囚人は、すぐに気が狂いそうになる。と聞いたことがあります。人間、意味もなく単純作業を繰り返させられると、やっぱり飽きてしまうし、“おかさん”みたく、気が短い人間だと、少し腹を立ててしまったりします。
そんな中で、一つだけ救いがありました。「指数関数の導関数」のところに、「e=2.71828182845・・・・」という、「e」を見つけたのです。高校に入ってほとんど勉強をしなかった“おかさん”ですが、この「e」という話が何故か、「計算尺」に関係があることを思い出しました。
そう、今では電卓という便利なものが出回っているので、あまり必要性がなくなってしまった「計算尺」ですが、確か記憶によると、計算尺のカーソルを動かして目盛りを読むことで、とんでもない難しい計算が、いとも簡単に出来てしまう。という代物だったような気がしました。
そこで、インターネットでさっそく検索してみたら「計算尺推進委員会」というホームページが見付かりました。HPは難しい話も多く、中身は読み取れませんでしたが、今「数Ⅲ」でやっている学習の一部が、どうやら「計算尺」の仕組みと関係があるようです。
簡単ではないので、相変わらず、今学習している「×××の導関数」について、その意味を正確には理解できておりませんが、その考え方の一部が、こんなところに応用されているのかな?と、考えると、しち面倒くさい計算も、少しはやる気になります。
「何で勉強するのか?」という問に対して、とっさには、「新しいことを知ることは面白いでしょ!」とか、「社会に出た時に役に立つから!」、くらいにしか答えられない、だらしのない“おかさん”ですが、その意味付けを、もっとわかりやすく子ども達に伝えることができるよう、頑張っていきたいと思います。
ネイピア数ですね・・・
自然対数の底と呼ばれる超越数ですね・・・
こういう動画を作った人がいます。
ぜひ、高校生に見せてあげて下さい。
【初音ミク】自然対数の底の唄~eに想いを馳せて~
http://www.youtube.com/watch?v=TgExYd-hoQ0
また、組曲『微分積分』ver.女教師 も見せてやって下さい。
http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=1ik4VEPmPfM
これで、少しは、微積分が面白くなるといいですね・・・
ユーチューブに、こんなジャンルのものまであるとは知りませんでした。驚きです。2つとも見ましたが、内容がよくわからないものの、楽しましていただきました。
「数Ⅲ」の学習の方は、いよいよ、「微分法の応用」に入ります。
ここのところで、微分がどんなところで活躍しているのかが、少しだけ、わかると思います。ちょっとだけ楽しみにしています。
(自分で書いたことながら、微分積分について全くのど素人であることが、改めて恥ずかしくなりました。)