昨年の秋、紅葉の「妙高高原」を旅しましたが、最終日には長野に出て「善光寺」をお参りしました。
その様子をUPした時、ブログ仲間のmarriさんから「善光寺は来世の利益、北向観音が現世の利益をもたらすということで善光寺のみの参拝では片参りになってしまいます」とのご指摘を受けました。
今回のドライブ旅行を決めたとき、主人は真っ先に「北向観音に行こう!」と・・・
「まずは現世のご利益が大事!」とずっと気になっていたようです。
「北向観音」は”信州の鎌倉”と呼ばれている長野県上田市の「別所温泉」にあり、正式には「北向山常楽寺」という天台宗の寺院です。
平安時代初期の天長2年(825年)慈覚大師円仁によって開創された古い古いお寺です。
私たちは「別所温泉」にお昼過ぎに到着・・・
駐車場(500円)に車を入れて、狭いお土産屋さんの並ぶ道を進みました。
別所温泉は上田市の塩田平の西側に位置し、古くは「七久里の湯」と呼ばれ枕草子にも登場する信州最古の温泉だそうです。
鎌倉時代、北条氏が別院として使っていたことから「別所」という名前がついたといわれ、肌がなめらかになることから「美人の湯」とも呼ばれています。
正面に「北向観音」が見えてきましたね。
階段を登ると正面が「観音堂」でした(内部は撮影禁止)
ご本尊は千手観音菩薩で、昔からこの地方はもちろん広く県内外の信者が多く訪れ、厄除の観音様として親しまれていたようです。
「北向」の名は長野の善光寺の南向きと、向きあっているところから名づけられたもの・・・
善光寺と北向観音のご利益は一体のものなんですね。
ほとんどの神社仏閣は南向きに建てられているので、このような名前の由来になったのでしょう。
他には北の守りの鎮守様、札幌にある「北海道神宮」が北向きだったような気がします。
こちらが「北向観音」のご朱印です、「厄除け」とは嬉しい・・・
今年の私の運勢は”八方ふさがり”と出ましたもの
境内の鐘楼の裏に、この地方では珍しい大木のカツラの雄木がありました。
高さ22m、目通り5.5m、枝張り14mという大きなもので、北向観音の霊木とされています。
縁結びの霊木としてしたしまれているようですね。
戦前に発表された川口松太郎の長編小説「愛染かつら」で、ヒロインの高石かつ枝が津村浩三と、菩提寺のカツラの木の下で永遠の愛を誓う・・・
そのモデルとなった木として一躍有名になったらしい。映画も公開されて大ヒットだったようです。
「そんな物語は知らないわ」という方が多いかも知れませんね。
私だって戦前に公開された映画など観た事ありませんよ。
でも何となく知っている
♪花も嵐も踏み越えて~♪という歌も何故か唄える・・・
両親がお世話になっている施設に行くと、時々みんなで古い歌を唄っています。
その時は私も参加するのですが、若いスタッフさんはほとんど知らないのね。
気がついたら私が指導しています。
「青い山脈」「りんごの歌」「越後獅子」「君恋し」「月がとっても青いから」等など
オット、話しがそれました。
こちらは観音堂の西方崖の上に建てられた薬師堂で「医王尊瑠璃殿」と呼ばれています
現在の建物ははじめの建物が焼けた後、1809年(文化6年)に地元の薬師講の人たちによって再建されたものだそうです。
温泉の効き目にあわせて病気を除き解脱(なおすこと)するという深い温泉薬師信仰によるものとか・・・
午後1時を過ぎてそろそろお腹がすいてきました。
どこか探して「お蕎麦」を食べようと・・・
何の資料も持たずにウロウロ。オーストラリアを旅したときは、必ず最初に寄った「インフォメーション」も、日本ならどうにかなるさ!と通り過ぎてきましたものね。
