花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

久しぶりの北鎌倉(2)「浄智寺」

2020年07月09日 | 鎌倉散策
7月に入り、北上した梅雨前線が九州や岐阜・長野などの各地に多大な被害を出しています。
その豪雨の爪痕の凄まじさに唖然とするのみ・・・

ここ数年「心からお見舞い申し上げます」と言う言葉を、毎年この時期に記しているような気がします。
日本の自然はもっと優しかったはず、いつからこのように狂暴になったのでしょう



こちら横浜も連日雨が降ったりやんだりの日々が続いています。
先週から今週にかけては風雨共に強くて「今年の梅雨は暴れ梅雨だわ」と呟いたほどです。

それでも先週は4日間、今週は今の所3日間、恒例の朝のラジオ体操&散歩ができました
公園や家々の庭のアジサイに代わって、6月下旬からあちこちで咲いているのが「アガパンサス」

薄紫の大輪の花の横にひっそりと咲いている花を見つけました白もあります。まるで「高山植物」のような可憐さです

ラジオ体操仲間に聞くと「昼咲き月見草」と教えてくれました。

公園のユリはもう終わっていますが、家に戻ると我が家の庭のユリ漸くが咲き出していました



ユリは強い風に大きく揺れて、慌てて支柱を立てましたわ。

今朝は5時半過ぎに目覚め、ベランダに出て梅雨空を見上げてみると雨は降っていませんでした。
ラジオ体操参加の準備をしていると、TVから「緊急地震速報」が流れた
震源地は茨城県で震度4(横浜は震度3)、前回は千葉沖でしたね。

コロナ禍の中、豪雨水害に春から頻発している地震
日本は大丈夫かしら~

結局今朝はラジオ体操終了後に雨が降りだして、ご近所仲間のFさんと散歩を諦めて帰宅しました。

北鎌倉「浄智寺」(6月23日)
前回紹介した「東慶寺」の岩タバコが終わっていたので、私は次にお隣の「浄智寺」に行きました。

庭仕事&畑作業に精を出し、ブログの更新が延びてしまいましたが・・・
東慶寺から歩いて5分の「浄智寺」の紹介をしたいと思います。



東慶寺から歩いて5~6分の、臨済宗円覚寺派の禅寺の浄智寺は鎌倉五山第四位の
かつて大いに栄えたお寺ですが、自然豊かな中に存在する野生的な雰囲気が魅力です。

「寶所在近」の文字が掲げられた山門


その前の池には苔むした石の反橋がかかり、脇に鎌倉十井のひとつ「甘露ノ井」があります。
6月下旬のこの日は、池の脇にギボウシの花が咲いていました。

山門をくぐり、緑深い中の階段を登って行くと受付です。200円を払って境内に入りました。

鎌倉では珍しい唐様の鐘楼門
浄智寺は鎌倉幕府第5代執権北条時頼の三男である北条宗政が亡くなった折
その菩提を弔うために1281年頃に創建されました。



当時は中国(宋)からの渡来僧も多く、最盛期には七堂伽藍を備え、塔頭も11寺院に達しました。
現存する鐘楼門や本堂の様子などより、「宋風」という当時の中国の様式をうかがうことが出来ます。

2007年に再建された鐘楼門は「山居幽勝」の額が掲げられ、花頭窓のある上層には
1649年(慶安2年)の梵鐘が吊るされています。

浄智寺本堂。曇華殿(どんげでん)
暗くて写真には写っていませんが、本尊の木造三世仏座像は神奈川県の重要文化財に指定されています。



左から『阿弥陀・釈迦・弥勒』の各如来で、『過去・現在・ 未来』の時を象徴しているとか
各如来は衣の裾を台座に長くたらした様式で、鎌倉仏の特徴をよく表したお姿をしています。

本堂の曇華殿の裏側には鎌倉三十三観音霊の一つ観音菩薩像も祀られています。
趣ある茅葺きの書院の自然流のお庭を右に見ながら奥に進みます。



左側は山、道路わきに最後のアジサイが咲いていました。

裏山のやぐら
突き当りの「墓地」の前を右に折れるとやぐらが見えてきます。
お寺の裏手には谷戸が広がり、鎌倉ならではの風景が・・・
三方を山に囲まれ一方は海の鎌倉は平地が少ないハイキングで歩くと必ず目にするやぐらです



柔らかい鎌倉石の山を掘った祠(ほこら)をやぐらといいます。
やぐらは当時の僧侶が修行に使用したり、また地位の高い人のお墓などとして使用されていました。
平地が少ない鎌倉の特徴的な遺跡です。

布袋尊
この日の撮影目的の「岩タバコ」がある布袋尊がおあします左手の谷戸に向かいました。



タバコの葉によく似た葉が崖一面に生えていましたが、残念ながらお花の姿は見えませんでした



鎌倉七福神のひとつである布袋尊さま、福徳円満のご利益があると言われます。
お腹を撫でると元気がもらえると伝えられているので、多くの人々に撫でられたお腹は
とてもツルツルとしていますが、、、

コロナ騒ぎで布袋様には近づけない

書院
大正13年に建てられた風情ある茅葺の建物です。



庭園側から見ても、正面から見ても実に美しい佇まいです。

25年くらい昔、このお座敷で「精進料理」を食べた思い出がありますが
今はもうやっていないようでした。



奥のお庭にピントを合わせて、ズームで撮ってみました。
やぐらに向かう時は庭の向こう側の道を歩きましたね。

浄智寺の裏山、谷戸の奥には鎌倉大仏や銭洗弁天など鎌倉人気のスポットを結ぶ
ハイキングコースが伸びていて、、、
鎌倉でも人気の、葛原岡・大仏ハイキングコースの起点にもなっています。

浄智寺を後にした時はまだ11時を過ぎたばかりでした。
近くの円覚寺に向かうつもりで歩きだしましたが・・・

コロナ禍の中、私は不特定多数が利用する観光地や繁華街の「公衆トイレ」には
生理的に拒絶反応が出ます

クルーズ船ダイヤモンドプリンセス号を調査した際、各部屋のトイレの床に
一番多くのコロナウィルスが残っていたと聞いています。

そんな状態では半日の外出が限界です。私は「北鎌倉駅」に向かいました。

          

北鎌倉に行った週はシティーマダムに戻るべく、3カ月ぶりに美容院に行ったり
期限切れが迫っていた(息子夫婦に誕生祝でもらった)リラクゼーションコーナーの利用券を
使ってのマッサージを受けたりして、積極的に街にでましたが・・・

東京のコロナ感染者が日に日に増え、横浜も20~30人の感染者がでたりで
私は相変わらず、農家のおばさんしています。



花々や野菜は手をかければ応えてくれますね

連日キューリやトマトが採れて、朝の散歩がてら息子宅に届けたり
畑をやっていないご近所仲間に配っている今日この頃です。

そして今日の東京の感染者は224人とか、70%が症状の軽い20~30代だそうですが
いずれリスクの高い、中高年にも影響を及ぼすことでしょう。

先が見えないコロナ禍で、私の農家のおばさん生活はまだまだ続きそうですわ。


コメント (14)
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