栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

土曜のボツ予想~Round Tableの先行流れ込みが気になる

2016-05-21 09:47:05 | 血統予想

レッドディザイアは母グレイトサンライズがフサイチコンコルドと酷似した配合で(Caerleon×Sadler's Wells×Val de Loir×Charlottesville×Fair Trialまで共通)、だから1800mで機動力抜群のオースミハルカを2000~2400mに寄せたようなイメージの馬でした
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2006102929/

Nijinsky+ナスキロをまさに体現したブエナビスタが長い直線で末脚を炸裂させるのに対し、中距離馬としての格と性能と機動力でガップリ四つに渡りあって、そして内回りの秋華賞でついに打倒ブエナを果たしたという、このわかりやすく美しい三冠ドラマはいつまでも語り継がれていくことでしょう

最後の札幌記念も◎で、ゴール前で牡馬の強豪に競り負けてしまったけれど、四位が大外をグイグイ捲ったときは息を飲んだなあ…合掌

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メイSは◎レアリスタの相手に○ゼロスをとってみたい
母系にRound Tableが入ってストライドで走るキンカメ産駒、今なら1800でフワッと先行流込のが一番合っていそうで、ここは前が楽そうな組み合わせでもあります

オーストラリアは◎イイデフューチャー
Nijinsky4×3とRound Table5×5・5、アドマイヤジャパンの産駒らしく揉まれず先行すると穴を出す馬ですが、Round Tableが表現されているという意味ではゼロスと似たタイプともいえます
昨年のこのレースは4番手から流れ込んだだけの4着ですがこれが生涯ベストパフォといっても過言ではなく、つまりこの京都外1800がベストコースといっても過言ではなく、しかも今年はその気ならハナに行けそうなメンバー

早苗は◎アップウォーク、父ベーカバドが持つForeign Courier≒Mill Reef3×3にMiswakiを合わせ、ナスキロラトロとナスフリートのクロスにしているのがポイントで、ベーカバド産駒にしては外回り向きの斬れも兼備していて1800mで弱点が少なく相手ナリに走れるタイプ
○ダノンプレシャスはスズカマンボの甥ですがKingmamboのマイラーっぽさも出た体型で体質はナスキロ柔く、京都外1800mでデンコウアンジュと叩き合ったように直線長い1800mが最もパフォーマンスが上がる馬でこれが相手

他のレースはこれから考えますが、「No.1予想」ではメルボルンTを、「厳選予想 ウマい馬券」ではメルボルンTとカーネーションCを予想していますので、今週もよろしくお願いします

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NETKEIBA「厳選予想 ウマい馬券」が今週からスタート

2016-05-20 21:16:57 | お知らせ

週末の予想はnetkeiba.comの「No.1予想」と「馬券総合倶楽部」で提供させてもらっていますが、このたび「馬券総合倶楽部」が「厳選予想 ウマい馬券」にリニューアルすることになりました(詳細は下記リンクを参照)

netkeibaが厳選した人気予想家陣が、回収率をとことん追求して勝負予想を公開!勝てる予想家がひとめでわかる!こだわり抜いた予想で高回収率を実現!「厳選予想 ウマい馬券」
http://yosov3.netkeiba.com/

私も土曜のメルボルンTの予想を入稿済みですが、リニューアルを機に入稿時間に幅が出たというか、極端なことを言えばレース直前に入稿してもOKになったので、これからは前夜にゆっくり予想に取りかかって、何か面白い狙い馬が見つかれば当日朝に「ウマい馬券」にアップする、という形になると思います

まあ1日2~3鞍に絞りたいと思ってますんで、自信度の低いレースやどうにもならない本命予想なんかはブログでボツ予想で取り上げますので、今後ともよろしくお願いします

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競馬道OnLine G1スペシャル予想~オークス

2016-05-20 13:52:17 | お知らせ

3月に発売された『パーフェクト種牡馬辞典 2016-2017』(自由国民社)の関連企画として、同書の編集を担当した競馬道OnLineのサイトにて、この春も高松宮記念から宝塚記念まで、栗山求と望田潤がG1レースを交代で予想します

今週のオークスは栗山求の担当で、有力馬3頭(シンハライト、チェッキーノ、デンコウアンジュ)の血統分析と直前予想を行います

有力馬分析は無料公開、予想は有料会員のみ閲覧できますので、よろしければご覧ください(血統分析で取り上げた3頭がそのまま予想の順位となるわけではありません)
http://www.keibado.ne.jp/sp2016/

