今日の盆栽の作業は、いよいよ(?)黒松と五葉松の新芽の根切りである。
発芽した芽は、上へ上へと成長したがる。そのままにすると、根から第一の枝までが間延びして見た目が悪くなる。
また、直根をそのままにしていると、根張りも広がらず、したがって、早々に根を切り、改めて植え直す作業をする。
とはいっても、せっかく発芽した三州黒松と四国五葉松。しかも後の発芽が続いていなく、今のところ唯一の芽に手をかけることとなる。
失敗すれば、楽しみが減ってしまう。実際、すでに発芽してこの作業を行った、唐楓やケヤキなども、今のところ生育している割合は、6、70%で、成長せず枯れたものがある。
おそらく、最近の気温が思ったよりも高まらず、特に朝晩の冷え込みがか弱い葉にダメージを与えたと思われる。
これからの気温が心配だが、でもここで根切りの作業をしないと、盆栽の作品にならなくなる。
したがって、一大決心で今日行うこととした。
写真は、四国五葉松を土から出した状態と切った後の比較。根を切るには、鋭い刃で、切り口がつぶれないよう、大根の上で大根ごと切る。
処理後の三州黒松(上) 四国五葉松(下)。表面には、乾かないようミズゴケを置く。
これらの芽は、土にたった1cmしか植わっていない。
したがって、風でも吹けば飛んでいってしまう。また、強い水やりも浮かんでしまい、底から水を吸い上げさせる。