栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

本日5/13発売『サラブレ』『UMAJIN』6月号

2016-05-13 13:58:01 | お知らせ

本日5/13発売『サラブレ』6月号、特集はもちろん「ダービー・オークス」
http://www.enterbrain.co.jp/sarabure/book/
私はPOG2歳企画「望田潤による名牝の子と名馬の弟妹配合診断」にて、40頭あまりの良血馬たちをビシバシと斬っておりますのでぜひご一読ください

同じく本日5/13発売『UMAJIN』6月号、巻頭特集は「ダービー、オークス、安田記念、ヴィクトリアM」
http://www.uma-jin.jp/
私は連載「血統・駆け込み寺」、こちらも時期的にPOGネタ中心になっており、ダイワメジャー産駒の選び方などについて書いていますのでよろしくお願いします

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実はダンスインザムードが勝ったときから、ヴィクトリアマイルはTom Foolの支配下にあった

2016-05-13 09:49:06 | 血統予想

2000ギニーに勝ったGalileo Goldはミオスタチン遺伝子がCCなのでダービーには向かわないそうですが、体質はもちろん体型もGreen Desert丸出しですよねあれは

ヴィルシーナがヴィクトリアマイルを連覇したときの自身のラップは、14年が58.0-34.3で13年が58.4-34.0

だから昨年のミナレットの逃げはたしかに速かったけれど(56.9-35.3)、2番手のケイアイエレガントは57.9-34.0で走破しているわけで、ヴィルシーナと同じようなペースで先行して流れ込んだわけで、ミナレットの逃げに幻惑されてケイアイエレガントと後続との差が4角でも3馬身以上あったところがおかしなレースだったと

ケイアイエレガントという馬は母系にHabitatが入るだけにややトモが非力で前輪駆動で、逃げて下りで後続を引き離しにかかった京都牝馬Sとヴィクトリア2着がベストパフォといえますが、走るフォームはBuckpasser6×5の影響も感じられて、ナスキロ柔いのだけれど緩慢ではなくTom Fool的に脚捌きに無駄がなくて俊敏さや機動力もある

Tom Foolが伝える無駄のない走法というのはHaloやSir IvorやRed Godとも相通ずるものがあって、Tom Foolの父でありRed Godの母父であるMenowと、Menowと3/4同血でSir Ivorの母母であるAtheniaと、Haloの母父であるCosmic Bombは、下記のようにPharamondとRoi HerodeとCommandoが共通するので、ここに「柔らかで無駄のないフォーム」を伝える因子があると考えられます

┌Pharamond
Menow
│  ┌Commando
│ ┌○
│┌○
└△┌Roi Herode
 └△

┌Pharamond
Athenia
└△  ┌Commando
 │ ┌○
 │┌○
 └△┌Roi Herode
  └△

┌Pharamond
Cosmic Bomb
│    ┌Commando
│   ┌○
│  ┌○
│ ┌○
│┌○
└△  ┌Roi Herode
 └△┌○
  └△

何が言いたいかというと、Halo≒Sir Ivor≒Red God3・5×4・5のヴィルシーナも、Buckpasser6×5のケイアイエレガントも、母がHalo≒Red God2×4のホエールキャプチャも、Tom Fool6×6(+Halo)のマイネイサベルも、そして最近の名馬では最もTom Fool的と言っていいアパパネ(Tom Fool7×7)も、ヴィクトリアマイルで好走する馬たちはTom Fool的でHalo的でRed God的な走りをすることが多く、良馬場の東京芝マイルを58秒-34秒で走破するのに適した自在味のあるスピード、というべきかもしれません

アパパネのTom Fool的な無駄なく俊敏なフォーム
https://www.youtube.com/watch?v=HUSzO0fInw0

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「3歳勝ち馬評価」先週ぶんを更新&雑感

2016-05-11 18:24:52 | 血統予想

先ほど「望田潤の3歳勝ち馬評価」先週ぶんを3頭更新しました

昨夜は北新地「くちばし」さんにて第8回「さっさん会」



いつものメンツ+新規加入のDeepcompactさんとゆーなさん、総勢7名で終電まで飲んできました、みなさまお疲れさまでした





いつ食っても美味い「紀州 うめ鳥」

さっさんについてもちょこっと偲んでおきましたが(^ ^;)、まあ「さっさん会」の名のもとに競馬好きのオッサンたちが集って、競馬の話をワイワイしながら飲むのが一番の供養やと思うのでね