どこで食事をしようかと迷い迷い「安楽寺」の表門まで来ると、「観光案内所」でもらったらしきパンフレットを眺めている中高年のご夫婦がいました。
ここは聞くのが一番手っ取り早い。
あちらもお蕎麦屋さんを探しているところでした。
4人で、一番近い「常楽寺」の門前近くにある「そば久」というお店に行き、みんなで「天ざるセット」をいただきました。
自家製の10割蕎麦が繊細な味を出していましたね。
ふる里の実家のお座敷で食しているような、素朴なやすらぎが感じられるお蕎麦屋さんでした。
東京の下町からやって来たというご夫妻は、「鹿教湯温泉」に三連泊しているそうです。
「宿は前日にネットで申し込むと凄く安いのよ。夜中の12時過ぎると当日申し込みと成り更に千円安くなる。平日だとほとんど取れるわよ。その上三連泊すると1日ごとに安くなって、信じられないお値段で日々温泉三昧を楽しんでいるの。」
私たちは会員制のホテルを使っているけど、それでも1万円近くはかかります。
この時です。「会員権の購入希望者が現れたことだし、手放そうかなァ~」と思ったのは、結局は売りませんでしたけど・・・
もう一つ結果報告
6月に鎌倉の「文学館」でNHKのインタビューを受けましたが、それが2週間も経ってからお昼の12時のニュースのローカル版で流れたようです。
ご近所の方々や仕事仲間、地区センターの利用者から言われて知りました。
本人の私は見ていないのですよ
おっとまたまた話しがそれました。
この日は30度を越える夏日でした。
4人で食後一緒に、「北向観音」の護り寺である「常楽寺」に向かいました。
旅は道づれ・・・ですね
道端にたくさんの花々が咲いていましたが、こちらは一体何というお花でしょうか?
スッキリとした青紫色に心が奪われました
常楽寺に向かう長い階段を登りながら「お二人のご趣味は山登りと聞きましたが、さっき安養寺前で最初に会ったとき、もう歩くのは嫌だから車で行こうという会話が聴こえてきましたよ」と冷やかされました。
「腹が減ると一歩も歩けなくなるのですよ」と主人。
「コンクリートの道路は弱いのですよ。昨日の山登りで足の筋肉が張っていて・・・」と私もいい訳です。
特に筋肉痛はありませんでしたが、膝に若干の違和感がありました
どうなる、夏山
その様子をUPした時、ブログ仲間のmarriさんから「善光寺は来世の利益、北向観音が現世の利益をもたらすということで善光寺のみの参拝では片参りになってしまいます」とのご指摘を受けました。
今回のドライブ旅行を決めたとき、主人は真っ先に「北向観音に行こう!」と・・・
「まずは現世のご利益が大事!」とずっと気になっていたようです。
「北向観音」は”信州の鎌倉”と呼ばれている長野県上田市の「別所温泉」にあり、正式には「北向山常楽寺」という天台宗の寺院です。
平安時代初期の天長2年(825年)慈覚大師円仁によって開創された古い古いお寺です。
私たちは「別所温泉」にお昼過ぎに到着・・・
駐車場(500円)に車を入れて、狭いお土産屋さんの並ぶ道を進みました。
別所温泉は上田市の塩田平の西側に位置し、古くは「七久里の湯」と呼ばれ枕草子にも登場する信州最古の温泉だそうです。
鎌倉時代、北条氏が別院として使っていたことから「別所」という名前がついたといわれ、肌がなめらかになることから「美人の湯」とも呼ばれています。
正面に「北向観音」が見えてきましたね。
階段を登ると正面が「観音堂」でした(内部は撮影禁止)
ご本尊は千手観音菩薩で、昔からこの地方はもちろん広く県内外の信者が多く訪れ、厄除の観音様として親しまれていたようです。
「北向」の名は長野の善光寺の南向きと、向きあっているところから名づけられたもの・・・
善光寺と北向観音のご利益は一体のものなんですね。
