2014年の「GODZILLA ゴジラ」から始まったハリウッド版「ゴジラ」シリーズと「キングコング:髑髏島の巨神」の世界観をクロスオーバーさせた「モンスターバース」シリーズの通算5作目。
怪獣と人類が共生する世界。未確認生物「ゴジラ」特務機関「モナーク」が異常なシグナルを察知したことを発端に、ゴジラが君臨する地上世界とコングが生きる地底世界の2つのテリトリーが交錯し、ゴジラとコングが激突する。しかし、その先には人類にとってさらなる未知の脅威が待ち受けており、怪獣たちの歴史と起源、さらには人類の存在そのものの謎に迫る新たな冒険が繰り広げられる。
監督は、前作「ゴジラvsコング」でもメガホンをとったアダム・ウィンガード。出演は、こちらも「ゴジラvsコング」から続投となるレベッカ・ホール、ブライアン・タイリー・ヘンリー、ケイリー・ホトルのほか、「美女と野獣」のダン・スティーブンス、「シャン・チー テン・リングスの伝説」のファラ・チェンらが顔をそろえる。(映画.comより)
<2024年4月28日 劇場鑑賞>
「ゴジラ」はやっぱり日本のものだと再確認できた作品でした。欧米の作品でも、日本にオマージュを捧げた、よくできたものもたくさんあります。しかし、ことゴジラに関しては、監督は本当に頑張ったのでしょうが、ついこの前日本で公開された「ゴジラ マイナスワン」に比べて、この話の平凡さは何なのでしょう。映像は確かに美しい。ゴジラも一昔前みたいに恐竜チックじゃないし、コングもかっこよい見栄えだった。でも、そもそもお話がありきたりすぎる。これでは、別にコングとゴジラじゃなくてもよかったんじゃないか、と思ったのは私だけではないはずです。
今回は、より強い敵の出現に、両者が共闘するという話なんですが、この”強敵”自体がそれほど強くなさそうで、ほとんど印象に残らない。私個人的に、最近こういう”すごく強いという設定のはずなんだけど、ショボい”という敵が多いように思います。気のせいかなぁ。でも最近見た”完全新作「猿の惑星」”も、ちょっとそんな感じがしました。
このモンスターバースシリーズ、うまくいってるのかな、アメリカでは。次の作品も決まっているのでしょうし、必ず見ますけど、個人的には「キングコング:髑髏島の巨神」のほうがおもしろかったかな。次作に期待します。