花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

観音崎「横須賀美術館」・その2

2008年05月18日 | 美術館&史跡巡り

ランチを楽しんだレストラン「アクアマーレ」の隣のドァーの奥に「横須賀美術館」の展示場がありました。
上の写真は振り返って見た入り口からの眺めです。
芝生の向こうに、明るい東京湾が望めました。



こちらが正面の受付ですが、全体的にとてもモダンな雰囲気です。
この日は「中村岳陵」特別展をやっていました。



横山大観などと同じ頃に活躍した日本画家です。
透明感あふれる上品な作品に心が和みましたが・・・
レストランの順番待ちが出るほどの混雑に比べ、展示場は主に中高年の女性が二人三人居るだけの静けさでした。


<>

こちらは常設の展示コーナーです。マウスオンでご覧下さい。
船の窓を思わせる丸窓から自然光が入ってきて、柔らかい光の中で作品が楽しめます。


エントランス部分の丸窓からも東京湾が望めました。

地上2階、地下2階、総ガラス張りの美術館の建物は、自然との調和を考えた設計になっているそうですが・・・
とても近代的なイメージです。

海と森に囲まれた絶好のロケーションの中にあることから、ここでプロポーズをしようという趣旨の「恋人達の聖地」として認定されたとか
神奈川県では「箱根彫刻の森美術館」に次いで2件目だそうです。
どうやら「若者達を取り込もう」というコンセプトのようですね。



こじんまりとした別館の「谷内六郎館」が別棟にありました。
谷内氏が観音崎公園近くにアトリエを構えていたのが縁で、週刊誌の表紙を飾った原画が横須賀市に1300余点ほど寄付されたそうです。

ほのぼのとした絵が郷愁を誘いますね。
若者でなく、オジさんオバさんが喜ぶ絵だと思いますが・・・

谷内六郎さんの絵とともに「週刊新潮は明日発売されま~す」というフレーズのTVコーシャルが、未だに耳に残っていますもの



                              

別館を見終わってから敷地の外に出て、道路を渡り海辺に行ってみました。


右の丘の上に白い「観音崎灯台」が見えています。
谷内六郎さんの絵に描かれている灯台です。
この辺りが、房総半島との距離が一番近いところ・・・
浦賀水道の難所ですね。



灯台のある「県立観音崎公園」の駐車場下から歩きやすい木道が続いていて、膝に優しいボードウォークが楽しめます。
「海と緑の1万メートルのプロムナード」の一部だそうです。


「観音崎京急ホテル」が見えるところに来ると、ベンチコーナーがありました。
ホテルや美術館よりも更に海に近い絶好の場所です。
ここでお弁当を食べるのがサイコーと思いましたよ
そして船の写真を撮るにもね


<<

マウスオン・クリックで雰囲気を感じていただければ嬉しいです。

私たちもしばらくここでボォ~っとしていました。



のんびりとした磯釣りもいいですね。
何が釣れるのかしら?

もうここだけで満足して「観音崎公園」にも行かずに帰ってきました。
「久里浜緑地」まで足を伸ばしたら「ポピー」が見られたのですが・・・

帰宅してポストを見たら町内の「ウォーキングの会」の案内チラシが入っていて、5月のコースは「観音崎の9km」と書かれているではありませんか
私もオニギリ持って、潮風に吹かれながらあそこを歩いてみたくなりました。


※「横須賀美術館」の詳しい情報はこちらでどうぞ。
コメント (22)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 観音崎「横須賀美術館」・その1 | トップ | 港町「フリーマントル」 »
最新の画像もっと見る

22 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
花より団子 (marri)
2008-05-18 18:15:21
レストランは順番待ち、展示場はガラガラですか^^やっぱり^^
写真の縁取りが立体感を出しているのでしょうか?
どの写真も広々として、スッキリしています。
観音崎灯台って、「喜びも悲しみも幾年月」のラストシーンの灯台ですか?間違ってたらごめんなさい。
貴女の町内に住んでいたら一緒に今度は出かけられたのにね。とっても行きたい所です。私はやっぱり海が好きなんです。その狭い海峡を見ながらでも坂本竜馬を思ったりします。ペリーの艦隊も見えます。おにぎり持って行きたいなぁ~!
返信する
☆marriさんへ (naoママ)
2008-05-18 18:55:58
「喜びも悲しみも幾年月」は両親が映画もテレビも熱心で、私も一緒に観た覚えがあります。
懐かしい

調べた所、この「観音崎灯台」は、佐田啓二ふんする灯台職員が結婚して最初に赴任する灯台です。
気候も温暖で東京にも近いし、若い夫婦が希望いっぱいに生活を始めた場所です。
この後、北海道の石狩灯台に転勤します。