小島友実さんの「G1の馬場すべて教えます」や、競馬道調教マスターの調教予想もぜひ参考になさってください

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配合に素直な前チャンピオンサイアー(6)~コディーノ全妹、レディアルバローザ全妹、3/4アルバタックス

2016-05-20 10:19:37 | 血統予想

一昨日は名古屋まで足を伸ばして、旧知の馬主さんたちや栗山求ちゃんと一杯
みんなだいたい同世代なんで、相変わらず競馬の話ばっかりでしたが楽しい飲みでした(・∀・)

連れてってもらったのは、ドラゴンズの剛球エース小松辰雄さんの店「海鮮山」、塩からとか鯖のへしことか能登の魚介が絶品で、最後に出てきた牛すじ鍋も美味かった…
星陵のエースで甲子園に出てきたときから剛速球に魅せられてきた世代ですから、小松さんと野球の話して握手してもらうとそりゃ嬉しいもんです(・∀・)

帰りは名古屋駅ホーム「住よし」のきしめん、オバチャンが冷凍麺を大鍋にポンポン投げ入れてましたが、これやっぱり美味いんですよね~



今回は冷やしかき揚げにしましたが、この冷凍麺を入手したい…

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キングカメハメハ産駒で、東京と京都外回りと阪神外回りのG1で連対したのは以下の10頭で、レッツゴードンキとエアスピネル以外はSir Gaylord≒SecretariatやRivermanやMill ReefやBold Bidderを通じるナスキロのクロスか、もしくはトニービンを通じるHornbeamのクロスを持っています

アパパネ:母系にBold Bidder
ドゥラメンテ:トニービン
ラブリーデイ:トニービン
レッツゴードンキ:なし
リオンディーズ:Sir Gaylord
ローズキングダム:Mill Reef,Secretariat
ロードカナロア:Secretariat=Syrian Sea
エアスピネル:なし
ケイアイエレガント:Secretariat≒Sir Gaylord
フィフスペトル:Riverman

レットゴードンキもエアスピネルも走りを見てのとおり明らかにピッチ走法で、本来は小回り内回りベターな脚質というべきですが、ドンキの桜花賞は62.5-11.3-10.7-11.5と超スローで逃げてピッチの速さで突き放した勝利、スピネルの朝日杯2着も60.0-11.9-10.8-11.7という上がり特化のレース

ようするに極端な上がりだけの競馬にならないかぎり、直線の長いコースの大レースでキンカメ産駒が勝ち負けするにはナスキロかHornbeamのクロスが必要で、キンカメ産駒が芝をストライドで走るにはこのどちらかのクロスが必要であると

トゥザワールドを皐月で◎にしたもののダービーと菊で下げたのも同じような理由で、母系にナスキロもトニービンも持たずピッチで走るからで、けっきょく東京や外回りではMill Reefクロスを持つタガノグランパが先着したのでした

今年のオークスはアットザシーサイド、エンジェルフェイス、チェッキーノとPOG推奨のキンカメ産駒が3頭出てきますが、エンジェルフェイスはレディアルバローザ(ヴィクトリアマイル3着)の全妹で母系にSir Gaylord、しかしアットザシーサイドとチェッキーノは母系にナスキロもトニービンも引いていません

配合に素直な前チャンピオンサイアー(4)~東京G1で好走したキンカメ産駒は、みなナスキロのクロスだった(2)
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/9da23315b01de3a41341d71dac7fe1f1

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「3歳勝ち馬評価」先週ぶんを2頭更新

2016-05-18 13:47:45 | グルメ

先ほど「望田潤の3歳勝ち馬評価」先週ぶんを2頭更新しました

昨夜は深草の「近善」で人生初すっぽんを体験(・∀・)







こういうゼラチンものには目がないんですが、フグよりもしっかりした出汁が出るので、それが染みた焼き豆腐や焼き葱が美味い



内臓の刺身はもちろん絞めたばかりですから新鮮、見た目はちょっとアレですが、レバーが鶏と似た食感でごま油で食うとビールがすすむ



そしてここは刺身も絶対はずさない、大間のウニも道民納得レベル

あと写メるの忘れましたが、最高に感動したのが鰻で、白焼きとタレ焼きが半身ずつ出てきたんですが、「炭火でジックリジックリ焼くんで、予め注文入れといてもらわないと、それに合わせて焼きはじめるんで」という焼き上げ具合がもう絶品(・∀・)

