俺の明日はどっちだ

50歳を迎えてなお、クルマ、映画、小説、コンサート、酒、興味は尽きない。そんな日常をほぼ日替わりで描写

夏の夜のご馳走 @ 東山 「 ロベール・デュマ 」

2014年08月04日 23時16分22秒 | 時系列でご覧ください

岩城シェフの店がガレタッソ近くから東山に移転し1年ちょっと。

ご近所にあった頃は、カレーパーティに参加させてもらったり、ちょっと無理言って、ストラスブールで修業していたことを生かした 「 アルザスナイト 」 をしてもらったり、はたまた友達の1969年の誕生日ワインに合わせた料理を作ってもらったりと、あれこれ楽しいことがいっぱいあった。

そしてそんな中、久しぶりに岩城ラヴな人たちが集まり、おまかせで料理を作ってもらい、みんなでワイワイやろうじゃないかという企画が急遽持ち上がり、昨日の夜、久しぶりに東の茶屋街へレッツラゴー! だったのでした。



やっぱり最初は泡でしょ、ということで南くんが持参してきた 「 テタンジェ 」 で乾杯した後の、この日のアミューズは、そんな泡にピッタリな「 赤ピーマンのムースとじゅんさい、コンソメジュレ添え 」。
見た目にも、食感的にも涼しげで、やっぱし旨し! なのであります。



そして前菜として、水たこや金目鯛のカルパッチョにいわしの瞬間マリネ、スモークサーモン、アカイカなどなどのシーフードな一皿には、ショウタが持ってきた白ワイン 「 コシュ・ビズアールのムルソー・プルミエ・クリュ・グート・ドール 」を合わせたところ、これがまた素晴らしいワインで料理ともどもうっとり。



続いて登場したのがお馴染みというか、岩城シェフの得意技メニューである 「 稚鮎のパートフィロー包み 」 が、泉州の水茄子の生ハムのせとともに。

今が旬である稚鮎の苦みある味わいが素晴らしく、一見バジルソース風に見えるソースも金時草が加わっていて? いつも以上に旨いんだな、これが。



と、ここまで普通にフレンチっぽいのだけど、ここからが岩城ワールドとでも言うか、オーセンティック路線からはみ出した料理が続々登場。

まずは和風のようで決して和ではない 「 穴子のジャパニーズリゾット 」
全体を覆う見事な一体感とでも言うべきか、とにかくスペシャルな「 穴子丼 」であります(笑)
そして自分で持ってきたお手頃ブルゴーニュ 「 トロボー 」 ともよく合いました。



で、そんな程度で驚いてくれちゃ困るとばかりな 「 エビチリ・パリジェンヌ 」?
これもこれでメッチャ美味しいけれど、岩城くん言うところの 「 エビ・チリジェンヌ 」 的な名称は、いささか怪しい気がするけれど、はてさて…(笑)



そして真澄さんからの 「 ミッシェル グロ ヴォーヌ ロマネ 2008 」 のしっとりした味わいを楽しみながら、
さらにこんなのもあるんだなぁと、つい思ってしまった 「 アルザス風シュクルット 」 と言うか、どう見たって 「 肉シューマイ 」(笑)
下にひかれたザワークラウトと一緒に食べるとさらに美味しいのでありました。



そして、そして、もうほぼ満腹状態ながら、シェフの 「 〆に、もう一つ、何か作りましょうか? 」 という言葉に甘えて作ってもらった 「 サマーポルチーニパスタ 」。

ポルチーニのうっとりする香りもさることながら、シェフ自ら打ったという手打ち麺が抜群に旨くて、身も心も大いに満ち足りたのでありました。



それにしても相変わらずのオールラウンドプレーヤーぶりを実感させてくれた料理の数々。
本当にご馳走様でした。改めて感謝感謝であります。

東山 ロベール・デュマ
金沢市東山1-13-9
076-254-0909
11:30 - 15:00 ( ラストオーダー 14:00 )
17:30 - 23:00 ( ラストオーダー 22:00 )
月曜定休





今日の1曲 “ Melissa ” : Jackson Browne and Gregg Allman











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