田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

陰陽師0

2024年06月09日 18時40分32秒 | 日記

映画『陰陽師0』公式サイト|2024年4月19日(金)公開

陰陽師0の予告編・動画「特別映像「episode 0 呪術の極意編」」 - 映画.com

陰陽師 0 - ひとシネマ

 平安時代に実在した陰陽師・安倍晴明の活躍を描いたベストセラー小説「陰陽師」シリーズを原作に、晴明が陰陽師になる前の物語を、原作者・夢枕獏の全面協力のもと完全オリジナルストーリーで映画化。

呪いや祟りから都を守る陰陽師の学び舎であり行政機関でもある「陰陽寮」が政治の中心となっていた平安時代。青年・安倍晴明は天才と呼ばれるほどの呪術の才能をもっていたが、陰陽師になる意欲も興味もない人嫌いの変わり者だった。ある日、彼は貴族の源博雅から、皇族の徽子女王を襲う怪奇現象の解明を頼まれる。衝突しながらもともに真相を追う晴明と博雅は、ある若者が変死したことをきっかけに、平安京をも巻き込む凶悪な陰謀に巻き込まれていく。

若き日の安倍晴明に山崎賢人、源博雅を染谷将太、徽子女王を奈緒が演じる。「アンフェア」シリーズの佐藤嗣麻子が監督・脚本を手がけ、作家・加門七海が呪術監修を担当。(映画.comより)

 

 

<2024年4月28日 劇場鑑賞>

 おもしろかった!山崎賢人も染谷将太もとても良かった。そして山崎賢人を見込んで面倒をみる國村隼もよかった。國村さんは本当に映画でよくお見かけしますね。昨日も「碁盤切り」に出演されてましたし、つい最近もトニー・レオン主演の中国映画に出演なさってました。アジア映画に本当によく出演されてますね。

 今まで陰陽師に関する映画は見ずに来ました。若い頃の安倍晴明を描いたものも少なかったですし、そもそも「そんなアホな」な映像オンパレードでしたから。でも、今回は「0」ということで、知識ゼロの私でも楽しめるかな、と思ってチャレンジしてみました。今回の清明が、予告でとても魅力的だったということもあります。出世欲もなく、すべてに対して斜に構えた若者、というイメージも斬新でした。そして今回は、斜に構えるだけではなく、すべての事象は人の思い込みでそう見えてしまうことがある、あるいは人は物事を見たいようにしか見ない、呪術はそこを利用するだけだ、と最初から喝破してしまうような勢いがあるのです。そう言ってしまえば、呪術なんて元も子もないのかもしれませんが、そこをとても美しい映像で描き切り、また染谷将太演じる気弱で優しい貴族と、美しい皇族の女性との実らない純愛をそれはそれは美しい映像で描写し、これがすべて幻想であっても構わないと思わせるほどの魅力を放っているのも出色でした。

 山崎賢人は陰陽師に執着もなく、別に陰陽師になれなくても平気な青年だったようですが、いかんせんその才能は目立つほどだったのです。人の心をとらえるのが上手だったのかもしれませんね。そんな修行生が集う学校(陰陽寮)にも、長年勉学に励んでいてもちっとも出世せず無視されてばかりの男がいたりします。この男が山崎賢人を妬むシーンもあるのですが、まぁその時代のことは生きてないので知りませんが、そんなにやっても無視されてるんだったら、よっぽど才能がないか、これ以上いても見込みがないほど元々の身分が低いか(自分では頭角を現せると思っていても現実は身分意識が根強いとか)だと思うので、人生を立て直すためにも見極め(諦めともいう)も必要なんじゃないか、と思ったりもしました。余計なお世話でしょうが(笑)。

 ともかく、楽しめました。どうにもできない悲恋は悲しくてもどかしかったけど、身分制度が物いう時代では、仕方がなかったのですね。この作品って、続編できるのかな。同じ山崎さんで。

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