そういえば来週のナスキロ会は新宿で鰻らしいんですが、関西焼き鰻の最高峰を食らってしまい、恐ろしくハードルが上がってしまったことをお知らせしておきます

三人で17時半から閉店23時近くまですっぽんミニコースと鰻と刺盛りで飲んで食って、それで一人諭吉一枚いかないというコスパも最強の名店

今日はこれから名古屋入りして、栗山求ちゃんと名古屋グルメを堪能してきます(・∀・)

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第11回ヴィクトリアマイル回顧~一頭だけうなるマイラー

2016-05-17 09:58:38 | 血統予想

東京11R ヴィクトリアマイル
◎7.ルージュバック
○12.クイーンズリング
▲15.ショウナンパンドラ
△2.スマートレイアー
△6.マジックタイム
×10.ミッキークイーン
×16.シュンドルボン
注13.ストレイトガール
注18.ショウナンアデラ
ルージュバックは徐々に独特のしなやかなフォームを取り戻しつつあり、前走は決して適コースとはいえない中山1800mで、2キロ重い56キロでしかも落鉄してのあの力走。復調なったとみていいのではないか。出走馬ではスマートレイアー、ウリウリ、ミッキークイーンも母系にブラッシンググルームの血を引くが、この馬が最もブラッシングルームの美点を受け継いでいるという評価は変わらない。パンドラやミッキーよりはマイル適性も高いはずで、東京の良で真価を問いたい。

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ストレイトガールは昨年が1.31.9(58.9-33.0)、今年は1.31.5(58.1-33.4)で1600mを走破、昨年よりは早目の追走でしたが直線での反応はあまり変わらず、一頭だけ違う加速でイン伸び馬場を突き抜ける完勝でした

「手応えが抜群で、いい感じで直線に向きました」(戸崎)
「ストレイトガールの後ろにつけられましたが、マイラーの勝ち馬とはギアの変わり方が違いました」(浜中)

両者のコメントがレースの全てを物語っていて、「みんな若いのに、これぐらいのペースをフウフウ言いながら追走してどうすんの?」と言わんばかりで、1000mを58秒で追走し、なおかつ4角で持ったままでうなっていたのは7歳のストレイトガールだけでした

ミッキークイーンもショウナンパンドラもさすがG1馬という脚はみせたけれど、でもやっぱりマイルの緩みないペースではオークスやJCのようには弾けず、それはブエナビスタが中距離馬の格と斬れ味で勝ち負けにまで持ち込むけれどアパパネを差せずヒカルアマランサスに手を焼いたのと同じで、2000や2400ほどは4角でうなっていないし直線弾けない

前にも書きましたが、サラブレッドの競走体系はヒトの陸上競技に置き換えれば全部中距離の範ちゅうですから、だからサラブレッドの距離適性なんてものは根本的なスプリントやスタミナだけが問われるようなものではなくて、1000~4000mの中でその距離のペースが最も走りやすいからその距離がベストなのだ、というようなものでしかない

33秒で先行して34秒で上がるか34秒で追走して33秒で差すか、スプリンターとはそんなレースが得意な馬たちのことであり、13秒台のペースを馬ナリでトボトボと燃費よく長い間走れる、ステイヤーとはそんな馬たちのことであり、1600mを58秒で追走し34秒で上がる、そんなレースに向いたスピードの持ち主がマイラーであると

当該距離の然るべきペースを馬ナリで追走して4角でうなれるスピード、つまりスピードの質こそが距離適性を決める最も重要なファクターで、私もこの馬は○○○○mがベストだろうなんてよく書いてますが、道中のポジション云々よりも追走がスムーズで4角で持ったままでうなっているかどうかがポイントやと思っていて、ベスト距離では行っても差しても、少々ズブい馬でも4角でうなってるもんです

ミッキークイーンにしても阪神牝馬Sの自身のラップは59.8-33.3ですから、これは1600mを中距離馬のペースで追走して中距離馬の斬れ味で追い込んでいるわけで、それが58.0-34.0で走破しなければならなくなると、ストレイトガールとの距離適性の差、中距離馬とマイラーとの違いが露わになってしまう

