田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

永遠に僕のもの(El Angel)

2019年10月21日 15時35分46秒 | 日記

「el angel poster」の画像検索結果

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 1971年のアルゼンチンで12人以上を殺害した連続殺人事件の犯人である少年をモデルに、スペインの名匠ペドロ・アルモドバルが製作を務めて描いたクライムドラマ。1971年のブエノスアイレス。思春期を迎えたカルリートスは、子どもの頃から他人が持っている物を無性に欲しがる性格だった自分の天職が、窃盗であることに気づいてしまう。新しく入った学校で出会ったラモンという青年にたちまち魅了されたカルリートスは、ラモンの気をひくためにこれ見よがしな対応を取り、2人はいとも簡単に殺人を犯してしまう。次第にカルリートスとラモンの蛮行はエスカレートし、事態は連続殺人へと発展していく。本作が映画デビューとなる俳優ロレンソ・フェロが主人公カルリートスを演じる。(映画.comより)

 

 

 

 よくこんな魅惑的な美形少年を見つけてきましたね。予告だけで彼にやられてしまった、という人も少なくないはずです。人の主観がいかにいいかげんか、モラルなんていかに脆いか、ということがよくわかります。だって、彼は誰が見ても「いけないこと」をやっているんですもの。こんなこと、醜男がやったら容赦なかったに違いありません。でも、人間って見かけなんですね、人々は魅惑的で破天荒な美少年に夢中になるんです。また、それが絵になる!

 日本でまだ例は少ないですが、アメリカの裁判員裁判では、見かけがいいほうが刑が軽くなる傾向がはっきり出ている、と読んだことがあります。また、どこかの投稿で「若い頃からよくハンサムだといわれた」というおじさんが、「面接で落とされたことはない」と断言していました。もちろん、常識的な振る舞いができた上で、ということでしょうが、人ってやっぱり見かけに気を付けないといけないな、というのが長く生きてきた実感です(笑)。もちろん、年齢を重ねれば人生が顔に出てくることもあり、一概に”つくり”ではないこともあるでしょうけれど。

 で、この映画です。実話なんですってね、彼は今、どうしているのでしょうか。破天荒だから、亡くなっちゃったりしているのかな。「人生は楽しまなきゃ」がモットーで、盗みを働いているときでさえ「なにを焦っているの。ゆったり行こうよ。楽しまなきゃ」な~んて言って仲間を呆れさせたり、そのエキセントリックさは才能です。私のような凡人は、最初の一秒からアセってしまうようなシチュエイションで、我が道を行く。美形にのみ許された人生なのでしょう。顔だけではなく、体もきれい。決して裸のシーンがあるわけではないのですが、微妙に挿入されるブリーフをはいた後ろ姿。体の線もきれいなんですね。そして、いつもほのかに紅いくちびる。映画だからアレンジされているのかもしれません。

 ともかく、話どうこうより、目で見て楽しむ映画です。美少年を堪能しましょう。

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