大ヒットドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」のイ・ヨンエが、「親切なクムジャさん」以来14年ぶりの映画出演を果たしたサスペンス。看護師として働くジョンヨンと夫のミョングクは、6年前に行方不明となった息子のユンスを探し続けていた。捜索途中に悲劇的な事故に遭い、憔悴しきった彼女の元に「ユンスに似た子を、郊外の漁村で見た」という情報が寄せられる。その情報をもとにジョンヨンは漁村へと向かうが、彼女の前に立ちはだかったのは、釣り場を営む怪しげな一家だった。主人公ジョンヨン役をヨンエが演じるほか、「風水師 王の運命を決めた男」、ドラマ「梨泰院クラス」のユ・ジェミョン、「The NET 網に囚われた男」のイ・ウォングン、「毒戦 BELIEVER」のパク・ヘジュンらが脇を固める。監督は本作が長編劇映画デビュー作となるキム・スンウ。(映画.comより)
<2021年5月14日 録画鑑賞>
<ちょっとネタバレ>
凄まじ過ぎる。あまりの怖さにトラウマ必至。なんで皆こんなにヒドい人ばっかり?今は取りやめになったにしても、”一人っ子政策”を強いられていた中国で男の子がさらわれるのは、まだなんとなく理解できるような気がします。でも、産児制限のない韓国で、これほどの幼児誘拐が行われているって、にわかには信じがたかったです。
「最愛の子」(これは中国映画だが)でもそうだったけれど、懸賞金を懸けたら懸けたで、情報もないのに金だけを目当てにウソ言ってくる奴がいる。今回は義弟が糸を引いて(イ・ヨンエの夫の)保険金を一部とは言え巻き上げます。夫は、ウソのいたずらメールを信じて息子を探しに出かけ、その際の交通事故で亡くなったというのに。まだ追い打ちをかけるか!と思いました。また、そのいたずらメールの犯人は子供で、最後は「本当に出て来るなんてアホすぎる」とかいう類のヒドいメールを送っていたりするのです。韓国って、どんな国?どんな社会?と思いました。もちろん、みんながそうってことはないのでしょうけれど。
人さらいの集団(さらって来た子供たちをこき使っている漁村)は、自分たちは座っててとにかく子供たちをこき使う、性的虐待はする、警察もグルになって外部の人間を徹底的に排除する・・・目を覆わんばかりの酷さでした。何なのかと思いました。気分悪い。これが現実なら、知りたくなかったかも。子供も死ぬし。
イ・ヨンエは熱演でした。個人的には「親切なクムジャさん」が好きでした。次は是非、穏やかな映画に出てくださいね。
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