田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

幸せへのキセキ(we bought a zoo)

2012年06月10日 23時31分34秒 | 日記
 
 
 最愛の人の死から立ち直ろうとする家族の軌跡を描く、実話から生まれた奇跡の物語。

 半年前に最愛の妻を亡くしたベンジャミン、彼の14歳の息子と7歳の娘は、いまだ哀しみと混乱の中にいた。ベンジャミンは仕事を辞めてしまい、息子は問題を起こして退学処分に。新しい場所で新しい人生を始めようと、ベンジャミンは郊外に家を買うが、なんとそこには閉鎖中の動物園というオマケがついていた!



 早く言えば、心機一転、慣れない仕事を始めた主人公が、皆の協力のもと必死で動物園を立て直し、反抗的だった息子の心をも溶かしてゆく・・・そんな話、ラストは超ハッピーエンドです。

しかし、母親が不在になり、そして子供たち(特に大きい方)がむやみに反抗的である・・・なんだか既視感。そう、最近見た「ファミリーツリー」にそっくりですね。父親が、今まで仕事ばかりであんまり子供たちに構ってきてなかったのも同じ。お父さんがハンサムで優しげな顔をしているのも同じ(笑)。

ともかく、母を亡くすと家族とはこうも脆いものなのですね。なんだか不思議な気がします。自分は死んでも大丈夫な気がするのに(笑)。

しかし、家に動物園が付いてたってすごいですね。しかも実話。映画では、下の小さい子がすっかり気に入って明るくしてるので、お父さんは決心します。

この動物園の飼育員のリーダーがスカーレット・ヨハンソンというのも、すごいキャスティングですね。誰が思いついたんだろう。彼女、どんな格好をしていてもやっぱりきれいでした。

お父さん役のマット・デイモンの兄貴役でトーマス・ヘイデン・チャーチ。彼は会計士で、最初は口を極めて弟に思いとどまるように説いていたのに、ラストではすっかり動物園ファミリーの一員です。

この動物園、今でもあるんですって。よくできているので、研究対象にもなっているらしいです。すごいですね!

それにしてもマット、ちょっぴりふっくらしたけれど、優しげで愛妻家なお父さんを自然に演じてましたね。「この人にならまかせられる」っていう実直な雰囲気を出してました。

最後に動物園を再オープンするとき、職員に向かって「僕はスピーチは下手だから・・・」と最初に言ったときは吹き出しそうになりました。あれ?マットって、政治家志望じゃなかったっけ(笑)。

家族で無難に見れる映画です。もっとも、うちの娘(14)はヒネてるので、「しょーもな」と言ってましたが(笑)。
コメント
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