「ワイルド・スピード」シリーズのビン・ディーゼル主演で、アメコミ「バリアント・コミックス」の人気キャラクター「ブラッドショット」を実写映画化したアクション。アメリカ海兵隊員のレイ・ギャリソンは、何者かの襲撃を受けて妻ジーナとともに拉致され、襲撃の首謀者マーティン・アレックスの手によって妻を殺されてしまう。自身も撃たれて生死の境をさまよったレイだったが、とある組織のナノテクノロジーによって蘇生に成功。記憶を失ったものの、体中の血液が生物工学ロボット「ナナイト」に置き換わり、圧倒的なパワーと回復能力を持った超人へと生まれ変わる。やがて、あることがきっかけで妻を殺された記憶を取り戻したレイは、愛する妻を殺したマーティンを見つけ出し、復讐を果たすが……。(映画.comより)
日本の予告は親切過ぎると常々思っているのですが、やはりこの映画もそうでした。予告を見た時点でネタバレに近い状態になってるんですね。まぁ、大した内容ではないから影響は少ないと言ってしまえばそれまでなんですが。この作品、アメコミなんですってね、私知らなかったです。ヴィンちゃんはわりと好きで「fast&furious」も全作見ています(彼が不在でタイトルだけ連なってる日本版を除く)。「xxx」も大好き。こちらのシリーズに関しては女性陣が好きかも。アーシア・アルジェントとかディーピカちゃんとか、ルビー・ローズとか。ヴィンの持つ独特の男気が好きです。
さて、この作品は「強~い男がその力を見込まれて、科学の力で何度でも洗脳されて復活を果たす」と言う、話としては既視感バリバリの映画です。ロボコップみたいだし、こないだ公開されてたウィル・スミスの「ジェミニマン」も、優秀な兵士(スナイパー?)を量産していたから、同じ系統かもしれません。で、こういう話の例に漏れず、わずかに残っていた記憶や良心から、自分の真実の姿を模索する、そして彼に賛同(同情?)して助けてくれる人が必ず現れるのも、お決まり。やっぱり記憶を完全に消すのは、難しいんですね。もはやヴィンちゃんが強いのは当たり前なので、今あらすじを読むと「エレベーターのすごいアクションシーン」とかみんな書いているのですが、実は覚えてません(笑)。すみません。あと、ガイ・ピアースの出演を知らなかったので、気が付いたときは驚きました。なんか、得した気分。
ただ、やっぱり描かれる一途で純情なヴィンちゃんが好きです。強い男はそれだけで存在感があるので、悪知恵は回らなくていいのです。一本気でいいのです。だからかわいそうな展開になっても(ここは「マッチスティックメン」のニコラス・ケイジに匹敵するかも。いや、ニコラスのほうが悲惨かな)彼なら乗り越えられそうな気がする。いや、いい人がきっといると思わせてくれる。それは私一人の思い込みかもしれないけれど。
そうえいば、こんな田舎で公開されたからか、もうすぐブルーレイが出る、というタイミングでの公開でした。もったいないかとだいぶ考えましたが、ここを逃すともう見ないかもと思って決心しました。ブルーレイ、もう出てると思うので、軽く何か見たいときにどうぞ。
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