この3連休は、榛南学童部最大の事業、「学童榛南選抜大会」が吉田町大井川河川敷で開催されている。
初日は、汗ばむ陽気。
一転昨日は雨交じりの肌寒い天気。
せっかく榛南にやってくる県下精鋭チームが思いっきり日ごろの力を出していただきたい。
しかし、大人のそんな天気の心配をよそに、子どもたちは、暑さにも、雨にも動じなく、大きな声を出して、真剣に精一杯プレーをしていた。
土曜日の1回戦は、地元住吉野球少年団と清水チーム。
清水チームは出場12名という少人数。
結構実力ある名をはせたチーム。
そんなチームが12名とは少し心細い。
スポーツに一番適したこの時期、各地区でいろんな大会が行われているが、おそらく手分けして大会に参加しているかもしれない。
ということで、地元の利を活かして、住吉が6回コールド勝ち。
2日目の昨日日曜日は、2回戦と準々決勝。
私の担当の1試合目は、地元牧之原少年団と静岡長田地区のチーム。
両チームそこそこのピッチャー。
なかなか点が入りそうもないかと思ったが、チャンスメーカーのバッターが両チームいて、ランナーがいる場面で、ポテンヒットやクリーンヒットがでて、点の動きが序盤からある。
しかも、点をとった次の回には、相手チームが追いつくという追いつ追われつの展開で、目が離せない状況。
こんなゲームでの審判は、結構気を使うが、昨日はそんな気遣いをすることなく、マイペースで、というよりは、気持ちよくジャッジしていた。
なぜなんだろうと昨日の試合を振り返ると、わたしのストライク、ボールの判定に、打者、キャッチャー、また両ベンチから一つも不満の言葉が出ていなかったということが気がついた。
もちろん今日のストライクソーンの判定は、自分なりに自信を持っていた。
また、日ごろのストライクゾーンもそんなに変わらないと思う。
球審ジャッジの中には、結構きわどい球もある。
その際どい球に対して、例えば、攻撃チームからすれば、際どい球は、ボールであってほしい。
一方、守りのチームからは、際どい球は、ストライクと見がちである。
しかし、今日の両チームからそんな判定へのクレーム的な言葉が一切聞かれなかった。
えてして、審判の判定に、いちいち残念がる言葉を漏らすチームがいる。
もちろん心情とすればわかるが、球審、あるいは塁審が一番近くで、一番いい位置で見てコールしている。
審判も一応自信を持って、あるいは確信を持ってアウト、セーフ、ストライク、ボールを判定している。
そんな判定に、遠いところから推測でよこやりを漏らすことは、さすがに自信を持って判定している審判にとっては、聞き捨てならない(!?)。
言葉、動作には表れないが、少し気持ち的にはムッとする。
そうなると、厳密にジャッジして来たところが、微妙にジャッジの精度が狂ってくる。
まあこれは私たちのような小心者の場合であるが。
審判は感情的にはならないが、クレームがつくと、いままでのストライクゾーンを自分なりに考えてしまう。
ましてや県内いろんなところから来るチームは、さまざまな大会で、いろんな審判の判定を受けている。
本来であれば、県内いずれの審判のストライクゾーンは同じ判定でなければならないが、やはり微妙な差というものはある。
だから、クレームをいただくと、自分のストライクゾーンに懐疑的になってしまう。
そうなると、微妙なコースの判定も、悩みながらのものとなり、それがかえって中途半端な判定になる場合がある。
そうなると、余計ベンチ、選手からの疑念の目が多くなるという悪循環が起きる。
しかし、昨日の両チームは、そんな心配のない、審判のジャッジを信頼してくれている、と感じる態度であった。
今日は今から準決勝、決勝。
私はその準決勝の3塁。
今日は絶好のスポーツ日和。
子どもたちのハッスルプレーで元気をいただくだろう。
では行ってきま~す。