ほとんどの神社仏閣は南向きに建てられているので、このような名前の由来になったのでしょう。
他には北の守りの鎮守様、札幌にある「北海道神宮」が北向きだったような気がします。
こちらが「北向観音」のご朱印です、「厄除け」とは嬉しい・・・
今年の私の運勢は”八方ふさがり”と出ましたもの
境内の鐘楼の裏に、この地方では珍しい大木のカツラの雄木がありました。
高さ22m、目通り5.5m、枝張り14mという大きなもので、北向観音の霊木とされています。
縁結びの霊木としてしたしまれているようですね。
戦前に発表された川口松太郎の長編小説「愛染かつら」で、ヒロインの高石かつ枝が津村浩三と、菩提寺のカツラの木の下で永遠の愛を誓う・・・
そのモデルとなった木として一躍有名になったらしい。映画も公開されて大ヒットだったようです。
「そんな物語は知らないわ」という方が多いかも知れませんね。
私だって戦前に公開された映画など観た事ありませんよ。
でも何となく知っている
♪花も嵐も踏み越えて~♪という歌も何故か唄える・・・
両親がお世話になっている施設に行くと、時々みんなで古い歌を唄っています。
その時は私も参加するのですが、若いスタッフさんはほとんど知らないのね。
気がついたら私が指導しています。
「青い山脈」「りんごの歌」「越後獅子」「君恋し」「月がとっても青いから」等など
オット、話しがそれました。
こちらは観音堂の西方崖の上に建てられた薬師堂で「医王尊瑠璃殿」と呼ばれています
現在の建物ははじめの建物が焼けた後、1809年(文化6年)に地元の薬師講の人たちによって再建されたものだそうです。
温泉の効き目にあわせて病気を除き解脱(なおすこと)するという深い温泉薬師信仰によるものとか・・・
午後1時を過ぎてそろそろお腹がすいてきました。
どこか探して「お蕎麦」を食べようと・・・
何の資料も持たずにウロウロ。オーストラリアを旅したときは、必ず最初に寄った「インフォメーション」も、日本ならどうにかなるさ!と通り過ぎてきましたものね。
どこで食事をしようかと迷い迷い「安楽寺」の表門まで来ると、「観光案内所」でもらったらしきパンフレットを眺めている中高年のご夫婦がいました。
ここは聞くのが一番手っ取り早い。
あちらもお蕎麦屋さんを探しているところでした。
4人で、一番近い「常楽寺」の門前近くにある「そば久」というお店に行き、みんなで「天ざるセット」をいただきました。
自家製の10割蕎麦が繊細な味を出していましたね。
ふる里の実家のお座敷で食しているような、素朴なやすらぎが感じられるお蕎麦屋さんでした。
東京の下町からやって来たというご夫妻は、「鹿教湯温泉」に三連泊しているそうです。
「宿は前日にネットで申し込むと凄く安いのよ。夜中の12時過ぎると当日申し込みと成り更に千円安くなる。平日だとほとんど取れるわよ。その上三連泊すると1日ごとに安くなって、信じられないお値段で日々温泉三昧を楽しんでいるの。」
私たちは会員制のホテルを使っているけど、それでも1万円近くはかかります。
この時です。「会員権の購入希望者が現れたことだし、手放そうかなァ~」と思ったのは、結局は売りませんでしたけど・・・
もう一つ結果報告
6月に鎌倉の「文学館」でNHKのインタビューを受けましたが、それが2週間も経ってからお昼の12時のニュースのローカル版で流れたようです。
ご近所の方々や仕事仲間、地区センターの利用者から言われて知りました。
本人の私は見ていないのですよ
おっとまたまた話しがそれました。
この日は30度を越える夏日でした。
4人で食後一緒に、「北向観音」の護り寺である「常楽寺」に向かいました。
旅は道づれ・・・ですね
道端にたくさんの花々が咲いていましたが、こちらは一体何というお花でしょうか?
