30数年前に冬樹社よりカセットブックとして発売され今でも持っている幻の名盤 「 MANIA MANIERA 」 に収録されている 「 Kのトランク 」 から始まったムーンライダースの金沢ではナント実ははじめての、そして多分最後となる? コンサートは思っていた以上にさらに楽しくて、久しぶりにライヴの面白さを堪能させてもらったのでありました。
思えば 70年代から80年代にかけて一番聴いていた日本のバンドは めんたんぴん とムーンライダース だったのでした。
そう言った意味では、懐かしさも前提にあったわけですが、それを上回るパワフルなステージングに、ヴォーカルがどうしたこうしたなんて野暮なことは言わず、この人たちはやっぱり飛びっきりなライヴバンドなんだなと実際体験して強く実感。
佐伯健三もびっくりな、まさに換骨奪胎された 「 青空のマリー 」 や、これでもかとばかり執拗にリフレインを繰り返しそのうねりが素晴らしかった 「 モダーン・ラヴァーズ 」 などなど挙げればきりがないけれど、全部で21曲演奏してくれたのちのアンコールの最後の最後で、今は亡きメンバーの橿淵哲郎さんの曲である「トラベシア」を持ってくる思いのこもった構成に、あとから泣かされてしまいました。
ともあれ、かつては 「 ドント・トラスト・オーヴァー30 」 なんて歌っていたメンバーたちもその倍以上の歳を重ねているわけだけど、こうした元気な姿を見れただけでも幸せなひと時だったのでありました。
ただ、出来ることなら 「 くれない埠頭 」 と 「 スタジオミュージシャン 」 も聴きたかったなぁ・・・(泣)
ちなみに冒頭の写真とこの写真は、「 写真タイム! 」 と声掛けがあり、その時みんなで一斉に写真を撮るという、これはこれで楽しいひと時だったのでありました。
当日のセットリストは → http://www.livefans.jp/events/672966
今日の1曲 “ トラベシア ” : ムーンライダース
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