流行歌による’70年代社会意識分析(No16)
今回は、現在肯定のまとめ部分であり、また意識の方向性の総括であります。
あらためて、28年前の卒論を見直して驚くことは、昭和48年、49年のオイルショックと現在の原油高の社会情勢がまったく同じものであり、買い付け騒ぎはないものの、原油の1円2円の高低でガソリンスタンドを日ごと変えるといった過去の繰り返しをしています。
今回の分析は、あの時の社会意識の変容を分析した総括であり、現在の状況と照らし合わせると興味深いところであります。
オイルショックという経験をとおし、人々の意識は過去のいい思い出を漠然と崇拝するか、あるいはその逆の饒舌により自分の身を未来への幻想という皮膜で覆い浮遊するかのように見えます。
しかし、人々の意識は、いつの間にか冷静さを取り戻し平静を保ちますが、実は、元の姿で元の位置に戻ったのではなく、様相を変え新天地へ飛散していったのです。
今、70年代のオーディオや流行歌の懐古が盛ん。ちょうど、この卒論の内容も見直すと懐かしいものです。
ではご覧ください。↓
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