「シュリ」「ベルリンファイル」のハン・ソッキュ、「オアシス」「殺人者の記憶法」のソル・ギョングという韓国映画界を代表する2人の実力派俳優が共演し、ひき逃げ事件の加害者の父と被害者の父の運命が交錯するさまを描いたサスペンスノワール。息子のヨハンが飲酒運転で人をひき殺してしまったことを知った市議会議員のミョンヒは、事件をもみ消そうとする。しかし、現場に居合わせた被害者の新妻リョナの行方がわからなくなっていることが判明。事実が明るみに出ることを恐れるミョンヒは、リョナの行方を追う。一方、被害者の父親であるジュンシクは、リョナが妊娠していることを知り、なんとかして彼女を捜し出そうとする。それぞれのルートでリョナを追うミョンヒとジュンシクだったが……。監督・脚本は「ハン・ゴンジュ 17歳の涙」のイ・スジン。(映画.comより)
<2021年4月29日 録画鑑賞>
難しい映画でした。韓国って、なんでこんな難解な映画を作るのでしょうね。私、はっきり言って理解できなかったです。もちろん、鑑賞後にネタバレ記事は読みました。でも、それでもあんまり理解できなかったです。複雑すぎる。自分が単純にしか生きてないからかなぁ。地位と名誉を重んじる”議員”が、息子の不祥事を隠そうとする意図はわかります。また、大衆がいとも簡単に”イメージ”に誘導されてしまうことも、偽装結婚する女がいたり、不法移民がいることもわかります。でも、意図しない所で遺体が入れ替わっていたり、それが片や交通事故の遺体、もう一つはびしょびしょの溺死体であるなど、しかも処理されていたのが交通事故を起こしたはずの議員宅のガレージで、そこが、血痕でも洗ったのか、びしょびしょだったりするから、最初からなにがなんだかわからなかったです。
タチの悪い女が一人いるからって、人が死に過ぎな感じもするし、ハン・ソッキュの穏やかな笑顔と、芸達者なソル・ギョングの何を考えているのかわからない父親像とに、翻弄され続けた感じがします。いや、私がバカなだけかもしれませんが。
それでも、ラストの”火傷男”が、何語かわからない演説を悠然と終えて拍手喝采される場面は、うすら寒いものを覚えました。気色悪すぎ。
よくわからない感想になってしまい、すみません。映画自体も結構長いので、反芻しながら見るのもいいかもしれません。
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