「ヴィクトリアマイルで好走する馬たちはTom Fool的でHalo的でRed God的な走りをすることが多く、良馬場の東京芝マイルを58秒-34秒で走破するのに適した自在味のあるスピード、というべきかもしれない」(「実はダンスインザムードが勝ったときから…」)

出走18頭全てがサンデーサイレンス持ちで、16頭が「1/4サンデー」で、レッツゴードンキとカフェブリリアントが「1/8サンデー」だった今年のヴィクトリアマイルにおいて、一頭だけ「これぞマイラー」という回転の速さで抜け出したストレイトガール

Halo的Tom Fool的スピードをマイルのスピードとして最も体現していたのは昨年の覇者だった、という動かしようのない現実を突きつけられて、グウの音も出ないまま京都競馬場を後にしました

それにしても繁殖入りの予定を一年延ばし、阪神牝馬を完全に叩き台にして、昨年以上の完勝で連覇とは藤原英厩舎恐るべし

強い中距離馬はたくさんいるけれど、実はケイアイエレガントより骨っぽいマイラーはいない、とまで読んでの引退撤回やったとしたら、なおのこと恐るべしです

ストレイトガールの配合については何度も書いてきたので、下記エントリ、昨年のヴィクトリアマイル回顧などを参照してください

ルージュバックは直線で外へ外へ持ち出しながら追い出されていて、ゴール前で右手前に替えてやっとエンジンがかかりましたが、あれは馬が馬群を割るのを躊躇していたのでルメールが外に出そうとしたように見えました

そういえばこの馬は馬群を割って差したことが一度もなくて、もともとコーナリングも上手なほうではないんですが、たとえば桜花賞の4角での反応の悪さは馬群の中にいたからというのもあったのかと…

そんな課題は残りましたが、ゴール前の脚を見るかぎりは、ほぼ復活なったとみていいんじゃないかと思います

第10回ヴィクトリアマイル回顧~「マイラーとは何ぞや」を問う逃げ
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/9fc2d72b6e8685c56851914466812d13
実はダンスインザムードが勝ったときから、ヴィクトリアマイルはTom Foolの支配下にあった
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/0c71dc4129a790d6a27909c4bdddc1ca

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5/14,15の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2016-05-16 09:03:50 | POG

■『ディープインパクト好配合リスト(2013)』で栗山求が推奨したサトノアラジン(牡5歳)が土曜東京11R京王杯スプリングカップ(G2・芝1400m)を勝ちました。

○サトノアラジン(牡・母マジックストーム)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2011104063/
新馬戦を素晴らしい瞬発力で差し切ったラキシスの全弟。ダートOPに出世したエスケープマジック(父 Maria's Mon)の半弟。母はモンマスオークス(米G2・ダ9F)勝ち馬。「ディープ×Storm Cat」はアユサン、キズナ、ヒラボクディープなどと同じ。500kg前後の馬格があればかなり楽しみ。(栗山)

■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2014)』と『望田潤のPOG好配合馬リスト(2015)重賞勝ち馬の弟妹編』で望田潤が推奨したピッツィカート(牡3歳)が土曜京都4Rの未勝利戦(芝1800m)を勝ち上がりました。

★シルクホースクラブ
ピッツィカート(牡)
父ゼンノロブロイ
母ディクシージャズ(トニービン)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013105976/
牡 募集価格:3500万円
レッドデイヴィスの3/4弟でデルタブルースの甥。母ディクシージャズはトニービン(Hyperion5×3・5)×Dixieland Band(Hyperion4×5・5・6)で自身はHyperion4・6・6×6・7・7・8・8、血統表の3/4はHyperionのクロスで塗り固めた配合です。一方残りの1/4のところにはHaloとニアリーなSir Ivorが入るので、米血主体で体質が硬くないサンデー系種牡馬との配合に向いた繁殖牝馬といえ、レッドデイヴィスの父アグネスタキオンもレッドラヴィータの父スペシャルウィークも血統表の3/4は米血中心です。本馬の父ゼンノロブロイも米血に偏った血脈構成なので(特に芝の大物を出すには)母か母父か母母が欧血中心であることが望ましく、Hyperionが強い欧血トニービンを母父にもつ産駒にはハートビートソングやギンザボナンザが出ています(当クラブでは3年前にヴィルトグラーフをピックしました)。配合パターン的にはレッドデイヴィスに比肩する活躍も期待でき、しぶとさや粘り強さに長けた中距離馬。(望田)

