なりゆきでもう1本インド映画を見てしまいました。娘が録画してあったのです。
さて、ハエはあちらの言葉では「マッキー」というらしい。なんだかかわいい(笑)。それで、お話は、例の如く美しい女性に恋をしている青年の物語。
主演のジャニは、お向いさんのビンドゥに恋をしています。もう2年もアタックしているのに、ビンドゥは知らんぷり。見かねた友人が「いい加減諦めろよ。もう2年も無視されてる」と進言しても「いいや彼女は、カーテンをずっと開けてると、僕が寝ないでいるのがわかっているから、僕を気づかってさっさとカーテンを閉めるのさ」とかね、一事が万事。すべてに関して「アホちゃうか」という反応を示します(笑)。この辺は、日本人なら「もしかしたら~♪もしかしてだけど~♪」の歌にも通ずると思うのですが、私だけでしょうか。
ともかく、なんだかんだ言いながらも、ビンドゥも彼のことが気になっているのです。
そんなある日、福祉関係の仕事をしているビンドゥに大金持ちスディーブから寄付の連絡が。実はこの男、金持ちでハンサムなので、女はすべて言いなりだと思っている男。今度はビンドゥに目を付けたのですね。
ところが、ビンドゥはジャニが気になり始めているから、なびきません。怒り心頭なスディーブは、ある日ジャニを殴り殺してしまいます(!)。
でも、ジャニの愛はこんなことでは死にません。ハエとなって生まれ変わり、スディーブから彼女を守るのです。ビンドゥがミクロ作品の作り手だったこともあり、殺虫剤で死なないように目にマスクを着用したり、あり得ないことの連続でしたが、とても楽しかったです。特に「人がやられてイヤな事」をスディーブに連発でかますところなんか爆笑です。イヤでしょうね、あんなに耳元でブンブンやられて安眠妨害されたら。イヤでしょうね、運転中に目をかすめられたら(危ないし)。
ともかく、バカバカしいけど楽しめます。それにしても、インドの男性の愛の深さと言ったら!すごすぎます。
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