温故知新No2

静岡県の牧之原市から、盆栽、野球審判、蕎麦打ち、おやじバンド、その他徒然なるままに、ブログしています。

2022 そもそも論のリニア新幹線

2022-06-18 07:21:09 | 気になるニュース
静岡県がさも待ったをかけているような印象のリニア新幹線建設工事。

リニア新幹線のルート決めの際、巨摩山地を抜けるルートは岩盤がぜい弱で破砕地層があるためにそれを迂回するルートが計画された。

ただ、その迂回する先には南アルプスの山脈があり、そこをトンネルで抜けるという。

しかし、巨摩山地よりさらに海抜が高い山岳を持つ南アルプスは、普通に考えてルートの一部にできるのか、巨摩山地以上にさらに複雑な地層がある。

しかし南アルプスを突き抜けるルートの可否の検討は議論されていなかった。

はたして、リニア新幹線のルート決めが緻密に検討され、全ルートが安全で環境に影響がなく快適な移動手段となる路線と設計されたのか・・・!?

リニア新幹線ルート決めは数十年前、その時は、日本経済の隆興をだれもが信じていた時。
ルートが西に東にリニア新駅誘致で揺れ動き、でもそれ以上の夢を乗せて走るリニア新幹線のために、ちょっとした心配事は打ち消されてきた。

ところが、今は昔とは違う、国民も知識を得て成熟してきた。また、耳に入る情報の量は昔から比べ、数十倍のけた違い。

そして、数十年前の生活、経済活動とは浦島太郎の世界のような一変している現代、人の移動手段の様変わりもさることながら、そのビジネスにしても、観光にしても移動すらも必要がなくなっている今・・・。

無理して、自然環境を破壊してまでも南アルプスを貫くリニア新幹線トンネルを掘り、リニアを通す必要があるのか・・・!?

静岡県人は、そして静岡県知事はリニア新幹線建設自体を否定するのではない、ただ、国立公園にもなっている南アルプス地帯の地下と言えども人工物を構築し、しかも地表には残土置き場やトンネル管理施設など人工物がどうしても姿を現すことに疑問を持つ。

しかも、流域住民の生活、企業の活動の源となる大井川への南アルプス地下源流水が一部途絶えてしまう・・・。

今リニア建設工事は、静岡県以外では着々と進められているようだが、そもそもなんで南アルプスの地下を掘り進むルートとなったのかの静岡県民の疑問に対して、国、JR東海は明確に答えてほしいのだが・・・。

コメント
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