温故知新No2

静岡県の牧之原市から、盆栽、野球審判、蕎麦打ち、おやじバンド、その他徒然なるままに、ブログしています。

2023 リニア新幹線開通後の静岡県内東海道新幹線の発着回数の向上・・・

2023-10-21 06:31:58 | 気になるニュース
今年の正月、岸田首相がリニア新幹線開通後の静岡県内駅の新幹線発着回数の効果を夏をめどに示すと発表した。

私としては、大井川の水枯れ問題で揺れる地元に対してそれが何の意味があるのと思っていたが、それにしても結局夏を過ぎても効果は公表されいていなかった。

これに川勝知事が、今は10月だが、夏とはいったいいつなのかと岸田首相に疑問を投げかけた。

その回答がようやく発表されたが、もともとこんな静岡県だけの効果を示すことが果たして大井川の水問題になんの進展の効果があるのかと疑問に思っている。

うがってみれば、静岡県はJR東海、政府に対して、リニア工事を認める交換条件を用意させていると見られる。

こんなことをしていれば、全国からは駄々をこねる静岡県に、首相は条件闘争の甘い調停案を用意したと受け止められかねない。

大井川の渇水、そして南アルプス国立公園の自然環境の死守に対する川勝知事の姿勢は頼もしいが、さすがに静岡県を悪者にする国の魂胆に、早々に気づき適切に言動してほしい。

静岡県内に東海道新幹線の発着回数が増えることは1670億円の経済効果を生む、と言われもろ手を挙げて喜ぶほどの川勝知事ではないと信じたい。

その発着の増便で他県の東海道沿線駅は全く影響がないのか、静岡県内各駅の発着数が増えることで、他の県の発着回数も増便となるのか・・・。

国から示された机上の案に、かえって静岡県は冷静に中身の意図を探らなければならない・・・。

そして、新幹線発着回数と大井川水問題、南アルプス自然環境問題とは全く別問題であると世間は認識いただきたいのだが・・・。
コメント
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