○ピッツィカート(牡、ゼンノロブロイ×ディクシージャズ)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013105976/
レッドデイヴィスの3/4弟でデルタブルースの甥。この牝系はトニービン×Dixieland BandでHyperionが強く(ディクシージャズはHyperion4・6・6×6・7・7・8・8)、かつSir Ivorの血を引くので、米血の強いサンデー系(アグネスタキオンやスペシャルウィークやダンスインザダーク)との配合で成功してきた。ゼンノロブロイとの配合でもHalo≒Sir Ivor3×5は同じ。しぶとい中距離馬に期待できる。

■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2014)』で栗山求が推奨したレッドイグニス(牡3歳)が日曜東京3Rの未勝利戦(芝1800m)を勝ち上がりました。

★東京サラブレッドクラブ
レッドイグニス(牡)
父ハーツクライ
母ルンバロッカ(Sri Pekan)
牡 募集価格:3600万円
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013105722/
2代母の父 Fabulous Dancer は父ハーツクライと相性がよく、この血の組み合わせを持つJRA出走馬わずか6頭から、ギュスターヴクライ、カポーティスターという重賞勝ち馬を送り出しています。芝中距離を得意とするアウトオブシャドウも現時点で3勝を挙げており、本馬はその全弟です。母ルンバロッカは伊1000ギニー(G2・芝1600m)の勝ち馬。繁殖牝馬としてはこれまでに、JRAで出走した6頭の産駒のうち5頭が勝ち上がり、そのうちクロスカップリング(父ダイワメジャー)が毎日杯5着、ロッカヴェラーノ(父マンハッタンカフェ)が皐月賞6着、前出のアウトオブシャドウ(父ハーツクライ)が青葉賞8着と、産駒はコンスタントに重賞で上位に食い込んでいます。ギュスターヴクライ、カポーティスターが古馬になって頭角を現したように、完成は遅いかもしれませんが、着実に成長して重賞戦線に加わっていく姿が想像できます。兄以上の活躍を期待したいところです。(栗山)

■日曜新潟11R赤倉特別 ナスノセイカン(POG・望田)
■日曜東京11Rヴィクトリアマイル2着 ミッキークイーン(ディープ・栗山)

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ピッツィカートは一口とPOGのダブル推奨やったので、期間内で勝ち上がってくれてひとまずよかったよかった(・∀・)
例によってスタートがあまりよくなく後方から、イン伸び馬場を外から差し切って着差以上の内容ではありましたが、自身の上がりが35.0ですからそんなに鋭く斬れたというわけではなく、やっぱりこの馬の一番の長所はHyperion的な持続的な脚を使えるところで、だからもう少し前で立ち回れるようになってほしいですかね~
まあこの牝系ですから(母はHyperionイン4・6・6×6・7・7・8・8)まだまだ成長するだろうし、距離ももっと延びていいと思ってます

これから大阪方面へ出かけなければならなくなったので、ヴィクトリアマイルの回顧は今晩に…

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日曜のボツ予想~そろそろレオアクティブの季節

2016-05-15 10:11:53 | 血統予想

栗東は◎キングズガード
母がSquanderを4×4でクロスするキングヘイロー黄金配合で(SquanderはBusanda≒Better Self2×3)、若い頃から◎で狙ってきたお手馬ですが、ようやく本格化かという5歳を迎えての2連勝
シニスターミニスターはA.P.Indy系にしてはクロスがうるさくないので、オリジナルスピンとかダッシングハニーとか、クロスのうるさい名繁殖の尻に敷かれていいタイプの種牡馬といえます

赤倉は◎レオフラッパー
レオアクティブの妹で、母レオソレイユはNorthern Dancer3×4、Bold Reason≒Never Bend4×5、ヴィミー5×4の父母相似配合
昨夏の札幌で突然ビシバシと追い込みを決め2連勝、兄同様の夏馬疑惑があり、気温上昇と距離延長と軽ハンデと外伸び馬場、一変の材料が揃いました