なお今年はオークスデーから東京入りして、ダービー観てから札幌に戻るスケジュールにしました


◆Habitatの“下る力”

スマートオーディンは完ぺきに折り合ったとまでは言えなかったものの、こういう馬をなだめながら乗るのは戸崎は本当に達者
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013101522/

おまけにHabitat的柔らか前輪駆動で走るだけに京都外回りは最も末脚が斬れる舞台で、京都新聞杯が上がり11.8-10.8-11.9、毎日杯が11.3-10.6-11.4、このみんなが下りながら最速ラップを叩き出しているところを持ったままで交わし去ってしまうのはすさまじい

母系のHabitatが表現されているという意味でエピファネイアをマイルに寄せたような馬だと書いてきましたが、たしかに下りの加速力はエピファに匹敵するものがあり、京都外1800mで戸崎が乗れば3歳最強かも

Princely Giftも“下る力”に優れた血ですが、Habitatのほうがピッチが速く、キタサンブラックやタマモベストプレイの下り方はPrincely Gift的で、グランデッツァやケイアイエレガントの下り方はHabitat的ですね


◆Rivermanとヴィクトワールピサとフレンチの鉄人

アジュールローズはわりとNijinsky~Caerleonの影響が強い体型だし、母系のKaldounやRivermanのフレンチな斬れも感じさせる走りで、ダービーは大幅な相手強化になりますが、東京2400の適性でいうなら父よりも高いといえるのではないかと
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013105798/

ここまでオープンや500万下の芝レースで掲示板に載ったヴィクトワールピサ産駒は11頭いますが、うち7頭がナスフリート(Gold DiggerやRivermanやMill ReefなどNasrullah+Count Fleetの組み合わせ)のクロスを持っており、残りの4頭のうち3頭はMr.Prospectorそのもののクロスを持っており、つまりジュエラー以外はナスフリートを増幅した配合をしています(アジュールローズはGold Digger≒Rivermanを通じるナスフリートのクロス)

力馬っぽい体質が多いヴィクトワールピサ産駒に芝向きのしなやかさを補うにはナスフリートのクロスが有効のようで、だからたとえばMr.ProspectorとMill Reefを持つキングカメハメハとの配合も悪くないはずで、ヴィクトワールピサ×キングカメハメハは中央にはクラウンマグマ一頭しか出走例がないですが、ここまで[0-2-0-3](芝は[0-2-0-0])ともうすぐ勝てそう

Rivermanといえば、湘南のストーンウェア(母母父Irish River)はRivermanらしい斬れ味を存分に引き出したルメールの差し切りでしたが、このように母系にRivermanが入る馬にルメールが乗ったときの芝成績は[22-18-15-58]、勝率19.5%(騎乗数100以上の騎手の中で2位)、連対率35.4%(同1位)、複勝率48.7%(同1位)、単回値103複回値90、重賞勝ちはウオッカとリアファルとタッチングスピーチとサトノノブレス

ちなみにルメールの芝成績全体は勝率15.7%連対率28.6%で、「Rivermanのエエのが手に入ったから、何かチャチャッと美味いもんつくってくれ」こんなオーダーはフレンチの鉄人にとってはお手のものでしょうね

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5/7,8の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2016-05-09 12:16:26 | POG

■『ディープインパクト好配合リスト(2015)』で栗山求と望田潤がダブル推奨したタイムレスメロディ(牝3歳)が土曜京都4R未勝利戦(芝1400m)を勝ち上がりました

◎タイムレスメロディ(牝・母アコースティクス)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013105756/
シルクホースクラブで募集価格4000万円。日本ダービー馬ロジユニヴァースの4分の3弟。母には4年連続でネオユニヴァースが交配されてきたが、方向転換してディープインパクトが付けられた。産駒の配合は兄に比べても劣らない。2代母ソニンクはランフォルセ、ノーザンリバー、ルミナスポイントなどを出している名繁殖牝馬で、父と相性のいいMr.ProspectorとNureyevを併せ持っている。また、母アコースティクスはNorthern Dancer4×4で、その片方がDanzigを経由するという好パターン。本馬が持つAlzao≒Green Desert3×3はおもしろい。配合の骨格はミッキーアイルに似ているが、兄がダービー馬なので中距離もこなせるだろう。(栗山)

