小さな手造り酒やですから昨日の夜は金沢にやってきた仕事関係の知り合いを誘って柿木畠の「本店 いたる」へ。
年に、そう、こっぽり(沢山)とはできません。
そしてとりあえず「生ビール」で口を潤したあと、いたるにおすすめの日本酒を頼んだところ出てきたのがこの富山県高岡市の酒、「勝駒」の純米酒。
作り手が僅か5人しかいないという本当に小さな造り酒屋で造られているというこの日本酒、米の旨味と香りが際立っていて、キレも良くて、とにかく何とも清清しい味わいで、すっかり気に入ってしまった。
最近飲んだ中ではダントツの美味しさ! 激しくおススメであります。
そしてそれに合わせてお馴染み『刺身の置け盛り』のあと出してくれたのが、『野菜とホタルイカのかき揚げ』。
能登の塩との相性もさすがバッチリ。
こちらは最近密かに(?)試行錯誤で修行中のいたるが自ら握ってくれた心を感じさせる『鰤とばい貝の握り』。
ちなみにメニューにはまだないので悪しからず。
それに合わせてドカーンと丼で出してくれたのが、鱈のかまの身一杯の吸い物というか椀物。こういうの出されちゃうと、思わず幸せになってしまうのだよぉ!
『造り手、僅か五人で、こつこつと一心に醸(つく)っています。
これまでも、そうでした。これからも、そうです。
年に少量。でも、量産では出せないうまさを醸(つく)り続け、
守っていきたい。
「真の贅沢を知る酒」― そう評して下さった方がいました
誇りをもって―「わたし達は、富山でいちばん小さな造り酒やです』
とラベルに書かれたそんな思いは、実は「いたる」にも通じるところがあるなあと感じ入り、ついシミジミ。
最近は土曜や日曜となると開店前に行列状態になって、早い時間はなかなか入ること出来ない店ではありますが、21時過ぎるとかなり混雑具合は緩和されるので、そのあたりに是非。
そして金沢で魚料理をリーズナブルに食べるといった意味でも、間違いなくナンバーワンのお店であります。
そうそう「たくさん」のことを、私の母までの世代は「こっぽり」と言っていました。
今はもう通じないでしょう。
お酒については、まったく分からない人間なのですいません。でもキャッチフレーズは、今でも懐かしい響きがあります。
ブログ、読ませてもらっていました。
良いですね、ブルックリン。
それにしても「こっぽり」はもう通じないんですか?
響きが好きだったのですが、残念。
ちなみに「いたる」の主人も富山人だったりします。