2000ギニーに勝ったGalileo Goldはミオスタチン遺伝子がCCなのでダービーには向かわないそうですが、体質はもちろん体型もGreen Desert丸出しですよねあれは
ヴィルシーナがヴィクトリアマイルを連覇したときの自身のラップは、14年が58.0-34.3で13年が58.4-34.0
だから昨年のミナレットの逃げはたしかに速かったけれど(56.9-35.3)、2番手のケイアイエレガントは57.9-34.0で走破しているわけで、ヴィルシーナと同じようなペースで先行して流れ込んだわけで、ミナレットの逃げに幻惑されてケイアイエレガントと後続との差が4角でも3馬身以上あったところがおかしなレースだったと
ケイアイエレガントという馬は母系にHabitatが入るだけにややトモが非力で前輪駆動で、逃げて下りで後続を引き離しにかかった京都牝馬Sとヴィクトリア2着がベストパフォといえますが、走るフォームはBuckpasser6×5の影響も感じられて、ナスキロ柔いのだけれど緩慢ではなくTom Fool的に脚捌きに無駄がなくて俊敏さや機動力もある
Tom Foolが伝える無駄のない走法というのはHaloやSir IvorやRed Godとも相通ずるものがあって、Tom Foolの父でありRed Godの母父であるMenowと、Menowと3/4同血でSir Ivorの母母であるAtheniaと、Haloの母父であるCosmic Bombは、下記のようにPharamondとRoi HerodeとCommandoが共通するので、ここに「柔らかで無駄のないフォーム」を伝える因子があると考えられます
┌Pharamond
Menow
│ ┌Commando
│ ┌○
│┌○
└△┌Roi Herode
└△
┌Pharamond
Athenia
└△ ┌Commando
│ ┌○
│┌○
└△┌Roi Herode
└△
┌Pharamond
Cosmic Bomb
│ ┌Commando
│ ┌○
│ ┌○
│ ┌○
│┌○
└△ ┌Roi Herode
└△┌○
└△
何が言いたいかというと、Halo≒Sir Ivor≒Red God3・5×4・5のヴィルシーナも、Buckpasser6×5のケイアイエレガントも、母がHalo≒Red God2×4のホエールキャプチャも、Tom Fool6×6(+Halo)のマイネイサベルも、そして最近の名馬では最もTom Fool的と言っていいアパパネ(Tom Fool7×7)も、ヴィクトリアマイルで好走する馬たちはTom Fool的でHalo的でRed God的な走りをすることが多く、良馬場の東京芝マイルを58秒-34秒で走破するのに適した自在味のあるスピード、というべきかもしれません
アパパネのTom Fool的な無駄なく俊敏なフォーム
https://www.youtube.com/watch?v=HUSzO0fInw0
シャルールはHalo、Backpasser、4代母Moonmadness(父Tomfool)の血を持っていないますね。
調教評価もいいようですし、内枠から初音のようにうまく流れに乗れれば