田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

ジェイン・オースティン 秘められた恋(becoming jane)

2012年06月19日 08時16分16秒 | 日記

 

  ジェイン・オースティン(アン・ハサウェイ)は、言葉を巧みに操り、知的でウィットに富んだ物語を書いたことで、世界に輝きをもたらした作家として知られている。その彼女の人生に、情熱的なロマンスが訪れていた。20歳のときにトム・ルフロイ(ジェームズ・マカヴォイ)と出会い、ジェインは恋に落ちる。二人の間には、ジェインが描く物語以上にリアルでロマンチックな関係が築きあげられていた。


 「高慢と偏見」「分別と多感」などを書いたジェイン。生涯独身を貫いた、と伝えられている女性が、実は情熱的な恋をしていた・・・というのはわりと聞くような気がします。

バックグラウンドが全然違いますが、「エリザベス」なんかもそうだと思いますし、「若草物語」の作者だって、ウィノナが主演でクリスチャン・ベイルに恋をしていたじゃないですか(随分古い映画ですが)。

ともかく、美貌も文才もある女性が、恋の一つや二つ、していないわけはありません。素晴らしい文章が書けたのも、ある程度は経験がないととも思います。


舞台は1700年代の終わり。女性は政略結婚が当たり前だった時代、貧しいオースティン家は、娘を裕福な家に嫁がせたいと思っていました。

しかし、才気あふれるジェインは愛のある結婚がしたかったのです。そんなとき、ぶつかりあいながらも、もどかしい愛を見つけるのです。でも、彼にも事情が。女が働いて稼ぐ、なんてことが考えられなかった時代、裕福ではない彼にも、実家に面倒をみなければならない家族がいたのです。

結局、素晴らしい作品を発表しながらも、生涯独身をつらぬいたジェイン。それなりの結婚をしながらも、彼女を忘れられず、娘にジェインと名付けたトム。時代の罪ですね・・・。

それにしても、ジェームズ・マカヴォイは本当にコスチューム劇が似合いますね。誠実そうな顔をしているからかな。

ジェインに求婚した大金持ちの男性。彼が本当はいい人だとわかるので、とても残念でした。その時点で折れて結婚すればいいのに、とか、月並みな私は思ってしまいました。マギー・スミス演じる祖母が意地悪そうでしたが、でも自分たちは若い。祖母なんてそのうち・・・(爆)。

ま、才能のある人は違うのです。ちょっと、ミス・ポターを思い出しました。そういえば、あの作品もイギリスでしたね!

アン・ハサウェイがとってもイギリスちっくでした。

コメント
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