◎タイムレスメロディ(牝、母アコースティクス)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013105756/
ロジユニヴァースの3/4妹で、ランフォルセやノーザンリバーの姪にあたる。この牝系の牝馬とディープインパクトとの配合はこれまで例がないが、ソニンクはMachiavellian×Nureyevだからハルーワスイート(ヴィルシーナの母)と同じ組み合わせ。母父Cape CrossはDanzig系のマイラーで、母はNorthern Dancer4×4。桜花賞路線でやれる。(望田)

--------

これで昨年の「ディープインパクト好配合リスト」で取り上げた馬は21頭が出走し16頭が勝ち上がりとなりましたが、まだ勝ってないアッフィラート、ハンナ、サングムーンは小柄な牝馬で、正直いうと馬格を確認できないまま選んでしまったというのが主な敗因で、そのへんは2016年版ではもう少し神経質にチェック入れてはいます

まあ基本的には血統屋さんが好配合だと判断したものを選んでいるので、馬体重がいくつだとか育成が順調だとかどこの厩舎に入るのかとか、そういう情報を売ってる商材ではないので、そこは皆さんが加味してください…ということで

タイムレスメロディは「一口好配合ピック」で取り上げようか迷って、ちょっと馬格がないので様子見してたら満口になってしまい、その後470ぐらいまで増えたということでPOGでは推奨したんですが、新馬戦に出てきたときは414キロ、やっぱり馬格がないぶん少し非力で、現状は京都の1400あたりが合っているんでしょうが、高野厩舎ですから古馬になってもっと肉がついて一皮むけてくることを期待しましょう

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第21回NHKマイルC回顧~プラチナ配合、Hペースで本来の輝き

2016-05-09 10:23:11 | 血統予想

東京11R NHKマイルC
◎4.メジャーエンブレム
○5.ロードクエスト
▲7.トウショウドラフタ
△3.アーバンキッド
×8.イモータル
×13.シゲルノコギリザメ
注12.ハクサンルドルフ
注15.ストーミーシー
メジャーエンブレムの桜花賞はアルテミスSと同じ罠に陥ってしまった敗戦で、いつも同じことを書いているがダイワメジャー産駒に小細工は無用。58秒を切るぐらいで行って35秒で上がって92秒台で走破すれば、少なくとも例年の勝ち馬ぐらいのパフォーマンスは出せるはずだし、土曜の東京芝は外差しが全くきいていなかった。
ロードクエストはけっきょくはマイネルレコルトのようなキャラに落ち着くのだろうか?東京マイルで追い込みに徹したらスプリングSより斬れそうだし、前走で最内を突いたのがイン伸び馬場で伏線となるか。
トウショウドラフタはジェイドロバリーが母父だけにG1で◎を打てる馬かが微妙で、たしかにサドラーズウェルズ≒ナンバーの3/4同血クロス3×3は光るが、メイショウマンボ(キングマンボ≒ジェイドロバリーのニアリークロス3×3)ほどの大技を使った配合ではないから、G1でカウントスリーを取れるのかどうか、そこが最後まで引っかかった。
イモータルはここからダービーに行くのだろうし、私も東京向きと思うがまたマイルに短縮するのはあまり賛成できない。能力上位は認めるが重い印は回さなかった。
ハクサンルドルフは「ナスルーラとハイペリオン」の組み合わせ特有のナタの斬れが武器で、ちょっと緩慢だが東京向きの末脚は押さえたい。
ストーミーシーの母は全3勝が東京と外回りのマイル戦で、前走はフロックではないしここで更にパフォーマンスを上げる可能性も。
ティソーナは東京なら1400mベストだろうし、ダイワメジャーの先行型だから◎に付き合わなければならないのも苦しいか。

--------

メジャーエンブレムが各レースで刻んだラップは、アルテミスSが60.8-33.3、阪神JFが58.7-35.8、クイーンCが57.8-34.7、桜花賞が59.6-34.2、そして今日が57.7-35.1

予想コメントに書いたように、58秒を切るぐらいで行って35秒で上がって92秒台で走破すれば、クイーンCやJFと同じぐらいの、歴代のNHKマイルC勝ち馬に匹敵するぐらいのパフォーマンスは出せると思ってました