スッキリとした青紫色に心が奪われました
常楽寺に向かう長い階段を登りながら「お二人のご趣味は山登りと聞きましたが、さっき安養寺前で最初に会ったとき、もう歩くのは嫌だから車で行こうという会話が聴こえてきましたよ」と冷やかされました。
「腹が減ると一歩も歩けなくなるのですよ」と主人。
「コンクリートの道路は弱いのですよ。昨日の山登りで足の筋肉が張っていて・・・」と私もいい訳です。
特に筋肉痛はありませんでしたが、膝に若干の違和感がありました
どうなる、夏山
お久し振りです。ブログで何時も元気を
貰ってますよ、先日はご主人との旅の前日に
電話で失礼しました
5月に義母が96歳で亡くなり、慌ただしい
日々でしたが今度は、10日程前に息子の所に
孫が産まれ、気ぜわしい日々が続いてます。
naoママも8月は息子さん一家の引越しで
忙しく成りますね、嬉しい事に致しましょう。
何時もお花のアップに感激し、旅に参加して
楽しんでます
お身体大事にして下さい。
その節はコメントを頂きながら大変失礼致しました。
ブログ再開にもなかなか踏み切れずにおりましたが
そろそろ思い腰を上げて、またお仲間に入れて頂こうかな
と思っています。
ますますマイペースのブログになりそうですが、どうぞ
よろしくお願いいたします。
いつも綺麗な画像とお話をありがとうございます。
>善光寺は来世の利益、北向観音が現世の利益をもたらすと・・・
そういうことでしたか~、
何も知りませんで私は、片参りを2回ほどしておりました。
機会を見つけまして是非とも北向観音へお参りを考えたいと思います。
これからエネルギィッシュなnaoママさまには夏山登山が待っているのですね~。
どうぞ、お気をつけておでかけくださいませ。(*^_^*)
そんな、知ったらしい口きいてたんですね^^;;
ブログを通してお友達になった方が居ます。去年の秋、車が新しくなったのを機に900キロ飛ばして会いに行きました。
彼女は市のボランティアをされています。最大の関心事は真田幸村の「上田城」でした。色々丁寧に、詳しく案内して下さいました。
その時、ここへも行きました。かつらの木も、本堂も、そこから眺めた上田の町も思い出されました。そして由緒有る三つの温泉の中から一つ選んで入りました。初対面で初入浴です^^;;
貴女も、4人で珍道中になりましたね。楽しそう!
貴女の性格も、ご主人も。なんだか楽しくなってきますね^^☆
武蔵横手から五常の滝を眺めて登るとここにでます。
北を向いているというので、有名です。
ムラサキの花、ヒエンソウとかチドリソウとか呼ばれています。
英名ではラークスパーです。
園芸種ですが、なかなか人気がある花のようです。
4人目のお孫さんのお誕生、おめでとうございます。
男の子?女の子?
面倒見の良いtomokoさん、お手伝いは済んで、こちらに戻られたのですか?
古い世代が逝って、新しい世代を迎える・・・
私たち世代はその両方にかかわり、バタバタしていますが、自分の健康があってのものだね。
頑張り過ぎないように、適当に息抜きをしましょうね。
息子の家も今は内装に入り、お盆の頃には無事引越しとなりそうです。取りあえずはホッとしていますが、その後の我らの生活も少々変わってくるのでしょうね。
秋には叉会いたいですね。どこか場所のご希望はありますか?
何かとお忙しくなりますね、又楽しみもいっぱい。
ヤッパり、お互いに近いほうが心強いですから。
そう!お花はラクスパー =千鳥草
秋に種をまいて、自宅でも結構簡単に咲きます
移転前は我が家でも鉢植えで、結構楽しみました。
白、ピンク などありますよ。
突然のご不幸が襲って10ヶ月・・・
大きな哀しみを乗り越えられて、叉ブログの世界に戻っていらっしゃったのですね。
無理せず、少しづつ、少しづつ、外に目を向けて行きましょう。
強い味方になってくれるお嬢様が二人もいらっしゃいますもの、
そしてブログ仲間もみんな風のたよりさんが、お元気になられる日をお待ちしておりますよ。
ずっと鬱陶しい梅雨空が続いていましたが、今日は真夏を思わせる青空が広がり暑くなりました。
くれぐれも夏バテに気をつけて、ご自愛くださいね。
知ったら気になって・・・
そんな事が山ほどあるのでしょうね。
ブログは世界を広めてくれますね。実感です。
今日は叉突然真夏の空が広がり、朝方は我家から富士山が見えました。
こんな日は「高い山」はとても気持ちがいいのです。
いきたいなぁ~
でも最近はめっきり筋力が衰えて、自信がありません
「神社仏閣めぐり」の方が合う年齢になりましたが、これも結構脚力を要します。
この日歩いた歩数は一万歩を越えていました。
「現世のご利益の方が大事」と、北向観音に駆けつけましたよ。
帰りに上田城に寄りたかったのですが、時間がありませんでした。
ブログを通じてのお友達がボランティアのガイドさん・・・
「諏訪大社」にもそのような方々がいましたが、観光客としてはとても助かりますね。
「旅は道連れ、世は情け」・・・
まだまだmarriさんの足元にも及びませんが、私は山でも旅でもこれで通しています。
この方が想い出も深くなり楽しいですよね。