ラストは小学生だった私も何となく覚えていますよ。
娘夫婦が外国に赴任するために乗っている沖行く船を灯台から見送るんでしたね。汽笛がぼぉ~~~っと
あれは「御前崎灯台」だそうです。

私も昔はアルプスの見えるところに住みたいと思っていましたが、最近は穏やかな海が見えるところがいいなぁ~と思うようになりました。

世界に繫がっていて・・・
ロマンが感じられますよね。
marriさんのお住まいになっているところは「瀬戸内海」が近いのでは・・・
水の美しさでは負けますが、世界中の船が行きかう浦賀水道、いつでもご案内いたしますよ。
返信する
いいところですね。 (横浜のおーちゃん)
2008-05-18 21:09:07
前からうわさは聞いていて、高校の友人たちと葉山の近代美術館や横須賀の美術館へ行こうとかねがね話していました。
谷内六郎館もあるのですか。いっそう楽しそうですね。
海も楽しめるし、ぜひ行ってみたいです。
ご紹介ありがとうございました。
返信する
☆横浜のおーちゃんへ (naoママ)
2008-05-19 01:12:57
横須賀美術館は屋上もあり、ここからも東京湾が望めました。
谷内六郎館はさすがに人が入っていましたよ。
ノスタルジーの感じられる絵は、中高年にとっては胸がキュンとします。

美術館の裏山も海辺もハイキングコースが充実していました。
観音崎公園を中心に、是非学生時代のお仲間と歩いてみてください。
返信する
naoママさん、おはようございます (Jisama)
2008-05-19 05:48:22
前回のその1で、谷内六郎館の紹介が無いので、はてな?と思っていました。
わたしの記憶違いでなくて良かったです。

小学校6年の遠足で、観音崎灯台を訪ねた時に、今の天皇陛下、当時は皇太子にお会いして手を振ったことがあります。
その時の写真は新聞にも載ったのですよ。
「皇太子殿下に手を振る、○○小学校の良い子たち」、懐かしい思い出です。
返信する
潮の香り (山小屋)
2008-05-19 07:33:04
潮の香りが伝わってきました。
海で生まれて海を見ながら育ちました。
海は眺めているだけで心が落ち着きます。

連休に久し振りに故郷の海をみてきました。
ジッと眺めているだけで子供の頃が思い出されました。
夏なら泳いでいたことでしょう。

三浦半島にもしばらく行っていません。
城ヶ島あたりならいつでも行けそうなのですが・・・
機会があれば行ってみます。
返信する
横須賀 (えったん)
2008-05-19 10:34:47
横須賀には従姉妹がいるんですよ、横浜の観光地には行ったことがあるんですが、横須賀まで足を伸ばさずでした。

途中から綺麗なBGMが流れてきたのにはビックリ!!でしたが、海を眺めながらぼーっとしたい気分になりました。
返信する
海のそばの ()
2008-05-19 14:06:31
美術館、気持ち良さそうですね。
企画展と常設展、常設展はモダンアートのようで面白そうですね。
谷内六郎美術館、益々楽しそう~~。
海を眺めながらベンチのある所でオニギリ食べます(爆)
お天気の良い日に、すぐにでも行ってみたくなりました。
私の所からは京急品川から特急で便利です。

明日から鳥撮り遠征、トランクと三脚は送りましたが
撮影機材は手荷物、これが重くて一体持っていけるのかしら?
主人は私より重いのを手に入れましたので助っ人無し(泣)
出かける前から疲れております。(笑)
返信する
こんにちは (non_non)
2008-05-19 14:25:33
海の見えるところにある美術館は 珍しいですね
明るくモダンなデザインで 感じの良い美術館ですね

谷内六郎の絵を見ると 昔の週刊新潮の表紙を思い出して
懐かしいです

そして 雲ひとつない空と 穏やかな海・・・
気持ちの良い画像ですね
BGM入りマウスオン・クリックの3枚目の画像を見ますと
大きな貨物船の手前に 小さな船が見えますね
帆が見えないので ヨットではなく 釣り船でしょうか
思わず 「お~い」 と声をかけたくなります
返信する
☆jisamaさんへ (naoママ)
2008-05-19 17:44:53
この美術館、造りもモダンで若者をターゲットにしているようですが、別館の「谷内六郎館」は中高年がたくさん観覧していました。
特に平日は別館が目玉だと思います。

ここは横浜の小学生にとっては遠足の場だったんですね。
私は中目黒の小学校だったんで、ここまでは行っていませんが、家族で行った海水浴場がこの先の三浦海岸や逗子だったと思います。

皇太子ご夫妻に手を振った良い子たち・・・
少年時代のjisamaさんの姿が目に浮かぶようです。
私は新潟国体の時に遠くから拝見した思い出がありますね。
返信する

コメントを投稿

美術館&史跡巡り」カテゴリの最新記事