そしてメジャーエンブレムが横綱相撲で勝つときは他の先行勢は壊滅し、2着3着には差し追い込みがくるのも同じ

ロードクエストはプラン通りには運べたと思うし展開も向いたし、池添はこの馬の持ち味である東京向きの斬れ味を発揮させたと思いますが、体型的には1800前後が適距離で、ダービーとなると後ろで脚をタメれば斬れるだろうし好走するでしょうが勝ち負けまではどうかなと

「こんなにムキになって走っていたのは初めて」と田辺はコメントしていましたが、トウショウドラフタが持つSadler's Wells≒Numberの3/4同血クロス3×3は、リオンディーズが持つNureyev≒Sadler's Wells4×3やレッツゴードンキが持つKingmambo≒ジェイドロバリー2×3同様、前向きな気性を伝えすぎる傾向はあり、SpecialやForliはちょっと生真面目で一生懸命走りすぎるのです

イモータルは出来はデビュー以来最高に見えましたが、明らかにマイラーではなく中距離馬ですから1000mを58秒で追走してしまうと苦しく、今までは60秒で追走して終い斬れるという、1600mでも1800mでも中距離馬のレースをして好走してきた馬ですからね

メジャーエンブレムは「ダイワメジャー黄金配合4ヶ条」を全て満たすプラチナ配合で、下記のようにカレンブラックヒルもコパノリチャードもプラチナ配合
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013105840/

(1)ニアリーDroneな血(Sir IvorやCaerleonやPast ExampleやRed Godなど)をHaloに合わせてスピード&機動力アップ
→Polish Precedentの母Past ExampleがTom Fool+ナスキロのニアリーDrone、またRed Godも入る

(2)「Hyperion+Donatello」やLe Fabuleux≒WordenなどをLady Angelaに合わせてPretty Pollyいじり
→母系に入るサンプリンスの母父がWorden(Wordenはコパノリチャードの母系にも入る)

(3)斬れ味に欠けるダイワメジャー産駒が大レースを勝ちきるには先行ごり押ししかなく、Wild Riskの燃える気性を母から取り込み、うなりながら先行するぐらいの馬が大成する
→母キャッチータイトルはWild Risk6×5(カレンの母はLe Fabuleux4×4、コパノの3代母はWild Risk3×4)

(4)マイルG1をうなりながら先行ごり押しするには母父に底力が必要で、本格派中距離馬の肌から大物が出ている
→母父オペラハウスはキングジョージの勝ち馬(カレンの母父Grindstoneはケンタッキーダービー馬、コパノの母父トニービンは凱旋門賞馬)

母キャッチータイトルはオペラハウス×Blushing Groom×ナスキロ2本(Mill Reefとボールドラッド)ですからテイエムオペラオーの母と配合のアウトラインがよく似ていて、Blushing Groomの美点が表現されているのもオペラオーと同じでそこが私好みで、パワーごり押しに見えて最後苦しくなってから全身でしなってストライドを伸ばすことができるのですが、桜花賞やクイーンCはしなる前にビュンと交わされてしまったという負け方でした

だから典型的なパワーマイラーではなく、(やはりBlushing Groomの美点が表現されていて追って美しくしなった)ホエールキャプチャなんかと似た距離適性だろうと思ってます

日曜の重賞回顧~ここも先行押し切り、ダイワメジャー黄金配合ver.2016
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/1e5c8b2d7b4f562fc277005550748582

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日曜のボツ予想~強い4歳の玉虫

2016-05-08 10:12:26 | 血統予想

ケンタッキーダービーはNyquistが人気に応えて快勝、この馬の配合はずっとほめてきたので過去エントリを参照してください
http://www.pedigreequery.com/nyquist
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/49797eb5550782d118e5dfa0a9f182ca
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/8b8426881876e8e0e0542c9a49251d61
父のUncle Moは現役時代は3連勝でBCジュヴェナイル勝ち、傍系のGrey SovereignにNorthern Dancerクロスを重ねた配合で、A.P.IndyもStorm CatもMr.Prospectorも引かずに2歳チャンピオンになるぐらいの能力をみせた時点で、種牡馬としての成功は約束されていた、というべきかもしれません
日本でも新馬を楽勝したエイシンヒマワリは母がTapitの全妹でPulpit×Unbridledという目もくらむ良血ですが、こういう目もくらむほどの良血牝馬との配合が決まりやすい、というのが種牡馬Uncle Moの強みだろうと
ラニはストライドで走るダート馬なので、A.P.Indy系が庭とする大箱ベルモントで期待したい(・∀・)

