田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

かけがえのない人(The Best of Me)

2015年09月13日 16時44分14秒 | 日記

 「きみに読む物語」の原作者ニコラス・スパークスのベストセラー小説を、「M:i:III」のミシェル・モナハンと「X-MEN」シリーズのジェームズ・マースデン共演で描いたラブストリー。高校時代に深く愛し合いながらも、ある事情から離ればなれになった男女の20年ぶりの再会と恋の行方を、現在と過去を交互に描きながら追う。ルイジアナ州の石油採掘基地で働くドーソンは爆破事故から奇跡的に生き残ったことをきっかけに、かつて捨てた「物事にはすべて意味がある」という考えを再び信じるように。そんなある日、ドーソンは他界した親友タックの遺言を実行するため、高校時代の恋人アマンダと再会を果たす。別々の人生を歩んできたふたりの運命は再び交錯し、それぞれ心の奥にしまい込んでいた思いがよみがえっていく。監督は「終着駅 トルストイ最後の旅」「モネ・ゲーム」のマイケル・ホフマン。(映画.comより)

 

 

 「かけがえのない人」って・・・もう少しマシな邦題はなかったのかって感じなのだけれど、まぁニコラス・スパークスのシリーズだからね、彼のファンの方々にはこれくらいベタな邦題がよかったのかもね。

お話はザ・ニコラス・スパークス。私は「きみに読む・・・」くらいしか見てないけど、あんまり自分には合わないかなぁと思ってました。この映画も、大変ロマンチックで素敵な物語なのですが、最後の1/5くらいがいけませんでした。すごい駆け足で物語が展開し、しかもかなり無理のある偶然。というか進め方。なんでここまで無理して詰め込むのかなぁ。原作はまた違うのかな。

愛しあう若い二人が引き裂かれてゆくさまは、ありそうな展開で、あまりに浅はかでバカな(男の子の方の)父親に腹も立ったけど、どんなに不幸な親子関係でも、親子の縁は切っても切れない、諦めるしかない。もうこれは不幸としか言いようがないのです。また若い時は、そこから逃げるすべを知らない。または逃げられない。逃げても運命が追いかけてきたりもするのでしょうし。

なんであんな男が親になるんでしょうね。この父親だけは「不幸なこともあったんだろうな」という同情は湧きませんでした。いや、つらいこともあったのかもしれませんが。

ともかく、運命のいたずらとか、そんなものではありません。壮絶な父親によって、人生を狂わされてしまうのです。またこんな男に限って、なにがあってもしぶとく生きてる。まぁこんな男を殺して犯罪者になってしまうことは、誰しも避けたいところではあるでしょうし。

とにかく、深く愛しあっていた二人は別々の人生を歩み始め、20年。若い頃世話になった恩人が亡くなったことで、再会を果たすのです。思いはくすぶりつづけます。

と、この辺までは順当な展開でした。不倫しちゃいけないとは思いますが、そこは美男美女の映画。映画だと割り切って楽しむと素敵なお話です。

でも、ここから後が、先述した「駆け足の展開」になるのです。ここがもうちょっと考えられてたらなぁ・・・と思うと残念です。そして、このクソ親父、最後までジェームズ・マーズディンの足を引っ張り続けます。よくここまでできるんだなぁ、と。自分の息子なのに。

女性の人生もそれなりに展開します。これをハッピーエンドと呼ぶかどうかは微妙なところですが、ともかく話は収束してゆきます。

個人的にはDVDでも充分かなぁと思う内容ですが(関係者の皆様、ごめんなさい)、時間のある方、目の保養が必要な方(若い頃の女性を演じる女優さんも超キュート)は、どうぞ。

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