知人から青と赤の布で飾られた2足の手作り草履をもらった。戦後間もない小学生の頃、学校での上履きとして藁草履をはいていた。黒光りする廊下を勢いをつけて走り、滑走して遊んだこともある。氷の上のようにそれはそれは良く滑った。そんな懐かしいことを思い出させてくれるプレゼントであった。
昔の藁草履はその名の通り稲藁で作られていたが、さすがに現代の草履はプラスチックのひもと布切れで作るのだという。
「1足作るのに30分くらいかかりますか?」「いいえいいえ」。手にとってその目でじっくりと眺めてみると、鼻緒は太めのひもを円筒状に縫ったきれいな布に差し込んで、モダンな草履に仕上げてある。思った以上に丁寧で手の込んだ草履であることが分かった。どうやら3倍も4倍もの時間がかかるようだ。失礼なことを言ってしまった。
家に帰り早速はいてみた。編んだひものごつごつとした感触が角質化して硬くなった足の裏にも伝わってきて気持ちがいい。まるで指圧を受けているようでもある。
これに味を占めて、今度は本物の藁を調達して草履を作ってみたくなったが、面白そうに見えると直ぐ、あれもやるこれもやってみるでは、どれも本物にならないことは合点承知の助。2足の草鞋を頂いたのは、私の移り気な性格を見透しての「中途半端に2足の草鞋を履くなよ」という戒めなのだろう。ここは奥さんと1足ずつ履くことにしている。
昔の藁草履はその名の通り稲藁で作られていたが、さすがに現代の草履はプラスチックのひもと布切れで作るのだという。
「1足作るのに30分くらいかかりますか?」「いいえいいえ」。手にとってその目でじっくりと眺めてみると、鼻緒は太めのひもを円筒状に縫ったきれいな布に差し込んで、モダンな草履に仕上げてある。思った以上に丁寧で手の込んだ草履であることが分かった。どうやら3倍も4倍もの時間がかかるようだ。失礼なことを言ってしまった。
家に帰り早速はいてみた。編んだひものごつごつとした感触が角質化して硬くなった足の裏にも伝わってきて気持ちがいい。まるで指圧を受けているようでもある。
これに味を占めて、今度は本物の藁を調達して草履を作ってみたくなったが、面白そうに見えると直ぐ、あれもやるこれもやってみるでは、どれも本物にならないことは合点承知の助。2足の草鞋を頂いたのは、私の移り気な性格を見透しての「中途半端に2足の草鞋を履くなよ」という戒めなのだろう。ここは奥さんと1足ずつ履くことにしている。
私の母も持っていますよ。アノわらじ。
黒光りの廊下を勢いをつけてきて滑る、今はコンクリートでこんな遊びは思いつかないでしょう。
作った経験もあります。
このように扱われると、贈った側もさぞお喜びでしょう。
火縄銃の演舞のとき鎧を着、草鞋をはきます。
天気が良ければ、3回、4回使えるが、足元が悪いときは、一回でだめになります。一足
700円。大事につかはないと。注文は100足単位で頼みます。わらの問題もあり、作る人もそんなにおられないので心配もあります。少ない予算なので、訓練のときは、地下足袋だけでやることもあります。本物の草鞋いいですよ。