新潟大賞典はトップハンデでも○フルーキーが人気、この馬については中山記念タイプだとデビュー当時から書きつづけていて中山記念で堂々のベストパフォーマンスを叩き出したと思ってますが、ちょっと渋った新潟外2000mのスローというのは中山記念で要求される資質適性とそんなにベクトルは違わない
良まで乾けばノベンバーで11.4-11.0-11.6を並ぶまもなく差し切った▲ショウナンバッハの斬れ味でいく手もありますが、◎サトノラーゼンはディープにCaerleonですからダノンシャークのような柔らかストライドで走りたいのですが母父がRoberto系なのでパワーや機動力も兼備しており、瞬発力も斬れ味も持続力も際立ったものがない玉虫キャラのダービー2着馬
そんなタイプだけに稍重のスローの新潟大賞典という何とも中途半端な舞台が合っているように思うし、ここなら4歳最強をうたって◎が打てるのではないかと
来週はさっさん会なので、☆ダコールの単勝を100円買ってもってくつもりですが、良まで乾いてこれだけ当たったりして(^ ^;)

湘南は◎ストーンウェア、Riverman的なナスキロ柔いストライドは戦績どおり長い直線向き
Birdstone(北米二冠)×Geiger Counter(Kingmamboやジェイドロバリーと似た配合)で中距離×マイラーの組み合わせですから、ベストは大箱1800の先行とみていますが、ルメールとは二度目のコンビで好位のインで運べそうで、土曜の東京芝は外差しが全くきかなかった

ブリリアントは充実一途○のRibotのお化けアポロケンタッキーと、東京で同斤になって雪辱したい▲ドコフクカゼが人気ですが、このオッズならば馬券的には◎イースターパレードを絡めたい
母父A.P.Indyが強い長手の中距離馬で、準オープンを勝ったときも京都1800で一番外をストライドロスなくジワジワ捲ったという勝ち方で、東京では距離不足の1600m以下しか走ったことがないですが、この馬東京2100がベストコースやと思うんですよ

立川は◎ナンヨーマーク、3走前の大山4着が前残りを上がり1位で大外一気、まさにアフリート魂全開の追い込みでした
ここは前が薄い組み合わせですが、外枠ならばいったん下げる必要はないので、中団あたりから差せないかと

土曜の駿風ではマイネルラヴ×Never Bendのブライトチェリーが得意の直千で復活を告げる8人気3着、そろそろ夏馬の上昇に気を配る季節になってきましたが、鞍馬はキングヘイロー×マイネルラヴでベストパフォが昨夏の北九州短距離S勝ちの◎メイショウライナーでいってみますか

「No.1予想」ではNHKマイルCを、「馬券総合倶楽部」ではNHKマイルCとわらび賞を予想していますので、日曜もよろしくお願いします
今日は昼から競馬場へ、NHKマイルの回顧は月曜になる模様

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土曜のボツ予想~外回りで重厚に差す

2016-05-07 09:32:51 | 血統予想

ケンタッキーオークスに勝ったCathryn Sophiaは母のMineshaft×Unbridledという並びが繁殖牝馬として最高で、これだけでケンタッキーオークスぐらい勝っても納得ですな
http://www.pedigreequery.com/cathryn+sophia

矢車は◎フォールインラブ
父ダノンシャンティがHalo3×3など父母相似配合、母母Gold FlorenlyがNorthern Dancer3×4、母父EfisioがHyperion系でNorthern DancerもTurn-toも持たない(Nearcoのクロスすらない)堂々の1/4異系という好配合
父が持つMillicent≒Mill Reef4×5にRiverman(Never Bend+Princequillo+Count Fleet)とNureyev(ナスペリオン)を合わせて重厚なナタの斬れでズドーンと差すので、スマートオーディンのような回転の速さはないですが距離延長も外回りも間違いなくプラス
○ペプチドサプルは強いですが京都外回りで斬れ味抜群という馬ではないので、これを射程圏に追い出せば差せる可能性は少なくないだろうと