京都芝はDコースになって土曜はどちらかといえばイン伸び優勢の様相、最終は内枠を引いた◎ダノンマッキンレーで
「こそばゆい狙いは新潟福島小倉の芝1200mの内枠で、高確率で複穴が出ている」(『パーフェクト種牡馬辞典』フジキセキの「馬券チェック」より)
「内枠のフジキセキ」なんて言い方もしますが、過去5年でみてもフジキセキ産駒は全芝[218-190-231-1839]連対率16.5%単回値87複回値83、1~3枠に限定すると[82-59-79-613]連対率16.9%単回値117複回値93、更に芝1200~1400mの1~3枠に限定すると[43-21-40-247]連対率18.2%単回値144複回値110
フジキセキ産駒がなぜ内枠で穴を出すのか→Bold Ruler的忍者走法を受け継いだ産駒が内々を小器用に立ち回っているからではないか→Bold RulerがONになっている産駒は、当然平坦小回り芝短距離を得意とすることが多いはず
TARGETのデータと血統表をリンクさせて考えるにしても、これぐらいの帰納と演繹で裏は取りたいですよね
ダノンマッキンレーはBold RulerというよりはHalo3×4の機動力で1200を走っているというべきですが、芝1200mの勝ち鞍はいずれも平坦コース、しかし平坦芝1200mで1~2枠には引いたことがないだけに(3枠には2回入っていずれも4着)、前走出遅れてしまった松若くんが前々走の好位イン差しのイメージで乗ってくれば面白い

「No.1予想」ではヴィクトリアマイルを、「馬券総合倶楽部」ではヴィクトリアマイルと青竜Sと葵Sを予想していますので、日曜もよろしくお願いします
今日もこれから競馬場に出向くので、G1回顧は月曜になると思います

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土曜のボツ予想~Sir Gaylordが都大路を下る

2016-05-14 09:47:18 | 血統予想

京都6は◎ヒラボクミライ
ヒラボクキングやヒラボクレジェンドの下で、Ribotクロスの力馬っぽさ十分な中距離馬、同じマンハッタンカフェ×Rahyのメイショウクオリアとまあまあ似たタイプで、時計かかる芝&ダートの兼用とみているのでこの初ダは手を出してみたい

京都7は◎アドナルシー
ここまで勝ち上がったアンライバルド産駒5頭は、トウショウドラフタもバルダッサーレもモウカッテルもハートイズハートもいずれもマイル近辺で活躍
アンライバルドは典型的な中距離血統ですから多分に気性的なものもあるのでしょうが、曲がりなりにもレッドアヴァンセを封じた京都内マイルで見直してみたい

白川は▲ヤマカツライデンの緩めない逃げなら上がりはかかるとみて◎ビップレボルシオン
持続力だけで追い込んでるような馬で、芝2000m以上でゴール前が12秒以上かかったときは⑥②①④③③②①④④⑥②④、2400mでは③②④、上がりがかかっても甘いことは甘いんですが圏内まではきます(まあ3人気の馬で「圏内までは」と言われてもねえ…)

ここ2年の都大路Sは、エイシンヒカリ(Sir Gaylord≒Secretariat6×4)、グランデッツァ(母母父父Habitat)、ディサイファ(Sir Ivor5×6)と、Habitat~Sir Gaylordの“下る力”が明らかに優勢
今年はディープ×Gone WestでSir Gaylord≒Secretariat6×5で京都外[2-1-1-0](3着は京都新聞杯)の◎ガリバルディと、ディープ×Storm CatでSir Gaylord≒Secretariat6×4で京都外[2-0-0-0]の○ラングレーからひねりようがない…

「No.1予想」では京王杯SCを、「馬券総合倶楽部」では京王杯SCと東京6Rを予想していますので、今週もよろしくお願いします

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競馬道OnLine G1スペシャル予想~ヴィクトリアマイル

2016-05-13 15:29:15 | お知らせ

3月に発売された『パーフェクト種牡馬辞典 2016-2017』(自由国民社)の関連企画として、同書の編集を担当した競馬道OnLineのサイトにて、この春も高松宮記念から宝塚記念まで、栗山求と望田潤がG1レースを交代で予想します

今週のヴィクトリアマイルは望田潤の担当で、有力馬3頭(ショウナンパンドラ、スマートレイアー、ミッキークイーン)の血統分析と直前予想を行います

有力馬分析は無料公開、予想は有料会員のみ閲覧できますので、よろしければご覧ください(血統分析で取り上げた3頭がそのまま予想の順位となるわけではありません)
http://www.keibado.ne.jp/sp2016/

小島友実さんの「G1の馬場すべて教えます」や、競馬道調教マスターの調教予想もぜひ参考になさってください

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