写真エッセイ&工房「木馬」

日々の身近な出来事や想いを短いエッセイにのせて、 瀬戸内の岩国から…… 
  茅野 友

相違点?

2009年05月26日 | 生活・ニュース
 6月を前にして、日差しの強い季節となった。サングラスをかけようと思っても、遠近両用の眼鏡をかけないと運転が出来ない私は、嫁がプレゼントしてくれたブルガリのサングラスを気取ってかけることもできない。

 あるショッピングセンターに入るとメガネ専門店の片隅に、メガネの上に引っ掛けるタイプの簡易なサングラスが置いてあった。いろいろな色のものがある。1,000円と高くはない。

 店員に頼んで私の眼鏡に当ててもらったが、取り付け部の金具と私の眼鏡の金具部が当たってうまく取り付けることが出来なかった。

 その店を出て、ぶらり100円ショップに入ってみた。あるわあるわ、100円の品々。「こんなものがたったの100円か」と見て歩くだけでも楽しい所だ。

 何と、先ほど見たと同じような引っ掛けタイプのサングラスが、100円と書いて並んでいる。手に取ってみても、全くそん色はない。

 たかが100円、直ぐに壊れても元々だ。気に入ったスモーク色のものを買って帰った。

 私のメガネに掛けてみると、やはり金具同士が当たってしっくりこない。ここは100円の強みである。ラジオペンチを取り出してサングラスの金具をじわり幅広に曲げてみた。

 私のメガネに当ててみると今度はきっちりとうまく引っ掛けることが出来た。サングラスをかけて空を見上げてみると、強い日差しも和らかくなった。

 MADE IN CHINA、うそかほんとか紫外線カット率99%と書いてある。これはあまり当てにせず、日差しを和らげてくれるだけでありがたい。

 メガネ専門店の1,000円の品と100円ショップの100円の品と一体どう違うのか。構造は全く同じに見えたのだが、そこは専門店というだけに100円の品をセンエンにした訳ではないでしょうね。
  (写真は、100円ショップの「サングラス」)