六波羅は◎マラムデール
ライラプスの全妹でフサイチリシャールの3/4妹、前走が良血開花を思わせる強い勝ちっぷりでまだ上にいけるマイラーでしょう

「No.1予想」ではプリンシパルSを、「馬券総合倶楽部」ではプリンシパルSと京都新聞杯を予想していますので、今週もよろしくお願いします

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競馬道OnLine G1スペシャル予想~NHKマイルC

2016-05-07 08:16:23 | お知らせ

3月に発売された『パーフェクト種牡馬辞典 2016-2017』(自由国民社)の関連企画として、同書の編集を担当した競馬道OnLineのサイトにて、この春も高松宮記念から宝塚記念まで、栗山求と望田潤がG1レースを交代で予想します

今週のNHKマイルCは栗山求の担当で、有力馬3頭(メジャーエンブレム、ロードクエスト、トウショウドラフタ)の血統分析と直前予想を行います

有力馬分析は無料公開、予想は有料会員のみ閲覧できますので、よろしければご覧ください(血統分析で取り上げた3頭がそのまま予想の順位となるわけではありません)
http://www.keibado.ne.jp/sp2016/

小島友実さんの「G1の馬場すべて教えます」や、競馬道調教マスターの調教予想もぜひ参考になさってください

土曜は「No.1予想」でプリンシパルSを、「馬券総合倶楽部」でプリンシパルSと京都新聞杯を予想していますので、今週もよろしくお願いします

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「3歳勝ち馬評価」4/23~5/1ぶんを更新&雑感

2016-05-06 08:47:12 | POG

先ほど「望田潤の3歳勝ち馬評価」4/23~5/1ぶんを3頭更新しました

◆ディープ×Storm Cat×War Relic

「配合パズル」のくりがしらさんが発見した黄金配合ですが、ディープインパクト×Storm Catは、キズナ、エイシンヒカリ、アユサンなど、母母のところにWar Relic≒Eight Thirty≒Good Exampleの血が入る(つまり母がEight Thirtyのニアリークロスを持つ)のが成功しやすい

ディープインパクト×Storm Cat×Caroはエイシンヒカリ=エイシンティンクル、ヒラボクディープ、ミッキーグッドネスと出走4頭全て勝ち上がりですが、Caroの父フォルティノの母父がWar Relic直仔Relicなのです


◆エンパイアメーカー×フジキセキ

エンパイアメーカー×フジキセキはGana Facil≒ミルレーサーとImage of Reality≒Marston's Millという二つのニアリークロスになる妙味ある組み合わせで、栗山さんもミカエルシチーを一口ピックで狙ってましたが、4/24京都で勝ち上がったブライティアレディはエンパイアメーカー×ダイタクリーヴァでこれも狙いすました配合、このように母系にミルレーサーの血を引くエンパイアメーカー産駒は15頭出走で8頭が勝ち上がり

┌In Reality
Image of Reality
│┌Cornish Prince
└△

┌In Reality
Marston's Mill
│┌Cornish Prince
└△

5/13発売『サラブレ』6月号のPOG特集でも取り上げましたが、2歳ではミラクルレジェンドの初仔コンプリートベストとエイジアンウインズの14がエンパイアメーカー×フジキセキですね


◆気温25℃の東京はラトロ肩天国?

ヴァンキッシュランは母がSadler's Wellsとラストタイクーンを通じるBold Reason≒Never Bend4×6とBuckpasser5×6で、気温上昇とともにラトロ肩がほぐれて良化を辿ってきた部分もあるのではないかと青葉賞の回顧で書きました

2着レッドエルディストもゼンノロブロイ×Mill Reefですからラトロ肩気味で、9R秩父特別ではサトノスティング(母母ファイナルデスティネーションがラストタイクーンとSadler's Wellsを通じるNever Bend≒Bold Reason5×3)にレーヴデトワール(ゼンノロブロイ×Riverman)とNever Bend経由でラトロ肩を受け継ぎ夏場に実績のある馬が2着3着、晩春SのマカハはラストタイクーンとIrish Riverを通じるMill Reef≒Riverman5×3

こういう夏の洋芝で好走するような血統走法の馬がボチボチ調子を上げてくる時期ともいえるし、また今の東京芝はそういうタイプが好走しやすい少しタフな馬場ともいえるかも

日曜はマイネルサージュ、テルメディカラカラ、ジェラシーとハービンジャー産駒が3連勝、デインヒル≒Ameriflora2×3らしい掻き込み走法のウインクルスーパーまで勝ち上がるデインヒル馬場でもあり、関西ならば京都芝より阪神芝を好むような馬がよく好走してました(京都芝もちょっとタフでハービンジャーの好走が目立ちましたが)

「ロンスパ戦になったので、ヴァンキッシュランとレーヴァテインの持続力の差が露わになった」と書きましたが、今の東京芝はナスキロ柔すぎないディープのほうに向いた馬場、という言い方もできるかも


◆ドリームジャーニー産駒のピッチ走

土曜の京都芝内1400mでスマートシモーヌが勝ち上がり、これでドリームジャーニー産駒は全[16-14-13-102]で芝[14-12-11-74]、中山芝[6-5-2-16]京都芝内[2-1-0-7]新潟芝内[1-1-2-3]小倉芝[0-3-2-3]が得意コース

いっぽうで東京+京都外+阪神外は[1-0-2-17]と直線の長いコースは苦手、ノーザンテースト4×3の遺伝力はなかなか強力でピッチで走る産駒が多いです


◆Storm Cat≒ロジンスキー

前に雪うさぎのボツ予想でも書きましたが、ゆきつばきを逃げ切ったブロワは父メイショウボーラー母母父ロジンスキーで、Storm Cat≒ロジンスキーのニアリークロス(Storm Bird≒NijinskyとSecretariat≒ボールドラッドなどが共通)3×3

私が調べた限りでは、このニアリークロスを持つ馬は他にタマブラックホール(父ブラックタキシード,4勝)しかJRAには出走例がなく、ロジンスキー持ち繁殖には試す価値大いにアリと思われます

ロジンスキーの母はHabitatの3/4同血ぐらいの妹で、ブロワもHabitat的前輪駆動で走るので平坦芝1200がピッタリですね

日曜新潟で勝ち上がったロードプレミアムも母系に入るHabitatの影響で後駆の蹴りが非力で、京都だとヴァンキッシュランと叩き合いになるぐらい走る馬なのですが、阪神だと最後の坂でいつも重心がフワッと高くなってしまう

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かしわ記念かんたん予想~今年もブラスペ会で

2016-05-05 10:21:54 | 血統予想

同じマイル戦でも、かしわ記念はフェブラリーや南部杯と違って一周コースなので、フリオーソにエスポワールシチーにコパノリッキーと、「RobertoとMr.ProspectorとSpecialの黄金のトライアングル」を配合の軸とした機動力とパワーに富む馬が強く、フェブラリーや南部以上にコーナー加速力に比重をおきたいレースといえます

昨年は黄金トライアングルがマイルは忙しいクリソライト(ゴールドアリュール×エルコンドルパサー)しかおらず、今年は◎コパノリッキー(ゴールドアリュール×ティンバーカントリー×リアルシャダイ)がこの枠からふつうに出れば、4角で突き放しにかかって逃げ切りとみたいです

14年かしわ記念 馬ナリで捲るコパノリッキー
https://www.youtube.com/watch?v=6eWWiAQ5QbQ
13年かしわ記念 エスポの逃げに4角でついて回れたのはホッコータルマエだけ
https://www.youtube.com/watch?v=TM7Dn-R0ckY

Secretariat≒Sir Gaylord的ストライドで走るモーニンはパフォーマンスダウン必至とみて、Deputy Minister×フジキセキの砂黄金配合サウンドトゥルーが相手

フレンチデピュティの父母相似配合でもあり、フレンチが強い体型走りからマイルも対応可能、展開に恵まれたとはいえ日本テレビはひと捲りで先頭に立っており、船橋1600mでもある程度捲れるとみました

◎○と◎→○→ノンコベストで

GW前から山積みだったお仕事がようやく片付いてきたので、これから2週ぶん溜まっている3歳勝ち馬評価に取りかかります…2週ぶんのリプレイ観ないと

かしわ記念かんたん回顧
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/c90a9c3ff52b954e3520eced94bfbf7b
かしわ記念「ブラスペ会」強すぎ
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/44db83d115a24a8649cdc7b9dcbf4cd8

コメント (21)
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